ネタバレ装画にひかれた（和田誠さん）。でもページを捲る手が進まず…、数日経っても100ページくらい。殺人者と家政婦ジニーの日記が交互に綴られていて、読んでいたら単調に感じてしまいすぐ寝てしまう…、途中からパラパラ読み。結末はあっと驚くものだろうなと思っていたら、うん、そうだった。古い作品だけど読みやすい。ちょっと今の自分には合わなかったみたい。

ネタバレ良かった。「なんか読みづらいけど、この小説の雰囲気好きだなー」と思いながら読み始めた。「被害者」が誰か明かされないまま物語が進むのが面白い。一体誰だ？登場人物が多くて全く分からず、気になって読み続けた。結末で分かってからは「この人か！でもどうして？…ああ、そういう事か…」なかなか心にズシンとくる重たい話だった。でも最後の終わり方は印象的だったし、被害者を知った上でまた再読したくなった。★★★★☆

ネタバレ表紙がきれいなのと訳者にひかれて手に取った。スウェーデン・ミステリー。シリーズ物らしいけど、邦訳はこの1作のみ。なかなか面白かった。500ページ以上の長さだけど、続きが気になって、読みだしたらとまらない感じ。主人公の刑事３人がよく描かれてたのもよかったな。頭がキレて計画的な犯人の割には結末がバタバタしてたけど。異常な犯人の心理があまり描かれてないのが残念だった。虐待とかむごい話がよくでてくる北欧ミステリーだけど、個人的には国内小説より距離感があるから、読みやすい。★★★☆☆

ネタバレ第2弾。また成瀬あかりに会えた。今回は高3〜京大1回生。相変わらずの成瀬に安心する。世のため人のために役立つことをして、置かれた場所で咲く、みんなの理想の人だな。現実なら学生時代に変人扱いされて、そこから芽が出なくなりそうなものだけど、成瀬は強い。あたたかく見守る両親や親友に恵まれているからかもしれない。さらに仲間も増えたし、まさかの紅白に出場するし、楽しんで読めた。★★★★☆

ネタバレ主人公は脳性まひの14歳女の子。動けない話せない、できるのはじっと観察する事。ある日事件が起こり、まわりの人間の会話から推理して真相を突き止める。自分の意思をどう伝えれば？なかなか新鮮な視点で面白かった。ハラハラする場面もあって一気読み。解決までがちょっとあっさりしてるなあと思ったけど、そこは児童向け小説だからかな。読みやすく楽しめた。★★★☆☆