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アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート

感想・レビュー
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umeboshi7
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ネタバレ(図書館で借りた本) ★★★★☆ 著者の視点や受容の仕方が好きだなと思う、インタビューの文章がすごくよい。 知らなかった人の制作をたくさん見ることができてよかった。 長めの紹介の中で特に印象深かったのは、食べたものの絵を描く小林一緒さん、家に絵を描く小林伸一さん、チェーンソー加工の井脇満敏さん、甑島の平嶺時彦さん。
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Mark.jr
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アウトサイダー・アートと言ってもHenry Darger的なやつではなくて、「奇界遺産」なんかのそれです。一つ一つの作品というか作者そのもののクセが濃すぎて、胸焼けしそうです。
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山田太郎
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障害者が多い気がするけど、芸術方面で評価されるには、障害者か早死になのかなと。音楽というかロックポップスだと割と誰が褒めてようが自分で判断するけど、芸術方面はよくわからんなと思いつつ字が小さいので老眼にはきつかった。よくいろいろ探してるものだと思った。
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レイコー
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教養や権威に振り回されている私には敵わないのです 早く自由になりたい
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くみん
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東京新聞連載で知った櫛野さん。自分は表現者であるという自覚なくあるものを集め続けたり、作り続けたりしてしまういわゆる普通の人たち、見返りを期待するでもなくただ楽しみでやっている、そんな人達と伴走している櫛野さん素敵。櫛野さんのおっかけの遠藤文裕さんのスクラップブックよいな、まねしたい!と思ってみていたら観察日記と称して最後まで何度も登場してくれ嬉し。「社会包摂という名の下で国家によって異質なものもして周到に排除されていり表現のなかにこそ本当の芸術がある気がしてならない」と結び。文章知的で読み応え抜群。
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いすか
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日本唯一のアウトサイダー・キュレーターの櫛野展正による、日本のアウトサイダー・アートの「表現者」紹介本。 最近はアウトサイダー・アートというと、(主に知的)障害者によるアートを指す場合が多いが、この本が扱っているアウトサイダー・アートは 「狂人の芸術だけではなく、より広い意味で通常の美術界とは無縁の人たち、現代の芸術表現について知識の乏しい人たち、あるいは意図的に距離を置いている人たちによる創作物を対象とする」 というジャン・デビュッフェの「アール・ブリュット」の定義に沿っている。
いすか

創作仮面館の館主に伊豆極楽苑の館長、西本貴美子にマキエマキなどのサブカル?有名人の姿も。

02/23 12:30
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ひなにゃんこ
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★4.5 めちゃくちゃ読み応えがある。日本唯一のアウトサイダー・キュレーターで専門ギャラリーも運営する櫛野さんが実際に全国を訪ね歩いて取材し、撮影したアウトサイダー・アーティスト総勢135人分!「過剰装飾」「老人芸術」「セルフビルド」などテーマ別に分類され、人によっては数ページ割いてあるけど、一人半ページほどしかないのが大部分、でも、濃い。何らかの障害を抱える人も多いけど、元は平凡な人が長年コツコツと続けることで積み重なった作品の圧倒的物量が迫力を帯びてアート的な何か、になっているものも多い。 →
ひなにゃんこ

これだけたくさんいると、正直アートなのかどうかさえあやふや。櫛野さんは、どこまでがアートかの線引きをしてその他を切り捨てるような事はせず、ただ「こういう人がいる」と聞けば訪ねて行って、記録し紹介する事に意義があると思われているのではないか。芸術家として活動していない埋もれた人達を、玉石混交のまま、櫛野さんは“発掘”しているのだ。その中の何に価値を見出すかどうかは、見る人に委ねられる。それは一般的なアートと同じといえば同じ。この本の中の何がアートかは、見る方が決めればいいのだろう。 →

10/21 13:27
ひなにゃんこ

途中に挟まれるコラム「遠藤文裕 観察日記」も面白かった。本書にも登場する紙物スクラップブックの作者にして櫛野さんの追っかけ、遠藤さんの観察日記。福岡でサラリーマンをしつつ、櫛野さんが企画した展覧会やイベントがあれば全国どこにでも顔を出す。そのバイタリティが凄いし、これだけ暑苦しい(笑)ファンと最早友達のように接する櫛野さんも凄い。著書全体に言えることだけど、櫛野さんの文章は上手い。簡潔であっさりしているのに、人への敬意があって全く嫌味がなく、これだけのボリュームがある本でも読みやすかった。

10/21 13:28
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葵
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櫛野展正のアウトサイド・ジャパン展に行ったので読んでみた。一人一人の展示の裏側を知るとまた印象も変わるなあという感じ。ひとには勧めないけど、そこそこ面白かった。
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PukaPuka
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日本で唯一のアウトサイダー・アートのキュレーター,櫛野展正による著書。ここでいうアウトサイダー・アートは,精神疾患患者による芸術だけでなく,広い意味でアウトサイダーである作品を指している。アートのもつ広がり,深さ,作品それぞれの強度について,堪能できる一冊である。美術展の図録よりこの一冊の方がずっと面白いと思う。
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茄子
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人生に疲れた時に読みたい本
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rouningyou
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良い本に出会った。ほとんどの人が生まれつき、後天的でも、持っているはずの例えようもないこだわり、だいたいは世間の価値観でどんどん棘を抜かれ牙を抜かれるが、どこかにはまだオレにもある。ジャンル化されない生々しい叫びがある。この中には運良くこだわり続けられた人たちの記録がある。アートと呼ぶべきなのか、そんなところにまた閉じ込めるのか、という疑問はないでもないが、何しろこの本をよく作ってくれた。
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ソニックゆうすけ
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アカデミズム、美術館だけがアートではない。表現の塊のアーティスト達の紹介。奇抜過ぎたりもするけど、突き詰め方が凄い。現地に行かないと観れないものも多そうだけど、国内外問わずアウトサイダー展覧会、観たい。
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り
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面白くて熱のこもった本でした。アウトサイダーアートの存在を初めて知ったのは、アドルフヴェルフリの展覧会です。そこでは「アウトサイダーアート=美術教育を受けていない人の美術」という紹介だったと思いますが、実質は障がい者のアートという意味で捉えられていた印象でした。ただ本書では、障がい者であるかどうかは関係なく、本来的な意味でのアウトサイダーアートを紹介しているところがよかったです。 また、それぞれのアーティストの、創作に対する衝動、熱意が伝わってきて、とても面白かったです。月と六ペンスを彷彿とさせました…。
り

各々のアーティストの人生を読んでいる感覚でした。良い本。

02/03 11:49
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フーシェ
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ネタバレ★★★★★日本のアウトサイダー・アートを網羅的に紹介した本。美術書だが、実に今日的な問いかけを含む内容に衝撃を感じ、★5つとした。障害者アートがアール・ブリュットとして今日紹介され、公にも認知され始めているが、著者の言うアウトサイダーの概念はより広く、美術の正統から逸脱した物全般を指している。だが革命者とは常に何らかの意味で逸脱しているものだ。印象派もゴッホも最初は評価されなかったではないか!生き辛さを抱えつつも、魂の奥底からの創作意欲に突き上げられて表現する彼らに、人間の内面の多様性と豊潤さを感じた。
フーシェ

願わくば判型がより大きいと良かったかな(^_^;)

01/28 22:06
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imagine
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単なるアートの紹介、キュレーションではなく、これは櫛野氏が自らの足で集めたドキュメンタリーだ。登場する135人プラス遠藤さんの人生にキチンと寄り添っている。各自の活動情報をどのように収集したのかという興味も湧く。あとがきにある通り、異質なものとして周到に排除されている表現のなかにこそ「本当の芸術」がある、と信ずる櫛野氏の揺るぎない信念が、読み手を虜にする。
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くさてる
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日本の135人の表現者、アールブリュットの紹介。自分が、好きなものも嫌いなものも、美しいものも眉を顰めたくなるようなものも、面白いものもピンとこないものも、欲しいものも家にぜったい置きたくないもの、なんでも、ある。表現ってなんだろうね。そんなことを考えました。
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保山ひャン
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憧れ、異形、描く、過剰装飾、家族、老人芸術、セルフビルド、廃材、楽園、ヘアサロンという不思議な章立ての分類で紹介される日本のアウトサイダー・アート。ダダカンや杉作J太郎、あそどっぐ、マキエマキなど、馴染みの名前もあるが、本書で登場するのは135人ものアーチスト。いろいろいるんだな、と希望が見えてきた。
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_aesop_
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ただただ素晴らしかった。
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さくは
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著者は日本唯一のアウトサイダー・キュレーター。障害のあるなしに関わらず、表現せずにはいられないアーティストたちを紹介している。前著『アウトサイドで生きている』の18人から一挙に増えて、本書では135人を掲載。中には他のメディアで取り上げられて、名を知られている人も。
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鷹高みずえ
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素晴らしい
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eMI-sAN
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★★★★★【2018】表現の自由、万歳!
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スフィンクスゆかり
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近年は障害者によるアートとして分類される「アウトサイダー・アート」について、キュレーターの櫛野展正が全国を回って探したアーティストをまとめた一冊。 自らにある種の欠損を抱え、社会に生きる上で障害を感じる作者たち彼らの、作品における熱量が色濃く描き出されている。
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阿部義彦
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ホヤホヤの新刊です!アウトサイダーキュレイターの櫛野展正さんの明るく楽しい前衛です。櫛野展正さんの前著「アウトサイドで生きている」(読了済み)の拡大版と見て良いと思います。アールブュリット(生の芸術)というと障害者ばかり取り上げられるのに抵抗すべく、その他の数寄者の方も沢山紹介しています。「セルフビルド」「老人」「憧れ」「ヘアサロン」などの10のカテゴリーも考えられてます。そして、驚きは日本にもフランスの郵便配達人シュヴァルと同じように石(こっちは手製モルタル!)で宮殿を自作している御仁がいるなんて!
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