形式:文庫
出版社:新潮社
職場の人と、この本の話から亡命の話になったり。数年前から流行ってる地政学って元々はナチスの公認イデオロギーやったんや!知らんかった。今ではこんなに本屋に並んでるなんてねえ。最初はこの単語は大丈夫か?という感じやったやろうね。校閲入ったりしたんかな。日本は大国、大国から見た世界史、それを忘れないでおきたい。佐藤さんの他の本も読みたくなったし、東欧あたりの本も読みたいし、この本で言及されていたドストエフスキーも少し読みたくなったし(カラマーゾフは中までしか読んでいないがもう少し楽しめるだろうかと)、
あとチェコの作家も読みたい、カレル・チャペックとかミラン・クンデラとか(『存在の耐えられない軽さ』の良さがよくわからんかったが今なら面白さがわかるだろうか…?)
紹介されていた、フロマートカのドストエフスキー論に思わず膝を打ちました。シベリア流刑中、死を目の前にしたどん底の中で神を信じたドストエフスキーを、信仰に不安を抱きながらも、虚無主義へと沈み行く社会の変革者であり、信仰の人であったとするフロマートカの評価。私がドストエフスキーの作品に感じた光と救済を神学の観点から支えてくれている…!フロマートカさん、そして佐藤さんありがとう~!と感激しました(笑)
メモ:P133「歴史だけでない。われわれ一人一人の人生も、チェスの手のように、過去に誰かによって演じられたことを、少しだけ形を変えて繰り返していくのかもしれない。しかし、当事者はそのことを自覚せずにゲームに熱中している。」、P427「人生には、さまざまな巡り合わせがある。そして、個人の努力ではどうしても突き破ることができない壁があるということをこの作品で私は書きたかった。」
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職場の人と、この本の話から亡命の話になったり。数年前から流行ってる地政学って元々はナチスの公認イデオロギーやったんや!知らんかった。今ではこんなに本屋に並んでるなんてねえ。最初はこの単語は大丈夫か?という感じやったやろうね。校閲入ったりしたんかな。日本は大国、大国から見た世界史、それを忘れないでおきたい。佐藤さんの他の本も読みたくなったし、東欧あたりの本も読みたいし、この本で言及されていたドストエフスキーも少し読みたくなったし(カラマーゾフは中までしか読んでいないがもう少し楽しめるだろうかと)、
あとチェコの作家も読みたい、カレル・チャペックとかミラン・クンデラとか(『存在の耐えられない軽さ』の良さがよくわからんかったが今なら面白さがわかるだろうか…?)