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本所おけら長屋(十一) (PHP文芸文庫)

感想・レビュー
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ねここここコッコ
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ネタバレ八五郎親方が漢、な巻。現場でも親方として、たくさんの大工さんらに慕われているんだろうなぁ。他のお話も含め、テンプレな”仕事はできるがその他のことはからっきしな不器用な男”に焦点があてられた巻。多吉を凶暴だと決めつけるでもなく、かわいそう、と憐れむでもなく、正面から向き合う八五郎と、ずる賢く生きていく術?を教え、あっという間に心を開かせる万松コンビが最高。直接は書かれていないが、主の留守に駕籠で乗り付け、子どもを蹴った高慢なお方に、鉄斎→榊山様(屋敷の主)を通して間接的にザマァになっているのも〇
0255文字
シタンディ
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『といちて』で島田鉄斎のカッコ良さに痺れ『らくがき』で涙する。
0255文字
Yukibe-
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ネタバレお染さんの過去は少しだけ最初の方の巻で出ていたのでうっすら記憶があったものの今回のぬけがらではもう少し掘り下げた感じだった。今までのお染さんの明るさや温かさからは想像出来ないくらいに大変な経験をされていて、おけら長屋に出会えた事や生きていてくれて良かったという気持ちが読んでいて強く感じた。今回は八五郎さんと鉄斎さんの涙があり驚きでもありました。
0255文字
ぶち
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「てめえがやったことだろう。男ってえのはな、てめえがやったことには、けじめをつけなきゃならねえんだ」子どもを預かった八五郎の熱い男気。おけら長屋の住人は、だれもが厚い人情の持ち主ばかり。心に沁みます。久しぶりにミーちゃんが登場! ほんのちょこっとだけの登場ですが、松吉のもとで三―ちゃんが暮らしていたことに嬉しくなります。これからももっと登場してほしいなぁ...
0255文字
yama1000
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今回の「おけら長屋」騒動は、いつもの笑いと人情とほろりのお話で、楽しめること請け合いです。
0255文字
のほほん
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笑って、あきれて、ほろりとして、忙しい短編が5編です。「こまいぬ」は松吉さんが活躍します。がんこ者の父親はなかなか仲直りが難しいですね。松吉さんにはちょっと残念なオチがおまけでしたが、皆が喜んだのでよかったということで。「ぬけがら」はお染さんの悲しい過去のお話です。お染さんによきご縁があるといいですね。「らくがき」は八五郎さんが幼い多吉のために「江戸っ子らしいけじめをつける」と一肌脱ぎます。八五郎さんですから、ほころびは長屋の皆が助けることに…。そろそろ2組のお祝い事があるかもと想像をふくらませています。
0255文字
竹城 俊之介
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ネタバレ▶といちて…十一手と書きます。岡っ引きが持っている十手のバッタモンです(詳細は本編参照)。”草履屋の倅”弥太郎さんの職業体験シリーズ第●弾!今回は「岡っ引き」。男が憧れる職業はひとしきりやってみたくなる男、弥太郎さん。…っていうか前の火消し編できれいに完結したと勘違いしてましたが、まさかのシリーズ化。反省の無さが天晴な男です。今回も笑えました。 ▶えんがわ/らくがき…心を開かない孤児の少年を預かる事になった八五郎さん&おけら長屋。命懸けで男を見せる八五郎さんが江戸っ子の中の江戸っ子です。これは名作。
0255文字
RED FOX
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「教えてやりてえんだよ。おめえを命がけで守った馬鹿もいたってことをよ」いつもは後輩達にからかわれてる八五郎のここ一番でのブレない江戸っ子ぶりがかっこいい。人を信じるのが大変な現代に響く話でした。
0255文字
ちびクマ
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ネタバレこまいぬ…松吉活躍回。不仲の石工親子をおけら流で仲直りさせた。石像制作費を懐に入れ様としたが罰が当たる/といちて…弥太郎再登場。恰好だけの者は失敗する好例/ぬけがら…お染さんの過去話。数々の不運に見舞われながらよくぞおけら長屋に辿り着いてくれた。今後は幸せになって…/えんがわ…文蔵親方のおかみさんは、亭主の浮気を知りながら黙っていたと…なかなか出来る事じゃない。文蔵さんに知っててほしいな/らくがき…多吉の心を開かせる万松、多吉の身代わりに旗本屋敷に行こうとする八五郎。大人のあるべき姿を教えてくれる。
0255文字
下良
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ネタバレ「えんがわ」「らくがき」が良かった。左官の親分文蔵の話を縁側で聞いた八五郎は、文蔵の昔不義理をした女の今の様子を知りたいと請われ万松に相談する。調べにより居所を知った八五郎は訪ねて行き本人にばったりあってしまう。女は無くした子供の代わりに心の廃れた捨て子の面倒を見ていたが女が病で倒れ八五郎がおけら長屋に連れてきて面倒を見るうち心を開いていく。ある日大きな武家屋敷の長塀に龍の落書きがあり騒ぎとなる。子供が侍に蹴られた仕返しと懲らしめに書いた立派な絵が名のある絵師に認められ子供の運命が開ける。
0255文字
makkinn
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今回は,5話ありました。えんがわとらくがきが続きものだった。泣ける話だけれど、いつものようにめでたしめでたし。その参がお染さんの過去でなかなかつらい話だった。その壱のこまいぬもいい話だった。めでたしめでたし。
0255文字
mikyojima
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お染さん、波瀾万丈の人生で、おけら長屋に行き着いて本当に良かった。八五郎が預かることになった多吉のお話は、八五郎がカッコ良すぎる。さすがおけら長屋。最後はみんならハッピーエンドで良かった。
0255文字
sin
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kindle版。いや~、泣かせるじゃないの。登場するすべての人たちがいいね~。多吉が成長しておけら長屋に顔見せて欲しいわ。
0255文字
ゆずこまめ
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もうずーっと読んでいたい。
0255文字
果糖グミ
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☆☆☆☆☆
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暴れん坊将軍
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「岡っ引きに憧れた弥太郎が勝手に親分を名乗り、とある事件を解決しようとして起こした大騒動とは(「といちて」)、波瀾万丈の人生を送ってきたお染は、誰にも言えなかった切ない過去を思い返す(「ぬけがら」)、隠居した親方に昔の女を探してほしいと頼まれた八五郎は、ひょんなことから心を閉ざした子供を預かることに……(「らくがき」)など、笑えて泣ける五篇を収録した大人気シリーズ第十一弾。」
0255文字
唯
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★★★☆☆弥太郎はまた問題をおこす(笑)岡っ引きに憧れて弟子入り。それがまた事件解決に。おけら長屋はおせっかいだけど、まっすぐ人と付き合うから子供も心開いてく。救われる人はいっぱいいるはず。
0255文字
tomtom
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弥太郎が長屋から居なくなってしまったのは少し残念だけどまだまだ登場しそうで楽しみ。多吉を受け入れたお小夜や八五郎、おけら長屋の人たちのあたたかさがよかった。多吉が心を開いてくれて、しかも才能を買ってくれる人まで現れてよかった。
0255文字
Norikazu  Ando
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ネタバレふと気が付くと自分も「粋だね」って言葉を使っている。けっ、影響なんてされてねぇーぜ。
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もじょりん
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泣かせる話が多かった。師弟関係を取り持つ万松、お染さんの過去、心を閉ざした男の子。さすがおけら長屋の面々でした。
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ごえもん
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一気読みしてしまった! おけら長屋、サイコー! 暖かくて涙出る🥲 石貫さんの狛犬を弟子と親方が1体づつ彫るなんてアイデアを万松が出すなんて凄い。 そして全部丸く治めるなんて。 弥太郎のアホさ加減は真似できないね。 文蔵親方の浮気相手のお小夜さんも、妻のお末さんも素敵なひとだ。 八五郎の真っ直ぐさが、捨て子で世の中を恨んでる目をしてた多吉を変えていった。 そしておけら長屋の皆が多吉の心を溶かした。 あーいい話だった!
0255文字
なおき
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シリーズ11作目。安定の人情話。万造に続いて松吉にも…
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のじゃもじゃ
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『こまいぬ』意地っ張り親子の仲を持ち町も大盛り上がりいい終わり方『といちて』弥太郎早くも再登場!しかーし、全く成長していない。十手ならぬといちてとはうまい『ぬけがら』お染さんにまだ辛い過去があったとは。本当にこれからは穏やかに暮らしてほしい『えんがわ』『らくがき』八五郎の男気に泣かされる。なんていいやつなんだ!多吉初の作品の壁絵はきっと名所になるでしょう。ぜひ残しておきましょう。
0255文字
のりべぇ
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シリーズ11弾。短編5編。最近の流れの様、最後の2編は続物。八五郎中心の話である様だ。相変わらず楽しくあったかいお話で安心、ただ終わりをかんじてしまうのが寂しく感じてしまう…
0255文字
itica
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「ぬけがら」でお染の過去を知り、「えんがわ」で八五郎の親方の秘密に驚いた。人生、いろいろあるねえ。そして「らくがき」は捨てられた子供を預かったおけら長屋の騒動。万松コンビも馬鹿だが、八五郎も相当だ。でも情に厚い馬鹿だから泣かされちゃうんだな。
すなどけい

そう八五郎(お里も)相当な強者です😃 一度おけら長屋に住んでみたいと思いながらいつも読んでます、もちろん立ち位置は鉄斎で・・😃

05/18 19:50
itica

すなどけいさん、ずるいです!それじゃ私はお染で(*^∀゚)ъ妄想ではもうおけら長屋の住人です♪

05/18 20:08
0255文字
asa
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ネタバレ「ぬけがら」ではお染さんの過去が明らかになった。塞翁が馬ってこういう事なのかな…。 「えんがわ」「らくがき」は続けて捨て子の多吉の話。多吉が心を開いていくさまは心が温かくなった。八五郎も一緒に成長?したのかもしれないと思った。
0255文字
Ikutan
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ネタバレ11巻は石工の物語『こまいぬ』から。不純な動機ながら万松のお陰でこじれた親子関係が改善して一件落着。『といちて』では、又々弥太郎の登場。今回は岡っ引きになりたいと言う彼が大騒動を繰り広げる。『ぬけがら』は、お染さんの波瀾万丈な人生の物語。『えんがわ』と『らくがき』では、猫目長屋で鼻つまみ者にされた悪ガキ多吉を八五郎が引き取ったことで、またもやおけら長屋に騒動が勃発。八五郎の優しさとおけら長屋の面々の計らいで最後はほっこりと。今回も笑いあり。涙あり。肩の力を抜いて一気に読める楽しいシリーズ。次へいきます。
0255文字
BamgB
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「ぬけがら」お染(お峯)の辛い過去が彼女の深みを作っているのだね。
0255文字
スイッチ
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いつもながら人情と笑いと涙の大安売りだ~い!石工の親方と弟子が一対の狛犬を神社に奉納した「こまいぬ」、岡っ引きの仁九郎に憧れた弥太郎が引き起こす賭場が絡んだ事件を万松&鉄斎が・・・「といちで」、おけら長屋のお染さんの波乱万丈のいきさつを描いた「ぬけがけ」、左官の棟梁文蔵親方が過去に情けを掛けた女性お小夜を探して欲しい八五郎に依頼し騒動が始まる「えんがわ」、旗本の家の塀に見事ならくがきを描いた子供の事件を描く「らくがき」。どの短編も笑いと涙とその合間に名言が散りばめられており、目頭を押さえながらの読書になる
0255文字
Åκ
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★5.安定のシリーズ。万松、八五郎、愛すべきキャラですね!
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hitokoto
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 畠山健二「本所おけら長屋」(十一)、2018.8発行、再読。こまいぬ、といちて、ぬけがら、えんがわ、らくがき の5話。泣き笑いの名作。猫のミーちゃんがいなくなり尋ね猫の張り紙を居酒屋「三祐」のお栄に渡す松吉。万造と聖庵堂の女先生お満の掛け合いを楽しそうに眺めるお染と鉄斎。この3組は結ばれるのかw。混ぜっ返しに参入するのは八五郎。八五郎とお里夫婦はいつもいい役割、存在感が光ります。「ぬけがら」は特に秀逸。「えんがわ」と「らくがき」は連作です。
hitokoto

ナイス、有難うございます!

02/23 02:27
0255文字
blue-brass
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このシリーズ、初めて手にしたのは3年前(2020年)。第1巻「その壱だいくま」のページを開いたらうわっ。何だこの会話文の連続は。誰がしゃべってんのか分かんないじゃんと思っていたら、そんなことはどーでもいい作者の意図通りで長屋住人達の賑やかな相談場面。落語をそのまんま小説にしたかのよう。そんなテーストに次第に慣れて読んだ読んだ(二)と(三)。飛んで(十)そしてこの(十一)の5冊。すっかり嵌っちまって全巻全て読もうと今夜決定。ぱちぱち。さっそく本屋にGOだ。ところで、映像化もされてるのかな。気にもなってる。
0255文字
ハナコ
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泣かされたり笑い転げたり。このシリーズはいつも面白い。
0255文字
ひいちゃん
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万松コンビが動くと何故かとんでもない結末が待っている。しかも何故か最後には泣かされる事が多い。本当に魅力的な二人である。そんな二人が起こす騒動だけではなく、情に熱く慌てん坊の八五郎さん大活躍の他、お染さんの切ない過去も語られる。本巻も泣いて笑わせてもらえる(^^)
0255文字
ゆきこ
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シリーズ11巻目。久しぶりのおけら長屋。やっぱり最高!笑えて、涙して、スカッとして、切なくなって、結局また笑って…と、これははまりますね〜。程良い長さの連作短編で、飽きずに読み進められるのがまた良い。「えんがわ」と「らくがき」が特に良かった。
0255文字
アイゼンハワー
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G4
0255文字
ナイスネイチャ
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ネタバレ「こまいぬ」努力の末、師弟の仲が戻るため松吉の奮闘、「ぬけがら」お染さんの暗い過去とおけら長屋のやさしさが染み渡る2編がお気に入り。
0255文字
おか
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その壱 こまいぬ:親と子の狛犬 見たいなぁ。石工の親方と弟子がお互いを思いやりながら必死で造りあげた狛犬!もう涙涙で嗚咽が漏れるほど。。。今回も泣いたり笑ったり忙しい読書でした。ただ今回あれ?って思ったのは 何だか語り方がちょっと変わって 落語調になっていたような(笑) いつもながらの ほっとするひと時でした
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ひより
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岡っ引きにあこがれた弥太郎が、十手ならぬ十一手(といちて)を持って勝手に親分を名乗り、大騒動を起こしたり、お染に切ない過去があったり、八五郎が隠居した親方に昔の女を探してほしいと頼まれ、ひょんなことから心を閉ざした子供を預かることになり・・・ 今回もいろいろあったけど、やっぱり笑えて泣ける。 ★4
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野原遊兎
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ネタバレ多吉の言葉であった絵が実母との絆で、運命の分かれ道となる凄い腕前だったとは!駕籠持ちが多吉を邪険にしなければ、絵を描く事も無かったろうから、巡り巡って幸せになる結末にホッとさせられた。とはいえこのシリーズだからこそ、お手打ちでは無いだろうなともわかってはいた笑。お染が盗賊の情婦の前に、結婚と死別、流産を経験していたとは。あまりにも過酷な仕打ちにしか思えず、今はおけら長屋で幸せだと感じられる姿にもホッとする。更に更にお栄の相手に松吉とは驚き!しかも手信号の読み解きが阿吽の呼吸で、お似合いという言葉に納得!
野原遊兎

そうそう!鉄斎が涙するのを始めて目にしたかも。あの鉄斎も情け深くなり本当におけら長屋の一員だなと感じた。

07/21 12:58
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