形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:NHK出版
形式:Kindle版
社会と自分の間を彷徨っていた時期が完全に重なり、喜怒哀楽が入り混じり、何とも言えない感情がわいた。他著も手に取りたいし、紹介されていた本屋さんへもいつか必ず訪れたり会い行ったりしたい。
反面、本業が別にあって、儲けが出ずともトントンや赤字でいいと割り切れば、個人本屋経営は実に心惹かれるわくわく感がある。そして本書はそういうわくわく感を形にするためのすごく具体的なアドバイスを提供してくれている(ふわふわ経営指南ではなく、取次から本を仕入れる超具体的な話とか)。ただ、よく見かけるセレクト系本屋はとにかくしゃらくさいのがどうにかならないのかなとも思う。なんで揃いも揃ってああなるんだろ? 結局ファッションとしての読書/本屋という方法論でしか生き残れないからなのだろうか。
」。最後に、「江戸時代の日本において、仕事にはお金を稼ぐ『かせぎ』と、社会のために務める『つとめ』のふたつがあり、それぞれだけでは半人前、両方できてこそ一人前といわれたという。」社会に出るときになったらこの言葉を胸に日々励んでいけたらと思う。
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