読書メーター KADOKAWA Group

山本周五郎名品館II 裏の木戸はあいている (文春文庫 や 69-2 山本周五郎名品館 2)

感想・レビュー
3

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
ko1先輩
新着
ネタバレもちろん、『ちいさこべえ』は別格。何度も読んでいる。これが本書のテーマである「意地」の真骨頂。宮本武蔵の出てくる「よじょう」がおもしろい。そして、「若き日の摂津守」はスカッとする。「法師川八景」、「こんち午の日」に泣かされる。
0255文字
Kira
新着
ネタバレ図書館本。本書に収録された名品9話に共通するテーマのひとつが、意地を貫くということだった。巻末の解説エッセイと並行しながら読んだので、それがよくわかった。読みたかった「ちいさこべ」もとてもよかったが、「若き日の摂津守」がすばらしかった。
0255文字
ゆうこ
新着
ネタバレ沢木耕太郎さんはこの本を、意地、だと言った。意地と頑固は似ていて非なりかと思う。意地を通すことで幸せを掴んだちいさこべの茂次、法師川八景のつじもあるし、貫いたがために不幸になった榎物語もある。自分の頑固な思いを貫き通して周りに認めさせた高林喜兵衛。男も女も超えて、一つの思いを貫くのに必要なのは、頑固なほどの強い想いと意地なのだと言うことを知る。この短編集もいい話でした。
0255文字
全3件中 1-3 件を表示

この本を登録した読書家

山本周五郎名品館II 裏の木戸はあいている (文春文庫 や 69-2 山本周五郎名品館 2)評価86感想・レビュー3