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歌う鳥のキモチ 鳥の社会を浮き彫りに

感想・レビュー
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蒼1228
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本箱で読了。小声で囁くように歌ってる方が求愛してるとか、朝早い時間に鳥が鳴くのはメスがより優秀な遺伝子を持ったオスを探していて、それにアピールするためとか、鳥は意外とドロドロ?な恋愛模様を繰り広げているとか、知らなかったー!となることが多くて楽しかった。個人的に読み物として笑えたのは『鳥類学者だからって鳥が好きだと〜』の方で、こちらはちょっと学術書よりかな。でも知的好奇心が刺激されました。
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やすらぎ
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歌う鳥の本当の気持ちを知りたい。日が昇る前から我先にと声を響かせている、鳥たちの鳥たちのためのコーラス。人はどんな生き物も擬人化して捉えてしまうが、私たちの心地よい目覚めのためではないだろう。縄張りや求愛、遊びのための囀り。そんなに近づいてこないで。無駄な争いをしたくないんだ。私はここにいるよ。そんな風に聞こえてくる。なぜそんなに多様な音色を持ち合わせているのか、未だに不思議なことだらけである。本書は専門的な箇所もあったが、草木の近くで耳を傾ければ、今まで気づけなかった新しい美声に出逢えるような気がする。
るい

やすらぎさんのお住まいでは野鳥のさえずりが聞こえるのですか?わが住まいの辺りでは朝早く5:00前ぐらいに起きると聞くことができます。小鳥は早起きってほんとですね。

07/14 14:58
やすらぎ

東京の町中なので、なかなかコーラスには出逢えませんが、ベランダで植物を育てているので、毎朝早くからスズメがやってきてくれます。今日も来たね!って清々しい気持ちになります。この季節はツバメの巣も近くにあって、癒されています✨RUIさんのお住まいのような所で目覚めたいですね!コーラスが聴こえてくる、そんな環境に居られたらいいなって、憧れます😊🕊✨

07/14 17:05
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蛸墨雄
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とても参考になった。そして、金沢での観察記録が多く、この時期に僕自身も金沢に居たので、調査を手伝いたかったと思った。鳥の不思議がますます深まり、もっともっとたくさんの鳥の情報を得たくなりました。鳥好き必携の御本ではないかと思います。
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ポテンヒット
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カラフルな鳥の表紙からエッセイみたいな感じかなと思えば、意外にも専門的な内容だった。夜中の2時半ぐらいから鳴きはじめる鳥もいるとは!既婚と独身で歌い方が違ったり、独身のふりをしてメスにアピールしたり…人間社会と比べると(こんな感じの人もいるけど)驚くことばかりだが、食事の時も抱卵の時も常に危険と隣り合わせの生活で、よく生きて数年の命なので、人間とは時の感覚が違うんだろうなと思った。この本は、鳥の鳴き声をとことん研究し続ける著者の地道な研究結果の賜物だ。
 maya

つぶやきでコメント交わしたタイミングが👌ありがとうございます♪ ほんとに鳴き声は興味深いです。鳴き声の意味(鳥類語)も、声色もそれぞれ違うし。人間の社会と比べると…確かに人間も(笑)💦 5羽飼っていた頃もありましたが、雄雌複数飼は楽しかったです🐤🦜 鳥社会は興味深いですね。

01/03 12:43
ポテンヒット

偶然繋がりましたね😆身近に鳥がいると、性格の違いや行動を知れて面白そうですね💡良い本を教えていただいてありがとうございました🐥

01/03 13:53
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mayumi
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アニアックな…。鳥達のちゃっかりな恋愛事情が楽しい。さえずりと地鳴きしかイメージがなかったけど、小声で囁いちゃったりもしていたのか。早朝の森へ行ってみたい。
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マリリン
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鳥の鳴き方(歌い方)には意味があるのではと認識していたが、全ては子孫繁栄に繋がっているのかと思うと、自然界の逞しい生命力が驚異だ。特に第3章「歌う鳥の私生活」は面白い。オスのなわばりは出会いの場ではあるが、最終的にはメスに密林に連れ込まれ、当初のなわばりを捨てさせられるほど尻に敷かれる...。なわばりが絡むオスの歌や、本妻用と浮気用の歌もある。浮気はメスもオスも...だ。歌のレパートリーや地域による違い、よそ者が地域の歌に馴染む等とても興味深い。野生の小さな鳥達の寿命は思いのほか短いのは意外だった。
taku

歌うま男子は鳥界でもモテるのでしょうね。誘い(ささやき)上手や器用さも女子に選ばれるため。鳥のオスも大変なのかも(笑)

11/03 22:01
マリリン

こまめで歌い上手だと鳥の世界でもモテモテなようです。甘い囁き声でどんな口説きをしているのか興味深いですね。鳥のオスも(笑)苦労しています^_^; 飼っていたつがいのメスが抱卵中は涙ぐましいくらい気配りしても、メスのストレス発散のターゲットにされて落ち込んでいた姿が印象的でした。このオスはよく喋りましたが、自分の名前ばかり連呼して、メスの名前は最後に思い出したように加えるという失態があり(自己中男?)根に持たれていたのかもしれません(笑) コメント訂正できずわかりにくい表現があり、失礼しました^_^;

11/04 08:39
3件のコメントを全て見る
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カエル子
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マジメな学者先生の大真面目な研究をもとにした本気の科学本でした。『危険な読書』からの抜粋だもの、そうだよね。我が家の庭で聞く鳥たちの声のほとんどは地鳴きであって、歌にはあたらないことが判明。餌ほしさにやってきて「餌、ないぞコラァ」って言ってるのだから、自分の血を後世に残すために気合いを入れて歌うときとはぜんぜんちがうのコレ言われてみればあたり前。鳥も嫁の目を盗んで浮気するし、嫁のほうもあわよくばと別の相手を探すんですね。歌のレパートリーがあるというのも驚きでした。庭で録音、してみるかな……(たぶんしない)
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ぴよ
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鳴きかわす鳥の声に、こんなに意味があったとは! 意味はあるんだろうけど、それをこれほど聞きこんで解明なさってる方がいるとは! こんなに鳥の暮らしに習熟してたら、人間としての社会生活に支障をきたすのではと心配になる。著者の研究対象クロツグミのルビオくんには声援を送りたくなった。でも野生の命は短いんだな。うちの近所のシジュウカラの歌に、今度からもっと耳をかたむけよう。やる気のある子、のんびりな子、いろんな戦略が見えたら嬉しい。動画つき音声はとても素晴らしい!繰り返し聴けるので、耳を慣らしたい。
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志村真幸
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 本書は、鳥の歌を手掛かりに、その巧みかつ図々しい生存戦略に迫ったもの。なぜ鳥はあんなにも複雑で美しい鳴き声をもつのか、何のために鳴いているのかといった問題が、膨大なデータと実例をもとに紹介されていく。  とりあげられているのは、クロツグミ、キセキレイ、ウグイス、エゾムシクイ、コマドリなど。  クロツグミを扱った後半がとくにおもしろい。オスが独身時代とつがいになってからでは歌い方が違うこと、浮気をするときは独身時代の歌い方に戻ること、メスにもてる歌い方など、とても人間くさく描かれており、楽しい。
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ミニすけ
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鳥類研究は早起きがカギ。トリの一夫一妻制が神話であったところが面白かった。金沢の海浜公園に、今はクロツグミは営巣しない。公園を分断した道路と多目的グラウンドのためかもしれない、という最後の章に悲しくなった。
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Meursault
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内容は専門書に近いが、それでも楽しんで読める。クロツグミ達の恋の駆け引きが、歌にどのように反映されているのか。とても興味深い。また、歌声で個体識別ができるという巻末のセクションもとてもおもしろかった。
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つくし
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出版社HPで音声を聞きながら読み進められるのがとても良かったです。前半は専門的でほとんど頭に入っていないのだけど、後半の浮気モードとか愛妻モードとかの話がわかりやすいし面白いし。最後には聞きなしの話もあり、読み続けて報われたかな、と。
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スピカ
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★ふわっとしたタイトルや装丁から想像したのとは異なり、中級以上向けの鳥の歌についての研究発表でした。タイトルにある「キモチ」はDNAに組み込まれた「衝動」と読み替えられるかと。
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ブブジ
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朝に鳴いていた鳥たちの声が、昼間になるとあまり聞かなくなるわけがわかりました。車や生活の音にまぎれて聞こえなくなるわけじゃなかったんだと納得しました。不倫やセクハラ問題が騒がれている人間社会だけど、鳥たちの世界にも意外とあるんだぁと思ってしまいました。
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ショコラテ
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ネタバレ一夫一婦制とされている鳥も、実は隙あらば浮気しようとしているということにびっくり。そして、著者が主に研究していたクロツグミの寿命の短さに切なくなった。鳥とは関係ないが、カブトムシの成虫はみな満一歳であり、それ以上大きくならないし長生きもしない、というくだりに胸を突かれた。次の世代に命を繋ぐため、繁殖するのが最大にして唯一の目標の彼らの一年限りの命を、幼い頃の私はなんとまぁ残酷に奪ったものだろうか、と。
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びっぐすとん
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ネタバレ図書館本。新聞書評見て。鳥のキモチに寄り添った本。鳥って一夫一妻で仲睦まじいのかと思ってたら結構インモラルなのね。彼とか彼女なんて擬人化されてて人間的な心情を想像するが、人間よりも遺伝子を遺すことにシビア。心じゃなくて本能がそうさせる。子育ても協力するけど浮気もするよのオスと隙あらば4つ生む卵の内、1つくらい他のオスの卵でもいいかなと思ってるメス。夜明け前、妻は誰のものでもなくなり誰のものにもなり得るって、ひえ~。もうすぐ我が家でもシジュウカラが巣作りする。じっくり観察しよう。HPで聞ける鳥の声も嬉しい。
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知佳
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表紙と1,2pの写真に惹かれて 専門的 イラスト可愛い⑴歌う鳥のキモチ 基礎編⑵応用編⑶私生活⑷聞く人のココロ yamakei.co.jp クイズに正解したら歌声つき動画一覧に辿れる 488.(鳥類)
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よっちゃん
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カバーが可愛くて思わず手に取りました。読んでみると、結構専門的な内容で、とても勉強になりました。小鳥の歌にも流行り廃りがあるというのがとても意外でした。恥ずかしながら、種が同じならみんな同じ歌を歌うと思っていたので…。サイトに接続すると、実際の歌を聴けるのもとても嬉しい。時間のあるときにゆっくり、気になるところを、小鳥たちの歌を聞きながら読み直したいです。
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ぽんつく(まんじゅう)
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図書館本。かわいい表紙とタイトルにつられて借りたら、かなりマニアックな野鳥のさえずりに関しての研究本でした。野鳥の名前を聞いて姿が思い浮かぶくらいの知識がないと、かなりとっつきにくいかも。文章も少し独特ですが、面白いです。でもあまりにマニアック過ぎて2、3章はかなり流し読みしてしまいました。著書自身が描いた1コマ漫画風の挿絵も味があり、楽しい。より強い個体の選択と多様性の追求の先にある繁殖。
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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科学ってすばらしい、と思ったなり。数値化、言語化、それは散文をうわまわるロマンなのだわ。もちろん、数字や記号からロマンを拾い出せる力のある人だけが可能な作業だけど。
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run
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イラストが可愛く、わかりやすくデフォルメされてて楽しめた。鳥さんて大変なのね。日の出前のコーラスを、山でじっくり聞いてみたい。
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seraphim
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なぜ鳥は歌うのか?。バードウォッチングに興味を持ってから、気になっている命題である。歌っている鳥の気持ちが、少しでもわかると良いと思い、手に取った。てっきり鳥達は一夫一妻で過ごすのかと思いきや、好きあらば浮気を狙っていたりすることを知り、笑ってしまった。皆、自分の遺伝子を残すために、必死に戦略を練っているのだなぁと、思い知った。この本は、書籍内で紹介された鳥の声をWeb上で聴けるようになっている。読みながら、実際に自分の耳で、どんな声なのかを聴けるのも楽しかった。
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プリン
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ネタバレクロツグミの♂が子孫を残すための、精力的な働きぶりにただただ感心。持ち歌を練習→本妻?をゲット→独身を装い妻の聞こえないところで、ラブソングを朗唱→そこで愛人?ゲット。行ったり来たり大忙し。ラブソングを歌って新たなパートナー探しつつ、卵が孵化すると子育てに参加。大忙しの毎日だ。たまたま異郷の地に住むことになれば、今までの持ち歌はバッサリ捨てて、新たにその地の方言?を習得して披露。モテるために死力を尽くして頑張るクロツグミ君、いつか君の歌声を聞けるのを楽しみにしているよ。
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NakaTaka
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面白い。失礼ながら、予想以上に科学的に研究している本だった。本に書かれている囀りを出版社のサイトで聴けるのも面白い。
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とっく~。
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鳥の雄がパートナーと子孫を残すためにどれだけ血のにじむような努力をしているか語られている。 彼女ができなくて悩む男にも具体的にどんな努力をすればいいのかの参考になると思う。
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林克也
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今年夏ごろ、フッと、鳥の鳴き方、囀りをマスターしたくなり、以前大江健三郎さんの著書で、ご子息の光さんはレコードだかテープだかで鳥の声を覚えたというのを思い出して、ではその類のCDを入手して勉強しようと思っていたところにこの石塚さんの本を読んで、鳥の歌声は独学でCDなんか聴いてもマスターできませんよ~!て言われてしまい落胆しています。でも、この本そのものはとても面白かったです。研究対象に思い入れが強く、というか、情が移る、というか、ついつい擬人化してしまうところなんか、いいですね。研究者っていいな、です。
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小春
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鳥がさえずる(歌う)ことの意味、理由を科学的に解説、というとなんだか無味乾燥のようだけど、そうではない。科学的であることと感受性豊かなことは矛盾しないと実感。後半のクロツグミの調査研究のくだりは特に面白い!巻末の参考文献表を見るのも楽しい。惜しむらくは、挿絵がひと昔前の参考書みたいだということくらい。
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