読書メーター KADOKAWA Group

2025年2月の読書メーターまとめ

ぜぶら
読んだ本
27
読んだページ
7120ページ
感想・レビュー
27
ナイス
456ナイス

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2025年2月に読んだ本
27

2025年2月のお気に入り登録
1

  • ワスレミズ@ベルばら同盟会長

2025年2月のお気に入られ登録
2

  • ワスレミズ@ベルばら同盟会長
  • まあるいさん

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぜぶら
めちゃくちゃ良かった!アンソロジーで、北沢陶氏の短編「お家さん」を読んですごくよかったので、こちらを。長編のこの話も素晴らしい。何よりもエリマキの造形がいいなあ…言葉遣いは怖さを強調するのではなく、むしろ和らげる感じがした。二人はペアで遠国門番になるのかと思ったけれど、違っていたか。続きはないのかな、残念…
ぜぶら
2025/02/06 22:55

「瀬を速み~」の歌も歌だけど、崇徳院って選択もすごい…日本三大怨霊の一人やん…きっとエリマキは、崇徳院の時代にはもういたんだろうなあ…

ぜぶら
2025/02/06 23:03

昔から人が「人外のもの」と考えるものってなぜか憎めないものが多い。むしろ「死者」のほうが怖い、というのは「今昔物語」…あるいは「日本霊異記」あたりからのお約束ですねえ…

が「ナイス!」と言っています。

2025年2月にナイスが最も多かったつぶやき

ぜぶら

『べらぼう』美しさだけでなく、吉原で働く遊女たちの苦しみやつらさがいつもさらりと出てきて、本当に脚本うまいわ…大河ドラマって戦闘シーンなくてもこれだけ面白くなるのか〜当時の人気本を現代訳にしたの読んでみたい…

あねさ~act3 今年1年間は積読本を無くす努力をしたいなぁ。←多分無理🤣
2025/02/24 01:41

これなんてどうでしょう。付録の『江戸生艶気樺焼』目当てに「サライ」と言う雑誌を購入してしまいました🤣 まだ全部読み終わって無いですが………🌠

ぜぶら
2025/02/24 01:43

私も購入しました😄

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2025年2月の感想・レビュー一覧
27

ぜぶら
岩波版だと『朝びらき丸 東の海へ』ですね。映画もありますよ。題名は岩波版の方がかっこいいかな。私はこの話は『ロビンソンクルーソー』みたいな啓蒙くさい話よりも『ガリバー旅行記』のイメージが強いかな。ナルニアをキリスト教的と見る人もいるけれど、ルイスは色々なおとぎ話、中でもケルト的なお話を書きたかったんじゃないかなあ…船旅は苦手のなので、私には多分この旅行は楽しめないとは思いますが、世界の涯まで行ってみたい気はする…リーピチープ大好きだったので好き。確か、映画化はここまででだったけど、続きはないのかな。
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
だいぶ開いてしまいましたが、やっと44巻が。パーム読者なら、最後(っていうか、登場人物の今後)がどうなるのかはわかっているので、「やっとジャネットと結婚したかあ…」と感慨深い。カーター、ジャングルに行って大丈夫か…?最初に、トランプそっくりなモブが出てくるのが笑えた。お話の中では80年代なんだよなあ…この時代のアメリカって本当に憧れだったよね…
よしあ
2025/03/11 19:49

最後はみな死ぬんですよね。がまあ、もう何時死んでも未練がない気がする。  ポップなアメリカンカルチャー!ビバリーヒルズ!なバブル前の時代…

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
やっと最新刊へ行きました!神林さん、相当に楽しんで書いていらっしゃるみたいで微笑ましい(笑)桂城少尉がここまで重要キャラ(笑)になると登場時は思わなかった。今回は、まさに『敵は海賊』テイストで、桂城くんは、アプロ的キャラってことがはっきりしましたね(バーチャル猫ちゃん飼っているし…)。零とは別の意味で殺しても死ななそう。もし二人ともジャム人だったとしても「それがどうした」で終わりそう。クーリィ准将も、「まあ、いつでも殺せるし、特殊戦に仕えるならいいか」っていいそう。スコーン前での二人のひそひそ話が好き。
ぜぶら
2025/02/27 09:22

伊歩ちゃん、意外とあっさり雪風から降りてちょっとびっくり。もうちょっと零も抵抗するかと思ったけれど…成長したんなあ…とちょっと感慨深い。1作目を読んだ当時は零は年上だったのに、今は遥かに年下だもんなあ…「零と仲良くしてくれてありがとね」って伊歩ちゃんや桂城くんに握手したくなる(笑)でも、ジャム戦、いいところで終わっちゃった。続きは何年後かな~昔、ボージャー何号だかの宇宙探索で、「人類は宇宙の彼方に向かって、こんにちは…というメッセージを出して宇宙を移動しています」っていうのをどこかで読んだのよね。

ぜぶら
2025/02/27 09:28

その時に、「宇宙人が地球人の言葉なんてわかるわけがないのに、ナンセンスだわ」と思ったの。でも、雪風シリーズを読んでいると、相手が誰であれ、「言語」というものが「なんらかのコミュニケーション」を求める手段であるとわかれば、それを「理解」しようとする「意識」をもつもの、というのはどこかにいるのかもしれない。それがタコ型宇宙人であろうとも、ネコ型であろうとも、「意識」があるというのはそういうものなのかも。神林さんのSFは「言葉」による思索SFなので、広がる世界が本当に楽しい。来月はもう一つ文庫がでるので待つ。

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
登録しようとしても出てこなくて、オリジナル登録。Amazonだともう手に入らないのかな…去年の大河ドラマは苦手だったので、早くから今年のドラマが楽しみで仕方なかった。1冊まるっと蔦屋というわけでもなくて、江戸の町の暮らしや、将軍家のことも書いてあって楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
歴史ものの雑誌の中で一番好きなのが、この歴史人。編集している人、かなりマニアだよねえ。たぶんこれを読み込めばドラマの登場人物の把握OK。鶴屋喜右衛門ってどうなるんじゃい、と思ったがああそうなんだ…とちょっと可哀そうになった…
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
ドラマを毎回観ているのですが、実のところ俳優さんについてはあまり存じ上げません。渡辺謙さんくらいかな…申し訳ないけれど、俳優さん個人はどうでもよくて、歴史上の人物の関係がわかりやすいものとして購入。歴史の流れや背景知識などもわかりやすくまとまっているのでありがたい。
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
今年の大河ドラマは珍しく第一話から毎回観ています。やはり本好きにとっては、「本を作ることを楽しんでいる」というだけで、もう嬉しくなってしまう。とはいえ、吉原の暗い部分も描いていく。先がとても楽しみです。ドラマでは吉原細見から、黄表紙の本へと話題が映ってきました。先日、この黄表紙を展示している西尾市岩瀬文庫で、実物を見て来ました。当時の人がわくわくしながら読んだ本を手にとってみることができる、というのは本ならではですね。コラボの雑誌や本が山ほどでているのですが、歴史のことがよくわかるのだけ買っています。
ぜぶら
2025/02/25 21:55

ドラマで出てきた『金々先生夢栄華噺』は恋川春町作ですが、この雑誌の付録には『江戸生艶気樺焼』の超訳が。この本は当時ベストセラーになったそうで、山東京伝作です。蔦重も後に彼に書かせた『箱入娘面屋人魚』という本を出版し、これも大当たりします。粗筋だけでも面白い。この機会に当時の人気黄表紙の超訳アンソロジーとか出してみたらどうかしら…やがて幕府の発禁処分をうけて黄表紙本のブームは去ってしまうのですが、矢継ぎ早に出していく手法がさすがですね。浮世絵の時代の蔦重も楽しみなので、これからワクワクしながら待ちましょう。

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
おお、人間のカーリーが出てきた(『敵は海賊』ではコンピューター)神林さんのお話の中にこれだけ女性キャラが出てくるのって初めてでは…どの女性も好き。最強ボスのクーリィ准将、ギャンブル好きのフォス大尉、ジャーナリスト魂全開のリン・ジャクスン、そして、人間対ジャム兵器の田村伊歩大尉。なんか零が普通の人みたいだわ(笑)桂城少尉も天然すぎて笑える。バーチャルネコちゃん(笑)。神林さんの作品で、「言葉」によるコミュニケーションでなくジャムと戦おうとしている雪風がすごく特殊でその真意が知りたいねえ。次はようやく新刊。
ぜぶら
2025/02/24 01:32

今の現実世界に木村大臣みたいな人がいればなあ…

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
神林さん、ブレないなあ…観測者によって変容する「現実」。「自意識」は言葉によって生じ、「他者」と「自己」を明確に区別するためは、言葉によるコミュニケーションがなければならない。神林ワールドを知っている人間にはお馴染みの世界だ。初期の大好きな作品である『完璧な涙』『プリズム』『あなたの魂にやすらぎあれ』『太陽の汗』を読んだ時の興奮が蘇ってきた。雪風シリーズは著者のライフワークなんだということがよくわかる。恐らくこのシリーズには「終わり」はないと思う。ジャムがいなくなったら、零たちの存在意義はなくなるから。
ぜぶら
2025/02/21 21:42

神林さんの「時間」の考え方も好きなんだよねえ…神林さんの作品には古典的な意味での「タイムスリップもの」が出てこない。「人間」は過去、未来は「時間の流れ」としか認識できないけれど、機械は違う。「時間」というのは、「たとえいつであっても」、あくまでも「ある一点」である、というのが前提だから。そして私の嫌いな(笑)量子力学を一刀両断にしてくださってありがとうございます。「わからないものをなんでも量子力学にするな」。大賛成であります(笑)

ぜぶら
2025/02/21 22:01

雪風ってアニメ化しているらしいので(観てない)、メカSFを求めて神林さんの本を読むと困惑するかもしれないなあ…もともとこういう作風の方です。

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
神林さんは昔から「言葉」による世界構築をテーマに描き続けてきた方だ。「われ思う、ゆえにわれあり」は、思う「我」を定義しようとするものだが、神林さんは、「我」に実体があるかないかはどうでもよく、「言葉」によって生じた「意識」がすなわち「我」である、ということを繰り返し繰り返し書かれてきたように思う。1作目の『戦闘妖精・雪風』ではあまり書かれていなかったそのテーマがこの2作目でようやく展開してきて、うっとりする。零の成長によしよししたくなるし、ブッカー少佐にお疲れ様と言いたくなる展開が素敵すぎる(笑)
ぜぶら
2025/02/19 22:16

ゾンビ部隊がちょっと気の毒で泣けてきた…ロンバート大佐もちょっと憎めない気もする…まーなんというか、地球人は別に亡びてもいいし。

ぜぶら
2025/02/23 08:38

今思い出しだが、この「ジャム人間」の描写がどこか既視感があったのだが、『死して咲く花、実のある夢』だった。「死」とは何かを考えてさせてくれた名著(笑)。「死とは元の世界とコミュニケーションが成立しないこと」「意識があるから脳は死んでいない」「われ思う、だから死んでない」という理論が展開する。「脳が死んでもなお意識が存在するなら、脳というもの自体が仮想であり」「生死の境は曖昧である」。ゾンビくんでも「自分は生きていると思う限りは生きている」ということになるのでメイル中尉にはまた会えるかもしれない。

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
ネタバレうーん…このミスの文庫グランプリで大賞の作品。えーとSFミステリ?なのかな…読ませる勢いがある作品ではあったけれど、女主人公の正体は最初から予測通りだし、え、そういう終わり?って感じだし、私には今一つでした。なによりも、生物学的な技術面がかなりいい加減すぎてツッコミどころが満載なのが辛かった…やはりSF的要素とするからには、専門的蘊蓄も完璧にして欲しいかなーでもまあ、次作品を期待しています。
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
ネタバレいや~面白かった。それにしても、なぜコージブックスのシリーズものはいつもクソダサ題名なんだろう?原題は”Once Upon a Murder”。ボーフォート公爵家の図書係となったティファニー。読み進めると、その幼き公爵に読んであげる「昔々…」のお話が効果的に使われているのでこの題名になっているのだとわかる。とても洒落ているのに、変な題名だとそれがぶち壊しなのでやめて欲しい。途中でサミール、ぶちのめすぞ?!と思ったけれど、仕方ないか…でも今回も何にもしてないな、彼…「妻売り」!という衝撃的な慣習にびっくり。
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
ネタバレこの著者を見ていると、研究者というのは「なる」のではなくて、「研究者として生まれる」んだな、ということがよくわかる。日常の世界が著者のような人たちには、私たちとは全く違うように見えているんだろう…こちらもSNSで話題になっていたので、購入。大変に興味深かった。しかし、この帯に書かれている「新発見:脳をもたないヒドラも眠る」という宣伝文は誤解を招かないかと心配なのだが…私たちの多くが「睡眠」とは、脳を休める行為であると思っている。しかし、ヒドラの行動(?)は光による刺激で日内変動をすることが分かった。
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
うーん、途中で挫折。最後まで読んでも結論でなそう。「ネタ」は面白いはずなのに、まとめ方が酷いので全然読み進められない…「科学」的に迫るのでもなく、「文献」的に迫るのでもなく、ただ「そう言われているらしい」という話を追いかけているのみ。アシカの肉はうまそうだが、それが「人魚の肉」かもしれないってことは不明。はっきり言ってツッコミどころ満載ね…何度もいうようだけれどネタ的には面白い。「人魚のミイラ」はどれも同じ形をしているのを見ると、おそらくは同一の「工房」で作られたことが想像ができる。→
ぜぶら
2025/02/13 23:52

おそらく、人魚伝説は「ある一つの事象」から語りつがれたものではなく、謎の魚→天災、津波などの記憶→不老不死のお話→江戸時代の脚色で完成された時代を超えた「作品」だと思う。西洋のバンパイア伝説みたいな感じ。だから時代を特定する意味はあまりないと思う。朝倉氏と沖縄の関係はスルーしていたのはなぜ?竹生島は朝倉氏が援助をしていたところなので、もう少し掘り下げてもよかったのにあっさり終わりになったのはなんでだろう?それから蜃気楼を生み出す「蜃」は蛤の怪物って説の方が有名だと思いますよ…読むのに疲れた…

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
ここまで詳しい「青色」の歴史は初めて読んだ。SNSで話題になっていたので読んでみたのだが、良かった。13歳からの~とあるので、中学生用にお話しを作ってあるが、かなり詳しい人でないと理解できないところが多いぞ(笑)そこもまたよし。「自然界には青色はほとんど存在しない」というのがまずは驚きだった。そうなの?エジプトの時代から青ってあるじゃん、と思ったが、読んでいくとなるほど~。この本のいいところは、「青色はこういうふうにつくります」「ふーん」ではなくて、「製造工程がめちゃくちゃ大変」ということがよくわかる点。
ぜぶら
2025/02/10 23:42

「青はラピスラズリを砕いたもの」というのはよく知られているが、砕くだけでも大変で、その後もさらに工程があるとは知らなかった…「昔の人はそうまでして青色が欲しかったんだね」という言葉に深く同意。マヤブルーの作り方や、浮世絵のベロ藍もすごいな~埴輪ってもとは色が塗られていたんですね。青で塗られた埴輪って綺麗だろうなあ…「忘れられた青」の話も面白かった。錬金術でつくられた「青」ってだけでドキドキしますねえ。古い絵本の挿絵調の挿絵も良かった。

ぜぶら
2025/02/10 23:44

うちの今度中学生の息子も、この本の蒼太郎くんや律くんみたいに将来やりたいことをみつけてくれるといいけどねえ(笑)

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
最近傑作集『桃源亭へようこそ』を読んで、陳舜臣先生がミステリを書いているのを初めて知って、いくつか出ている傑作集を読もうと思った、その1冊。80年代後半から90年代にかけて『ラストエンペラー』『さらば、わが愛/覇王別姫』などの傑作映画を観てから自分の中で中国ブームが来た。歴史を勉強しようと、父親の本棚にあった陳先生の中国歴史シリーズを読もうとして挫折したことを思い出す。「三国志」や「史記」などは人気だったけれど、近代の日中の後ろ暗い歴史は「ミステリ」だらけ…というよりも「もみ消された歴史」が眠っている。
ぜぶら
2025/02/08 22:09

フィクションという形で、「中華人」と「日本人」という立場からの視点には戦争当時の日本への憤りを感じる。明治から昭和の前半にかけては、中国からの人達が日本にもやってきていたのに、どこで日中関係は狂ってしまったんだろうなあ…先日読んだ『裏路地の2.26事件』では相沢事件を取り上げているが、この時殺害された永田鉄山は「中国の制圧」を主張している。こいつを殺しても歴史は変わらなかったわけだ…中学校の時は、先生の歴史書を読むことはできなかったけれど、今にして先生のミステリを読みながら戦前史を勉強している…

ぜぶら
2025/02/08 22:12

先生ミステリは「密室」ネタがお好きなんですねえ。私は、ミステリではHOWはあまり重視しないほうですが、先生の歴史知識いっぱいのトリックに「へえ」と思ってしまいました。一つだけムガル帝国、シャーザハーンの時代のミステリ「獣心図」がありましたが、これは面白かった。思わず歴史を調べてしまった…

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
めちゃくちゃ良かった!アンソロジーで、北沢陶氏の短編「お家さん」を読んですごくよかったので、こちらを。長編のこの話も素晴らしい。何よりもエリマキの造形がいいなあ…言葉遣いは怖さを強調するのではなく、むしろ和らげる感じがした。二人はペアで遠国門番になるのかと思ったけれど、違っていたか。続きはないのかな、残念…
ぜぶら
2025/02/06 22:55

「瀬を速み~」の歌も歌だけど、崇徳院って選択もすごい…日本三大怨霊の一人やん…きっとエリマキは、崇徳院の時代にはもういたんだろうなあ…

ぜぶら
2025/02/06 23:03

昔から人が「人外のもの」と考えるものってなぜか憎めないものが多い。むしろ「死者」のほうが怖い、というのは「今昔物語」…あるいは「日本霊異記」あたりからのお約束ですねえ…

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
うーむ、なんとなく、フォロン個人にはあまり関係ないような…まあ、「追いかけて」という題だし、ファンブックということなのなのか。フォロンのイラストの青が好き。
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
現在、名古屋市美術館で開催中の『特別展 空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』の関連本。フォロンの「絵」はよく知っていたが、「名前」を知らなかったので、初めて、絵と名前が一致してさらに美術館で展覧会が開催中ということでぜひ行くつもり。その前にどんな人かを予習。不思議な空想画の人、というイメージだったが、もとは反戦のドローイングを多く描く人なのか。ヨゼフ・チャペックに似ているかも。この本では、好きになれない歴史上の人物が「ナポレオン」とある。パリに来て堂々とそれを言っちゃって大丈夫だったのか(笑)
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
2023年の改訂版。ミハル・アイヴァスの『もうひとつの街』を読んでいたら、無性にプラハに行きたくなった(コロナのせいで行く計画がぽしゃった)。カフカは1924年に亡くなっているので、その後のナチスの蹂躙を受けることがなかった。その意味で、カレル・チャペックと同じく、ボヘミア魂を文学に注ぎこんだ人生と言えるだろう(そういえば、二人とも同時期にプラハにいたはず…?)。この本を眺めていると、プラハという街がカフカをして書かせたのではないか、とさえ思えてしまう。彼の散歩ルートをめぐりながらプラハの街を散策したい。
ぜぶら
2025/02/06 13:33

因みにカフカのエピソードでお気に入りなのは、自分の執筆時間を確保するためにあえて公務員を選んだってところ。親父さんは典型的なユダヤ人(実家が肉屋で、商売に邁進)だったけれど、プラハという街で資産階級だったお陰で職業を選べたというのは当時としては素晴らしいことだと思う。

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
再読。以前読んだ時も、わからなかったけれど、やはりわからない。それがいい。寒い日に家の中で毛布にくるまりながら、時々うとうとしながら読んでいると、私もプラハの街を彷徨うようだ。その彷徨は、カフカの『城』を強く意識させる。「私」は城=中心部へ辿り着きたいと思いながらも、決して街の住人たちに受け入れられることはない。その「世界」はすぐ近くにあって、気付かないだけなのに。不思議なことに、その「街」はちっとも理想郷のようには思えない。私は「なぜ」それほどまでにそこを目指すのか…終わり方がとても好き。
ぜぶら
2025/02/06 12:39

それにしても、こういう話(後書きでは、「シュルレアリスム的」と述べられているが)を、カフカやアイヴァスに「書かせる」のは、もしかすると、「プラハ」という街そのものなのかもしれない。だとすると、「謎の言語」というのは、街のささやきそのものなのかも。ああ、行きたいなあ、プラハ。

ぜぶら
2025/02/06 13:12

ちなみに、「青」ではなく、「金のカワカマス館」はカフカの住居。今も現存しているらしいです。

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
青池先生は2023年に60周年記念を迎えられ、たくさんの関連本をありがとうございます。本当は展覧会とか行きたいのですが、それができない地方住民としてはこのような本がとてもありがたい。この特集を読んでみて、「エロイカ」という作品が特別だなあ、と思うのは自分の生きてきた時代そのもの、ということなのですね。漫画の内容が好きというのもそうなのですが、まさに自分が生きてきた時間が「歴史」の一コマになっているというのを最近とみに感じます。ベルリンの壁、ソ連崩壊をリアルで知り、その後の世界の混乱の中で生きている、今。
ぜぶら
2025/02/05 18:30

今や映画のみになってしまったNATOやKGBは本当にリアルだったんですよ…ドイツ統一後にドイツや、ソ連崩壊後のロシアに旅行しましたが、直後はみんなすごく表情が明るかった。でも今は…?また混沌とした時代がやってきていて、これから世界はどうなっていくんだろうなあ、と最近思います。少佐やミーシャが仲良くスパイ合戦してくれていた時代のほうが平和な気がしてしまうのは、私だけかしら…

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
SNSで話題になっていた本。仕事の休み中に読めてしまう分量だけれど、涙ぐんでしまってちょっと失敗(笑)キリスト教や仏教などの「作られた宗教」に胡散さを感じるのは、儀式や神様への信仰心が強制されること。本来、死とは生と緩やかにつながり巡るもの。死者も生者の沢山の記憶や想いを忘れないこと。いいお話だった。
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
ネタバレ歴史ミステリは大好きだし、戦前の歴史については勉強途中であったため、とても興味深い背景だと思って手に取った。2.26事件については、「青年将校」側から書かれるものが多いと思うが、主人公が憲兵という、いわば間諜的な存在でありながら探偵役もこなすのが面白いと思ったのだが…最初はなかなか良いと思ったが、途中からえ??で、最後は…かなり雑な終わり方だと思ってしまった…密室トリックもなんというか、期待外れすぎるし…ミステリとしてはイマイチ。歴史ものとしても、ちょっと納得できない…続きがありそうだが読まないと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
昔から青色がとても好きで、「女の子」だと自動的にピンクや赤の服や、ランドセルを与えられるのがとても嫌だった。しかし、日本人の肌の色に「青」はあまり合わない(顔色が悪く見える)と言われ続け、金髪碧眼の西洋人が憎かった(笑)が、伸たまきさん(現;獣木野獣氏)のアンディが黒髪青い目だから憧れたなあ…とマニアックなことは置いておいたとして、自分としては「自然」の青よりも日常的に手もとにおいておける青色のほうが好きらしい。デルフト焼きの青、正倉院の瑠璃杯、江戸切子。青を封じ込めたい人がいたんだろうなあ。
ぜぶら
2025/02/03 15:59

死ぬまでには、「青の都」サマルカンドに行ってみたい。絵で好きなのは、フェルメールの「青いターバンの少女」フェルメールブルーはやはりデルフト焼きの青だ。そして、広重ブルーや巴水ブルー。絵の青はいい。手もとに置いていつでも見ることができるから。もう少し大きな版の本だったら、言う事なしだったんだが(価格を抑えるために仕方ないか)。

が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
写真は綺麗だけど…なんいうかもう少し文章を書く人を選べなかったんだろうか…写真がもったいないな…
が「ナイス!」と言っています。
ぜぶら
高橋克彦氏が長く休筆されている理由が東日本大震災への思いからだと知って、残念に思う気持ちと同時に、氏が常々書こうとされていたのが「東北人の魂」であると知っている身としてはそれも納得してしまう思いがする。東北の歴史ものは「別世界の物語」ではないだろうし、「まるで冷たく突き放しているように」は思えないけれど、氏が心から書きたいと思えるようになられるまでいつまでも待つので、この本の第6章である戊辰戦争を東北の人達の心から書いて欲しいと強く思う。子どもの頃に祖父母に連れられて日本全国を旅行したが→
ぜぶら
2025/02/03 15:31

少し暗い気持ちになってしまったのは、東北の人の「優しい」「辛抱つよい」「無口」と評価は決して誉め言葉として使われ始めたのではなく、「吉原の遊郭の主人が」「遊女を探す時の条件にして」謂れ出したのだ、ということ。口減らしのために東北の少女たちが売られたのが、江戸の遊郭であり、食い詰めた男たちが行ったのが、佐渡の金山であったというのはよく知られたことである。今大河ドラマで「べらぼう」と江戸っ子たちが「文化」を享受できているのは彼女、彼等の「労働力」故かと思うと…土地の産物を搾取するだけでなく人としての誇りをも→

ぜぶら
2025/02/03 15:33

踏みにじられた「蝦夷」の人達に希望を与えることができるのはやはり「物語」の力であり、過去からの記憶であり、その歴史を一人でも多く人が知ることだと私は思う。高橋先生の「蝦夷」の物語の続きを待つ。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/03/02(2222日経過)
記録初日
2017/04/20(2903日経過)
読んだ本
1190冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
318059ページ(1日平均109ページ)
感想・レビュー
867件(投稿率72.9%)
本棚
14棚
自己紹介

積読本を解消するためにせっせと本を読んでいるつもりですが、どんどん積み上がり中。紙の本が好きです。ミステリ、SF、歴史ノンフィクションが好きですが、なんでも読みます。最近は能楽にはまっています。書いている感想は、歴史的な考察、関連する他の本、趣味である映画や能などの伝統芸能の感想と絡めた雑文、長文です。
旅行記、能楽鑑賞録はnoteに投稿しています。https://note.com/shinonome55asahi

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