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偶然を生きる (角川新書)

感想・レビュー
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hiropon181
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図書館本。何を言いたいのか、分かるような、さっぱり分からないような、個人的な思考の海に飛び込んだ気持ちとなる新書。所々では、なるほど!と思う部分もあったりするんですが。
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まひはる
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人間は偶然というものに強い興味を抱く。そしてその偶然を解明し、なんとか秩序立てて理解したいという欲求を抱き続ける――。数々の文学賞を受賞した作家が明かす「物語」が持つ力、そして今、「人間」が持つ力。
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ニッポニテスは中州へ泳ぐ
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☆=3/5 世の経験を四つのカテゴリーに分類し(直接経験、伝聞的経験、神秘啓示的経験、人工的仮想経験) 、それぞれの経験が人の生にどのように寄与するかを考察。四章まではこのカテゴリーを活かしきった分析が並び啓蒙的。が、五章以降はキレが落ちる。 体感→神秘的啓示→神話→社会規範というトリクルダウンがかつての社会を構成していた。一方で、このシステムの内の伝聞的経験と人工的経験のみが肥大化しているのが現代社会であると喝破する(社会を脅かさない=制御が容易である経験のみが許容されている)。
ニッポニテスは中州へ泳ぐ

メモ「安定した社会システムは野生の偶然を家畜化(物語化)して社会の安全圏内で飼いならし馴致する。物語化という育種と農耕」 「悲劇は運命・決定論的、喜劇は偶然・即興的な展開を本質とする。そして悲劇からはミステリが、喜劇からはホラーが派生した→ディスコ探偵水曜日、楳図かず夫のギャグとホラー」 「成功にリスクが伴うように、幸福にもリスクが伴う。→幸福はそれ自体が持つリスクを追究者の目から覆い隠す」

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平楽
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幸福への道筋、或いは自分という物語を紡ぐ上でとても興味深い知見が記されています。経験の分類、幸福の在り方の認識、偶然の必然化など曖昧模糊とした概念を解体し分析、というか言語化する手腕は凄いな、と。ある共同体の物語上を生きることで人間性を育くんできた人々、その中で個人がどうやって幸福と成るのか? そもそも何をもってして幸福とするのか? この問いかけと思考の変遷を明確化することが重要。幸福の規定すらままならない中での幸福追求ほどしんどいことはない。偶然の中を揺らぎ、これからを生きる自分にとって助けとなる書。
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推理
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五感と時間の個人経験、間接情報社会経験、信仰宗教経験、物語経験で人類史を空想的説明/TRPG以来ゲームの根底にはサイコロの偶然。偶然必然と時間感覚が物語を支配。人間は偶然を必然の物語にする。恐怖不安から必然求め抑圧憧れから偶然求める。偶然→喜劇→ホラー。必然→悲劇→ミステリー。物語特色は価値共存。小説は個人経験視点から社会経験諸価値をはかる感覚を与える装置。物語経験は因果関係の改変。ノンフィは個人経験の社会経験化で因果変えず前後濃淡させる/文明は時間短縮→実質的寿命伸長。時間と偶然奪う刑務所。科学は必然化
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Yuri
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むずいし、筆者の自慢ばっかりに感じる
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大先生
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んー、人は偶然を素直に受け入れる性質があるっていう指摘は面白いというか、当てはまるケースがよくあるかもと思いましたが、全体的に何が言いたいのかよく分からない本でした。私はかなり理解力ある方なので、私が分からないなら日本人のほとんどが分からないのではないでしょうか?苦笑。偶然を必然的、運命的、実力と勘違いするケースはほんとに多い。気をつけましょう!まず、私が…。
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ぜんこう
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冲方丁さんの新書を見つけたので借りて読んでみた。偶然と必然とか、四種類の経験(直接的/間接的/神話的/人工的)とか、物語の成り立ちとか、冲方さんなりの考えをまとめてます。 子供のころにシンガポールやネパールで過ごして日本に来てカレンダーに衝撃を受けて---キリスト教のクリスマスやら大晦日の除夜の鐘(寺)やら初詣(神社)などの混在---日本最初のカレンダー(暦)を作った渋川晴海の話(天地明察)を書くきっかけになったとか。 ちょっと真面目な本やったから疲れました(^^;)
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ラック
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はまゆう
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ヒトは4つの経験に左右されていることを知った新書。 天地明察読みたくなったわ・・・
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バーベナ
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ゲームのガチャの話が面白かった。お金と時間の価値は、同じくらい重要で、だから即日配達が当たり前になってきている等。幸せを感じるには訓練がいるという言葉が好き。誰かが与えてくれるものではなく、自分で実感していくもの。自分がなくても暮らすことが出来るし、とちらかというと『我』はないほうが、誰かに都合よく、社会人的には善人にみえる気がするのは怖いなということを、読んだ後に考えた。
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ヤヨネッタ
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居酒屋で一晩中熱く語り合ってるような気分になれて作家さんのことが身近に感じられて楽しかったです。わかる部分もわからない部分も含めて豪華な後書き、自分語りとしてファンとしては面白かった。
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M氏
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物語と社会、個人の関係。幸せになるにはリスクをとって訓練する必要がある。など、ヒントはあったが…練り込みが足りない感。ちょっと早く出しすぎた?
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newyorker
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皆さんと同じですね。何を言いたいのかが伝わらず、途中で断念してしまいました。残念。
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じゅんじゅん
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幸福感を得る人生なんてそんなに簡単に結論だせるもんではないので仕方ないのかもしれませんが、つらつら日ごろ考えていること思っていることを書き連ねて結局何がいいたいのかはっきりとはわからなかった。
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ビター
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もっと個人的体験を交えつつまとめた方が良かったのでは。言いたいことを片っ端から言うわけでもなく、体系的にすっきりしているわけでもなく散漫だった。
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ぞいぞい
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思っていることを単に書き並べた、という印象を受けてしまった。何を伝えたい本だったのか、ちょっとよくわからず、途中で断念。
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akinbo511
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冲方さんの小説は、ラノベもSFも歴史ものもおもしろくて好きだけど、この本は難しすぎて何を言いたいのかよくわからなかった。
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645TJC
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偶発的に発生する物事の繋がりや関係性におけるプラスの側面を意識したい。
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gokuri
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物語、偶然、幸福、時代・・・様々な言葉が扱われて語られる。とても感想が書きづらい。著者が外国で過ごしたことにより、これだけ日本の社会や日本人を客観的に語ることができるのだろうか。不思議な本だと思う。
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ひさくら
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経験を感覚的経験、社会的経験、神話的経験、物語的経験に分けて論じていたのは作家としての本領発揮という感じでとても興味深く面白かった。しかし、最後の方で幸福を論じる時にアドラー的思想の劣化版焼き直しみたいになっていたのであまり読後感はよろしくないな
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しよ
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新たな師を得た気分。
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なつのおすすめあにめ
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帯に「物語とは何か。」と書かれているものの、二冊ほど出ている創作ハウツー本のような本、ではなかったですね。当然ですね。で、自分に置き換えると、『第七章 幸福を生きる』がよかったのですが、特に『幸福を求めるリスク』の項が印象に残りました。さて、アノニマスの続きを読もう。
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里馬
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ちょっとさらさらと読み流してしまった。面白くないわけじゃないけど、、、
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はすのこ
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良書。やはり、文章表現が上手い。
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や
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自分の経験、社会の経験、神話、人工的な物語。 どれもバランスよく学び、体感し作り出すことが必要。 自分の生きている意味を考えて、不安でも前に進まないといけない
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まつじん
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小説ではなかったです。冲方丁さんの創作にかける思いとか源、そしてこの業界を発展させていこうとする意気込みに圧倒されました。中身についてはみなさん各自で読んでね!
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Keizy-soze
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【偶然を生きる】 3月31日読了。 2016年36冊目。 ‪#‎2016本めも‬ 「天地明察」の作者の物語を通じて偶然と必然の謎を解き、 人は、どのようにして、偶然を生きていくのか。 また、人間としての幸福をつかむ術を探っていく。 経験を 第一の経験(五感と時間感覚) 第二の経験(社会的な経験) 第三の経験(神話的な経験のビジョン) 第四の経験(人工的な経験の物語) に分けて、語っていくのだが、うーん、難しい。 例えがなかなか物語で著者の個性が出てる感じ。 メインポイントは以下 「幸せな人生を送
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kasagumo
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経験を4つに分類し、それぞれに照らし合わせながら偶然と必然、物語、日本、リーダー、幸福といった諸概念を見ていく、思考のフレームワークのような一冊。さほど突飛な結論はなくむしろ堅実。価値観や物事の意味といった捉えがたいものを生きた言葉へと変換していこうとする、本書に刻まれた力強い手探りには勇気づけられることしばしば。既にそういった言葉を物語として世に出していらっしゃることに一ファンとしては何度もお世話になっているので、今回はその背景を講演会のような場で話してもらっているような感覚で読んだ。
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amishima
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ゆったり読める新書かと思ってましたが、意外と集中力のいる読書でした。いくつかのテーマのうち、「経験」「物語の機能」についての洞察は興味深いものでしたが、それ以外のテーマについてはやや散漫な印象で、意外と常識的。それでも「マルドゥック」シリーズの作者の脳内はどうなっているのか、という好奇心は満たされました。なぜ人間は「偶然」を生きていけるのか、なぜ自分で振り出したサイコロの出目を「必然」として受け入れることができるのか、このへんの語りの熱っぽさが、この本におけるこの作家さんらしさなのでは、と感じた次第です。
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KKS
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単独で読む本というよりは、冲方丁の考え方を綴った副読本にあたるのかな。ジョーゼフキャンベルの著作からの影響も感じられる、独特の語りになっているので、先に"神話の力"などを押さえておくと受け取り方がわかりやすくなるかも。
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