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「リベラル」という病 奇怪すぎる日本型反知性主義

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南北
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ダブルスタンダードやポリコレ好きなどの特徴を持つ「リベラル」を著者は「反知性主義」と呼んで分析している。最後に河合栄治郎を取り上げていたのはよかったが、著者の主張の中には「日本軍の中にあった慰安所」と言う言葉が出てきて、著者の主張の方が、事実でないことを事実として主張する「反知性主義」ではないかと思えてくる。本当に「反知性主義」なのは著者の主張するような「リベラル」だけではない。右翼でも左翼でも自分の理性を信じて疑わない人たちは程度の差こそあれ、「反知性主義」の要素を持っているのだと思う。
南北

ばたやん@かみがたさん ご質問ありがとうございます。「慰安所」の存在を肯定する点は著者と同意見ですが、日本軍と一緒に行動しているからと言って、「日本軍の中にあった」とまでは言えないのではないでしょうか。

12/19 12:06
ばたやん@かみがた

ああ、場所の所在ですか。性質上、軍施設の中にあったとは考えにくいでしょうねぇ。コンパクトなところは、隣接してあったりしたかも知れませんが。今度、秦先生の本など読むとき注意して読んでみます。

12/19 12:40
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たろーたん
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奇怪になった日本のリベラル批判本。その特徴として現実を見つめようとせず、愚かな観念論の固執する反知性主義的な態度らしい。例えば、知的議論を避け、「平和憲法を守れ」に終始する態度。そして、知的な議論ができないから「集団的自衛権で徴兵が始まる、戦争が始まる」と国民を煽る。でも、集団的自衛権の行使が容認されたが、日本は戦争もしていないし、徴兵制も起きてない。また、リベラルは大勢が亡くなった共産主義の実態から目を背けているのだ。(続)
たろーたん

う~ん、リベラル・左翼が護憲で話し合いに応じないのは分からなくはないけど、じゃあ、右派が「天皇廃止」とかに応じるかと言われれば応じないので、どっちもどっちだと思う。その時、右派は「日本が滅びる」「日本の伝統を壊す気か!」と言うだろうが、その時の様子はおそらく、リベラルたちの護憲の様子とそっくりだろう。左派には頭が悪いところはあるが、右派にだってある。だから、「左派は反知性主義」ってのはあまり乗れないんだよな。「お前はどうなんだ」と言われた時「違う」って言い返せないから。

12/25 12:06
たろーたん

あと、ガラパゴス左翼知識人として取り上げられているのが、池上彰、加藤典洋、内田樹、白井聡だった。「え、そいつら左翼か?」と思うメンバーに驚く。それと、内田樹の「安倍晋三の高校デビュー発言」や「安倍の支持者はヤンキー的なものに魅了されているというのは中傷だ」などは取り上げるほどのことなのだろうか。このレベルでキレていたら、右派の奴らの発言の方がブチギレそうにならないだろうか。あと、従軍慰安婦でリベラルには和解の思想が欠落しているとあるが、それに関してはむしろ右派・安倍晋三の方じゃない?

12/25 12:06
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コージ
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葡萄風信子
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多くの国民から、いや、世界から、あの中国、韓国さえからも、日本は異常だと思われる元凶がこの「奇怪すぎる日本型反知性主義」であろう。戦後のGHQによる検閲、公職追放、東京裁判、日本に主権、憲法制定権力がなく施行された憲法もこの類だと思う。そして、新聞が「従軍慰安婦」などを記事にした80年代から、中韓との歴史問題に火を付け、更に異常さを拡大させ、政治が日本をズタズタにした。今日も多くのマスコミ、公共放送、特定政党、学校教育が、日本を歪め、苦しめている。子孫の為、一刻も早く、美しく、強く、頼られる日本にしたい。
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ky
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著者は朝生TVやユーチューブで時々見かける。集団的自衛権の行使が可能になれば徴兵制がやってくる戦争がはじまると批判したリベラル勢力、両者ともいまだ現存せず。共産主義の実態から目を背けるリベラル。東京新聞、朝日新聞が大量生産するリベラル。ガラパゴス左翼、池上彰、嘘はつかずに事実の選択によって国民を左に誘導、鵺のような言説、中立を装う。加藤典洋、内田樹、白井聡。自社さ政権、実際に権力を掌握すると非武装中立の主張は捨て去った。反知性主義に浸り無理筋でも政府批判する日本の似非リベラルは河合栄治郎を学べ。
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ArbitriumK9
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本書で著者は、リベラルを自称する言説を反知性主義として徹底的に批判している。 読んでみると、たしかにおかしな話だなと思うポイントも多い。読み手の思想や知識量でこの本の評価は変わるだろう。本書は、政治情勢について興味を持つきっかけになる。
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mokohei
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「我が国では、「憲法九条を守っていれば平和が維持できる」「集団的自衛権の行使容認で徴兵制がやってくる」といった、非現実主義的な「平和主義」を信奉する人々を「リベラル」と呼ぶことが多い。この人々の存在がリベラルだと思われているところに我が国の悲劇があるといっても過言ではない。」(p140) 確かに違憲のものが罷り通ること自体が法治国家としてどうなのという点は、もっと自覚しなければならない論点。
mokohei

あえて自衛隊の存在を明記しない方が得策(暴力的とならない)と考えるような「否定していれば権力的にならない」という信仰は否定されるべきだろう。この「否定的なるものの権力性」を考える足がかりにも本書はなりえるように思う。

06/27 06:28
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巳之中野 蛙(みのなかのかわず)
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試読二作めにして土が付いた。年配の紳士から著者は「君は日本軍を馬鹿にするのか。左翼なのか」と立腹されたとあったが、その紳士に同情の念を禁じ得ない。自らに同意しない意見を反知性主義と斬り捨てることこそ、著者の忌み嫌う反知性主義ではないのか。慰安婦に関する著者の考えは、小林某氏の皇室に関する姿勢のように、一般的な国民の認識に合わせてあるのではないかと疑念を抱いた。渡部先生がご存命ならツッコミ入ると思いますがね。初読みの大東亜戦争の著作がよかっただけに残念。篠原さんとの主体思想の本までは、興味あるので読んでみる
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MATHILDA&LEON
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読友さんの感想を読んで、手に取ってみた。政治のことは初歩的なことしか分かっていない私だが、この本は読めたし、理解できた事が感動。憲法9条と自衛隊保持の本来の意味を知って、ちょっとした衝撃を受けた。これは読んで良かったと思う。
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harass
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現代日本でよく見聞きする左派の主張についての考察。「憲法9条」などの非論理的な言説などの奇怪さや論敵をこき下ろすだけの反対左翼などと、歴史的な共産主義の考え方などをからめて語る。確認のために読んでいく。ごもっともな内容。軽めにかかれて読みやすい。おすすめ。
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yasu7777
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★★★☆☆
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アイロニカ
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論理的ながらやや攻撃的な“似非リベラル”批判で章が進み、若手右派によるマスコミ・知識人叩きの本かと身構えて読んでいたが、読み進めるうちに著者の考える「リベラルな保守主義」という価値判断が見えてきて、自分にも影響が少なくないと感じ始めていた。特に自衛隊の憲法明記については歴史を踏まえての現状が示され、改憲派の考え方を将来的な展望も含めて意識できたことは有益であった。河合栄治郎の著書は、気が向いたら図書館で読んでみようか。
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acacia
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Twitter等でよく見るテロリストすれすれな思考回路な人達の生態を説明してくれています。
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しまった
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たしかに日本の「リベラル」といわれる方々の主張がガラパゴスなのは同意するけれども、なんだか、ただ文句を書き連ねただけに見えてしまう。著者の対案も、どうしたいのか、あまり伝わってこなかった。
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fifth
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ネタバレ反知性主義のコンテキストで読むと、「リベラル」があんまり関係なくて、なんだかよくわからなかった本。政治的な話は、著者の主張を先に調べてから読むべきだった…。
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ぴーたん
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いま、自分が興味があるのは家族の働き方も含めた労働問題。ただ、職場の組合絡みだとなぜか「平和」「9条」「●●政権打倒」というワードが入ってくるのはなんでだろう。違和感があるなーと思って読んでみました。「リベラル」「保守」「立憲主義」という言葉は本来どのような意味を持っているのか、それが実際にはどのような文脈で使われているのか理解することができました。自分の立ち位置はどこなんだろうと悩んじゃいますねー。
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ムカルナス
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日本のリベラルと称する人々と関係が深い共産主義、憲法9条問題、慰安婦問題について原点に立ち返り検証する。マルクス・レーニン主義がどういう思想なのか本書では判りやすく説明してくれていて勉強になった。憲法9条については吉田茂は自衛権も否定していたことには驚いた。そうであれば自衛の戦力を持つと加憲することも一手段かもしれない。そして個々の問題の検証の結果として日本のリベラルが如何に情緒的でご都合主義か論破し反知性主義だと批判、あるべきリベラルのモデルとして戦前の思想家・河合栄治郎を紹介している。
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犬養三千代
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平成30年2月20日第一刷 副題が、「奇怪すぎる日本型反知性主義」 お決まりの反対左翼をリベラルと称することの胡散臭さ。マスコミ、立憲民主党などを批判している。 この本が秀逸なのは、最終章で河合栄治郎を紹介していることだ。 思想家として魅力的だ。 一度読んでみたいと思う。
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tnyak
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本来のリベラルとは隔絶した日本版「リベラル」の深い病根を鋭くえぐり出した良書。彼らは現実と自ら信奉する理論や理念が解離しているとき、理論を修正せずに現実を曲解する、いわば信仰に生きる人達なのだと理解できました。併せて、共産主義社会の確立を目指す人の思考の恐ろしさに驚愕しました。河合栄治郎のくだりも非常に興味深く、為になりました。
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やす
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若手政治学者岩田氏による「一般人でも似非リベラルを論破できる本」と言ってもいいと思う。リベラルな保守を自称する立憲民主党枝野は実際は「ガラパゴス左翼」であるというのは全く同感。憲法9条真理教の方々にはカール・シュミットの言葉がよい処方薬だ。河合栄次郎が今の日本を見たら間違いなく溜め息をつくだろう。池上彰、内田樹、白井聡などもズバッと明快に批判している。リベラルとかよく分からんわって人にはお薦めしたい。
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都人
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著者の考えに大いに納得した。
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山下 賀久
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早大、大学院出身の若手政治学者が書いた一冊です。戦後日本で幅をきかせてきたリベラルと呼ばれる人たち、マスコミがなぜおかしいか、事例を挙げて詳しく述べています。いまだに共産党があることへの追究と、共産主義とは何か、世界の共産主義者が何を行ってきたか、どれだけの虐殺をしてきたかの記述はリアルなものでした。真の意味からかけ離れた国内におけるリベラル派は、ただ戦争や改憲に反対するだけで、反知性的であり、それらを生み出す報道番組や新聞を名指しで批判しています。私が感じていた疑問が解けた思いです。お勧めの一冊です。
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hk
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「平和を愛する諸国民の公正と信義”に”信頼し…」と前文のつかみで早くも「かんでもた」残念すぎる日本国憲法。まるでNOVAのセンコーが書いたような作文だよね。だがツッコミどころは現代にいたるまで是正されていない。むしろイジラレキャラ型憲法として市民権を得てもた。なんたって世の中の現実は留まることなく移ろいゆくのに、戦後70年にわたって憲法はなんと無修正やねん。無修正ってドキドキするよね。さて理論と現実が乖離した場合、理論を手直しするのが鉄則。しかし現実を曲解して理論を守る勢力がいる。それが「リベラル」だ。
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おとう
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良い本だと思います。これを読むと今の野党やメディアの体たらくの理由がよくわかります。
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ぐりペンギン
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河合栄治郎の下りが非常に面白い。最近の良く分からない主張にも一貫してバッサリ切り捨てて気持ちが良いです。
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筑紫の國造
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若手政治学者が放つ、時宜にかなった良書。ここで筆者がいう「リベラル」とは本来の意味のリベラルではない。憲法9条を盲信し、これを信仰する極めて特殊な「日本型リベラル」のことだ。著者は「ガラパゴス左翼」という言葉も使っている。その病根は深く、マスメディアは彼らリベラルの独壇場とも言うべき現況だ。池上彰など、一見中立を装いながら巧みに一つの方向へ誘おうとする識者の危険性も指摘し、さらに野党第一党の立憲民主党の危うさも剔抉する。語り口はソフトで、批判する際もとても丁寧。むしろ、自称「リベラル」にこそ読んでほしい。
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新父帰る
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「病」がこれほどまでに酷いとは、正直驚いた。自称リベラルは左翼知識人、マスメディア、政党等に深く浸透し、この皇統が続く日本を貶めている実態がこの書で明らかにされている。著者は立憲民主党の枝野にシンパシーを感じながらも、立憲主義を履き違えている点を鋭く指摘。更に共産主義の黒歴史を語りながら、日本共産党の矛盾も突き、スターリン主義はレーニンにありと指弾。最後に本来のリベラル像の適任者として河合栄治郎を現代に蘇らせて、その思想を「人格中心主義」と銘打って紹介。若手の論客であるが今後の活躍を大いに期待したい。
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軍縮地球市民shinshin
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如何に日本の「リベラル」が本来の意味とは隔絶しているのか、奇妙な論理を信奉しているのかがわかった。憲法九条があれば、日本が隣国に攻め込まれないなどは、論理的に破綻しておりリベラルとは本来はなんの関係もない。ただの信仰である。著者は保守とリベラルの融合を主張しており、それは不可能ではないという。著者の主張には首肯できる点も多い。これからも注目される若手の論客である。
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トラ
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とても興味深く読みました。日本型リベラルを徹底的に批判しています。河合栄治郎の例を鑑みると、日本のリベラル層に愛国心というものは存在していないように見えます。著者の本に触れたのはこれが初めてなので別の著作も読んでみたいと思いました。きちんとしたリベラルがいないことには始まらないと感じます。
かず

感想を拝読して、思わず膝を打った次第です。本来、liberalの意味は「 〈考え方が〉偏見のない, 公平な, 〈人が〉心の広い, 寛容な」のはずなのに、日本のリベラル派は明らかに真逆です。にもかかわらず、マスコミは左翼のことを「リベラル」と呼びます。私はこれを大いなる欺瞞だと感じています。「リベラル」と聞くと、「なんだか進歩的な人たちなのかな」と、勘違いしそうです。

02/22 02:50
トラ

お読みいただきありがとうございます。返信が遅れて申し訳ありません……。 「リベラル」というのは池上彰氏に言わせると「左翼と言われたくない人たちの自称」とのことですが、氏の主張通りでレッテル貼りを恐れるがために自分たちで壁を築いているのではないでしょうか(本書では池上氏も批判されていますが……)。日本というものを考える上で大切なのは、右も左も「愛国心」を持たなければ始まらないと思うのですが、前者はともかく後者が「愛国」と聞くと怖気立つようなので、この現状がどうにかならないと始まらないと思います。

02/26 07:15
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