2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:2805ページ ナイス数:231ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/95739/summary/monthly/2024/3
「…イギリス市民革命のあとに資本主義社会がただちには成立しない。ほんらいのブルジョア的な勢力は、革命を妥協的に終結せしめた地主・商人の勢力と、あるいは対抗し、あるいは提携しつつ、中途半端に残された封建的な諸関係を利用して、農業革命と産業革命への路を準備する。それがいわゆる資本の本源的蓄積の程であるが、この過程では封建的諸関係の残滓がかえってこの過程をおしすすめるための有力な手段となるのである。」
「機械科学の成長は、容認しうる自然哲学として機械論という着想を生んだが、しかしそれ自体がルネサンスの魔術的伝統の帰結であったということは、思想史上のもっとも皮肉な逆説のひとつである。魔術からのがれた機械論が、ルネサンスのアニミズムを追いはらい、「降霊術師」のかわりに機械論哲学者を登場させるような哲学となったのである。」
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八十五億分の一w