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佐野洋子 あっちのヨーコ こっちの洋子 (コロナ・ブックス)

感想・レビュー
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飼い猫の名はサチコ
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図書館で見つけて一読。没後7年で出版された、著者の仕事と人となりを、親交のあった人達によるアンケート結果に基づいて編まれた1冊。編集者の刈谷さんのコメント「竹を割った性格であり、時に竹を折ったような性格にもなる」というところに佐野洋子さんの人物像が浮かびあがる。名作『おじさんのかさ』のおじさんの顔が、当初、英国紳士風だったのが、出版社の指示で農協のおじさん風に描き直しになったエピソードと当初の絵が見られたのが面白かった。
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nadami30
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佐野洋子さんの作品の一部抜粋たちと、洋子さんと親交のあった方たちの寄稿文で構成された、佐野洋子ファンのための一冊。 完璧に良い人ってわけじゃなくて、毒も含んだ観察眼が気持ち良くって魅力的な方だよね、ヨーコさん。 亀和田武さんの寄稿文「一流の悪口」、悪口ってのは語り手の品性が問われる人間ウォッチングだけど佐野洋子さんの"喋り芸"は一流で格好良かった、という記述は印象的だなぁ(p.69)
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にゃんこ
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ネタバレ佐野さんが「四合院」に住んでいたのは興味深い。世界が四角く切り取られる視界。「私に何の才能がなくても、人にめぐり逢う才能があったと思う」「今読む本が無いと不安で…何でもいいから読むものがある方がいい」この部分は共感を覚えた。意外だったのはビートルとロードスターに乗っていたこと。私と同じじゃないか。何故この本を予約したか覚えていないけど、おじさんのかさ、読もう。
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niki
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「ヨーコさんの言葉」を観て以来、佐野洋子が大好きだ。一番好きなのは彼女のエッセイ。次に好きなのは彼女が描いた丸い裸の女たち。 言葉は雑だけれど正直で優しい。極妻みたいでもある。そして絶対に近付きたくない人。何を見透かされ、何を言われるかわからない。 佐野洋子のエッセイを読んでいると、好きにやっていいんじゃん、正直に生きていいんじゃんと気持ちがラクになる、自由になる、勇気付けられる。 こういう人は今の世の中にはいない。周りに何を言われるかわからないからこんな風に存在できない。つまらない日本、つまらない私。
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スローリーダー
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佐野洋子のファンブックですね。名前をよく耳にしていたので情報の為に読んでみた。所謂人間力に溢れた人だったのでしょう。個性のある絵が描ける人が羨ましい。
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たなべぇ
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ネタバレ『100万回生きたねこ』の佐野洋子さん、どんな方かこの一冊に凝縮されています。 私の母と同世代なのに、とってもカッコよくてオシャレ。自作絵本はこの世に21冊生まれた。とても魅力的な絵本の主人公たち。編集者さんや同級生、ご家族などなど交流のあった方々へのインタビューも掲載されていて、その印象も人それぞれ。最期まで、イキイキと生き抜いた様子が窺える。エッセイも読んでみたい。絵本も手元に置いておきたい。
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springday
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ネタバレ佐野洋子さんの人生がスッと入ってきた。未発表の絵や友人たちの思い出話と共に。ポジティブに生き、「多分、この世界を愛するために生きていると思うのよね」「出産は不滅の嬉しさだった」「私に何の才能がなくても、人に巡り逢う才能があったと思う」と。洋子さんについての一言コメントで、谷川俊太郎さんの「一言でなんか言いたくない」に深い繋がりを感じた。
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ガラスの文鎮(文鎮城)
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オフィスジロチョーとは佐野洋子の事務所。2010年に本人が亡くなっても著作権管理の為存続している様だ。その事務所が生前の知り合い達にアンケートを送りそれを纏めたもの。佐野洋子とはどういう人であったか。学校の友人、編集者、近所の人、息子及びその友達、元夫など。色んな角度から佐野洋子とは何者であったかがおぼろげながら浮かび上がる仕掛けになっている。佐野洋子の猫は大変有名だが感心するのは一筆書きの様なスケッチの数々。特に女性の裸像。実に豊満で良い。佐野洋子はさして豊満ではない様なので何処から来るイメージなのか→
ガラスの文鎮(文鎮城)

母親の事を語った『シズコさん』の表紙がこのタイプ。山本容子に銅版画を習ってからは銅版画作品にこのシンプルにして心惹かれる女性像が多い。ピカソの線画にも似ている。さてアンケートだが2つ紹介する。①隣の家の小学校の女子と垣根越しに交換日記をしていたと。娘の宝ものになってます、と言う隣家の母親②「母」には向いてなかったと思います、と言う広瀬弦氏。実は息子。ついでに元夫の一人谷川俊太郎は一言では言えない、と答えてます。うつ病や乳がんなど病多い人と言うコメントもあったが本人は思いっきり走りきった気分だろう。合掌。

02/05 20:32
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ハチワレ
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佐野洋子さんをあまり知らずにこれを読みました。美大予備校の話や幼少期の話、わかる…と思う部分もありつつ、そんな経験を?!と感じる部分もあり面白かったです。こういう、自分を強く持っている感じ憧れるな…
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凪ちゃん
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図書館に行ってたまたま手に取ったエッセイ本。 書籍未収録の原画や、絵本を描くときに使っていた道具、貴重なお写真や彼女と交流があった人たちが寄せたエピソード集。 楽観的でチャーミングで少しトゲがあるけど自分の軸がしっかりしてる佐野洋子さん。ステキ 他のエッセイ、絵本も読みたいと思いました🐈
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あられ
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「おじさんの傘」や「100万回生きた猫」は知っていたが、佐野洋子を認識していなかった私はたまたま手に取ったエッセイ集でその魅力にはまった その時はもう亡くなっておられた この本はそんな私に失った機会を埋めてくれているようだった
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ともりん
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2017年。佐野さんの小粋なエッセイに添えられる、反転、彩色変更前の原画・農協おじさん風に変更前のイギリス紳士風『おじさんのかさ』・書籍未収録の原画・ゆかりのある方々との写真の数々。『シズコさん』読後に見る家族写真はつれない。『シズコさん』の装丁の帯に関し、恨みつらみしかないからもっとどぎつく、真っ黒にしてと口したエピソードも。交流があった方々の寄稿文やアンケートから伝わってくるのは、もてなし上手な佐野さんとの愉快な時間が大好きだったということ。
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ちい
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以前にも書いたけど。佐野洋子がクラスメイトだったら、友達にはならなかった気がする。きっと、ちょっと憧れる部分もある反面、苦手な人だったろうな。それは、彼女の前では自分を取り繕えず、アワアワしそうだから。
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tom
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図書館散歩で拾ってくる。佐野洋子の没後、知人関係者からアンケートを取り、それを集計して本にしたというもの。佐野洋子がどういう人だったのかについて、多くの人が回答している。こういうアンケートだから、悪く書くはずはないけれど、洋子さんに対するコメントのふり幅が大きくて、なかなか興味深い。私が最初に読んだのは、確か「本の雑誌」の連載コラム。「ゴミは誰かが片付けないと、いつまでもそこに居る」と怒りの言葉が書いてあり、なるほどそうだと思ったことがいまだに記憶にある。もう一度、彼女の本を読みたいなあと思ったのでした。
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こほみん
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■原画や幻の「おじさんのかさ」の絵を見られたのはとてもうれしい。 ■関係者の佐野洋子談は彼女のお通夜で彼女を偲んでいる人たちの会話を聞いているよう。内輪向けの本を公にしたような印象で、本でしか佐野さんを知らない身としては置いてきぼりにされてる気持ちになることもあった。■佐野さんが周りからどう思われていたかよりも、佐野さんがかいた絵を見たり文章を読むのが私は好きなんだ、と気づいた。
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みさこ
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悪口もほめ言葉も、結局はみんな彼女のことが好きだったということが伝わってくる。
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たこい☆きよし
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知らなかったことたくさん。駿府城の城内の小学校に通ったのか! それに清水西高出身! あと、出産で自動的に母性本能が身体で発現する様を客観的に言葉にしているのがすごい。未発表の絵や、いろいろな人から見た佐野洋子像が興味深い。
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K
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図書館)佐野洋子さんの絵本は 子供たちが小さい時 何冊か読んだ。佐野さん自身に興味を持ったのは、NHKの「ヨーコさんの言葉」に出会ってから。ヨーコさんって群洋子?佐野洋子?って初め分からず。たまたまチャンネルをかけて見られる時に見た位。でも気になって 図書館で借りまくった。◆この本で 洋子さんの写真をたくさん見たが、チャーミングな人だと感じた。絵は……抽象画時のピカソ風で、う~ん 好きじゃないけど…。色んな人の寄せ書きみたいのを読んでて 実際の洋子さんは私の苦手なタイプだろうなと思った。 ⇒⇒⇒
K

⇒⇒⇒ エッセーは もっと読みたい!

09/28 02:34
K

※ 平凡社のコロナ・ブックスシリーズだって。コロナ…この時代にこの本を読むなんて なんだか不思議。

09/28 02:46
3件のコメントを全て見る
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peco
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ドクのある人がスキ。ヒトにキラワレタクなくてついついいい人ぶってしまうから。アコガレテしまう。ヒトに正面きってドクを吐ける人はヤサシイ。優しいフリをしてる人より100万倍ヤサシイ。だから胸がキュンとなる。
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aya
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きらくに読書。随所にでてくるイラストのタッチがすてきでした。
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MOTO
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佐野さんの作品の一部と、彼女と交流があった人達が寄せたエピソード、それに貴重なお写真が多数…。 読み終える頃には、確実に佐野さんが脳内に召喚されているのを感じました。面白い人の周りには面白い人が集まるもので、彼女を一言でいうと…が興味深かった。彼女の元夫谷川氏は「一言でなんか言いたくない」って、一言で言葉なんかに収まり切れない洋子さんの大きさを言ってのけた。さすがだ。
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ユカ
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佐野さんの絵本は本によって絵の雰囲気が違う。内容にも合わせてるのかもしれないが、道具の問題があったのね。使ってた道具が手に入らなくなった、自作がうまくいかなかった、など行き当たりばったりな感じが佐野さんらしい。かっこいい姉御なのにすぐ反省したり泣いたり。交流のあった人たちの証言からいろんなことが見えた。佐野さんの絵を一同に見られたのは嬉しい。
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Manabu  Tokushima
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ざっと目を通した。
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キラ@道北民
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絵本の絵や銅版画などの未収録作品、エッセイに書かれた言葉、多くの友人たちの証言を集めた佐野洋子の一生。どの時代の友人も一読者の私も印象が変わらず、お付き合いにも作品として表現する時も感じる真っ直ぐさ、潔さに惹かれますね。
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大和桜289
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本書はオフィス・ジロチョー(ジロチョーとは清水市出身ということでつけられた佐野さんのあだ名)が、彼女と面識があり、交流のあった方々へアンケートを行い、その集計結果から本づくりを企画されたものだった。私たちに知られていたヨーコさんだけでなく、多数の方々の彼女に対する印象や、未収録の絵やなつかしい写真などを多数配し、今まで知らなかった洋子さんを浮かび上がらせていて面白い。僕には奇妙に見えてよく分からない絵は苦手だけど、エッセイからは凄い馬力を感じさる可愛い人の印象。11歳で亡くなった兄さんへの想いが伝わる。
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sazen
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★★★★結局、彼女の取り巻きによる彼女への評価の大半が「身勝手で我がままで、人の悪口が得意な舌峰鋭い女」。…こわ!でも、好き勝手に車やバイクを乗り回し、やりたい仕事をやりたいようにやっている有様がかっこいい。お母様との関係が良くなかったように御本人が書いているが、こんなにアクの強い娘なんてどんな親でも難しいんじゃなかろうか?とつい親目線で思った。
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ロバパン
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図書館で借りた本です。
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木漏れ日の下
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絵本や児童書で親しんできた佐野洋子さん。最近、佐野さんのエッセイを読むようになり彼女の飾り気のない真っ正直な人柄に憧れと興味を持つようになった。本書は佐野洋子さんのことを知る人達から彼女についての印象などを聞いてたり、未収録の絵や子供時代や昔の写真なんかもたくさんあって楽しめた。佐野さんの言うとおりお父さんはかっこよかったし、佐野さんが一心同体だったと書かれてたお兄さんの写真載ってて感慨深かった。まだまだ読んでないエッセイがたくさんあるので、少しずつ読み進めていきたい。
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Doris
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洋子さんて素敵です。写真がたくさんあって、いろいろな寄稿文も読みやすくて、楽しい1冊でした。
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myaown
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佐野洋子さんに関わる様々な方々から寄せられたコトバたちが良い。ずっと読んでいくと佐野さんの"ヒトたらし"ぶりが見えて来る。エッセイや物語を読んだ後なので佐野洋子というヒトがどういう生き方をしてきたのか?を準えていく様でもあった。絵本の中のコトバも紹介されていたのでこれからはそれらも読んでみたいと思った。
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いるか
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佐野洋子さんのエッセンスが詰まった玉手箱。どこからかじっても洋子さんの味がする。『100万回生きたねこ』に涙した人には、是非見て読んで感じてもらいたい。ヨーコさん大好きだよ。
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野のこ
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以前読んだ「あっちの豚こっちの豚」と題名が似ていて面白そう!と借りました。佐野さんを振り返る本。絵の雰囲気が好きです。作った絵本に思いを馳せ、北京時代 父や兄の思い出はしみじみと、ふつうの洋子さんからは生き生きとした雰囲気を堪能しました。古道具屋さんのねぎり合いには笑った!学生時代に薔薇のような唇のイメージで授業中に薔薇の花びらを唇に上下くっつけた話、なんかいいな♪ 「佐野さんを一言で言うと」に谷川さんが「一言でなんか言いたくない」にはドキっとしました。ベットまで朝食を運んでくれるなんてお姫様気分♪
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入江大和
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懐かしい「おじさんのかさ」に別の絵があったとは!しかもその絵の方がおしゃれでイケメン!…のような発見も楽しく、大勢の関係者のアンケートインタビューや、佐野さんの年表や仕事の記録などとても贅沢な一冊でした。エッセイを読み返したくなります。そして、やっぱり佐野さんがいないことが寂しい。
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ほう
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佐野洋子さんてしっかり自分を持っていた人だったんだなぁ。
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Ayano
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佐野洋子さんの人柄について少しわかる本。 佐野さんのエッセイをまだを読んだことがないので読んでみようと思う。
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BJ
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1600
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にゃんた
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佐野洋子さんの作ってきた作品、写真、彼女を知る人の語る声に、もういないはずのその姿がどんどんうきあがってくるようだった。態度言動、作品に裏表が何もない、人に対して凡人には気づかない角度から迫る、あまりにも正直ではっきりしている、とか。私が佐野さんを好きな理由は自分とは正反対のその潔さかなぁ。こんな風にたくさんの人に強烈な印象を残したその人生に憧れる。背表紙の2匹の猫が背中を向けて見つめているのは、遠く旅立った佐野さんの姿のように見えた。
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エイコピクミン🌱過去レビューにナイス⭐︎ありがとうございます
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なんて面白いファンブック!絵本誕生の裏話や秘話に、えーっと驚きました。。叔父に姪に、元夫谷川さんと息子賢作さんらの一言メッセージ。弦さんの同級生なんて、言うたら友達の親だよね。おまえの母ちゃん、なんかカッコイイなーって感じ!?佐野さん本人は不在なのに存在感がぶわーーって強くて、なおさら惜しまれる。涙でるってば。。谷川さんと結婚されてた頃から読みはじめたので、ファン歴25年。これからもずっと!永遠に。
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アコ
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2010年に他界した佐野さんを惜しむ気持ちが伝わる。個人的にやはりパステル調よりもキリッとした線画が好き。絵画やエッセイを少しずつ楽しめるのはもちろんのこと、多くのゆかりがあるひとたちが語る“佐野洋子というひと”を掲載。豪快ながらもどこか繊細である大変魅力的な人柄が伝わる。元夫である谷川俊太郎氏の『佐野洋子を一言でいうと…』への回答が「一言でなんか言いたくない」にグッと来る。
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