形式:新書
出版社:筑摩書房
だったと報道されたことにより、大防潮堤は海外の津波研究者にも注目されるようになる。/昭和三陸津波七〇周年にあたる平成一五年(二〇〇三)三月三日に、田老は「津波防災の町」を宣言した。」(No.2547)「平成二三年(二〇一一年)の東日本大震災の影響に伴い発生した津波は、午後三時二五分に田老地区に到達した。海側の防潮堤は約五〇〇メートルにわたって一瞬で倒壊し、市外中心部に侵入した津波のため、死骸は全滅状態となった。死者中、行方不明者は、地区の人口四四三四人のうち二〇〇人近くに及んだ。」(No.2560)
"ハーンは、絶えず自然災害に見舞われるという日本の風土が、特徴的な文化を生み出したのではないかという仮説をもとに、独自の日本人論を展開した。 " "ハーンによると、日本の「物質的な存在」の特殊性はその「不安定性」にあり、この特徴は、ほとんどすべての日本の建造物の「かりそめ」の性質で実証されている"
稲むらの火 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E3%82%80%E3%82%89%E3%81%AE%E7%81%AB
釜石の奇蹟と防災教育『津波てんでこ』 https://bohjingaku.com/tendenko/
別所温泉の北向観音常楽寺には善光寺地震絵馬が掲げられている。尾張国市之助は15人の一行と旅行。ひとりだけここ北向観音に参詣し、善光寺詣で。地震1847年3月24日21時頃のM7・4を回避できたという(110頁~)。阿南町新野地区の1月14日におこなわれる新野の雪祭りも紹介されている(196頁)。これは、伊豆神社境内で、19種類の面形(おもてがた、仮面)に、作り物の駒、獅子頭、馬形、牛形などが加わり、朝まで繰り広げられる夜田楽。折口信夫が雪祭りを発案。雪が降ると豊作になると言われている。
中川村大草にも「風三郎神社」があり級長津彦、級長戸辺を祀る。洞窟があり、明治初め、このなかに入り聖所を粗末にしたことから大暴風が起こったことがあると言い伝えがあるようだ(215頁~)。聖なるものは大切に致しましょう。
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