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カレーライスの謎: なぜ日本中の食卓が虜になったのか (角川SSC新書 40)

感想・レビュー
42

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ユウユウ
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☆4
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jj
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2008年刊。東京カリ~番長水野仁輔氏。「お袋の味」日本人が夢中になり続けているカレーライスの歴史を語る。インドのカレーとは似て非なる日本料理。カレーの語源、伝来エピソード、ルウとレトルト製造秘話、旨味成分等々、今まで考えたことはなかった。また業界分析にも触れており、マーケティングのハウス、味覚探求心のエスビー、技術革新のグリコ。各社の色は過去の商品展開に反映し、メーカー名でなく商品名で選択し購入する。カレーは思い出を残す料理で、お袋の味等、個人の思い出が日本のカレー文化を牽引しているという。納得。
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烟々羅
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1-3章が歴史、4-5章が「日本カレー」という料理についての考察。自炊を香辛料や調合済のカレー粉で味付けても日本カレーにはならない理由を求めてこの本を手に取り、「油脂を小麦粉で乳化させたルーこそが日本カレーの本体なんだ」と4-5章から教えられた。 痩身に向かうような「健康に良い」志向でアレンジをすれば、するほど。はじめに食べたかった「日本のカレー」からは遠ざかる道理だ。明治維新から戦後の「足りないカロリーを補うのが健康への道」を体現したのがカレーなんだな、と
烟々羅

フレンチの料理人が「具材を引き立てるソースを作る料理の発想に対し、ソースが主役の日本カレーは独特でありおそらく唯一」と言ったという (4章冒頭より)  そのソースはスパイスで香り付けした油脂を小麦粉で乳化させ、そのほか出汁となる味を加えたもの。 「小麦粉をあぶら加えて加熱したもの」 ……なんだ。「お好み焼きをおかずにご飯食べるのは関西人だけ」という揶揄があるけど「日本のカレーライス」て要するに「ご飯の上に粉もん掛けて食ってる」んで実質お好み焼き掛けてるんじゃないか ……という結論にわたしは至りました

01/02 11:09
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akira464922
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カレーライスの歴史などについて深く書かれた本。 カレールウを各社が開発してデッドヒートを繰り広げる話が面白かった。なじみのあるあのカレー銘柄の誕生秘話が聞けたようで。 甘口カレーを開発したのはハウス食品(バーモントカレー) 辛口でスパイシーだった当時のカレーの印象をガラッと変えた。子供も女性も食べられる甘口のバーモントカレーを開発し、大ヒット。 ボンカレーはレトルトカレーの初代。 油には興奮作用と常習性がある
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玉友
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カレーライスについて、ここまで熱心に読み上げたは初めてだ(笑)。日本に置いて、約150年ほどの歴史を持つカレーライス。その間に起きたあらゆる事が説明されていて、へぇー、そうなんだ。と関心させられた。レトルトカレーの初代が大塚食品のボンカレーは知っていたが、カレー粉の初代がS&Bだったのは知らなかった。沖縄県民としては、ボンカレーのパッケージについて、少し触れているのかな?と期待はした(笑)
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もけうに
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日本におけるカレー史がよくわかり、面白い。有名なカレーブランド誕生の秘訣がわかりやすく纏められている。インド料理についても興味が湧く。
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さとさとし
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インド料理のカレーライス。ただ、その味はインド人が「この上手いのはなんて料理だ?」って聞くほど乖離している。日本独特の食文化カレーが発明されるまでの歴史を書いた本。 特に面白かったのは、カレーを巡る各食品会社の攻防について。 カレーはご馳走であると同時に誰でも簡単に作れる失敗してはならない食事だ。そのため同じブランドのカレーが選ばれる。その味が変わるのは、子供がカレーを食べる年になったときだ。我々はここにくい込む。といった戦略が熱い。 とりあえず、レトルトカレーいろいろ買って、食べ比べしてみたくなった。
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はちみつ
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インドからではなくイギリス経由 小麦粉をいれるか入れないかの違い
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らむし
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市販のカレーのルーは完成形だからこそ、色んな物を追加で入れるとまずくなるという事が分かった。歴史を見ても昔からあるし、どんどん進化してきた食品なんだなと思った。あくまで外食として親しまれた食べ物ではなく、家庭食品として歴史を作ったってのがカレーの凄いところだと思う。
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スプリント
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カレーライスが日本で国民食と呼ばれるまでになった歴史と、カレールウとレトルトカレーの開発秘話が書かれています。カレーの具材についても触れられています。
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Masashi  Taniguchi
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各社のカレールウ開発競争の話は面白かった。各社のルウの志向と特徴がよくわかる。日本的な進化をしたカレーとラーメンだが、ラーメンは外で食べるもの、カレーは家庭で作る料理。誰にでもカレーにまつわる思い出話がある、って話はいいなぁと思った。
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asobi
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家で食べるラーメンは具材を入れても料理ってイメージじゃないが、家で食べるカレーは家庭料理って感じがする。ライスカレーっていう言葉は死語だと思うけどノスタルジックな感じがしていい。秀樹感激!(還暦じゃなくて)世代の感想でした。
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kabeo
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カレールウとレトルトカレーの誕生秘話の部分を特に興味深く読んだ。ボンカレーから始まったレトルトカレー(レトルト食品)が食品分野にもたらした影響は計り知れないものを感じる。無性にカレーか食べたくなった。
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あび
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カレー愛の詰まった素晴らしきノンフィクション。カリー番長なる料理ユニットの調理主任によるカレー本。カレーの世界の歴史から日本国内でどの様に普及してきたかまでの流れる様なストーリーは、最後まで読者の目をガッチリと放さない程に面白いものであった。特に国内での普及の陰には食品会社の絶え間ない努力があったことが知れた。何気なく手にしていたカレールーの裏側にまさかその様な物語があるなど思いもよらなかった。
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kenitirokikuti
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1954ヱスビー固形即席カレー、テレビCMは「少年ジェット」を用いたもの。後年、テレビドラマもエスビー食品の一社提供▲63年甘いハウスバーモンドカレー(包装は食品初のグラビア印刷)。当時、辛いカレーは大人の味で、子どもはハヤシライスだった。
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adelita
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日本で独自に進化したカレーについてのいろいろ。いろいろすぎてちょっぴり散漫だったような感じもしますが、カレー粉及びカレールゥの開発の歴史は面白かったです。あととにかくカレーを食べたくなります。おいしいカレー食べたい!
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流言
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国民食・カレーライス。インド料理がいかにして日本で魔改造を施され、家庭料理として定着したのかを描いている。特に市販カレールウの変遷についての部分に力が入っており、日本のカレーは家庭料理でありながらその歴史は市販ルウやレトルトの歴史でもあるのだなと感じた。バーモントカレーとゴールデンカレー、甘さとスパイシーという二元論で語られてきたカレールウに一晩寝かせたカレーの成熟した旨味『熟カレー』、複数のルウを混合させコクを出した『こくまろカレー』と消費者の知恵から作られた両者が殴り込みをかけたところが特に面白い。
友田オレそっくりおじさん・寺

同感です。隠し味だの何だのと、妙な工夫をするよりも、呆れるほど肉を入れる方が確実に旨くなりますよね。

09/02 12:56
流言

お肉はおいしいですからねえ、しょうがないですよねえ。一人暮らししてた頃、強烈なものが食べたくなった時には肉たっぷりカレー作っていました。

09/02 13:25
3件のコメントを全て見る
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しなじい
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カレーライスと日本人の出会い、その関係史。合宿の時に某宿で食べたカレーの微妙さをいまだによく覚えている。ああいう「うまくないカレー」というのも、本書で言及されている日本独自の市販カレールウの完成度の高さからすると逆に珍しい思い出なのかもかもしれない。
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晩鳥
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国民食とまで言われるカレーの歴史やカレールウ、今後のカレーについて書かれている。「カレーの歴史に関してはよくここまで調べたな」というくらい各社の開発の歴史が載っている。 カレーがおふくろの味というのは納得で、外食で食べるカレーもおいしいけど、時々無性に実家のそれも母親の作ったカレーが食べたくなる。
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アズル
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図書館で以前読んだ本、今回古本にて購入。カレーライスの歴史をわかりやすく教えてくれます。カレーの将来が、ご当地やスープカレーで終わっています(2008年発行なので)。今のカレーのトレンドってなんだろう?個人的にはカロリーオフカレーかな?と思っています。
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Noboru Matsuda
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「おいしいカレーはこの味なんだよ」という固定観念を植え付けた食品メーカーには罪を償ってほしい。どうやって?また、昔のようにみんなが夢中になれる新しいカレーの味を開発してほしい。『やられたぁ、こりゃうめえよ!」と、誰もがうなるカレーを。」(本文より)
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ihatov1001
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非常に興味深く拝読いたしました。カレーという物の定義がいかにあいまいか、そして奥深いかを知りました。
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arnie ozawa
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東京カリ〜番長の水野氏の本。これがあえてインド関連の部分を軽く済ませ日本の特殊なカレー事情を綴っている。カレー粉は薬関係の会社が作り始めたとか、ルーの革命的な意味とか、カレーと旨味の関係とか面白い話がたっぷり。
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風見じじい
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日本のカレーライスの歴史、カレールーの開発競争などについて書いた本ですが、カレールーの果たした役割について改めて認識しました。美味いカレーを開発したメーカの功罪についてイマイチ理解できない点もありましたが、日常的な料理であるカレーの奥深さを再認識いたしました。インドの様々なカレーについてもっと知りたいものです。できれば写真で料理の仕方ものせてもらいたいなと思います。
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遠藤三春
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タイトルから面白そうだったので。まあカレーライス史ですね。歴史あるんだなー。序文の一ページ目だけ不快だったけど、あとは興味持って読めました。フレンチ巨匠曰く、「フレンチでは、メインの素材を引き立てるために、脇役としてリッチなソースの存在がある。そのソースが主役を演じている料理を、日本のカレー以外に私は知らない」だそう。嬉しいけどパスタとかは違うのかしら。あと隠し味表みたいので、チーズとかはわかるけど豆板醤とかマスタードとかあって驚いた。どうせならちょい足し表みたいなのも欲しいところ。
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どっち
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ハチ食品が英国経由のインド料理を再現しようとカレー粉を生み出した。家庭でカレーの再現を可能にしたルウ、レトルトパックを開発。日本料理として独自の進化を遂げ、食卓を席巻したカレーライスの歴史の大研究。薬種会社・製菓会社を母体とした各社の研究に驚かされた。とくに大塚食品ボンカレーの製薬会社として「人の命を守る商品を取り扱う以上、企業の都合で簡単に(販売を)やめるわけにはいかない。」との姿勢に感服いたしました。
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ふーこ
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大人も子供も大好きカレーライス!! 日本の大衆的なカレーライスができた背景がよくわかります。多くの人の苦労に支えられたカレーライス。 やっぱりカレーが好きなんだなぁ。
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けんとまん1007
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前から思っていたのがカレーライスとライスカレーの違いであって、それについても触れられていたのが嬉しい。それにしても、カレーライスはまさに日本人の資質が反映した典型的な食べ物かもしれないと思う。これほど、大衆的になるということの意味についても、再認識した。しかし、カレーを販売している各社の基本的な立場・思想が、それぞれに特徴的であったとても面白い。このまま、カレーライスはまだまだ進化していくんだろうなと思う。さて我が家のカレーライスは、ブレンド派に近い。そして、最近は夏野菜カレーがメインだ。
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nst205wrc
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かつて作者の講演を聞いたことがあるが、カレーを仕事としているだけにとにかくカレーへの愛情が並大抵ではない。それはこの本にも通じる。日本にスパイス文化が定着していないことを嘆くのではなく、今現在の日本のカレーには多様なバリエーションがあることを前向きに捉えようとする姿勢が伺える。 また、ルゥとレトルトを定着させた食品メーカーの努力も、私たちはなかなか知ることはないが、頭が下がる思いだ。 私もアレコレ食べ歩くだけでなく、もうちょっと探求心と感謝を持ってカレーと向き合う必要がある・・・のかも?^^;
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dimsum
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この著者はカレー好きすぎだ。インドカレーもちょろっとでてくるが、ほとんど日本のカレーについて。カレールウとレトルトカレーだけで、こんなにないよう豊かな本が書けるとは。また、マーケティングや従来スタイルからの脱却など、商売をする上で重要なエッセンスが盛り込まれている。ちなみに、私は販売以来普遍のパッケージエスビーの赤缶がすき。
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藤枝梅安
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筆者は出張料理ユニット「東京カリ~番長」の主任である。カレーの歴史を俯瞰し、終戦後のカレーの変遷を細かく追っている。特に、エスビーとハウスの製品開発競争や、そこに参入したグリコの技術、さらにレトルトカレーを定着させた大塚化学も登場し、さながら「昭和カレー史」とも言えるような内容。でも、結局、カレーライスの謎は謎のままである。
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月讀命
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カレーライスは日本の国民食であり、オフクロの味だ。東京のインド料理店で注文したカレーとは全く異にするカレーライスは、日本の味といっていい。ジャガイモ、玉葱、人参と少しばかりの肉というコンビネーションこそ日本の真髄。醤油で味付ければ肉じゃが、デミグラスソースでビーフシチュー、牛乳で煮込んでホワイトシチュー、カレー粉で煮込んでカレーライス、毎日、安価なジャガイモ、玉葱、人参が食卓に並び、この組み合わせこそが高度成長時代の日本の味であると思う。この本は、カレーについての秘話等も多く散りばめられ興味深い本だ。
里季

カレーライスが新書になるとは。でも、面白そう。

07/28 15:04
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readtuktuk
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東京カリ〜番長の人が書いた本。ハウス、SB、グリコなどによる固形ルーの開発が日本の食卓にカレーを広げた。
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cec
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カレーが食べたくなった。
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FTG
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丸善オアゾで買ったらしい。201805処分
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シラヌイ
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カリ~番長が本気出したら、さすがにちゃんとすごいカレー歴史書になった。カレー愛ゆえ気づけた視点が多い。「カレー粉に小麦粉を混ぜたイギリスの料理人、シチューやキャセロール料理の手法」「おいしいカレーを決めるのは水と油の乳化」ほへー!!
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noritsugu
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「おふくろのカレーが一番うまいという男を私は信用しない」というタモリの言葉。自分も以前は「おふくろのカレーが一番うまい」に近かったなあ~、多分。以前は外でカレーを食べることなかったし。
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