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まど・みちお詩集 (岩波文庫)

感想・レビュー
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ひろすけ
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ネタバレまど・みちおさんは、生まれながらにして感受性が強く、純粋で、とても優しい心を持った人なのだということを知ることができた。 しんみりと切なく、胸がギュッとなる詩や文章が沢山あり、とても素晴らしい読書体験になった。 「ああ、世の中のありとあらゆるもの、みんながみんな、すべて心ゆくままに生きたいものだ。」 まどさんは優しい言葉で、ずっと宇宙の真理を詩にされていたのですね。素晴らしい詩を沢山残してくださって、ありがとうございます。
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tetekoguma
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最近、気になっている詩人がまどみちおさん。「ぞうさん」などの童謡の歌詞で知られますがスケールの大きいおおらかな詩が魅力です。
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大臣ぐサン
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とてもやさしい詩集。おとなになってもこどものこころをうしなわないというのはとてもむずかしいこと。単純化されたことばにこそ真実は宿る。
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さゆ
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人間もまた自然の一部であり、地球にあるものは皆一体であることを感じることができる詩たち。人間は、どうしても歳を重ねるにつれて祖父母や両親が亡くなり、自分を守ってくれる存在というのは消えていってしまう。しかし、大きな自然を前に自分のちっぽけさを確認することで、もう一度守られているような心の支えとなる安心感を得ることはできると感じた。お気に入りは「コオロギ」で、空がおりてきて頬ずりするという描写が良い。
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葛
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編者:谷川俊太郎 2017年6月16日第1刷発行 発行者:岡本厚 発行所:株式会社岩波書店 印刷 製本:法令印刷 カバー:精興社 カバー:中野達彦 図版:「やぎさん ゆうびん」のバリエーション 1968年 定価:本体740円+税
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本命@ふまにたす
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詩人、まど・みちおのアンソロジー。最初エッセイからはじまる構成には面食らうが、なかなかのボリュームで彼の詩の世界を十分に味わうことができる。
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有沢翔治@文芸同人誌配布中
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 まど・みちおの名は知らなくとも、動揺「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」などは誰でも知っているだろう。子供向けの詩だと感じるかもしれないし、確かにひらがなを多用するなど、子供でも意味は取れるものもある。しかし内容は大人の鑑賞に耐えうるものとなっている。
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a
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童謡を作った人だとは知らなかった。
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シロクマぽよんぽ
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童謡「ぞうさん」・「やぎさん ゆうびん」・「一年生になったら」・「ふしぎなポケット」の作詞で有名な、まど・みちおの詩集。谷川俊太郎編。本を開いていると、近代化に伴って失われたアニミズム、宇宙観、自然観、身体感覚が蘇ってくる印象。「朝がくると」はフォーディズム批判、「たまごが さきか」は実存主義の影響だろうか。音韻性や比喩も非常に面白く、俳句創作の際に生かせそうな感覚が鍛えられた。随筆も、谷川俊太郎の解説も良かった。
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ももすけ
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自然、もの、様々なものが詩になる。こうやって世界を眺められれば、些細なことでも毎日をきっと楽しめる。「つりかわさん」にも慈しみを。やっぱりこの詩が一番好きかも。
モリー

ももすけさん、こんにちは。今、「つりかわさん」の歌を聞いてみたのですが、「キュッキュル、キュッキュル、キュッ、キュッ、キュッ〜♪」って心の中で歌ったら満員電車も楽しめそうですね。(^^)

08/07 12:19
ももすけ

モリーさん、なんか電車で踏ん張れる気がしますね笑 体幹がないので、空いてるとくるりん🌀しそうになる時ありますけど💦

08/07 12:42
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漣
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優しくじっと世界を見つめる目。『するめ』『アリ』など、動物にちなんだ詩が良かった。
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飯田橋
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まど・みちおさんの詩はどれもユーモアに溢れていた。童心に帰る気分になった。 「やぎさんゆうびん」と「ぞうさん」は、最初から歌になることを想定して書かれたものなのではないかと思った。
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みえこ
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有名な「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」などを書いた詩人。 子供のような新鮮な感覚をそのまま書いた詩が多かった。 いきいきした気持ちになった。
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Ikutan
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堀江さんの『なずな』に引用されていた詩に惹かれ、もっと読みたくなり手に取った。収録された172編には、思わず口ずさんでしまう″ぞうさん″などの童謡のほか、生き物はもちろん全てのものへのまどさんの慈しみの眼差しが伺える作品がたくさん。「カといういのち」では蚊をテーマに17編もの詩が掲載され、その繊細な視点に驚く。宇宙や自然..万物の存在を貴び、ボタンやおしぴんの存在にまで同じく心を寄せる懐の深さも瞠目。まどさんの詩には、心を浄化して、敬虔な気持ちにしてくれる言葉の力を強く感じる。谷川さんの解説もよかった。
Ikutan

〈いわずに おれなくなる〉いわずに おれなくなる/ことばでしか いえないからだ/いわずに おれなくなる/ことばでは いいきれないからだ/いわずにおれなくなる/ひとりでは 生きられないからだ/いわずに おれなくなる/ひとりでしか 生きられないからだ

01/24 11:18
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ハルヤママサノリ
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ぞうさん やぎさん
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ロビン
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1994年に国際アンデルセン賞の作家賞を受賞されて、2014年に亡くなられたまど・みちおさんの詩集。編者は谷川俊太郎だ。わたしの師匠が「詩は『人間』と『社会』と『宇宙』を結ぶ心である」「詩人は物でさえも単に物とは見ない。・・万物を友として、変転する現実世界の事象を貫く大宇宙の不変なる法則を見詰める」と語られているが、まさにまどさんはそうした眼差しを持つ詩人だと思う。まどさんの詩を読むと、浄化され、敬虔な気持ちになる。宇宙に遍満しいのちを生み育てる目に見えない大きな「力」に対する畏敬の念に打たれるのである。
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みかん
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まどさんの小さないきもの、自然やものたちに対するやさしいまなざしが感じられる。かと思えば、小さなありふれた日常から一気に宇宙的な視点へと移ることもしばしば。そのダイナミックさと、うたっているのはあくまで目の前の現実というギャップに目眩を起こしそうになった。
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KAZOO
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まど・みちおという名前は聞いたことがありますが、どのような作品を書いているのかはあまり知りませんでした。有名な童謡の「ぞうさん」「やぎさん ゆうびん」「ドロップスのうた」を作詞されていたのですね。この詩集にはそれらのほかにも多くの子供向けの作品が収められています。作品集についての小文がまどさんの考え方などを表現していてその人となりがよくわかります。わたしは「カ といういのち」という作品集が気に入りました。
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たまきら
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やさしくって、思わずほほえんでしまう。この人の言葉にはそんなまっすぐさと目線がかんじられます。夫が言っていましたが、テレビでまどさんが「今一番会ってみたい人って誰ですか?」って言われたら「石田純一さんだなあ。とても幸せそうだから」って答えていてビックリした、と。気取らない、かっこつけない。自然体。稀有な存在だと思います。なんか穢れがとれた気がする~。
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糸くず
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ものや生き物が他の何物でもないそれ自体として今ここに存在していることへの驚きと喜びに溢れた詩。まるで宇宙そのもののような詩。谷川俊太郎の解説で引用されているウィリアム・ブレイクの詩がまど・みちおの世界を端的に物語っている。「一粒の砂に一つの世界を見、一輪の野の花に一つの天国を見、てのひらに無限を乗せ、ひとときのうちに永遠を感じる。」
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mym
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宇宙と、世界と、すべての生きものたちと、人間と言葉の境界を優しく溶かして、一粒一粒一瞬一瞬に柔らかく温かく優しい温もりと光を当てた人なのだなあと。とても素晴らしかった。こんなに全てを慈しめる心が人間にはあるのだなあという希望。
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へくとぱすかる
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104歳まで生きた詩人。「ぞうさん」の作者だと言われれば、急に親しみがわいてくる。やさしい言葉で書かれてはいるけれど、実は物や生きものが存在することへの驚きを、何とかして表現しようとして、苦闘した跡のような詩が多い。蚊についての多くの詩など、普通の詩人なら書かないだろう。きれい事だけでは済まさないという詩への態度は想像もしていなかっただけに、発見。
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もや
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代表的な詩はもちろん、まどさんのものの見方・考え方を文章にしているエッセイも収録されていてまどさんや作品へより深いアプローチが出来る一冊になっていた。谷川俊太郎さん、いい仕事しなさる…!あらゆる命への深遠な眼差しはもちろん、「もの」や無機物という存在をおろそかにせず、むしろ全ての始まりと見る視点には圧倒される。この見方こそが虹や光、音や宇宙すら読み手の目に見せる表現に繋げているのかもなぁ。今までも好きで、多分この先の人生でも好きな詩は「いちばんぼし」。本書にも収録されていた。泣いちゃう。
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ゆうちゃんママ
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素の自分を感じる時間を与えてもらえる
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TOMYTOMY
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詩の世界と生の世界の結合点
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呉下の阿蒙
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言葉以前の〈存在〉。目の人。愛の人。//「蚊」シリーズ / しろうさぎ/ アリ/ ヤギ/ ものたちと/ けしゴム/ くつべら/ はっぱとりんかく/ くち/ 木の字たち/ おならはえらい/ 朝がくると/ 根
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押さない
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調べ、ことばの組合せ、素敵すてきだ。「かたつむり角出せば、角も細くて庭はしずくしている」「竹の林にはいりこんでいくとみるみるみるみる竹になるなるなる顔がお腹が空へ空へのびてあおあおあおあお青竹になるなる」「蚊は死にました自分を死なせたもののてのひらのうえに…一りんのまっ赤な花を残しておいて…お返しいたしますあなたの中に流れていたものをたしかにあなたへ…と」「するめとうとうやじるしになってきいているうみはあちらですかと」「やまびこおーいとよんだときちらとみえてきたへんじのかお」
押さない

「すばらしいことがあるもんだゾウがゾウだったとはノミではなかったとは」「こどものときにおばあさんからならったとおりにあげだした秋のにおいのシソの実の小さなかわいいつぶつぶのてんぷらぴりぴりあげだした」「あめのこあめのこはじめはどこへくもからやまへやまからたにへたにがわちょろちょろちょろちょろちょろちょろくちぶえふいてどんぐりころがしわらびをぬらしたんぼのおがわへかけてった」

12/22 18:51
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「水はうたいます川をはしりながら」「おならはえらいでてきたとききちんとあいさつするこんにちはでもありさようならでもあるあいさつを…せかいじゅうのどこのだれにでもわかることばで」「照レチャウンダヨナアうふふ」

12/22 18:51
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オルガンうさぎ
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まど・みちお詩集はついついなんでもほしくなってしまいますが、他とはちょっと違う谷川俊太郎編を楽しみました。蚊の詩ばかり集めた章とか!まど・みちお全詩集から選んだ物が多かったです。
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都わすれ
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詩を声に出して読んでみる。すると自然に歌うようにリズミカルに詩の世界が拡がっていく。春の陽だまりのように、ほんわかと心が温かさで包まれる。ある時はさわさわ風が吹くように心地よく言葉が響く。時に幼子の眼ざしのようにきらきら唄う。全ての命あるものに優しさが溢れ、花や草、木や小鳥、虫にも宇宙が宿り、尊い命の星が煌めく。今日も詩人の言葉は限りなく優しく、心を満たし、生きていることの喜びをもたらして幸せにする。「ぞうさんのうた」が遠い何時かの思い出となって蘇ってくるように。まどみちおさんの詩はそんな気持ちにさせた。
都わすれ

新地学さん、こんばんは。新地学さんの素晴らしいレヴューの後押しで読むことができて良かったです。読んでいると純真無垢な気持ちになっていくようでした。ほんとに「神様のような人」だったのですね。谷川俊太郎さんが「まどさんはきっと宇宙と世界が溶け合っているのです」と書かれていますが、その通りだと思います。私にとって大切な詩集の一冊になりました。ありがとうございます。

09/11 19:24
新地学@児童書病発動中

都わすれさん、ご丁寧なご返事有難うございました。まどさんの詩を読んでいると、本当に純粋無垢な気持ちになりますね。

09/11 21:46
4件のコメントを全て見る
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naoっぴ
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まどみちおさんの本は何冊か読みましたが、どの詩も愛情が感じられて好きです。ノミも人間も鳥も石ころも野の花もこの世にあるものは使命をもっていて、価値はみな同じでみな助け合っているというまどさんの考え方に、謙虚な思いを感じます。また同時に私も、いのちや地球や宇宙といった大きな視点からみた人間の在りかたを考えさせられました。間にエッセイも盛り込まれ、まどさんの考え方や詩作、年譜なども入った盛りだくさんな一冊。
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SATOMAN
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メリーゴーランド増田さんオススメの本
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ツキノ
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2017年6月刊。岩波文庫。ついにまどさんの詩集も岩波文庫入り(創刊90周年だけに)。なにせ谷川俊太郎編ですよ!最初にエッセイがくる工夫、章の分類、最後の解説もお見事。まどさんを敬愛するものとしていつも携帯したくなるほどの一冊。
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新地学@児童書病発動中
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今年読んだ本の中では、これが一番良かった。これまで読んだすべての本の中でも、一番好きだと言い切ってしまいたくなる詩集。生きとし生けるものは、すべて尊いと断言するまどさんの想いの強さが、よく分かるように編集されている。特に「カといういのち」を読むと、なんて優しい人なのだろう、と繰り返し思ってしまう。人に嫌われる蚊について、これほど愛情をこめて書いた人はいないだろう。この優しさ、この繊細さは人類の宝だ。エッセイが収録されているのが有難い。深い思索をめぐらしながら、詩を生み出したことがよく分かった。
都わすれ

新地学さん、こんばんは。偶然にも今日この詩集  を購入しました!まどみちおさんのエッセイを読むのも楽しみになりました。ありがとうございます(^^)

07/02 18:44
新地学@児童書病発動中

都わすれさん、こんばんは。それは嬉しい偶然ですね。私も今日買いました。少しずつ読むつもりだったのですが、やめられなくなって最後まで一気に読んでしまいました。本当に良い本でした。都わすれさんのご感想を楽しみにしています。

07/02 19:00
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kumaboo
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心で感じたままの言葉集。人は、具体的な物を見ると先にその物の名前を読まされるそうだ。そして、どんなにその物を見ようとしても、その名前に染み付いているイメージに妨害されるらしい。だから絵画は抽象画が好きなのだと作者は語る。そして、蒲鉾は魚らしい特徴は無いが、やはり魚だと。確かに!味覚の中に魚を感じる。詩の中では「うつくしい ことば」が気に入った。「ともだち」「にくしん」といった人のまとまりを表すことばは、境界線より外側を作ってこそ意味を成す、少し残酷な言葉だ。
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吟遊
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谷川俊太郎編。各章の始めにエッセイを入れているのが特徴。ただ、エッセイと章の内容との関係が不明であったり、章をどういう基準で分けたのかもわからない。単純に年代・詩集名順にたくさんの詩を盛り込んでもよかったのではないか、と思う。
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Koning
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ぞうさんのあの歌を書いた人と聞けば名前は知らなくても誰もが知っているという詩人。しかして結構プリミティブというかラディカルというか突き詰めてく人だったんだなぁ。というかそぎ落としていく言葉ってのの持つ力を改めて。編者の谷川さんがジャコメッティの彫刻のようだって書いてるのに改めて納得してしまう。うん。しかし、岩波文庫ここんところ色々とやりますな。
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まど・みちお詩集 (岩波文庫)評価77感想・レビュー38