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ニッポンの肉食 (ちくまプリマー新書)

感想・レビュー
44

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西寺
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「肉牛は生まれてから約三十ヶ月の人生ならぬ牛生です。それに比べるとブタは約六ヶ月、ニワトリは半年、つまりウシは生まれてから食用にされるまでの期間が極めて長いといえます。また一頭のメスから一年に生まれる子供の数を平均すると、ウシは〇・九頭、ブタが二十頭、そしてニワトリは二百二十五羽。ウシは生まれる数も一段と少ないのです」
西寺

「それに比べるとアメリカでは餌は国産(アメリカ産)、おまけに広大な牧場でたくさんのウシを飼育する方式なので一頭当たりの飼育費を桁違いに安く抑えることができるのです。/オーストラリア産牛肉も広大な牧場で飼育されたウシですが、アメリカ産とは餌が違います。穀物中心の餌で肥育期間が短いアメリカ産牛に対してオーストラリア産牛は牧草中心で肥育期間が長めです。この育て方は肉に含まれる脂の違いに直結します」

04/06 20:12
西寺

「アメリカ産牛の方が脂身が多く入るのに対してオーストラリア産牛は少なめ。例えればマグロの赤身とトロのような感覚でしょうか。その例でいえば日本の霜降り牛肉は超大トロといえるでしょう。/この大トロ状態にするのが日本独自の技術であり、きめ細やかな餌の配合で作り上げる肉は芸術品とされています。赤身で歯ごたえのあるオーストラリア産牛よりもアメリカ産牛の方が人気があるのは霜降り信仰とまでいわれる日本人の嗜好のせいでしょう」

04/06 20:13
3件のコメントを全て見る
0255文字
Y.N
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ネタバレ世界屠畜紀行のが体験記で面白かった。
0255文字
こあら
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幼少期から肉の脂身を口にすると、身震いする感じがあって苦手だった。確実に赤身だけなら、なんとか食べられる。最近、年齢のせいか魚の脂身もダメになってきた。タンパク質を摂るために肉は食べた方がいいのかなぁと思っているけど。
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ひー坊
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大好きなお肉のことについて。何も知らないのはダメだね。命を食べるということを知識として知っておかなければ感謝することさえ出来ない。
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りょうみや
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日本の肉食の歴史、様々な動物の生態や捕り方や味、肉屋や食肉処理施設の裏側までを一通り網羅。著者の取材体験談が豊富で、白黒で小さめだが動物解体の画像も多い。普段スーパーでパック売りの肉しかほとんど目にしなくなった今では新鮮な話題ばかり。改めて普段の食事で食材にもっと感謝しなくてはという気にさせてくれる。
0255文字
レイノー
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2017年刊行。著者はマタギを中心に農林水産業の現場にカメラを向けるフリーカメラマン。◇図。◆肉の種類や狩猟など、食肉大全の書である。色々あるが、狩猟肉が興味深い。どのような種でも生食の危険性は言うまでもないが、きちんと調理すれば美味しく頂けるもの。まずカモシカは実は鹿の仲間ではない。むしろ牛の仲間である。つまり美味い。脂肪分は少なく、いわゆる赤身と言える。よって鉄分・ビタミン類が豊富な健康食品であると。ただ、鹿自体は、日本の狩猟期(冬)には美味しくなく、実は繁殖期の夏こそ、精がついていて美味い。
レイノー

ところが、狩猟期の冬にマタギらに捕えられると、美味しくないものとして捨てられる傾向にあるのは残念だ。◇これに対して、猪。これが豚の近縁種(というより猪を家畜化したのが豚)というのは割と知られているが、冬には脂肪分が多く、鍋にすると美味い(初冬、繁殖期の雄の臭いはかなりきつい)。もっとも近時、個体数の増加が農作物被害の原因となっていると指摘する。その理由は温暖化。つまり猪の個体数を抑えていたのは日本の山岳部には冬には雪が多く積もり、猪、特にうりぼうの生存が困難。ところが温暖化により降雪量・積雪量の減少。

12/05 18:32
レイノー

により冬を越すうりぼうが増加。個体数の増加に繋がった。◆兎。骨ごとぶつ切りにして鍋に放り込んで食する。ただし、毛皮需要が激減した狐・貂の個体数が増加し、天敵が増えた兎の個体数に負の影響を与えたという。◆ただし、仏教思想や食肉加工の実際に対する言及が少し足りないかな。

12/05 18:33
0255文字
Carol
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日本では最近まで水産物の消費が主で、肉食は明治以降なのかと思っていたら、旧石器時代から狩猟が行われていたのですね。仏教が入ってきて殺生がタブーになってからも、結局色々な抜け道や理由を作って肉食を続け、狩猟・屠殺を行う専門職を作ることで、一般の人は戒律を犯さないようにしていたとは。そしてそれが差別に繋がっていたとは。勉強になりました。でも、もうちょっとその辺りのことが詳しく読みたかったな。ほとんどが野生の動物の狩猟方法や味の記述で残念でした。
0255文字
H
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肉食について、日本書紀の記載から現代の食肉処理場に渡るまで広く簡潔に書かれていて食肉の歴史から流通の仕組みなどついて関心を持てる内容となっている。 特に著者はジビエが好きなのだと思われされるほど狩猟についての章に熱量を感じた。
0255文字
Koji
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物足りないけど、プリマー新書だから仕方がない。
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蒲田珊
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命をいただきます。というのを、当たり前すぎて、ついつい省略や、気持ちが入ってない事がありますが、食肉はどうなってるのかを、学ぶには凄くよい一冊だと思います。
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らきあ
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狩猟肉について知れた。イノシシの解体写真など普段はなかなか見ることのできない写真がある。
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aki
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読了
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クロメバル
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畜産肉だけではなく、狩猟肉についても知ることができました。今、口に運んだ肉が、生き物の命だったと少し考えるようになりました。
0255文字
やすらぎ
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日本の肉食は半世紀の間に10倍に増えたそう。ほとんどは畜産肉🐂🐖🐓🐏。今は害獣扱いされてしまっていますが、日本人は太古から狩猟肉🦌🐗🐒🐻🦊🐳などを食べていました。肉食禁止の時代もあったそう。現代でもマタギの人は動物を大切に扱います。目の前で生命を頂く訳ですから。この本には畜産肉の行く末が写真とともに記されています。解体→加工→流通→販売。私たちは最後の消費者として、あらゆる食事で肉を噛みしめています。今日からは、子供の頃やっていたように、食事の前にいただきます🙏をしたいと思います。
0255文字
牙魔
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タヌキは美味しいのか不味いのかを追求するところが面白かった
0255文字
バッシー
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定期的に食肉に関する本は読んでおきたい。ちびっこたちにも読ませよう。
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サメ社会学者Ricky
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日本の肉食文化、実際にどう殺し、どう解体して食べるのか、そんなことがいい意味で淡々と紹介されている。肉を食べることに反対はしないけど、そうした肉が動物なんだよってのはちゃんと理解された方がいいと思う。当たり前すぎることなんだけど、それが分かっていない人が今は多いんじゃないかな。
0255文字
subuta
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肉の入手手段である狩猟と畜産を、歴史、料理法、捌き方など様々な面から紹介している。特に狩猟についての記述に力が入っていた。
0255文字
kuukazoo
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日本人はどんな肉を食べてきたか。公的には禁止されていた時期があったりそう食べる機会があったわけではないとはいえ、食べてはいたのである。牛豚鶏だけではなく馬猪鹿熊狸鯨犬猫。そして、そんなにお前ら肉が喰いたいんかと言いたくなる位に肉が消費されている現代。著者はフリーカメラマン。畜産肉と狩猟肉それぞれの「生産」現場の実態の描写など、写真も交えて語られる。読み手は、他の生き物の命を殺めて生きていること、そしてその部分をアウトソーシングして生きていることに向き合わされる。せめてそこは忘れないようにせねばと思う。
0255文字
あんこ
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牛肉や豚肉がスーパーに並ぶまでの工程や、狩猟の実際、タヌキやシカの味まで、知らない事をたくさん知れた本だった!ちょっと出典が怪しい感じもあるけど、軽い読み物としてなら◯かな。
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オールド・ボリシェビク
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コンパクトながら、日本の肉食について実によくまとめられている。腰が軽く、あちこちの猟師に取材しているから、その「味」の評価についても信頼できそうだ。それにしても、肉食という行為はどこか生々しくも、神聖さを帯びるね。
0255文字
リキヨシオ
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歴史上、肉食=欧米、日本=魚や野菜、が食生活の中心というイメージが強いけど、日本でも旧石器時代から肉食をしていた記録があるという。殺生の禁止を謳う仏教が到来、数々の政権が肉食を禁止しても、巧妙に解釈を変えて肉食が続いてきた。外国人の肉食に対して日本人が驚いたのは生活には欠かせない財産「牛・馬」を食べる事だった。日本の肉食の歴史から現在の肉食に関わる産業の仕組み、食される獣の種類など様々な内容…半世紀で消費量が十倍になった日本の肉食についての数々の知識…知っていて損はないし…妙に肉を食べたくなった。
0255文字
とりもも
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本屋で以前見かけ気になっていたのでKindleで購読。食べる機会の多い牛豚鶏、ジビエと呼ばれるような鹿、いのししなど、どのように育て、食肉として加工されていくのか、また日本における食肉文化についてなどの記載もあり、食べること、スーパーで食材を見ること、ジビエを食べることが好きな自分には、面白い読み物だった。
0255文字
ikomuro
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図書館で偶然見つけた本だが、よかった。日本の肉食について、その歴史や現状をコンパクトにまとめてある。コンパクトで読みやすいが内容は濃い。牛豚鶏といった現在スタンダードな畜産肉だけでなく、クマ、シカ、イノシシからイヌネコまでの狩猟肉も扱う。読んでいると、動物を屠って喰うということについて、日頃いかになにも感じていないかを思い知らされる。ほんらい、いのちといのちのぶつかり合い、ぎりぎりの駆け引きで口にはいるものであるのに。内澤旬子『世界屠畜紀行』もまた読み返したくなった。
Aya Murakami

こんにちは。 日本社会と肉食に触れた本では大学時代に読んだ豚と沖縄独立を思い出します。周りの学生は「どこからそんな本の情報を手に入れたのかな?」と言われましたが…。

06/12 17:36
ikomuro

Aya Murakamiさん、コメントありがとうございます。沖縄史にも興味あるので、読んでみたいです。著者は画家さんなのですねー

06/12 17:43
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0255文字
乱読家 護る会支持!
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日本人は、縄文期以前から「肉」を食べていた。 調理具の進化と肉の調理法の変化。狩猟と畜産の歴史。動物から肉になるまでの流れ。 フリーカメラマンの自由研究的な本ですが、あまり読む機会の無い内容なので、、、ご興味おありの方は是非是非。
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ぽけっとももんが
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猟師になる、または家畜を育てて食べるというテーマ、被差別部落に生まれた著者の父親が食肉業で成り上がるノンフィクションなど、わたしがあまり意図せずでもつい読んでしまう分野を、一冊にまとめたような本。よく見かける牛、豚、鶏やジビエとして話題の鹿や猪以外にも、たぬきやうさぎ、トドや犬猫まで味なども含めて言及されている。パック詰された肉を食べるだけではなく、それまでのことを知る機会が必要だ。
0255文字
ユウキ
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食肉処理施設と狩猟ハンターが肉を処理する様子が対比的に描かれるのはなかなか良かった。全体的に巨視的な数字を示して説得力が増せばいいのにと思ったが、求め過ぎだろうか。データとして印象に残ったのは戦後、食肉の消費量が急増しているというデータくらいで、データを元にそれぞれの現場が今後どう変わりゆくのかといった「今後のゆくえ」に対する言及はかなり少なかったのが惜しまれる。野菜も同じ状況だが食肉の多様性が失われつつあることも、本書で改めて実感した。
ユウキ

しかし第1章の歴史編はちょっとやり過ぎだろう。食肉加工と被差別民の歴史、またマタギと縄文時代人の関係性などははあまりに直線的に書き過ぎである。この辺に関しては網野善彦など歴史学者、また縄文時代に関しては考古学者の研究が進みつつあるので1章に関しては著者の想像に基づく歴史像であると断じておく。読む際は軽いエッセイくらいに受け止めておきたい

03/11 09:26
ユウキ

著者はジャーナリスト。いろんな取材でいろんな肉を食べてきたからこそ書けたのが本作と思う。ある意味うらやましい話である

03/11 09:32
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スプリント
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家庭科の授業で本書で取り扱ったような知識を教えることは大切だと思います。
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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サブタイトルに「マタギから食肉処理施設まで」とあるように、いわゆる家畜よりも狩猟によって食肉となる動物についての記述が多い。肉食が忌避されるようになったプロセス、そして差別の発生などが明瞭に説明されており、こういうとこが(どういう?)YA向け書籍のいいとこですよねー。スーパーに並ぶ肉を肉になる前の姿をイメージしながら口にすることはそう無いだろうけど、狩猟動物は肉になる前の姿のイメージが強いように思います。生きている動物と食材としての肉が乖離してしまっている今、肉は動物である、ということを強く示唆した内容で
0255文字
kinkin
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身近な食材にもかかわらず肉のことは知らないことが多い。野菜のように種まきをして収穫までがはっきりと見えないせいかもしれない。屠畜という行為が人を寄せにくかったり偏見の目で見たりしているからなのか。生産や流通、牛、ブタ、鶏のほかにイノシシ、シカ、クマにたぬきやうさぎまで様々な動物の肉とその味についても書かれていた。様々な肉製品や料理を食べるときその元の動物のことを少しでも考えたいと最後のページに書かれていた。忘れてはいけないな・・図書館本
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のんきち
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図書館の新刊の棚にポツンと残っていたので、思わず借りてみた。肉食の文化や歴史について学べる本。地域によって食する動物に差異があることは興味深い。ところで、とても平易な文章で語られているのでわかりやすいと思ったら、プリマー新書とはヤングアダルト向けの新書なんですね。どうりで、中高生新聞にも紹介されるはずだ。
0255文字
メイロング
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ドライな視点で淡々と述べていくスタイルが好き。「かわいそう」感情はもちろんだけど、過度な「だから大事に食べましょう」教訓も、純粋に食肉について知りたいと思ったときには邪魔になる。でも専門書は読みづらい。その間を射抜いた、うれしい一冊。畜産肉はまだ本はあるけど、狩猟肉についてまとまっているのが、またうれしい。うん、山怪も読もう。
0255文字
Nao Funasoko
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ネタバレ昨年11月に鹿を捌いて食するワークショップに参加する機会に恵まれた。直後に本書を知りそのタイムリーさから手に取った。内容的には広く浅くまんべんなく。中学校ぐらいの授業の副読本といった印象。第三章「動物が肉になるまで」はもう少しボリュームがあってもよかったかな。ウサギ猟の「ワラダ投げ」と沖縄の"ネコ捕り婆"の件は知らなかったので印象に残った。
0255文字
Utsuro
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ネタバレ肉食をめぐって、個々の肉の性質や加工の現場、狩猟の様子、はては漫画における肉の扱いとその実態まで、細かくかつ土臭さを伴って淡々と示す内容となっている。 やはり、現場の土臭さをにじませた内容は、肉を商品の枠へ安易に落とし込むのを諫めるものがある。下手な問題提起よりも、個々の実態をしっかり描くことの方が、説得力ある内容に成り得る。 また、タヌキの肉をめぐる評価の相違について、筆者が実際に食べてその原因を追究する様は、様々な現場を横断している人間の良さだと思う。 『山怪』と比ると、文章はとてもソフト。
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ソウ
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日本の肉食について、歴史・対象動物・食肉製造と販売・畜産と狩猟の現場等が一通り平易な言葉で丁寧に書かれています。日本人は元々肉を食べなかったというのは誤り、縄文以前から肉食していたことが科学的に分かっている(明治以降に、農耕・運搬等で活躍していた家族同然の牛を食べることに驚愕したことが誤解の原因か)。「鹿の生肉は食っちゃダメ」(てか、ジビエの生食厳禁)。工場・狩猟での食肉処理の詳細な過程を読んで、普段全く意識しない「お肉を食べるっていうのは、本当に動物の命を奪っているんだ」ということを実感しました。
ソウ

本書を読み終えて思い出したのは、以前読んだ『ファーマゲドン』。飼育過程での過剰な抗生物質の投与・畜産動物にとって過酷な飼育環境・安い賃金で酷使される労働者達等、現代の世界の食肉製造の実態が書かれていました。甘美な旨味を知ってしまった今、肉食をやめるのは正直難しい。肉食を減らし、正当に飼育されたお肉を選ぶことが間違いなく正しいっていうのは頭では分かってるんです。なのに、安価なお肉を買い、コンビニのサラダチキンやフライドチキンを好んで食べてしまう自分が本当に浅ましい。

02/01 10:00
0255文字
6
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○ウシ30ヶ月ブタ6ヶ月ニワトリ2ヶ月、ウシ0.9頭ブタ20頭ニワトリ225羽、ウシ11kgブタ3kgニワトリ2kg
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さくは
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日本人が食べる肉について。古代日本での肉食、畜産肉と狩猟肉、食肉処理施設、肉屋の仕事、シカとイノシシの狩猟と解体など。畜産と狩猟、両方について書かれているのが興味深い。
0255文字
ユウティ
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肉食に関する様々なエピソードを集めて語った感じ。今は買い物はスーパーばかりだけれど、口に入るものの実態をほとんど知らないって凄いよなぁと自分のことながら呆れる…。屠殺や屠畜、狩猟というと怖れからか無知からかイメージがマイナス方向に傾きがちなので、こういう知識がもっと一般的になれば良いと思う。
0255文字
NBかえる同盟
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ネタバレ題名買い。買ってから気づいたが、何とあの「山怪」の著者だった。内容は、まぁプリマー新書なので「広く浅く」だった。「タヌキ肉は美味く食えるのか、食えないのか」など時折妙に力を入れて書いていると感じられる部分もあってご愛敬。いい本ではある。若い人向け?
0255文字
niz001
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日本の肉食について主に味と狩猟。憶測がちょっと多いのが難だけど良本。
0255文字
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