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系外惑星と太陽系 (岩波新書)

感想・レビュー
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イシカミハサミ
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地球を知るためには宇宙を知らないといけない。 宇宙を知るためには地球を知らないといけない。 ただ宇宙の学問と地球の学問は地続きにはなっていない。 なるほどこれはなかなか難しそう。 これを読んでいくと、 生命の存在というのはこの広い宇宙でもやっぱり至難なのではと思えてくる。 本書はジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げよりも 前に書かれたものなので、 ここからさらに研究は進んでいるのだと思う。
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竜王五代の人
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2017年の本。いまだ発展途上の系外惑星発見術(いくつかの技法とそれぞれの強み弱みも)、とはいえ現在分かっている点とそこから推測しうる点から、惑星誕生論の、我々の太陽系に縛られた「私の科学」から、一般的な「天空の科学」への飛躍が、分からない・うまく説明できないところはそのままに述べられる。成長途上で惑星は軌道をいろいろと変えうるという考えの導入、木星・土星を「うまく」今の軌道に落ち着ける「グランドタック」説が巧妙過ぎるのではないかという疑問も。
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Akiro OUED
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太陽系以外に惑星はない、という思い込みが、すでに観測されていた系外惑星の存在を認識を妨げていた。未知の素粒子が見つかって、素粒子の理論が書き換えられてきた歴史と同型なのが楽しい。天空の観測によって、ヒトとは何かという問題に立ち返ってくるとは、やはり、今こそ哲学の出番だね。
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びっぐすとん
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図書館本。最近良く耳にするハビタブル惑星。私達はどうしても地球と同じような星、生命体を想像してしまうが、ハビタブルといってもそれは地球と同じ条件とは限らず、全く同じ星というのはそれこそないだろう。大気、磁場、プレートテクトニクス、衛星など惑星によって状況は様々であり、ハビタブル惑星を地球しか知らない現状では何が必要な要素なのかはわからない。恐らく生命は宇宙の至るところに存在するのではないか?ただそれを確認するには宇宙はあまりにも広い。地球のように1系統だけではなく複数の系統が共存する星もあるかもしれない。
びっぐすとん

地球上の生物はヒトもトウモロコシも大腸菌も同じ20酒類のアミノ酸と4つの核酸塩基(共通祖先)で出来ている。他の組み合わせの生物もいたのかもしれないが、生き残ったのがこの系統だったのかもしれない。地球上の岩石とヒトの赤血球では酸素の同位体は同じだ(火星人がいれば火星人は違う同位体らしい)という。星もヒトも同じもので出来ているんだなとなんだか不思議。アミノ酸といい、地球出身と将来出自を判別するのに使われたりするかも?

03/29 11:46
びっぐすとん

【蔵書登録】面白かったので購入

04/13 12:14
3件のコメントを全て見る
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ニョンブーチョッパー
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★★☆☆☆ 太陽系から系外惑星に向けてとても丁寧に書かれている。太陽系は標準的ではなく例外的な存在。観測した結果に合わせて理論を作っていくところは、まず人が話す言葉があって、あとから文法を整えるのに似ている。ただ、残念ながら、読むタイミングは今じゃなかったかも。
Akiro OUED

「三体」の惑星すら、あり得ると思いました。

04/25 01:55
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matsu
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タイトル通り、太陽系外惑星と太陽系についての本。宇宙にはどのくらい地球型惑星が存在しているのか。地球は宇宙の他の惑星とどの程度似ていて、どの程度特殊なのか。太陽系はどのように形成されたのか。などなど非常に面白かったし勉強になった。
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まーくん
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本年度ノーベル賞/系外惑星がらみで再読。井田先生の著書二冊目。2017年刊。太陽系以外の惑星系について最近の成果も織り込み解説。ドップラー効果を使った視線速度法に加え、惑星の中心星前面通過による明るさ減小を検知するトランジット法(ケプラー宇宙望遠鏡はこの方式で既に数千個の系外惑星を発見)等についても説明。当初は異形の惑星の発見が多かったが、次第に太陽系に近い惑星系も見つかってきている。恒星が惑星を伴うことは多分普通の事かも?地動説により地球中心主義から脱却したように、太陽系中心主義からの脱却が必要と強調。
まーくん

サワークリームさん、こんにちは。お気に入り登録、もちろんです。ありがとうございます。よろしくお願いします。

03/21 15:32
サワークリーム

ありがとうございます。相互お気に入り光栄です😃今後とも宜しくお願いします🌸

03/21 17:55
4件のコメントを全て見る
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飯田一史
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「地球に似た惑星発見」なるニュース報道の仕方は基本的には不正確。太陽系外惑星の発見により、太陽系中心主義的だった惑星形成理論は覆され、脱・地球中心主義的な生命誕生に関する新仮説にまで繋がることを示す。
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あやてい
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太陽系の起源についての標準理論は大むかし岩波『科学』の特集で興味ぶかく読んだ。その後理論の矛盾点がある程度出てきて議論されていたのは知っていたけれど、系外惑星の発見がそれを決定的にしたわけだ。ホットジュピターなどの発見は知っていたけれど、現在すでに数千の系外惑星が発見されているのを知ってびっくり。わが太陽系しか事例がなかった時代の理論が新発見によって覆るワクワク感が、科学の面白さを伝える。初期パラメータの変更によって多様な系外惑星の成り立ちが説明できるのか、理論の全般の見直しが必要なのか、興味は尽きない。
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ころこ
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カント・ラプラス星雲説の興味から本書を手にとってみました。系外惑星とは、太陽系以外の惑星の総称のことです。カントの時代は、太陽系の動きから世界の原理について考え、それがキリスト教文化圏の世界観や、カント哲学におけるアンチノミーをつくってきました。1995年にはじめて系外惑星が発見されて以降、様々なことが判明してきています。惑星系は古典的標準モデルである円盤仮説で形成されたのが確実になりましたが、ホット・ジュピターやエキセントリック・ジュピターの発見は、従来の常識を破壊する態様を持っていました。近年における
ころこ

観測技術の発達によって、程度の差はあれ我々の宇宙に対する認識の変更を迫られています。以前でも、液体の水の海を持っているため、生物が生存している可能性があるハビタブル惑星の存在は指摘されていました。ハビタブルゾーンに入る惑星の中で水、窒素、炭素が持ち込まれ、その割合の絶妙さで成立しているのが我々の地球です。ですが、なぜその様な絶妙なバランスを維持しているのか、現時点では解明への緒に就いた段階だということです。他方、観測されたハビタブル惑星の中で、実際に地球外生命体が生存する条件はどの様なものか、その条件をフ

11/05 20:39
ころこ

ィードバックすることで、何が地球を特徴づける本質なのか、その全ての答えは、まだ分からないとのことです。

11/05 20:39
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渡邊利道
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ハビタブル(居住可能)な天体というテーマのもと、惑星観測の方法、太陽系の形成、惑星の多様性、地球の構成、ハビダブルな惑星の条件と論じていく。まだぜんぜんわからないことが多いらしく、仮説がどんどん繰り出されていくと、あちらを立てればこちらが立たずみたいな感じになりながらも短く明快な筆致でトントン話題が進んでいくので大変楽しい。
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yasu7777
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★★★★☆
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K.K
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(★★★★★)
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takao
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太陽系以外にも恒星のまわり回る惑星が多く発見されている。
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oooともろー
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益々わからなくなるからこそ面白い。月の起源についても先日「ジャイアントインパクト仮説」を否定する理論が発表されたばかり。
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papasan
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現状の宇宙観測のレベルでは、断言できない仮説が多くてこのような表現になるのだろう。でも、数年後には全く違う内容で宇宙が語られているかもしれない。
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やまほら
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この手の本にしては「わからない」「かもしれない」が非常に多い。そりゃそうだ。太陽系外の、しかも光を発しない惑星の話。それでもこれだけのことがわかっているのは驚き。系外惑星はすでに数多く発見されており、想定されていなかった姿のものが多くあるとか。そして、その惑星に生物はいるのか?なんとか、その惑星に行って実際に確認できないものか、と隔靴掻痒(のレベルをはるかに超えているが)を覚えながら、興味深く読めました。
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p31xxx
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ハッブル宇宙望遠鏡が2009年,というところで,それによって発見された系外惑星を知らないよな,と宇宙科学の進歩に驚いた.この手の話題はITの話題にはキャッチアップしているつもりでも怪しいサイエンス系まとめブログでしか見ないので.(Newtonを読むべきか.)その点本書では著者が最前線の研究者であり平易な説明でありがたいと感じた.一番好きなところは,太陽系において「こんな惑星はない」と一流誌で結論付けられた後,エキセントリックと名のついた惑星が観測してみると一般的な存在であるとわかるまでの話.
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系外惑星と太陽系 (岩波新書)評価46感想・レビュー20