絶望はあれど暗さはない。どんな状況であっても。プロジェクトがサクサク進んだ上巻とはうって変わって、トラブル続きの下巻。それでもやる気とユーモアを失わない主人公に感服する。これだけの宇宙SFをSF好き以外にも読ませる著者の手腕にも。本当に上手い。

恩田さんの曜日シリーズエッセイ。相変わらず本や映画に関する話に引き込まれるが、最初の『土曜日』と比べるとやや薄味になってきている気はする。火曜日が出るのはいつになるでしょうねぇ。

絶望はあれど暗さはない。どんな状況であっても。プロジェクトがサクサク進んだ上巻とはうって変わって、トラブル続きの下巻。それでもやる気とユーモアを失わない主人公に感服する。これだけの宇宙SFをSF好き以外にも読ませる著者の手腕にも。本当に上手い。

いやまぁ、最初からちょっと疑ってはいましたけどね。本当にそうなのかなって。案の定でしたね。しかしそれよりも森博嗣がいまさらこんなコテコテの舞台装置とサプライズを引っさげてミステリを書いたということのほうが驚きというか、これはファンサービスみたいな感じなんでしょうか。どうしたんですか森さん。いや楽しませてもらいましたけども。