形式:単行本
出版社:八坂書房
初代フランス王とされるユーグ・カペーも、近親だけでなく別氏族を含めて同名同あだ名が複数人いる。カペー(頭巾?外套?)をかぶっていたからと書かれることがあるが、実際は由来不明(歴史にはよくあるが、権威の文章が誤読されて史実のように書かれていく)。しかしカペーは聖マルティヌスの聖遺物の可能性もあり、そうであればフランスにおけるレガリアともいえる非常に重要なものである。
いつも的確な感想すごいです。 ちなみに先祖と同名の名前をつけるのはその先祖を蘇らせるといった考えがあるそうです。
ありがとうございます。 なるほど。蘇らせるという意味があるのですね。それならイングランド王家にヘンリーやエドワードが多いのも納得ですね。 逆にジョンが欠地王以外いないのも納得ですね(笑) 蘇られても困りますから(笑)
古文書に書かれていたんですねー。そのあだ名を見つけたら吹き出してしまいそう😁
ベーグルグルさん、直接的すぎて笑っちゃいますよね(о´∀`о)
せいぜいが祖父母程度までを自身の親族としてみなし、遠い先祖を意識しない言え感覚はクレヨンしんちゃんのような現代日本の核家族に近い印象を受けると言ったら言いすぎだろうか。後世では土地の所有権という普遍的な必要から姓が生まれ、家意識が発展することで遡ってカロリング家(カールたち)やカペー家(カッパを着たやつら)のように擬似的な父系集団を設定することにかるが、もちろん当時の人物の意識とは大きく剥離している
とても面白い視点の本ですね、読んでみたい!そういえばKasimさんは以前も「名前」についてかなり興味をお持ちじゃなかったでしたか??(イタリア人の名前でフランチェスコだったか、それがある一定数かならずどの時代にもいる、みたいな話をしましたね??)それにしても「~世」の数え方も一定しないって、もうビックリ!こっちはそれを覚えたり、確認したりするのも大変だというのに(笑)
そうそう、Makiさんとはフランチェスコ話で盛り上がったことがありましたね! たしかになぜか名前に興味があってこの本にも飛びついてしまいました。「~世」のこと、面白いですよ。同時代人は「今度の王様、3世だよね」なんて誰も考えてなくて「またカールだ」みたいな感じだったようです。番号を振るのは後世の工夫なのだとか。シャルルマーニュはカール1世だけどシャルル1世なのかどうかが人によってはっきりしないらしいです。面白いけど、この本読んでても混乱しますよ~。お読みになったらご感想楽しみです(^^)。
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