「純粋な経済分析の本では扱われないテーマも含まれている。すべてが経済に関わりがあり、経済はすべてのことに関わるからだ。なかでも重要なのは経済取引の中に存在する力関係だ。その力が経済をどう動かしているかを語らずに、経済を説明することはできない、僕はそう思う。それは金が政治をどう動かすのかを語らずに政治を語るようなもの」p10。
「スタグフレーションはこんな風にも説明できる。物価高を引き起こしたのは、皆の期待、つまり予想である、と」p165。 「忘れないでほしい。ミクロ経済学の仮定は想像上の理想の世界だ。だから現実の世界を説明するには、こころもとない。しかし、主流派の経済学者の多くは、それを忘れていた」p166
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