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プールの底に眠る (講談社ノベルス シM- 1)

感想・レビュー
276

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Ke
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ネタバレ結構読みやすく、楽しめて読めたが、結局どういうことだったのか。 白河三兎さんの本を読んだのがこれで3冊目ななのだが、一番よくわからなかったかも知れない。 メフィスト賞を受賞のデビュー作だそうだ。2009年、第43回。年に何度も発表される年も多く、この回は2009年3回のうちの3回目。
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あかさたなは
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2/10
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hit4papa
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多感な10代のひとときを切り取った青春小説です。主人公の男子高校生とエキセントリックな二人の女子との交流は、微妙な恋愛もどきが上手く表現されています。翻訳小説のような洒落た会話は好み。30歳となった主人公の回想が、現状にどうつながっていくのかがミステリ風味。読み進めると、さりげない伏線がさりげなく回収されていくのが分かります。大仕掛けはなくとも愉しめます。現代の主人公が何の罪を背負っているのかが判明する件は、賛否分かれるかもしれません。その分は、ラストで取り返してくれます。内省的と言われればそうかも…。
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サヌ
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不思議な話 イルカ小野寺 セミ加藤みらい 由利 セミのおじいさんは全て知ってる神 まさか結婚までするとは思わなかった
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みやすこ
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★★☆☆☆
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ここ
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ミステリーとしては申し訳程度の要素でしかなく、賞の傾向のために寄せたのかなとも思われるしトリックもよくある〇〇の一つだが、個人的には好きな結末。時代性を思わせる言葉を描写の中にふんだんに使っているところにくどさを感じないでもないが、終盤のそれにおいて時代の変化と主人公の心情を表すのにちゃんと機能していてあまり気にならなくなる。良質の青春小説だが、メフィスト賞でやる必要は全く感じない。
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ベーグル
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★★★☆☆うーん。読みやすくてさーっと読めたけど、内容はどうかと言われると…うーん…難しい。小さな驚きは何回かあるものの、推理ものというかんじはうすめ。
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coco
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再読のはずなのに中盤以降全然覚えていなかったが、それでかえって新鮮な気持ちで読むことができた。基本線は恋愛ものだろうけど、イルカとセミをはじめとする登場人物たちの鬱屈した感情と成長を描く青春ものとしての面も強いように思う。一部展開として謎なところ(中盤まで物語を引っ張っていく由利が終盤空気だったり、突然登場した久保田さんに告白されたり…)はあるものの、ミステリー的な仕掛けを含め構成がいい感じ。また何よりも全体に漂う薄暗く感傷的な雰囲気が素敵。もともと白河三兎は好きな作家だけど、改めていいなと思った。
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ごめすまる
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セミとイルカが過ごした7日間の歩み。ノスタルジック。 どうなるのか。読み手に心地いいスピード感と不思議な焦燥感がある素敵な一夏だった。
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くまたす
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★★☆☆☆1985年の夏、高校生の僕は裏山で自殺をしようとしていた不思議な少女「セミ」に出会う。セミは学校に通わない中学1年生。僕たち駅の伝言板で連絡を取り、一緒に星を眺めたー。13年後の2008年、殺人未遂の罪で逮捕された僕は、留置場の中でセミと過ごした日々を回想する。残念ながら私の苦手なかまって系ヒロインだった…。だらだらと感傷的な文章にどこまでの意味があるのだろうと我慢しながら何とか読了。話の展開は唐突でよくわからないし、ラストも微妙。セミも由利も面倒臭い子だなぁと共感できず。本当にメフィスト賞?
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黒木ショル
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8年前くらいに人から勧められた本だったが、今の価値観で読むと面白さは微妙だった。
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yu
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みんな面倒くさくて、みんな青臭くて、みんなバカみたい。だけどみんな愛しくてたまらない。イルカとセミを見ていると、こんなに難しくてこんなに単純で、だから人間っておもしろいんだなって思えた。切なくて甘酸っぱくて誰にも打ち明けられないような感情は、イルカとセミだからうまく浄化したんだろうなぁ。これがただのこじらせた2人だったら、何もかもバッドエンドだもん。幸せでいてね、みんな。
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りのん
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シティーハンター
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ゆうき
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夏の終わり、僕は裏山で「セミ」に出逢った。木の上で首にロープを巻き、自殺しようとしていた少女。彼女は、それでもとても美しかった。陽炎のように儚い一週間の中で、僕は彼女に恋をする。あれから十三年…。僕は彼女の思い出をたどっている。「殺人」の罪を背負い、留置場の中で―。誰もが持つ、切なくも愛おしい記憶が鮮やかに蘇る。第42回メフィスト賞受賞作。
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matsu.shin
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白河作品らしい、こじらせ系の男女のストーリー。 強烈なトラウマを抱えた2人がそれぞれとの時間によって少しずつ溶解していくものの、決定的な一線を超えることができない。青春時代の甘酸っぱい恋愛モノではなく、人間の根底にある葛藤が描かれていたと思います。 あの着地に持っていくために、この構成が必要だったのだと感じ、非常に好きな作品でした。
たちばなあやか

白川さんの作品、他にも読んだことがあるのですが、この作品はとても優しい作品だなぁって思いました。確かにこじらせ系でしたよね^^; ラストはなんだか感動しました。そして、白川さんらしい、持って行き方だと思いました♪

05/04 00:40
matsu.shin

コメントありがとうございます。 白河さんの作品は私もいくつか拝読しており、どこか、ひん曲がっている登場人物たちに魅力を感じます。最後にある救いもとてもいいですよね。 どの作品も一回読んだだけでは、ん?ってなるんですが、考えてみると、あー!そういうことか!みたいのも個人的に好きです

05/04 00:52
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たちばなあやか
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殺人の罪を背負い、留置場の中で、高校生だった頃の事を思い出していたー あの日「セミ」と名乗る女の子との日々。そして、彼女は自殺しようとしていた。セミと一緒に行動していくうちに、恋をしてー 第42回メフィスト受賞作だったので、期待して読み進めました。ラスト「何故」留置場にいたのか?が明かされますが、非常に心地よいものでした^^ 青春ミステリーと呼んでもいいのかな?白河さんの作品、他の作品も面白かったので、期待に違わず、といった印象です。
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itsumiKshi
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この作者の描く主人公は、今回もクールで孤独な振りをした、甘えたドクズで不快なんだけど、ヒロインがご都合主義的に救世主で、最後の展開が劇的なので、全てチャラになる。
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momo
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始まりのイルカの描写は、海の中で呼吸が出来るような心地良さがある。セミとイルカ、恋愛もののようなミステリー作品。 ラストは「なるそど、そっちね!」と言いたくなるお話でした。
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漣
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内容よりもまず、男と女の関係性がなんとなく腑に落ちなくてそっちばかり気になってしまった。フィクションというのを差し引いても、こんなめんどくさいことになるもんなのか?会話はところどころ面白いと感じる部分もあった。
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ゆはず@底。なんかな。
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ネタバレ図書館本。「僕は滑らかに動くエレベーターが好きではない。扉が閉まり、他人と限定された世界に閉じ込められると、不安な気持ちになってくる。その不安の大きさはエレベーターの静かさと比例する。できることなら、今にも落ちてしまいそうな、不気味な機械音のする古いエレベーターに乗りたい。」ふと感じている日常が、クリアに言語化されていることに驚く。白河さんの文体が好きだ。プロットありきのお話かな、とは思うが。アオハル的な切なさと、キュービックジルコニアの美しさ。この作品、特に白河さんの魅力炸裂。
0255文字
苦味
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ネタバレメフィスト賞ということで。前から名前は聞いていた白河先生。あまり読んだことのないタイプのメフィスト賞作品だった。冷たい校舎のような。あらすじ負けみたいなところがあったかな…?捕まる為に事故を殺人だと言い張った末の留置場でごく普通に見える司書の元イルカが高校生時代に心のない少女と過ごした1週間を思い出す話。不思議な少女と幼馴染との間で揺れる(?)ラブストーリー?少しずつ小さな罪を背負っていてそれが溜まって腐ってしまったのかな。ある程度予想はついたものの弟や妻についてのいきなり爆弾を落としてくる感じがメフィス
苦味

ト賞作家っぽいなあと。セミとイルカの関係だったり焼き鳥屋がスパイ養成所だったり少し不思議な世界観。セミはみらいの中の心を守るために作られた人格でその人格はイルカと過ご す中で成長した末失われてしまいみらいと結婚した今もセミの影を求めているということか?読了後に題名に納得。ライターと共にセミがプールの底に…

09/22 08:37
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ワット
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主人公が留置場に入ってるからには事件があったわけで。てっきりミステリ本だと読み始めてみたが・・・・恋愛小説ですね?
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たみこ
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流れるプールに浮かんでるような話。 メフィスト賞受賞作。
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KB
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ネタバレ【メフィスト賞】中村文則的な感じの話かと思ったらラストはまさかのハッピーエンド。こういうのも悪くない。しかし、「二十九歳になった年の暮れには、ごく自然な流れで妻帯者となる。」はちょっとズルい。
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お母ちゃん
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初読み作家さんです。お互いに「イルカ」「セミ」と呼び合う若い2人の感性に、そして何か含んだような物言いに、ちょっとついていけないな~と思いながらも、留置場に居る彼が何故に13年前の夏の1週間を振り返るのか、その謎を知りたくて読みました。ホラー寄りの青春ミステリーかと思いきや、ラストは全くの想定外で驚かされました。愛に溢れる爽やかな読後感です。
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サト
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これを田嶋春と同じ人が書いたなんて信じられない。マザと由利・セミとイルカ。好きだけど愛じゃないと言い切り、それを誤解なく受け入れられるってなんて美しいんだろう。「笑えない時は無理して笑う必要ないよ」「マザを安心させたいのよ。私の笑顔、凄く好きでしょ?」「大丈夫だよ。笑ってなくても由利のことは凄く好きだ」のやり取りが印象的。どこかに行ってしまった13年前のセミを留置場で思い返すイルカ。所々カッコ良過ぎな部分が気になったけど驚くほど清々しく締められていて良かった。見たいものを見ているだけ。
サト

見ようとしないから見えなかったんだ。

05/03 17:06
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373
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たくさんのトラウマ、心の闇を抱えた少年は山の中で一人の美しい少女に出会う。 彼女は苛めを苦に自殺をしようとしていた。 二人は名乗ることなく相手のことをセミ、イルカと愛称で呼び合うことになる。 最初こそ助けられた少女だが、陰ながら少年を支えていたことが未来での答え合わせで明らかになっていくっていう青春なやつ。 文の書き方と示し合わせたかのような運命的なストーリー、、ちょっと苦手やったかな。 ★2
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キキ
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ネタバレ白河さん2作目。伏線が幾つも散りばめられているけれど、きっと私は全部回収出来てない気がする…。個人的には由利がいい味出してるなと。セミとイルカ、二人の関係性が切なくもあり、でもいつまでも見ていたい。ライターのくだりは見事。最後の纏め方は素晴らしい以外に言葉がない。いい作品でした。
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渡辺
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ネタバレ白河さん旧作読み返しシリーズ2作目。白河さんはプロフィールが公開されていませんが、これがデビュー作なのだから達者なもんだ。 13年前のセミとイルカの出会いと別れ、そして13年後の再会ということなんだと思います。幼なじみも幸せになっているといいな。
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夜梨@灯れ松明の火
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図書館
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ハハハ
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この掠れた雰囲気好きだなあ。セミという少女と出会った13年前の七日間と今を行ったり来たりしながら物語は進む。裏山で出会った少女と主人公はお互いに「セミ」「イルカ」と呼び会うようになって――。パワーのある小説ではないけれど、印象的で目が離せなくなるような、切ないという言葉がぴったり当てはまる面白い物語でした。
ゆはず@底。なんかな。

「掠れた雰囲気」そうですね。素敵でした。

09/24 06:00
0255文字
cherry
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誰なのかハッキリしない書き方にやきもきしちゃう。由利が名字と言うことにもだまされたた感。いろいろ疑いながら読み進めても、最後こうなるとはー…笑って終わって良かったけど。
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百太
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独特な雰囲気は、文学的ホラー。間の取り方がやきり、不思議です。
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MarsAttacks!
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ホラーよりの小説かと思っていましたが、青春ミステリーでした。読んでいて透明感があり、そして坦々と進む物語。独特な思考の登場人物たちとその会話。面白い伏線の貼り方、ちょっと鼻につくところもありましたが厭きずに読み切ることが出来ました。ちょっと追いかけて見たくなる作家さんかな。
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真林
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殺人の罪を背負う主人公が、留置場の中で青春時代に出会った彼女の思い出を辿る物語。出会いのきっかけは彼女の自殺未遂。互いをセミ、イルカと呼び合う刹那的な思い出は、瑞々しくもどこか危うい均衡の上に成り立っていて。幼馴染由利を加えた三人がそれぞれ抱える葛藤の結びつきが成される終盤からは、物語が加速していく。そしてそれが収束する現在。主人公はセミとの思い出だけを頼りに、切なさを抱えたまま物語が終わるかと思いきや……想定外に爽やかな読後感。良い作品でした。
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kenplus
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殺人容疑で留置場に一晩泊ることになった主人公が、青春時代の出会いを振り返る。誰が被害者なのかが明らかになった時、イルカとセミの新たな人生が始まったような気がしたなあ。たこ焼き屋のおっちゃんがいい味出してた。「それはあなたが一番よく知っているはず。あなたが私の一番近くにいたから」
0255文字
りちゃ
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読後、「なんだ、ビックリさせないでよ」と思わずつぶやいてしまう感じ。しかし、駅の伝言板は懐かしい。高校時代、朝の通学時に何かしら書いていた記憶がある。今作、交わされる会話がとてもおしゃれ。負の要素が満載だったので、どうなることかと思ったが何とも心地の良い読後感。
0255文字
蘇我クラフト
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セミ、イルカ。 最後は、ありきたりだけれど、感動。
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ゆづき
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お互いを「セミ」「イルカさん」と呼ぶ特殊さと裏腹に雰囲気は極々取っ付き易かった。夏が、コーラやスイカの瑞々しさの反面どこかじっとりと仄暗かった。イルカがセミに逃げちゃいけないと繰り返すシーンは追い詰めるようで苦しかった。セミとみらいは二重人格だったならしっくり来るけれど、読んでいる時は進行形の黒歴史みたいに思えて上手く乗れなかった。それや殺人未遂で留置場にいる十三年後のイルカの真相が何だか甘くていまいち没入出来なかった。由利の名前や双子の仕掛けに小さな驚きはあったけれど、わたしには上手く作用しなかった。
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