訳のくぼたのぞみさんは翻訳家で詩人。少女の揺らぎ、きらめき、ユーモアが瑞々しく感じられる訳文が良かった。■自由の国の大都会のダウンタウン、周縁化された人々。貧困、性差別、性暴力、DV、それらは世界中どこの国でも密接に結びついてるけど、ヒスパニックの社会も女性の置かれた状況は厳しく、読んでいて苦しくなりました。■米国の移民社会をリアルに描いた本書は世界各国で翻訳され、年代を超え、世界中で読み継がれているとか。■読みながらずーっと、西原理恵子さんの子供時代の話を思い浮かべてました。日本にもある話だよね。
Sandra Cisneros:1954年、アメリカ・シカゴ生まれ。父はメキシコからの移民一世、母は米国生まれのメキシコ系アメリカ人。シカゴのプエルトリコ人居住区で育つ。84年刊行の本書がベストセラーに。数々の賞を受賞し、全米の中学、高校、大学で必読書となる。92年、短篇小説集『サンアントニオの青い月』が全米芸術基金奨励賞を受賞。2015年にはオバマ大統領より全米芸術栄誉賞を授与。本書は世界各国で翻訳され、アメリカを代表する作家としての地位を築いている。メキシコ在住。誰の妻でもないし、誰の母でもない。
アンさん、こんばんは!『サブリナとコリーナ』ですよね!気になってました!近いうちに読みたいと思います。その前に『アンナ・カレーニナ』。時間を掛けて読んできましたがいよいよ最終巻。読み終わるのが惜しい気持ちもありますがどんな結末になるか楽しみに読みたいと思います。アンさんと共読本、私も嬉しく思います。
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