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2024年8月の読書メーターまとめ

のざきち
読んだ本
11
読んだページ
3857ページ
感想・レビュー
11
ナイス
415ナイス

2024年8月に読んだ本
11

2024年8月のお気に入り登録
1

  • にゃおこ

2024年8月のお気に入られ登録
1

  • にゃおこ

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

のざきち
ネタバレ「検察側の証人」が読みたくて購入。個人的にはこちらの方が後半の怒涛の展開や、最期のどんでん返しの強烈さなどがコンパクトにまとまっていて(戯曲が少々苦手なので)読み易かったです。他の短編は怪奇・幻想系のノン・シリーズで、ポアロやミス・マープル物には無いクリスティーの別な一面が垣間見れたような気がして興味深かったです。
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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

のざきち

2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3017ページ ナイス数:400ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/976665/summary/monthly/2024/7 先月のkindle本のキャンペーンの影響でまた積読本が増えてしまいました。腐る訳でもないので、気長に楽しもうと思ってます。

yomineko@ヴィタリにゃん
2024/08/01 08:35

おはようございます🌞いつもナイスありがとうございます🎐🎐🎐今月もどうぞよろしくお願い致します🌸🌸🌸

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2024年8月の感想・レビュー一覧
11

のざきち
ネタバレ時は1907年。精神科医ガースの脳裡から離れない若い美貌の未亡人ベティ。そんな彼にトウィッグと名乗る警部からベティは元売春婦で恐喝もしている悪女と聞かされ、ベティの別荘に向かうガース。彼が海辺の小屋の中で見たものはベティと瓜二つの女が絞殺されている姿だった。しかも潮の引いた砂浜には足跡も無く…1961年物。犯人消失と足跡のない殺人というカー得意の題材なのですが、真相が少々複雑なので個人的には理解しづらかったです。また場面転換が唐突で、且つ訳文もかなり読みづらいのでカー好き以外にはお勧めしづらい内容でした。
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のざきち
ネタバレ新聞記者ゲオルグが名探偵レオ・カリングから借り受けた細菌学の権威スミルノ博士の日記。そこにはある晩博士が女優アスタ・ドゥールの殺害事件に遭遇しかつての恋人スティナが容疑者となり、カリングの力を借り東奔西走する博士の姿が描かれていた…1917年物。江戸川乱歩や横溝正史に多大な影響を与えたとされることで有名な作品。自分も題名だけは知ってました。最終章の名探偵の付記で客観性を担保するあたりが大正6年に書かれたとは思えない程当時としてはかなり先進的なプロットと思います。古さを感じさせない訳文で意外に楽しめました。
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のざきち
ネタバレ宇宙を股に掛ける名探偵ノーグレイが奇妙な惑星で遭遇する不可思議な大事件5作をまとめたSFミステリ短編集。推しはゴジラのような巨大怪獣が生息する惑星で発生した密室怪獣首切り事件の謎にノーグレイが命がけで(決して誇張ではない)挑む「怪獣惑星キンゴジ」。絶妙な伏線が張られたハウダニット物として秀逸。他の作品も奇想に溢れすぎていて、本書に真っ当なミステリを期待してはいけませんが「よくこんな話を思いつくなぁ」と感心するしかないくらい面白い作品集でした。
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のざきち
ネタバレ冷酷無比に被告を断罪することで知られるアイアトン判事の別荘で娘の婚約者が射殺され、傍らには凶器の拳銃を手にしたままの判事がただ一人。一転裁かれる身となった判事はクロかシロか、フェル博士の下した結論は...1942年物でポケミス版は「嘲るものの座」。本書はカー得意のオカルト趣味や不可能犯罪を封印しシンプルなプロットで勝負していますが、中盤までは読みづらい。ただ、スリリングな終盤の謎解きからラストのどんでん返しは、ご都合主義ながらもテクニックで上手くまとめられていると思います。乱歩曰く「カーの中級作品」。
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のざきち
ネタバレ英国に住む著者が選んだ「また行きたくなる」本屋さんの数々を、間取りや写真と共に紹介した本。運河に浮かぶ船や古い駅舎・元銀行の建物を利用した本屋。棚に隙間なく本を埋めたり(個人的にはバベルの塔のようにうず高く積まれたミステリのタワーが魅力的!)ワンコ入店OKな店、アナーキストやLGBTQ+御用達の店など個性的な店が並んでいます。いずれの店もオーナーや書店員さん達の地域に根付いた書店づくりの情熱がひしひしと伝わり、「行ってみたいなぁ」と思えるような書店ばかり。まるで英国を旅したような気分になる内容でした。
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のざきち
ネタバレ長野県の焔水湖の湖畔の別荘に集められた六人が一人また一人と異なる死因で殺され、やがて全員が死に、被害者の手記が残されていた…「芳林堂書店と、10冊」で復刊された作品。いきなり冒頭に「読者への挑戦状」があるのですが、真面目に読むと本格ミステリとしての様々な瑕疵の存在は否めません。しかし破天荒な雪密室のトリックや「兜虫の亡霊」の正体などがその瑕疵を補って余りある程の衝撃(笑撃⁉︎)を与えてくれます。マニアから「隠れた珍作」と称されるのも納得です。初心者以外の寛大なミステリ好きには一読の価値ありかもです。
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のざきち
ネタバレ下巻も怒涛の一気読み。九死に一生を得たボブが反撃に転じ、クビ寸前のFBI捜査官で誠意が取り柄のニックを相棒に首謀者たちを「成敗」する展開がお約束ながらも爽快すぎます。また舞台を法廷に移した終盤で伏線を回収した上で冤罪を大逆転で晴らす場面も痛快。ご都合主義と言われてしまえばそれまでかもしれませんが、これぞ米国のエンタメ小説の醍醐味。たまにはこういうハラハラドキドキしながら楽しむことのできる冒険小説も悪くない。上下巻の長さを感じさせない、面白さ満載の作品でした。
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のざきち
ネタバレベトナム戦争の英雄、伝説的スナイパーで現在は戦争で受けた傷がもとで隠遁生活を送るボブ・リー・スワガー。彼のもとに新開発の弾丸の試射依頼が舞い込むが、それは恐るべき陰謀による巧妙な罠だった。無実の罪の汚名を着せられたボブの反撃が始まる…kindle本。「このミス」2000年1位で「東西ミステリーベスト100」にもランクインしている冒険小説の名作。序盤は銃器の説明が多く辟易してしまいますが、事件が発生してからの展開が素晴らしくページを捲るのももどかしい程本書の世界観に引き込まれてしまいました。早く下巻読もう。
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のざきち
ネタバレ1860年、勝海舟や福沢諭吉、ジョン万次郎ら遣米使節団を乗せた咸臨丸は日米修好通商条約の批准書を交換すべく米国に向けて出航した。しかし船中では幽霊騒ぎや食料紛失、果ては死体消失事件も発生し事態は混迷を極める。福沢諭吉が事件の真相に迫る…実家発掘本で1983年物。日本初の遠洋航海に挑む登場人物たちの奮闘ぶりや歴史考証も緻密になされた幕末の読み物としてはかなり興味深い描写だっただけに、謎やトリックがあまりにも安直な「歴史ミステリー」に仕上がってしまったのは少々残念な気がします。いっそ歴史小説に仕上げたほうが…
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のざきち
ネタバレ「検察側の証人」が読みたくて購入。個人的にはこちらの方が後半の怒涛の展開や、最期のどんでん返しの強烈さなどがコンパクトにまとまっていて(戯曲が少々苦手なので)読み易かったです。他の短編は怪奇・幻想系のノン・シリーズで、ポアロやミス・マープル物には無いクリスティーの別な一面が垣間見れたような気がして興味深かったです。
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のざきち
ネタバレアイリスは通勤中に謎の女性に尾行されていることに気づいた。しかも帰宅すると元カレの情報部員アンドルーが来ていて当面ここに身を潜めたいと言い出し、家を追い出される羽目に。二日後その部屋から女性の他殺体が発見されアンドルーも消えていた…シリーズ第四作。事件そのものは小粒ながらも真相は意外で驚きでした。今回も第二次大戦後の英国の復興と共に逞しく生きる女性たちの姿がテンポよく描かれていて安心安定の面白さ。現在個人的に次作を楽しみに待っているシリーズ物の一つです。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/02/18(2192日経過)
記録初日
2016/12/11(2991日経過)
読んだ本
1306冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
500721ページ(1日平均167ページ)
感想・レビュー
816件(投稿率62.5%)
本棚
11棚
性別
血液型
A型
自己紹介

2019年2月から利用しているミステリ好きな一般人です。最近は母の終活も兼ねて時代小説も読み始めました。

【感想】
備忘録も兼ねているので、基本的には「あらすじ」と「感想」を記しています。極力ネタバレを避けた内容を心がけてますが、ネタバレは人により基準もまちまちなのでフィルターは常時オンにしています。

【ナイス】
自分にとっては「感想を読みました」の足跡です。

【お気に入り・お気に入られの皆さま】
いつも貴重な感想・レビュー・コメントをありがとうございます。2025年も引き続きよろしくお願いします。

【好みのミステリ】
ロジックよりトリック、ホワイダニットよりハウダニット、人間ドラマより冒険活劇、解答(真犯人)より過程(伏線)。

(2025.1.5)

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