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鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫)

感想・レビュー
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相田うえお
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★★★☆☆25026【鍵の掛かった男 (有栖川 有栖さん)k】いや〜p.736だって!ページを捲ってもめくっても読み進んでる気がしませんでした(笑)紙本なら筋トレだけどKindleだったので手に持った重さが変わらないのが救い。さて、ホテルで死んだ男性は自殺なのか他殺なのか〜という謎解きのお題目はあるんですが、それよりも男と関係する人物を探っていくことで少しづつ彼の過去が見えてくるのが本作品のポイント。そーいえば火村さんはカッコいいってありましたけど、まったく容姿の想像がつきません。例えば実写化するなら誰?
0255文字
コウジ
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いかにも本格推理といった感じの作品。大阪中の島の土地勘がないと小説を楽しめないかも
0255文字
tetsujin
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初の有栖川作品。 性も暴力も無く上品な世界感で 本格密室モノ推理小説。作者の腕は相当!700ページも苦にならず。犯人の動機は取ってつけた感あるが、でもそこは既におまけの話。梨田は何故そんな人生だったのか?の部分が秀逸なのだ。いい作者見つけたわ。
0255文字
fujimi243
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ネタバレ再読。犯人は覚えていたし、火村が本格的に動きだすのが遅いことは覚えていたけど、梨田という男性の謎に迫っていく様子が面白くて、一気読みしてしまった。犯人の動機にはぞっとする。
0255文字
きさき
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★★☆☆☆: 長かったけど、読了。アンフェアで、納得いかない結末でしたが被害者の人生を巡るというコンセプトは面白かったです。
0255文字
なつ
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中之島を歩いてみたくなった
0255文字
minione
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長いの一言。ホテルで亡くなった男が自殺なのか、他殺なのかを調べていくうちに徐々に男の人生が浮かび上がっていく… 読み応えはあるが、一気には読めず。
0255文字
nao
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ネタバレこちらの期待が大きすぎたせいか満足度が及ばない感じ‥良作であるとは思う。どういう風に数奇と想像される男の過去を掘り下げてどういう人物像を浮かび上がらせるのか。そのところ著者の技量・技巧は確かなもので物語に惹きこまれた‥計算の行きとどいた堅実な作品の印象。鍵のかかった男の人生は紆余曲折と呼べるものではあると思うけれど、個人的には事件背景にもっとおどろおどろしたものが絡みついているというか、人物像の裏側に慄きを感じさせるものが隠されていたといった波乱万丈。それらの暴かれるという劇的な展開を期待していた。
0255文字
saikoro
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ネタバレ中之島のホテルで1人の男が死んだ。自殺とされたこの事件に疑問を持ったある作家が、有栖川有栖とその友人の火村英生に再調査を依頼する。▼再読。作家アリスシリーズ第23作目。作中火村先生も言っている通り、事件を調べるというよりは人物を調べる作品。だからこそ、アリスが活躍する。フーダニットとしては突き詰めると結構シンプルだなと思うんだけど、「1人の人間を調べる」って、とても重量感がある。それはこの作品のページ数をみてもわかる通り。そういえば、大阪遠征のついでに聖地巡礼したなーということを思い出した(笑)。
saikoro

今現在日テレで放送中の『GO HOME』と通じる作品だと感じる。ドラマは身元不明人を調べる旅だけど「その人を調べる」という点で非常に似ている。そしてこのドラマでの主人公は、非常に危うくこの仕事に向いていないなと感じるのだけど、本書を再読すると、アリスもかなり危ういなぁと思った。これは初読時には感じなかったものだな。アリスは、ともすれば火村先生より危うい、というのがここ最近の私のアリスへの感情だ。万が一アリスが火村先生の過去を暴いたとして、それに吞み込まれそうな危うさがある。

08/25 08:59
saikoro

しかし、オールドファッションの殺し屋に見えるとか、朝から無駄にセクシーとか、相変わらず火村先生を形容するアリスのこのセンスが好きだよ(笑)。殺し屋に見える大学の先生(しかもイケメン)っておもろすぎるでしょ。こういうとこが好きなのよねぇ。

08/25 09:01
0255文字
かめ
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面白かったです。本の厚さも何のその、最後まで読み手を惹きつけて離しませんでした。 自殺か他殺か?他殺ならば警察の自殺を覆せる証拠を見つけだせるのか?過去に鍵のかかった男の人生を見つけていく過程にはワクワクしました。大阪は恥ずかしながら、行ったことがありません。ぜひアリスが歩いた中之島辺りを歩いてみたくなりました。
0255文字
mary
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今作久しぶりの作家アリスシリーズの長編だったけど、この大ボリュームなのにさくさくと読めてしまった。火村先生大活躍かと思いきや、アリスが前半粘りに粘って活躍していていつもとの違いが楽しめた。後半から火村も乗り込んできて一気にストーリーが加速したけど、中々理解が追いつかずに難しかったな。だけど、それも含めてとても面白かった!ストーリーの中の部分部分で涙腺を刺激されたが、最後の一文で更に…梨田の5年間が少しでも救われますようにと願うばかり。相変わらずの掛け合いも、時代が変わっても年齢の変わらない2人が好き。
0255文字
gauti
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中之島懐かしい。ギリ70点。
0255文字
マツユキ
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音楽、映画で関西を楽しんだので、小説でも。中之島のホテルに長期滞在していた男が亡くなる。警察は自殺と判断するが、信じないベテラン作家は、アリスと火村に調査を依頼するが…。入試期間なので、アリス単独行動が多いです。度々トラブルに遭う男がの一生と、ホテルの人間関係の意外な真実。そんな事で!?と残念でなりません。鍵の掛かった男は、もちろん被害者のことですが、アリス、そして火村の内面にも想いが寄せられました。いつか謎が解ける日はあるのでしょうか。
0255文字
つみれ
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有栖川有栖、もしかしたら10年ぶりくらいかも? アリスが毒舌でロマンチストで女に弱いんよな〜みたいなことを覚えてたけど、こんなに情緒的に語るんやっけなと驚いた。普段にない探偵役だったからかもだが。▼積読していた間に中之島に行ったのでちょっとだけ分かる。電書で買ったんだけど、なんか読み終わらんなと思ったら火村シリーズで最長とな。▼論理パズルだから動機も物証もどうでもよいのだ。親子なら〇殺、違うなら〇殺、のとこおもろかったな。
つみれ

時事的な内容だったのでアリスと火村が2015年に34歳なことが決まっており、彼らの青春時代も2000年代になってるのがおもろい

05/27 11:27
0255文字
モルワイデ鮒
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アリスの地道な捜査で少しずつその姿が見えてくる梨田稔という密室。彼の人柄やホテル内の人たちとの関係を知るほどにその奥が見たいような見たくないような。黒猫はいるのかいないのか。なんでもなさそうな所から犯人を突き止めた火村の論理も見事で、二人の掛け合いは多くないがそれぞれの魅力が存分に出ている。梨田稔の幻とアリスの対話の場面が印象的。最後に語られた動機を噛み締めてもうちょい飲む。
0255文字
a
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今回のMVPはさすがにアリス。
0255文字
チャー吉
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【作家アリスシリーズ】最長の作品。過去を秘する男がホテルのスウィートルームで死亡し、警察は自殺と断定。それを疑問に思った人物がアリスと火村に捜査を依頼する…という流れ。今回はアリスが刑事顔負けの捜査能力を発揮し【鍵の掛かった男】の過去と謎に迫る。そして、アリスの掻き集めた情報で出来た刀で火村が居合抜刀を披露する…目茶苦茶面白かった。700頁もあるので、時間が掛かるかな?と思っていたら、直ぐに読み終える事が出来た。やはり有栖川有栖作品は読みやすい。
0255文字
すずろ
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めちゃくちゃ面白かった……!アリス先生がすごい探偵能力を発揮していて、火村先生にそれを褒められていてなんとなく私も嬉しかった。人の心について疎すぎる私は相変わらずフーダニットの《挑戦状》には回答を提出できなかったけれど、そんな私でも身に染み入る人生の軌跡が濃密に描かれていて夢中で読み進めてしまった。ホテルに泊まって牡蠣が食べたい気分だな笑
0255文字
penguin
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作家アリス23作目、久しぶりの長編。 大御所作家に依頼されたアリスは大阪中之島にあるホテルで自死したとされる人物を探る。歴史や風土とその人物の隠された過去が描かれる中、偶然と必然、運命、またそれを小説に落とし込む際の整合性や説得力について考えた。なぜか今回は珍しく解けたので推理以外に思考が広がり、犯人探しをする王道ミステリというよりも哲学的な思いを想起させる作品になった。そして今作アリスの空想がなかなかw 推理小説では犯人の僅かな綻びから罪が露見する事が多いがいつも思う。このミスさえなければ。勿体ないと。
0255文字
今野琢
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中之島のホテルで梨田稔が死んだ。警察は自殺と断定。だが同ホテルが定宿の作家・影浦浪子は疑問を持った。彼はスイートに5年住み周囲に愛され2億円預金があった。影浦は死の謎の解明を推理作家の有栖川有栖と友人の火村英生に依頼。が調査は難航。彼の人生は闇で鍵の掛かった状態だった。
0255文字
ささ
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ネタバレ殺人がメインの書籍に思うのはおかしいのかもしれないが、このホテルに泊まってみたいなととても思う。有栖川先生の描写がとても好きで、いつも実際にそこにいる気分にさせられる。 動機は確かにそんな事で!?なんだけど、昨今の迷惑行為動画の顛末を見ていると、とてもリアルに感じる。
0255文字
カーゾン
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L:まず殺人が起こり、それを火村英生が論理的に解決していく諸作と異なり、自殺か他殺か?を有栖川が単独で証拠集めをして真相に迫る、ある意味”異色”のミステリ。長いとの感想を持つ人もいるようだが、私にはそこは感じなかった。トリックも遺言書の隠し場所位の小さなもの程度だけど、殺された梨田氏だけでなく銀星ホテルに集う人々の個性が充分に描かれていて、映像化したものを見てみたい気持ちになった。終わり方も温かく泣けた。強いて欠点を挙げるとすれば、犯人の動機がチープなところか。それを割引いても有栖川氏の上位に来る著作。
0255文字
ゆうゆう
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ネタバレある男のホテルでの縊死。自殺か他殺か事故死か。地道な捜査から少しずつわかってくる小さな事実が結びつく所が面白かった。登場人物は数人しかいないのに、いつもながら犯人が全然わからないのが不思議…。でも最後まで読めばきっちりわかる、ミステリ小説の醍醐味が味わえる。最新作から読んで2作目だけど、変わらない感じのコンビでほっこりした。
0255文字
ドットジェピー
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面白かったです
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たなと
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さすが有栖川有栖の一言。 派手さはなく、前半は有栖が一人で聞き込みしているだけだが、徐々に分かってきても大事なところは中々つかませてくれない鍵のかかった男の正体。最後にすべてが明らかになるところもよい。
0255文字
ちさ
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ネタバレ「梨田稔の死に対して火村と私にできるのは探偵すること」めちゃくちゃよかった。中之島のホテルで梨田稔という男が亡くなった。自殺とされた死に疑問を持った作家に依頼され、調査を始めるが、彼の人生は鍵の掛かった状態だった。前半はアリスがほぼ一人で調査する。自殺なのか事件なのかも不明、派手な展開も何もない、でもこれがいいんだ。梨田稔という男の人生が解き明かされていく、その丹念な調査がしみじみといい。私はこういうミステリが好き。一人の人間の死に、人生にとことん向き合う、二人はとても誠実だったと思う。
0255文字
miu_pal
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素晴らしい作品だった。普通小説的な面白さ、あるいは(あえて古臭いジャンル名を出して表現すれば)中間小説的な読み応えに加えて、終盤に今まで見たことが無かったようなミステリの技巧が披露されて驚かされる。推理小説の可能性は汲めども尽きないと思わされる作品だった。
0255文字
つゆか
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ネタバレ中之島のホテルで自殺したと思われた天涯孤独の男。しかし、その男の過去を誰も知らなかった。そんな中、一緒に過ごしたことのある小説家の先生が有栖と火村にに自殺では無いことを証明して欲しいと依頼する。先に単発で乗り込みホテルでの聞き込み等をする有栖。すると、思いがけないことがわかってくる…。ベールに包まれたように分からなかった被害者のことが分かっていくに連れ、支配人と親子だったことなどがわかるところは面白かった。ただ犯人の動機があまりにも身勝手で実際あるのかもしれないけれど、残念だった。
0255文字
くりっちぃ☆
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ミステリーで鍵のかかった、と言えば密室だが、本書では人の心、人生のお話。 すでに亡くなって自殺と片付けられそうな所を、アリスと火村が本当に自殺なのか他殺なのかを調べる過程で、一人の男の人生を深堀していく火村シリーズとしては少々珍しい展開。 何気ないひとことや行動を積み上げて、誰にもそれまでの人生を語らなかった梨田という男の人生を辿っていく。梨田は既に亡くなっているものの、最後にたどり着く先は悲しいが優しい結末。 なかなかの長編で読むのに骨が折れたが、スッキリ晴れやかな気持ちになる話だった。
0255文字
Mark.jr
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読み直し。 作家アリスシリーズ第23弾、長篇としては8作目になります。本書の最大の特色は、大部分をアリスが単独で操作を行うところで、それによって私立探偵小説の色が強くなっています。また、大阪中之島の情緒豊かな情景や、そこのホテルで死んだ男に秘められた過去など、物語部分に力が入っており、読み応えたっぷりです。ミステリーとしては、個人的な読み所は、火村が犯人に気づいた切っ掛けの部分でお見事の一言。2010年代のシリーズを代表する傑作でしょう。
0255文字
abi.ちゃん
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大阪、中之島はどんな所なのか、ストリートビューを見ようと検索してみたら、実際に物語に沿って歩いてみた人のレポートが出てきました(笑) 1人の初老の男性の死についての、有栖川有栖による情報集めや考察をこれでもかとばかりに詳細に描いた一冊。こんなに長い小説なのに、起こる事件はたったの1件。それなのに退屈せずに読めてしまうのが作家の腕なのでしょう。全くスリルはありませんが、ホテルライフや中之島等の街の描写も楽しく、幸せな読書時間でした。
0255文字
まき
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ネタバレ中之島の銀星ホテルを定宿にする作家・影浦浪子から、ホテルで死んだ梨田稔は自殺のはずがないから調べてくれと依頼されたアリスと火村。 火村は入試試験のために動けず、まずはアリスが単独で調査することになった。 謎の多い梨田の人生を丁寧に追いかけているので、火村の真相解明の部分が納得しやすい。 鞭打ち教徒の探偵のところで思わずニヤニヤしてしまい、アリスと一緒に火村から「真面目に話しているのに何をにやついているんだ?」と言われた気分になりました。
0255文字
gkmond
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ネタバレ推理(ヒントの使い方)は例によって鮮やかだったが、この真相に700ページオーバーの分量が見合うのかという点が頷ききれなかった(しかもこれたぶん削ってこの長さになってる)。まあ今を記録しようっていう同時代的にノイズな要素が後世貴重な史料に化けるかもしれないんだけどさあ、でもそれなら後藤さんだけじゃなくて湯川さんも名前で言及すべきじゃないとか思った。あと、美菜絵のお母さんの名前考えてやれよとかも。伏線かと思っちゃったよ。ところでこれは苦くシニカル(or御涙頂戴)な結末じゃないんだろうか。
0255文字
安心院
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ネタバレ読むのにめちゃくちゃ時間がかかった。足掛け一ヶ月弱といったところか。とはいえ途中でダレることもなく、真摯に梨田稔という「鍵のかかった男」の鍵を開いていく面白い小説だった。事前情報も少なく、殺人もすでに起きた後という状況からどう話がひろがっていくのかと思っていたがお見事な展開だった。終盤に火村の居合のような一閃の推理で一気に物語に引き込まれ最後まで読み切ってしまった。大阪に足を運んだ際は中之島のホテルに泊まってみたいものだ。
0255文字
鹿乃子
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ネタバレ大阪、中之島のホテルでスイートに5年住む梨田の自殺に疑問を抱く作家の依頼によりアリスが調査に取り組む。/アリス先生が単独で地道に情報集めに奔走するのが新鮮。捜査も実を結んで良かった。犯人と梨田の意外な過去に驚き/解説より:名探偵・火村と違って、超絶的な頭脳よりごく普通の足を使う有栖川の調査は、一種の地誌紀行ともいえるトーンを生み出す/中之島~銀星ホテル~ホテルの個室~棺桶というイメージの連鎖があり、それが大から小へとつながる見事な換喩的な構造をもって描かれ、そこに主調となる〈死〉のテーマが埋め込まれている
鹿乃子

大阪、中之島のホテルでスイートに5年住む梨田が死亡、警察は自殺とするがそれに疑問を抱く作家の依頼によりアリスが調査に取り組む。

07/06 20:37
0255文字
がんもどき
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ホテル暮らしをしていた男性が、何の脈絡もなくカーテンに首を吊って亡くなる。そんな死に方をするのはおかしいから犯人を探して捕まえてくれと主人公が頼まれると言う話。探偵役の先生がほとんど出張らないので話の弾み方にイマイチなところがあったと感じる。大阪中之島、2015年代と言うその時を切り取ったお話として読むと面白い本。
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san_ph7
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ネタバレ塩ラーメン! 種明かしまでが長く、苦行だが、隠し味がかなりいい。 犯人の動機の、3番目の理由が気に入った。魔が刺した、とだけ表現していいものかわからないが、憑き物が落ちたような犯人の様子と相まって、人でない邪悪なものの存在を行間に見た。イプセンは幽霊だと言っていたが、私には妖怪に見える。なんにせよ、そこがよかった。
0255文字
picopico
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少しずつ紐解かれていく謎の男。ほんとに少しずつ、少しずつなのがリアリティがあって良かった。人にはドラマがあるよね。私には遺産も何もないけれど、不思議な死に方をしたら誰かが私の人生を掘り起こして紡いでくれるのかしら。そういうのは嫌かもな。犯人は捕まって良かったけれど、梨田さんは望んでいたのかな。遺書書いてたから、いいのかな。有栖川さんの探偵ぶりを上回る火村さんのプロ探偵っぷりはかっこよかった。
0255文字
ろじ
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相変わらず面白かった〜。 犯人は、そう、そうだったのか〜。そうこなくっちゃ。 昔読んでいた時と違って なんだか最近の事が書かれていて、 自分の年齢や時代を感じたね
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森オサム
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作家アリスシリーズ。今作は本格ミステリーと言うよりも、ヒューマンミステリー。物語の半ばを過ぎるまで火村はほぼ登場せず、アリスの単独捜査が続く。この間は推理の材料を集めている期間になるが、ここが正直長かった。中之島の情景描写やホテルに関するうんちく、登場人物達の背景の説明等。じりじりと進んで行き火村登場から一気に加速、が本作の醍醐味で有るとは思うが、少々疲れました。とは言っても内容としては十分満足、とても面白かった。文章が良く読み易いし、このコンビは品が有って好き。シリーズとしては異色作ですけど、おススメ。
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