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クローゼット

感想・レビュー
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Snow White
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★★★☆☆(3.9)主要人物に魅力を感じられなくて、最後まで読み切れるか??との読み始めの予想を反して、数時間で読破。トラウマを抱えた纏子が、芳と出会うことによって前向きに変わっていく過程が眩しかった。終盤では、3人が魅力的な人物に変化していて不思議(笑)すっきりした読後感。これからは自分も、心の底から気に入った物を選び、丁寧に大切に手入れをし、末永く持ち続けたいとも思った。
Snow White

Vancさん、コメントありがとうございます。私の場合、まずは服を断捨離せねば(笑)要らないものを削ぎ落としてこそ、本当に大切なものが明確になりますからね。

03/30 16:34
Vanc

なるほど、名言ですね。

03/31 11:53
3件のコメントを全て見る
0255文字
しまもよう
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千早茜さんの本は、どこか遠くの世界へ連れて行ってくれる気がします。 中毒の様に浸りたくなる世界観。 幼い頃から女の子のきれいな洋服に憧れていた芳(かおる) 服飾美術館で働く補修士の纏子(まきこ) 纏子と芳の幼い頃のトラウマを交差させながら、再生へと向かう物語。 服飾の表現がとても美しい。 緻密で繊細で、言葉で絵を描いているかの様な描写に詠嘆必須です。
0255文字
ねこ
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図書館本
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kikurage1016
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ネタバレ読ませてくるね〜♪相変わらず引き込まれる文体、2人視点が入れ替わり物語が進んでいく。ファッションの歴史、成り立ち背景が勉強となりとても楽しい!キャラクターだけ見るとめっちゃ歪で暗いので、ファッションのキラキラないと読み進めるのは苦労する!モデルが京都の施設らしいぜひいきたい!女性側の成長は目に見えてわかるが、男性側の変化が心的なものでもう少し要素が欲しかったが、昔の自分を守り続けるのではなく許し受け入れるのような話。私ならタダノをぶん殴るぜ。結構いきなりわかる関係性にえ?!ってなる
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のこ
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服が大好きな青年・芳と昔の服を直す補修士の纏子の2人の視点から、服飾美術館を舞台に進むお話。性や着る服、人間関係に少しでも悩んだことのある人に届いてほしい一冊。コルセットをつけて「女性」のシルエットを纏った芳が呟いた「女性って作られるものなんだな」という台詞が忘れられない。
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まろ
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服飾の表現が見事で、読んでいてうっとりしてしまう。レースみたいに繊細で丁寧なお話。
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まにゃらい
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服も靴も乱暴に扱ってしまう私には頭が下がる思いで読んでました。丁寧に扱いながら長く着続けるって素敵だなぁと思う。検索しながら読んでみるとおもしろい。補修士という仕事も初めて知った。結末はちょっと納得いかなかったけど、乗り越えながらも人生を自分らしく生きていくほうが大事だということかな。
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はる
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★3.5 前半、語りが入れ替わるのが掴みづらかった。 途中で物語の全貌が見えてくるとそこそこ面白い。 白峰さんの「会話は球技だ」っていうところ本当に分かる。
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たくみ
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著者の描く男の中では歪みが少なく、なんでこんな奴がモテるの?女が好きな男感が薄い男の主人公と、やたらと人を見下す割に股が緩い女ではない女主人公の物語は結構珍しい。まとめるとこれまでの著者の主人公に比べると人間的にまとも。深刻なトラウマも仕方がない理由である。私は洋服にはあまり関心がないが和服好きで本作の人物達が語る気持ちには共通する感覚があり、共感がしやすい作品でもあった。
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ケイト
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ネタバレ
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wako
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何百年も前の服を集めて補修し、保管している服飾美術館が舞台。修繕士の纏子と幼少期から女性ものの服が好きで、美術館にボランティアに来るようになった芳の交互の視点で話が進む。歴史あるものを大事に慈しみ、時間と手間をかけて次の世代に繋いでいく尊さが素敵。装丁のレースの服のイラストも美しい。好きなものに真っ直ぐ、取り組む人たちはやっぱり魅力的。晶と纏子の関係性も良かった、纏子が過去を乗り越えて幸せに生きていけることを願う。
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Riel
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千早さんの服への愛を感じた。観察眼がすごいなあ。表現も素敵。香りとか、料理とか、本当に描写が美しくて読むたびに幸せな気分になる。ストーリーは、そんなにいろいろ繋がる!?って少し思ってしまったりもあったけれど夢中で読んだ。
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Nobuko
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ネタバレ幼い時から女の子の格好に憧れていた芳。デパートの催事場で下着の展示を見ていたら洋服の美術館の関係者の老人に名刺を渡される。芳はボランティアで美術館に入り浸る。そこには子供の頃、助けてくれた纏子が修繕士として働いていたが、しかし彼女にはトラウマがあって…。古くても美しく、魅了する洋服に囲まれて働く世界、魅力的だ。そして、性別に関係なく素敵な服は好きと言える環境も。少しづつ自分の殻を破り始めた纏子。その纏子を支える晶、美術館で認められ始めた芳。生きにくい世の中で一歩を踏み出し始めた彼らをもう少し読みたかった。
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なーさん
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控えめに言って最高だった。服なんてTPOに合っていれば良いと適当に選んでしまいがちなのだけれど、服で振る舞いが変わるというのはたしかに!と思った。ジャストウエストのスカートを履くと姿勢が良くなったりとか。芳さんの前日譚とか、アルバイトになってからの話がもっと読みたい。
0255文字
ぶち
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美しく壊れそうな繊細な洋服たち 限られた人だけが入れる空間 みんな信念を持って生きている 信念を持った人間になるには まず自分の生活を整えて行こう
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海狸
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素敵なドレスの数々。自分の想像には限界があって挿絵があればな〜と思った。美しいとか綺麗だと感じる感性は自由。たとえそれを理解出来なくても否定しない自分でいたい。
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irokeyori_kuike
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ちまちまちくちく縫い物したくなった 修繕士さんかっこいい。
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あーや
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ネタバレ「補修士」という、昔着られていた服を当時のように修復する女性と、とにかく洋服が大好きな男性のお話。 過去に会ったことのある人とたまたま再会するなんてことは、ほぼない。そんな中で再会するというのは運命であり、変化の時なのだろう。 これからの2人の未来がより良いものになると良いなと思う。
0255文字
うえたりんご
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ネタバレ服の美術館で何世紀も前のコルセットなどを修繕する補修士の纒子、デパートの飲食店でアルバイトをするも子供の頃から女性物の綺麗な服が好きな芳、纏子と同じ職場で美術館の案内人をする晶。 芳は最初、晶たちが扱う服を「死んだ服」と表現するが、美術館の服を見て自分の概念が一変し、美術館でボランティアとして所属させてもらう。纏子の幼少期のトラウマ、纏子を過剰に守る晶、幼少期に出会った少女への想いが湧き上がってくる芳の3人の成長のお話でした。亀の入れ墨男は成敗するか、真実を打ち明けて後悔させて欲しかったなと思う。
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ドライアイ
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ネタバレこれは最近聴くようになったポッドキャスト「真夜中の読書会~おしゃべりな図書室~」で紹介されていた本。歴史ある服を補修する補修師として働く“纏子(まきこ)”と綺麗な服に興味がある男性の“芳(かおる)”の視点で物語が進んでいく。そんな2人は幼い頃、共に過ごしていた時があったが再会した2人はすぐには気付かず、また纏子はある事件がきっかけですっかり変わってしまっていた。それでも少しずつ互いを知り、あの時の友達だったと思い出す。物語には沢山の歴史ある服が出てきて、お洒落に疎い私も楽しく読めた。図書館本。
0255文字
tess
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青、白、赤、国旗のような3人組はこれからも良い関係を築いて行くことだろう。晶と芳。女らしさと男らしさ。うまく言えないが色々と考えさせられた。
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まみ
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序盤なかなか入り込めなかったけど服飾美術館が舞台になってからどんどん引き込まれた。傷を補修するのか、なおさずにそのまま置いておくのか。大切にするとは何なのか。
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Miga
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ネタバレ面白かった〜服好きの友達に読んで欲しい!この世のどこかにあの美術館が存在していてほしい。異性装が奇異の目で見られること、男性による性加害によるPTSD、どちらもあまりに過酷。芳と纏子がクローゼットのようなあの場所でまた出会えてよかった。それはそれとして過去の加害者には制裁を加えたい。
0255文字
もち
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服は着心地が一番と思う方なので、服に合わせて体を補正してオシャレするなんて考えられない。 でも、昔の人達のドレスなどはそのような努力なしでは語れない美しさがあって。 ただ昔の服を直すだけではない、服を来ていた人を蘇らせるように復元する人々の仕事ぶりが美しい。 過去の辛い出来事と向き合う女性が、人のために強くなりたいと、他者を原動力に前に進む姿に心打たれます。
0255文字
ヴェネツィア
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「小説新潮」連載時は『ガラスのコルセット』だったものを改題したようだが、『クローゼット』よりも連載時のタイトルの方がいいような気がする。もっとも『クローゼット』は物語全体のキー・コードになっているのではあるが。プロットは芳と纏子それぞれの過去のトラウマを巧みに交錯させていくものであり、その解消へと踏み出してゆく物語である。単線的でないところが千早茜の練達の業だろう。また、18世紀あたりから現代にいたる服飾史が全体を貫流するもう一つのテーマである。これまた調査力と、物語に活かしていく力量とが発揮されている。
tess

私も芳の発言に違和感をおぼえましたが彼はまだ自分が何者なのかも知らない軽薄な若者だったのではと思いました。

06/19 18:41
ヴェネツィア

tessさんは優しいですね。

06/19 19:00
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0255文字
kitani
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ネタバレ千早先生の本はどれも好きだが、その中でもトップ3に入るほどめちゃくちゃ良かった。美術館で働く服飾の修復士を主人公にしているところに惹かれた。衣服やレースの文章表現も美しく、表現されている美術館の中に自分も入り込んでいるような没入感があった。芳と纏子の名前も素敵だし、二人の視点が変わって進んでいくのも面白かった。晶もキャラが立っていて好きだった。ラストあたりで纏子を傷つけた男と再会し、纏子がだした答えも彼女のこれからを応援したくなるような決断だった。
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meg
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一万点以上の洋服が眠る、私設美術館。こういうひんやりして乾いた清潔な空気感を描かせたら千早さんの右に出る者はいないのではないだろうか。好きだわ~、うっとり。(表紙のレースも凄い緻密!美!)最初は主要人物三人の誰にも共感できず(男性恐怖症の纏子と彼女を守る為にべったりな晶、服が死ぬほど好きなのに何故かカフェバイトの芳。)、若干苛々したが、三者三様の成長を見守るうちにどんどん物語に入っていけた。男性恐怖症がそうそう簡単に治ることはないと思うが、ちゃんと前を向ける精神を持ってる纏子が実は一番強いのかもしれない。
0255文字
meemee
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同じものを好きでも、わかり会えないこともあれば、わかりあえなさそうでも、同じものをおなじ方向で好きであれば、理解し合えることもある。 良い作品だった。 あんなにあっさり許されてよいのか、とも思うけれど。
0255文字
ゆ
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ネタバレそれなりに洋服が好きな私だが、この本には洋服へ関する知識がぎっしりと詰め込まれていて、出てくる登場人物たちと洋服への感情も相まってとても奥深く知識欲を満たせる作品。 『服の傷みと人の傷み』が重なって、ひとつの物語として紡がれていく『クローゼット』。 とても面白かった。
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加藤 さやこ
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好きなとこを見つけ、仕事にすることは素晴らしい(*´ ω`*) 京都の服飾美術館に行ってみたくなりました✨😊😊
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灯火
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ネタバレ「純度の高い結晶のような子だ、とても面白いね」綺麗な服が好きな男と、繊細な修復士の女。男性も華美なオシャレ好きだと女性向けにまで拡げないといけないという話はまあ見る。描写的に言えば恋愛対象は女だからファッションだけの話だろう。2人の、服好きの大切なクローゼット。館内の描写がクローゼットの中で服を補修したりする小人さんたちみたいでかわいい。前向きな感じの話だし読後感もよし。ずっとずっと待ってたんだろうなぁ…。晶の献身も健気だ。これからの明るい未来を予感させる。 作者はこだわりのある人とか、隠れ家好きだなあ
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するめ
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図書館。
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Kyoko  N
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登場人物は、アンティークの服の補修士、服の美術館、学芸員たち。千早さんは「しろがねの葉」「透明な夜の香り」など、五感を文字で伝えるのが上手い。今回も布の手触りや、繊細な糸、レースなんかがありありと浮かぶ。美しい世界に浸っていたところ、ラストの展開が見事。紙の本ならではの「残りのこの厚さでどうなる?」が楽しめた。傷を抱えた人が癒えていくさまは、深く沁みる。
0255文字
ごん
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服の歴史、修繕師の仕事、好きなことを仕事にすること、傷つけられても生きていくこと。綺麗なドレスやレースが見たくなった。自分のクローゼットも好きな物でいっぱいにして大切にしたい。
0255文字
ポテコ
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こういう系の話は悲しい。子供を悪意から守りたいと思うけれど、全ての悪意から守り切ることは不可能で、見守るしかない。自分で一歩を踏み出したことに希望を少し感じた。 加害者に関しては特異な才能を持つということが善悪では測れないことで、相反する事象をもたらすことってあるよなぁと某アイドル帝国を思った。
0255文字
ASKA
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ネタバレ人間も服も一緒。丁寧に扱えば長持ちする関係を築ける。「ファッションは幸福のイメージを体現するものだと私は思いますけど」「あなた、私にいま触れる?触れないわよね。だって、私はあなたより強いから。あなたの身体はそれを知ったから」
0255文字
tsubaki
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洋服の補修士をしているまきこ、トラウマを抱えているが好きな服に囲まれ理解者にも恵まれていたが、芳に出会いまきこに少しずつ変化が起こる。展開はゆっくりだけど読むのが苦ではなかったし、服の描写が細かく千早さんの取材力に驚かされた。
0255文字
* y o k o *
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洋服の美術館に集う人々のお話。美しい刺繍やレースなどの描写にはうっとり。補修室の張り詰めた空気も肌で感じられそう。私も洋服やファッション雑誌は大好きだけど、この本の登場人物たちの洋服への思いは尋常じゃなく、圧倒されました。 あまりにも皆繊細で一生懸命なので、読んでいてちょっとしんどかったかも…千早茜さんの作品では『マリエ』の方が軽やかで好きかな。
0255文字
のあこ
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とても不思議な個人蔵の服飾美術館の人たちのお話。子どもの頃からきれいな服が好きな芳と、男性に対する恐怖心を持つ補修士の纏子から見た言葉で話が進んでいく。 補修士の仕事を初めて知ったし、こんなに服飾のことを細やかな説明を読んでて、目を浮かぶような衣装を見てみたいなとも思っちゃいました。
0255文字
saki
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★★☆☆☆
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