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感想・レビュー
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ゴロチビ
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著者のことをサイバラ漫画に出ていた地味めなオジサンとしか認識してなかったが、考えて見ればサイバラさんの昔馴染みという時点で相当な人なのだ、と4冊目を読んで漸く気付く。これまで読んで来て、"美子ちゃん"と呼ばれる伴侶と末井さんには余程の絆があるのだろうと思っていたが、そう言う境地になったのは千石イエスに諭されてかららしい。男女のこと結婚のことをこんなに深く考えられるのは末井さんに子供がいないからでは?等、通俗的に考えてしまうとこの本は途端にツマラナクなる。我が身を振り返ることが出来て読んで良かったと思う。
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有坂汀
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恋愛、不倫、金銭、性欲、エゴ、離婚、再婚…。本書は壮絶な人生を送ってきた末井昭氏が、「ウェブ平凡」で綴っていた「結婚」にまつわる人気連載を書籍化したものです。一切の無駄がない文体でした。末井さんの現在のパートナーである写真家の神藏美子さんとの激しい恋愛から、互いをかけがえのない存在へと昇華させていくプロセスや、末井さんの生い立ちと自分の中で抑え切れないもの。それらを末井さんは誤魔化すことも、正当化することもなくそのまま描き出し、その文体と神藏さんと生活を共にしてからの精神的な変化の両方を感じておりました。
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CBF
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(★★★☆☆) 金銭、不倫、エゴ...「結婚」をめぐる生き方を、誤魔化すことも、正当化することもなく描き出すー。 別の女性を好きになって、30年近く連れ添った奥さんを家出同然に捨ててしまう著者の行動だけ見ると酷い。ただ、2人目の奥さんともぶつかり合った末に「初めて愛を知った」と言える境地に達したことを読むと、自ら幸せを掴みに行ったからこそとも思える。 『人は一人では生きていけません。だから人と人は引き合うのですが、人と人が出会っても、お互い自分のことしか愛せないと気づいたとき、孤独と絶望が襲ってきます。』
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アキ
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他の人の結婚観に興味があり読んだ。 序盤から著者の人間性に共感できず、生い立ちや時代背景を知って納得はしたものの、あまり参考にはならなかった。
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キク
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サイバラが書く末井はコミカルだったけど本人のエッセイは壮絶だった。片方の乳房を息子に吸わせ、もう片方を村の若者に吸わせていた母親は、若者とダイナマイト自殺した。村の痴呆の女性を抱いていた父親は、息子の嫁を抱こうとする。淫乱な血を受け継いだと信じる末井は、自分の性欲を恐れながら女性に溺れていく。評論家の坪内祐三の妻とダブル不倫の末に再婚する過程は、写真家でもある神蔵美子の写真集「たまもの」で知ってはいた。でも、末井から見えるのは圧倒的な虚無だった。両方読むと、同じ時に夫婦で全く違う景色を見ているんだとわかる
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まころん
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ネタバレ末井さんってサイバラの漫画に出てくる末井さんと同一人物?花田氏おすすめその2〜終わりが「劇場」みたいやった 何色か分からん茶碗じゃなくて洗濯物を畳むやったけど/現実から目を背けているうちに、いつの間にか頭の中が現実離れしていって、現実離れした状態が自分の中では現実になっていた/高橋源一郎との対談が秀逸(死のことを)いつも考えているとノイローゼになっちゃうから、ふわふわしたものとして、そのあたりに置いている~ときどきそれが目に入ると、何かが僕たちの中から出てきて、おかしなことに走ったりする
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mincharos
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婚や男女の違いみたいな本は色々読んでるけど、やはり私はこういう風なリアルな誰かの結婚生活について読むのが好き!それもいいとこばかりを切り取って、ではなく、そこまで書いちゃうの?!な感じの。植本一子さんとの対談も入ってて、末井さんは一子さんの「かなわない」の帯を書いた人らしい。この本を知ったのは花田奈々子さんの「シングルファーザーの~」でだけど、内田樹さんを知ったのは植本さんの本でだったんだよな。そんで本作の中で植本さんと末井さんが内田さんの「困難な結婚」について話してた。色々関係が繋がっていて面白かった!
mincharos

笑 植本さんの本は最近読んでないんだけど、これ読んで植本さんがちょっと落ち着いたようで安心したの。みどちゃん、これも気に入ったら植本さんの「かなわない」シリーズ?もぜひ読んで欲しいわ!

01/04 17:21
みどどどーーーん(みどり虫)

わかった!植本さんって全然知らないから、どんな感じの人かこれ読んでみるね!いつも面白そうなの教えてくれて、どうもありがとう♡

01/04 17:33
7件のコメントを全て見る
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江藤 はるは
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結婚は爆発だ!
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ikomuro
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末井さんの本は読みたいと思いながら読めていなくて初めてだったのだが、神蔵さんのことも知らなかったし、ましてや坪内さんの元奥さんとか!と、興味本意でどんどん読んでいくと、最初は衝撃を受けるけど、だんだん人間関係や生きてるということの本質に迫っていくので凄味がある。植本さんと高橋さんとの対談も凄い。あらためて、「ちゃんとした」家庭なんてイデアでしかないし、みんなグラデーションのどこかにいるだけなんだと考える。人は誰かと交わり続けるしかないし、その中で変わっていくものだし、それを受け入れると楽になるのだよなあ。
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おさと
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聖書の話が興味深い。
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つっぷー★
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ふむふむ、なるほど…興味深かった。 既婚者なのに、浮気やギャンブルをしちゃうダメな男性の結婚観や考え方を知りたくて読んだのだけど、そこにプラスアルファが達成された満足感。 二度目の結婚生活での葛藤を経て、収まるところに収まった感がある。これまでを振り返っての本編の結び方も良い。 私自身、結婚は「生存戦略としての共同体」と考えているので、千石さんの価値観も共感できた。
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blue_blue
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いままで前妻のことはさらっとしか触れられてこなかったように思うが、神蔵さんとの出会い前の話も結構赤裸々に書かれている。いやもう本当、母親がダイナマイト心中、下宿先で知り合った年上の女性と(殆ど勢いで)結婚、したかと思いきや上京した実父に嫁が手を出されそうになったり、ギャンブルにハマり億単位の借金こさえてみてからの30年連れ添った妻を捨てての若いネーチャンとの出奔だからね。映画何本取れるんだかというレベルの二郎系濃ゆい人生を、どこか達観したような低い温度で綴っていく。ああ、やっぱり末井さんの文章好きだな。
blue_blue

高橋源一郎との対談も面白かった。結婚…結婚て不思議だよねえ。それにしても末井夫妻が不妊治療をしていたとは。やめた理由もなるほど…と唸る。神蔵さんは自分勝手すぎないか?と、正直あまり友人にはなりたくないタイプなんだけど、神蔵さんのすごくシンプルな物事への向き合い方は素敵だなあと思う。

03/05 12:33
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チンタポンタ
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ギャンブル・借金・女癖が悪い・人間関係が苦手で心のシャッタ閉めがちな著者が結婚生活を語る赤裸々ドキュメント。
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ぱーぷる・ばんぶー
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坪井祐三との結婚から末井昭と一緒に暮らすようになる不思議な三角関係を描いた写真家神蔵美子の写真エッセイ「たまもの」の日々を、末井昭の目から描いたエッセイ。
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ヒッチ
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自分のことをあからさまに書くには、ある程度、自分を客観的に見られないとできないのだろうなぁと気づきました。ご自身の離婚から始まっていたけど、結婚して、互いに理解し合うプロセスとか、結婚の関係性とか、女性が生きることとか、いろいろ考えさせらて、よかったです!
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みけ
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ネタバレ「何かに集中しているときには性欲は起きない」「男の栄光は一人の女を愛しきることにある」「恋愛って暇じゃないとできないんだなぁ」「結婚生活とは自分の嫌なところやいいところも含めて自分が気付かなかったことがどんどん暴かれていくことであります」「不倫はセックスへの好奇心だけではなく日常から少しだけ遊離でき、自分が少解放された気持ちになるから恋愛していたんじゃないかと思う」
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しおうり
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著者は仏のよう。あまりにも常識では考えられない経験をしているからかも。
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Satoshi Kitazawa
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末井さんの本は自殺に続いて二冊目。生い立ちから何からとても面白い。おれには真似できた。
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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結婚とは、現実から目をそむけ続けたスエー氏が目をそらすことなく現実に向き合った結果なのだな。
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猫田(無職透明)にゃん吉
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ネタバレ「自殺」に続く2文字タイトルのエッセイ。離婚は自分から切り出すと大変だけど、向こうから「実は…」と言ってくるとラクができる(経験済み)。末井氏もそうすればよかったのにねえ。なんだか角が取れて丸くなった印象を受けるのは、現妻の神藏美子に遠慮があるのだろうか。奥さんとは言え、他人のことをあからさまに書くのは末井昭にも無理なのか。「死の棘」を彼に書かせたらどうなるのかなあ。後半、千石イエスが出てきて胡散臭くなる構成はいいのだが、読んでるこっちの集中力が途切れてしまう。文章に緊張感がなくなってるからか。
猫田(無職透明)にゃん吉

姐さん、「女は男を愛せない」など色々と引っ掛かる本ですよ。箸にも棒にも掛からない本よりは遥かにマシですが。

06/07 03:11
猫田(無職透明)にゃん吉

関連本として、神藏美子の「たまゆら」なども併読してはどうでしょうか。私はパスしましたが(笑)。

06/07 06:50
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Harumi
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「自殺」に続き、末井さんの本は二冊目。 前妻との生活からの家出、現在の妻「美子ちゃん」との再婚までのエピソード。そこからの自己分析。こうして文章にできるほど自分の事がわかってきたからこそ、嘘偽りなく奥さんと向き合えるようになったんだなと。「己を知る事が一番大事」とはこの事かと思いました。千石さんの「夫婦間に一度嘘が入ったらそこから破綻する」「女は男を愛せない」等の言葉は、説得力がありました。植本一子さん、高橋源一郎さんの対談もとても面白かったです。
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Tomoko Miyagawa
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読み始めると、どちらかというと暗い内容?なのについつい読んでしまう。それは自分の気持ちをありのままに綴っているからだろう。
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ん。
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うーん、何かこれは、辛い結婚生活をやり過ごすため、脳内から出た麻薬で正常な思考力・判断力を失わせ、幻の多幸感を得ている状態のような気がする。同性から見て、美子ちゃんは我が強く、自分勝手。つき合って面白いこともあるかも知れないが、奥さんにはしたくないタイプだ。
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金平糖
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B+。
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M
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一人ひとり違うからそりゃ夫婦の形も様々だろうけど、こんなにケンカしてぶつかっても同じ様なことで共感し共に生きていけるのか、という小さな(笑)希望が持てた。そこが他の本にはなかった様に思う。ぶつかり合っても何か掴めるような、千石さんや聖書のような存在の第三者があるといいなぁと思う。とても優しい文章でなかなかハードな内容。読んだら絶対結婚したくなる本というコンセプトが素敵。巻末の高橋源一郎さんの「子は親を正すために生まれてくる」って指摘も大きな発見。
M

「女は男を愛せない」という言葉は、たくさんの人を救うんじゃないかな。男も女も 表現のおかげでガタピシしながらも一緒にいられるのかもれません。

02/21 01:56
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あお
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末井さんのことも奥さんのことも何の前情報もなく読み始めました。ハッとさせられるところがたくさんあって、時々フリーズしながら読みました。自分が落ち込んでいるときは、自分の殻に閉じこもってしまって一人になりたくなる。つまり一番愛しているのは自分。自意識のせいで心のシャッターを下ろしてしまう。自分のプライドを守るために。結婚は自分が変わるきっかけになる。自分のことは自分を映す鏡がないとわからない。しあわせというものは遠くにあるのではなく、ごく身近な日常の些細なところにあらわれる。
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ユカ
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末井さんの人生、不安定すぎる。借金三億円に関してさらっとしか触れてないが、どうなったんだろう?借金三億円あって自宅にあった三百万持って逃げるって?結婚についてより末井さん自体に興味がわいた。奥さん(神藏さん)の本ではどうしようもない人に見えるけど、神藏さんが離婚してまで一緒になった人だから何かしらすごい人なんだろうと思っていた。意外にいろいろ考えてる人だった。
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max99
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傷つけあってまで、自分をさらけ出さないと自由になれないのかな?そんなのしんどいし、そこまでしても、自由になれなさそうなので嫌だな。そんな考え方もあるのかーって程度で、どんな理由があろうとも、浮気しまくってた人がいう事には共感できないな・・・。「自分を大切にする」ってのと「人の気持ちを考える」てのは両立できないのかな。
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ふる3
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結婚→家出→別の女性との生活→再婚を、カッコつけずにリアルに教えてくれる。自分はこれほどヒドクないと思ったり、身につまされたり。千石イエスの講話や高橋源一郎との対談もかなり面白かった。
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よー
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著者はきっと魅力的な方なのでしょうが、こりゃ、もう、ダメ男さん。表現者、よりもダメ男っぷりが気になってしまいます。
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まさのり
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正直読み切るのに苦労した。結婚というキーワードで手に取ると失敗。
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たま
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「5時に夢中」で中瀬ゆかり元「新潮45」編集長が絶賛してたので読んだ。田舎の男子中学生が一生懸命に彼なりに心込めて正直に書いた反省文ような文体で、本当にどうしようもない行動(浮気、ギャンブル、嘘)しているのだけれど、なぜか嫌悪感もたずに読める。最近話題になった牛乳石鹸のCMに登場する父親は、こういう悟りみたいな境地に行く途上にいるのかも。結婚生活にモヤモヤしてる人に強くおすすめ!
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まみ
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理解できない。 最後の高橋源一郎との対談は読めた。(2017.9-3)
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zakuro
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「結婚」を語る資格が無いと思われる人が沢山登場する本。「自殺」に続いて2冊目だが、書いてあることはほぼ一緒。未読だけど多分ダイナマイトなんとかってのも内容は同じだと思われる。自分の母親の爆死を売りにしていることを少し庇うような気持ちで前回感想を書いたが撤回したい気分。この人、売りがそれしか無いんだわ。不器用にしか生きられない(結婚生活を送れない)自分たちを「表現者だから…」って言ってるけど、それって単なるプライベートの切り売りであって、表現することとは違う気がする。ただ不妊治療の章だけは共感しちゃったよ。
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akihik0810/文化系友達募集中
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友人から貰い本。ギャンブル狂い・不倫を繰り返した挙句、写真家・神蔵美子と再婚し、喧嘩し、2人で千石イエスの元に行き聖書に傾倒した著者・末井が、自身の結婚の記録をまとめたエッセイ。印象度A-。 私は神蔵美子の「私写真」集『たまゆら』『たまもの』を先に読んだのだが、末井が彼女と付き合いだしたのがその制作中のことらしく、写真集の制作経緯が詳しく載っていて、末井の本であるが、同時に妻・神蔵の本ともいえる。「結婚は大変だ」というより、「表現者(悪く言えば「過剰なメンヘラ」)同士の結婚生活は大変だ」という感想
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Humbaba
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自分自信がどのような人間なのかを知っていれば、それに応じて行動を変えられる。巣のままの自分を好きになれるかどうかは人によっても違ってくるが、どのように対応するにしても自分を知ることは重要である。それによって無駄に着飾った様な行動をすることも避けられる。
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まる
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著者は、「結婚をしたくなくなる本」を書こうとしたそうだ。著者と現在の夫人との赤裸々な日々。なのに、読んでいて重くならないし、ふわっと入って来る。たくさん心の血を流しているだろうに、人間て不思議な生きものだな。
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ちくわ
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「結婚」について考えようと思って読んでみる。結婚すれば他者とともに暮らすことになるのだけれど、所詮他者っての得体のしれない人。どんなに好きになってわかった気になっても、相手のことを全部わかることなどできない。普通の人でいいって人は、たぶんマイナスがない人のことを言ってるんだろうけど、そんな人いません。二次元だけ。結局、お互いに自分がどんな人生を生きたいかを考え、変化する状況に応じて、対話を通してその人生観のすり合わせを続けていくしかない。そうして、ともに人生を充実して生きていければよい。最近、現実志向。
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三鷹台のすずめ
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特に高橋源一郎さんとの対談がおもしろかった
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スリカータ
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このような行き当たりバッタリの生き方から、参考になることは何ひとつ無い。対談相手も一般からかけ離れた特殊な人であり、イロモノを見る感じだった。著者がどう反発しても、やはり親子は似るんだなという事。
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