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古来種野菜を食べてください。

感想・レビュー
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saga
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著者の経歴は変わっている。調理師、自然食品専門店のバイヤーから、東日本大震災を契機に「種」を守る八百屋になった。日本各地でそれぞれ伝えられてきた伝統野菜、在来野菜を、著者は「古来種野菜」と総括した。その古来種野菜を守るには、その種を引き継げるようにしなくてはならないのだ。F1種は大量生産・大規模農業には適しているが、一代限りの収穫しかできない。古来種は、種採り作業を併せると小規模・少量生産にならざるを得ない。それでも著者は、次代の子どもたちに引き継げるように、種を守るための活動を続けているのだ。
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ふじひよ。
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古来種野菜、愛が溢れてました。
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トラッキー
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在来種、固定種の野菜とそれを受け継ぐ人々に対する愛が溢れた本。確かに種は毎年作物が育てられてはじめて次世代に引き継がれていく。一度途切れたら絶滅。そう考えると、とっても貴重なものだと再認識。自分も古来種野菜を育ててみたくなって、種を注文してしまった。
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けんとまん1007
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種をつなぐ意義は、全くの同感。最初はF1であっても、そこから種をとり、来年につなぐことを続けることで、その畑にあったものになる。自家菜園をやっているので、僅かだが、つないでいる。その中でも、里芋は親父の代からなので、うちの畑にあっていると感じている。一般的な流通にのらない野菜。基本は、家族が食べる野菜であって、その次におすそわけできるもの。つまり、あんしんして食べることができる野菜、野菜くさい匂いがする野菜。それを作りたい人と、それを口にする人を増やすこと。考えるヒントがいろいろある。
えむ女

我が家も里芋は繋いでいます。買った苗の成長が悪くても自家芋はそこそこ実ります。ここにあってるんだなと思います。ご近所からここ特有の野菜タネなどいただくと本当に楽しい。ここで採れるものをここで食す幸せ。

01/03 16:37
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Sakie
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日本農業新聞など読みながら釈然としなかったものが晴れた。今、国が推進している農作物の有機化は、ぱっと見に必要なことなのだけれど、思想が伴っていない。それはトップダウンなせいらしい。著者は「農業」と「農」を別と捉える。国民に食べさせるだけの農作物を確保するためには、化学肥料も最新技術もAIも使って、量を確保する、それが「農業」で、一方の「農」は古来の知恵や自然の持つ力を信じ、少量でも守っていく思想ありきだ。どちらも必要と捉えつつ、双方寄せ合っていけたらいい。『農法は生き方』。ならば、食べ方も生き方だなあ。
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虎ボルタ
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ネタバレ長らく本棚で眠ってましたが、一度手に取ったらスルスルと読み終わってしまいました。慣行栽培やF1種に対してガンガン来るかな…と思いきや、きちんと存在意義を認め、「古来種野菜」(=筆者の造語)は食卓に一品でよい、とする、今まで読んだこの種の本の中ではもっともニュートラルな論調だった。来年は固定種の種蒔いてみるかな。
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Ai  Camo
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表紙のデザインが素敵だなと手に取りました。古来種野菜が地元長崎で作られていたとは!!店頭にあったら手に取って食べてみようと思いました。お野菜のことを物流、農家、種など多角的な方面で学ぶことができて興味深かったです。
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yuya
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初めてしった、古来種野菜
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みゃ~
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全国の在来種野菜は1214種類もあり、大根が110種類、茄子は67種類、蕪が78種類、きゅうりが50種類…。こんなにも種類があるのは日本だけらしい。育てにくかったり、流通しにくかったりして作られなくなっていく野菜、消えていく野菜がとても多い…。F1と呼ばれる種の話は「紙の動物園」にも書いてあった。今の主流のF1の種と化学肥料と農薬を使う大量生産・大量流通の『農業』を否定するのではなく、それとは違う過去の日本の『農』を、在来種の種をどう守っていくのか。そんな野菜の存在を知るだけじゃなくて食べてみたい。
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いそとま
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甘く美味しく改良される果物とは違い、野菜の場合、ほとんどが機能を求められ、美味しさや栄養価は二の次だとか。確かに、何千円のマンゴーは売れるけど、野菜では考えられない。料理雑誌は花盛りだけど、塩をしただけ、焼いただけ、蒸しただけのシンプルな調理で野菜を大切に味わう文化があってほしいです。ほかに、道の駅は適正価格での市場形成が難しい話、ジーンバンクの限界、有機JAS 認証の陥りがちな罠、消費者団体の活動が30年を経て高齢化で低下し、支えられていた生産者がいま過渡期にある、などのトピックが面白かったです。
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minorisomali
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熱かった・・・!種を絶やしたくない、という熱い想いが伝わってきて、早速伊勢丹新宿店で古来種野菜を購入。食べてみてわかった。「味覚の多様性」が失われる懸念etc...渋味も「美味しい」。普通の「美味しい」とは違う「美味しい」。
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国語コーチング@ちろちゃん
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図書館でふと見かけ、なぜか手に取りたくなった本。著者の熱い思いが伝わってきた。日本には大根だけでも百種以上あるという。2日に一度はスーパーへ行くが、同じ規格の野菜が美しく並ぶ。この状況は実は異常なのかもと気づいた。遠い親戚が自家用につくっている野菜をよく頂くが、売り物にならないようなでこぼこ野菜ばかり。しかし、本書に古来種野菜として写真に載っていたものを頂いていた!とわかり、大切に食べようと決意。野菜は人間の手が入らないとできないし、伝わらない。種を伝えてきた名もなき人々の思いも食べることで頂けるのだ。
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kohatable
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ネタバレ昔から親から子に、人から人に繋がれてきた野菜のタネ。そんなストーリーがぎっしり詰まった野菜を流通させるための取り組みと農家さんとのお話でした。 全国にはたった1件の農家だけで継がれているタネもあり、かたや京野菜など知られた野菜があり。すべての野菜を全国に広めることは無理でも、一種類でも一人でも食べてもらいたい。そう思いました。
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Yoshie S
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行けなかった吉祥寺の種市。たまに出没する自由が丘などなどのマルシェで何度かお野菜を買ったことがあるが、改めて著書を読むとお野菜セットを購入したいなぁという気持ちになる。日本全国の在来種は数限りなくあるはずで、とくに近い地域のお野菜は味わったみたいと思う。 種取りをして繋いでいくことは今の世の中ではとても尊く感じる。
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a
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なぜ在来古野菜なのか? F1種という種は皆同じようにできて大量生産可能なために改良された種で一回限りで終わる。そのためまた種を買わなければならない仕組みになっている。 在来古野菜は種ができるので何代にも渡って生産が可能だが大きさなどは不揃いになったりする。 この野菜を扱っている農家はそのデメリットのある野菜を大事に思い、代々受け継いでいきたいと考えている。 作る側の意識が違えば野菜自体も違うものになると思う。 この野菜を大事にして代々受け継いでいきたい、そういう意識で作られた野菜を食べたいと思う。
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Fみほ
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古来種野菜、私も育てています。でも、なかなかその現状や存在価値をわかってくれる方が少ない中、しっかりとした説明やデパートの売り場の紹介で、消費者もデパートで気軽に買え、美味しさを感じ、食べて生産者を応援することができます。私ももっと沢山作って友人にお裾分けできるよう、頑張ろうと思えました。
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たぬきどん
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私も古来種を育ててみたくなりました。
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takao
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食べたい。
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headbanger
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古来種(固定種)とF1種。私たちが口にする野菜の多くがF1種である。人間の手によって改良されてきたF1種は不可欠な存在であるが、古来種が滅びF1種だけになってしまう事は寂しく悲しい、そして恐ろしく危険だ。どうかそのような事になりませんように。
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Humbaba
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いくら作りたいと考えても、それが売れなければ作ることは出来ない。だからこそ、それを売ってくれる相手がいれば連絡して売ってくれるかを確認したいと考えるのは自然なことである。そのような生産者の心を大切にしたいと想って始めたのだからそのような話はとても励みになる。
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あじ
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先祖代々受け継いできた種で作った野菜を、著者は総称して【古来種野菜】と呼んでいる。現在では流通する事が稀で、農家さんの畑で細々と自家消費、種の採取が行われている。絶滅危惧である古来種の種を、未来に繋いでいこうというのが本書の主旨。生産に関わらずとも購入し味わう事で、その種は次世代に引き継がれてゆくと著者は私たち消費者に呼び掛けます。また台頭しているF1種について否定をせず、古来種との共存を唱えている点に共感を覚えました。この活動に至るまでの経歴と熱意も確か。八百年の平家大根、木引かぶの話が印象に残る。★4
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古来種野菜を食べてください。評価81感想・レビュー21