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2023年12月の読書メーターまとめ

Kanonlicht
読んだ本
10
読んだページ
3304ページ
感想・レビュー
10
ナイス
1276ナイス

2023年12月に読んだ本
10

2023年12月のお気に入り登録
5

  • やまけん
  • mamegohan
  • アタル
  • POPEYE
  • さゆ

2023年12月のお気に入られ登録
5

  • やまけん
  • mamegohan
  • アタル
  • POPEYE
  • さゆ

2023年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kanonlicht
前作出版後に読者からたくさんの「変な家」情報が寄せられ、その中からつながりが見えてきた11の建物について調査するモキュメンタリー。建物の数が増え、それにまつわるエピソードもバラエティに富んでいて、次は一体どんな手法でくるのかと楽しみながら読んだ。一方で、最終的にそれぞれの建物について一応の考察は語られるものの、結局あれは何だったんだと思うこともいくつかあり、やや消化不良な点も。前作が映画化されるけど、図面から想像するからこその面白さはあると思う。
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2023年12月にナイスが最も多かったつぶやき

Kanonlicht

移動が多かったので結構読書時間取れました! あと投稿した『プレーンソング』のレビューが中公文庫の推し本フェアPOPに使われたそうです。実物見かけてませんけど(笑)2023年11月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3836ページ ナイス数:1344ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/967914/summary/monthly/2023/11

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2023年12月の感想・レビュー一覧
10

Kanonlicht
連続女性監禁殺人事件が世間を騒がせる中、娘が失踪した会社経営者。事件には彼自身の過去の因縁が絡んでいた。いくつもの事件が関わり合う構成は面白いけれど、やや詰め込み過ぎの感があり、狭い人間関係の中ですべての顛末を処理した結果、真相に意外性がなかったのが残念。連ドラ化されていたようだけど、展開的にも2時間のサスペンス劇場ぐらいだとちょうどいいのではと思った。
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Kanonlicht
表題作を含む4編の短編すべてに共通するのは、人と人の価値観の相違。例えば繊細さんという呼び名で話題になったHSPの人は、自分が気になるあらゆる物事について、他の人がそこまで気にしないという事実に傷つく。何を肯定し何に拒絶感を抱くかは人それぞれだとはわかっていても、親しい相手とはできれば同じ価値観を共有していたいという気持ちもすごくよくわかる。どれも心をざわつかせる物語だった。シュールレアリスム強めの「だいじょうぶのあいさつ」が好き。
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Kanonlicht
芥川、漱石をはじめ日本文学史に名を遺す文豪たちによる猫にまつわる短編の競演。作家は猫が好きというのはいつの時代も共通だけど、そこは文豪、視点に容赦がないというか、その死も含めて猫のありのままを描写している。いなくなるとか猫捕りにつかまることを割と当たり前に受け入れているのが、室内飼いが一般的になった現代とは違う距離感で興味深かった。宮沢賢治による猫の擬人化はさすがと思った。
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Kanonlicht
前作出版後に読者からたくさんの「変な家」情報が寄せられ、その中からつながりが見えてきた11の建物について調査するモキュメンタリー。建物の数が増え、それにまつわるエピソードもバラエティに富んでいて、次は一体どんな手法でくるのかと楽しみながら読んだ。一方で、最終的にそれぞれの建物について一応の考察は語られるものの、結局あれは何だったんだと思うこともいくつかあり、やや消化不良な点も。前作が映画化されるけど、図面から想像するからこその面白さはあると思う。
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Kanonlicht
年末恒例になった本書。元国連職員でロンドン在住の著者が、今回はイスラエル情勢やAI、SNS事情を中心に、日本人があまりよくわかっていない世界各国の日常を伝える。例年より小ネタが多めで、個人的には面白かった。日本に住んでいて本当によかったと思うと同時に、これからさらに国内も多様化が進むので、異なる文化のことを知っておくのは大切だと思う。世界の文化の終着点が日本だというのも興味深い。この国自体が年中万博みたいなものってこと。ホントに万博やる意味ある?
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Kanonlicht
小説家を目指す12人の生徒に対する1年間にわたる実践的な講義を文章化したもの。小説の書き方はもちろん、小説家としての在り方までを説く。新人賞を取ることよりも、小説家であり続けることのほうが難しいというのは、本当にその通りなんだろうな。デビューから『新宿鮫』のヒットまで28作も重版がかからず「永久初版作家」と言われたという著者の言葉には重みがある。文庫化にあたり追加されたあとがきで、当時の生徒12人のうち5人が小説家デビューしたとあり、かなり得るものの多い講義だったのだなとうらやましくなった。
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Kanonlicht
株式会社明治が全面協力。大手菓子・乳業メーカーの女子新入社員の奔走を、彼女に取り付く乳酸菌を語り部にして描く。本書でも言及されているとおり、まさに『もやしもん』。オタク女子の生態などをからめた世界観は面白いんだけど、やや要素を盛り込み過ぎかな。ちょいちょい挿入されるブルガリア受難の歴史はともかく、地方と東京のギャップだったり、家族間の葛藤なども出てくるけど、総じて広く浅くという気がしないでもない。ただ、変にジメジメせず終始さわやかに読める点は評価。あ、それもまた明治とのタイアップだからかな。
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Kanonlicht
作中で語られる黒岩涙香の多才ぶりがすごすぎて本当に実在した人物かと疑いたくなるけれど、それに乗じて本作を書き上げた著者も負けず劣らず。何しろ50作以上のいろは歌(完全パングラムというらしい)を作っただけでなく、それに謎を組み込むんだから、もはや偏執狂の域。おまけに連珠ときた。いったいどれだけの読者がついてこれるのか。謎を解くのが醍醐味のミステリでありながら、正答率なんてゼロでいい、解けるもんなら解いてみろといわんばかりの振り切り方は、むしろ気持ちよくさえ感じる
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Kanonlicht
著者が、うつで療養していた時期にケアの一環として出会ったボードゲーム。その効用と、そこから見えてくる社会の在り様について語る。著者と同世代の知識人が実際にボードゲームをプレイし、そこからの気付きを寄稿したパートが面白い。歴史や経済、コミュニケーションを学ぶのにこんなに適したツールはないのでは。また、運や偶然に左右され誰もが勝つチャンスがあるというボードゲームの理想形が、能力主義や格差社会へのアンチテーゼになっている点も興味深い。実際の社会はゲームのように簡単にはいかないけど。
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Kanonlicht
母から虐待に近い扱いで育てられ東京に逃げてきた娘と、父を早くに亡くし母と二人で手を取り合って生きてきた娘。それぞれが結婚という人生の大きな岐路に立つ中で、立ちはだかるさまざまな問題を描く。一読すると母ばかりが悪者に見えるけど、それは娘側の視点で語られるからで、親の心子知らずという言葉の通り、母の側から見ればおそらくまた全然違った物語になると思った。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/30(1987日経過)
記録初日
2019/02/05(1981日経過)
読んだ本
1104冊(1日平均0.56冊)
読んだページ
387919ページ(1日平均195ページ)
感想・レビュー
406件(投稿率36.8%)
本棚
0棚
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