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透き通った風が吹いて (文春文庫 あ 43-20)

感想・レビュー
54

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ゆうり
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めちゃくちゃ良かった。あさのあつこさんの描く情景描写が本当にきれい、特に野球のシーンは感情までしっかりと伝わってきて、読んでいてぞくぞくする。物語は故郷がキーワードになっている。はっきりとしない登場人物達の感情がもどかしくて読んでいてとても楽しい。でも登場人物達の名前が珍しすぎて、全然覚えれなかった笑
0255文字
晴
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再読。野球部を引退し受験勉強に邁進…がなかなかできず、将来に対する焦燥感を感じている渓哉。そんな彼が偶然出会ったのはかつての恋人を忘れられず、美作にやってきた女性・里香と出会い…というお話。故郷のために何ができるかを考え続ける兄の淳也や、幼馴染で相棒の実紀、実家の旅館に誇りを持っている栄美をうらましく思ったり。たまには肩の力を抜いてみないとねーと思わされる作品。「もう一つの風」での栄美の渓哉と実紀に対する想いを感じました。
0255文字
ばやん
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映画の原作本です。地元美作が舞台なので読みやすい。話としては、まあまあかな。
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エイキチ
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ネタバレ文庫の古本 あさのさんは16作目 作者さんの故郷美作市が舞台 林野高校の3年生 今まで野球に青春を賭けていた渓也と実紀 夏の大会が終わり野球部を引退し いよいよ受験モードに突入したものの 将来の不安は隠せない 同級生で実紀の再従兄弟の栄美は 湯郷の温泉旅館の娘で 渓也と実紀はちょくちょく風呂や夕食をいただいたりしてて 渓也が街で迷ってた美人の里香を 栄美の旅館に案内することに 彼女が兄の元カノだったなんて 兄は故郷に帰るに際し彼女と別れており 今更だったようだが気になるわ あっ 栄美は渓也が好きなんやね
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しじま
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ネタバレうーん、なんだかなぁ。まるであいみょんの『マリーゴールド』に出てくる麦わら帽子の君みたいな格好をしたアラサーのピアニスト。夢のために別れた元カレにもう一度会いたくて彼の実家に来ちゃった。ってなんか嫌な感じ〜、と思ったら集中出来なくて、長い話じゃないのに読み切るのがちょい苦痛だった。そんな強欲女にうっかり惚れてしまう高校生かぁ。夢があるなあ、ある意味。栄美が主人公の書き下ろし短編はよかった。
しじま

文庫の半分くらいまで序章っぽかった。だけど最後はわりかしあっさり終わる。

10/30 22:30
しじま

渓哉の叶わぬ恋と焦燥感が繋がっているようでいないような。兄ちゃんが大人で渓哉はお呼びでない、終了。というのはまあそうですよねーとは思うんだが、それがきっかけで渓哉は大人びたと栄美に評されるが、なんだかなーと。

10/30 22:39
0255文字
海燕
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著者作品はおそらく初めて。青春小説にもいろいろあり、本作は自分が高校生の頃に読んだならかなり響いたと思うが、あまり心に残らなかった。野球部を引退した岡山(著者の故郷とのこと)の高3主人公が、受験や将来について思いを巡らす中、都会からの旅行者とおぼしき若い女性が訪れたことで物語が動いていく。ここで大人の目線からは、その女性が訪ねてくる理由が今ひとつ弱く、必然性に欠けるように思われて入り込めなかった。台詞回しも若い層向けという印象。そのように書く意図や表現を受け入れた上で読めば良いのでしょうがね(笑)
0255文字
キウイ
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ネタバレオニーサンの心情に反発を感じるオトウトクン。所詮、長子の精神構造を一生理解できないんだろうねぇ。オニーサンの元カノが美人でなかったら、そんなコトにならなかったんだろうなぁとイジワルなコトを考えてしまった。まぁ、若いねぇと微笑ましく、少々苦く読み終えた。
0255文字
ティパリン
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夢中だった野球を引退し、自分の将来が見えず、受験に本腰が入らない渓哉。兄・淳也を訪ねてきた兄の元カノ・里香に恋心を抱くが、渓哉は故郷を思う淳也の心を、里香の夢を、それゆえ二人は別れる決断をしたのを知る……。何がすごいことが起きたわけでもない、ちょっとした波風がたった2日間を描いただけの小説だが、余韻が残る。
0255文字
佐倉唯月
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以前は渓也の心情に共鳴していたが、今回は里香の心に思い馳せているときが多かった。あと、よく質問したあとに、踏み込みすぎたとする記述があり驚いた。そうか、それは踏み込みすぎなのか……自分なら何も思わず問うてしまうだろう。反省。文章が心地よかった。
0255文字
ANDO
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バッテリー、the manzaiとやり取りが似ている主人公の二人。 the manzaiは文庫も、電子も所持して何度も読み返してる。 でも、これはなんか違うな~。 ちょっと時代劇の要素が入ってる? 文庫書き下ろしの、もう一つの風は良かったかな。 The manzai に並ぶ作品無いかな~。 筆者の作品、全部はよんでないので、お勧め無いですか?
0255文字
さくら
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flumpoolの山村隆太さんが出演する映画『風の奏の君へ』の原作ということで、映画を観る前に読んだ。役者男性陣2人が、作品上のキャラクターは結構若かったから、どんな風に演じられるのか楽しみになった。将来の夢から恋人と別れを選ばざるを得ない歯痒さも、緑の豊かさも、青かった。
0255文字
さくら
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映画化されるそう。しかも里香が主人公って。 原作クラッシャーにしか思えない。あ、「原案」だから問題ないのか。 杞憂に終わればいいけど。
0255文字
たかまな
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ネタバレ夏の大会で負けて野球部の引退をしたら本格的な受験勉強...のはずがいまひとつやる気が起きない。家の事情もあり将来がうまく描けない。そんな時は部活でバッテリーを組んでた親友とキャッチボールはたまた家が旅館の幼なじみの元でのんびり湯に浸かり美味しいものを...タダではいただけずお手伝い、な日々。ある日のとある出会いでほんの少し前向きになったかな。とは思うものの何も解決せず話が終わってしまった。。まぁ人生そんなもんか。
0255文字
ぎり
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受験を控えた高校3年生の心情を細やかに捉えた作品だと思いました。量が少ないのでサクッと読める。これからどう生きていきたいのか、読み手に問うような、そんな気がした作品でした。作品タイトルの通り、すっきりと透き通った読後感でした。
0255文字
源
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ネタバレ幼なじみの青春ストーリー。部活動を打ち込んだ生徒のしなやかな身体が美しい。首都圏の大学を目指すことと同時に地元に戻ってくるのかどうか、人生の選択を迫られる大事な時期を描き出した。実家の生業の描写も鮮やか。実紀のキャラクターが好ましかった。真夏の太陽の光と風が感じられる作品だった。2018年。
0255文字
Ooka
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わからないけどわかる気がするじんわり、スッキリ小説。
0255文字
book
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田舎の高校生の青春 いいな……
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カルディエ
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クライマックスシーンを読んで、淳也は兄としてちゃんと渓哉の先を行くし、渓哉は淳也に追いつくことは無いのだろうと感じました。そういうもんですよね、兄弟って。
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たなぼう
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岡山県が舞台の、淡い恋心を描く、心が澄み渡る青春小説。あさのあつこさんの小説、読みやすい。いい読後感だった。
0255文字
ねこ
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高校生の時の自分と重なった。部活を引退した時の閉塞感。周りと比べた時の焦燥感。将来を考えるだけでもしんどかった。
0255文字
chimako
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久しぶりのあさのあつこさん。高校野球を絡めての青春の1ページ。野球少年が高校球児となり、終わった夏に受験生となる。その夏から秋への中途半端な季節と同じようにどっちつかずの自分自身の気持ち。何がしたいのかも分からず、夢中になれるものもなく、漫然と補習を受ける日々。家業があり、優秀な兄がいて、それを支えるのが当たり前と思う母。双子のように育った親友の胸の内を突然知ることでふりかえる自分自身。……何も考えず大人になってしまったとを少しだけ後悔する。高校生には戻りたくないけれど青春は確かに瑞々しい。
0255文字
ひまわり
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青春。切ない…。
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よしちゃん
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あさのさんの作品読むと、つくづく自分は何にも考えずに生きてきたなと。再読
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shouyi.
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中編と呼ぶのも憚られるような小さな恋物語。高校生が大人になる過程には恋も存在するんだと気づいた。あさのあつこさんの描写のたしかさには舌をまく。高校生の心の隅々まで丁寧に描かれていて、息が詰まった。
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博多のマコちん
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題名が気になっていた作品。揺れ動く男子高校生の微妙な心理が、今一つ表し切れてないと感じました。そして、こういう小説を読むには歳をとりすぎたなぁ、と感じながら読み進めることになったのが(自分に対して)残念。続編とも言うべき文庫本書下ろしの「もう一つの風」は、女の子の方に焦点を当て、サッパリとした気持ち良い仕上がりになっている。
0255文字
mino884
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透き通っている風は、晩夏のお祭りを思い出します。彼女にとって、主人公は風のような存在なのかもしれません。でも、その風だって、風向きは変わるし、追い風になって彼女を動かすし。静かな夏の風の物語をありがとうございました。
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りえこ
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文庫ではなく、文藝春秋の単行本で読みました。岡山県美作市を舞台にした高校3年生が主人公の小説。タイトルのように、なんだか爽やかな読み心地(?)です。美作市の風景や特産、お祭りなどにも触れていて、行ってみたいと感じる美しい描写が印象的でした。
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晴
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野球部を受験のため引退し大学合格のために勉強に邁進するはずだった主人公の渓哉。自分は将来何がしたいか?という壁にぶつかっている…さなかに都会からある目的でやってきた美女・里香と出会うことによって彼の心境に変化は…自分の将来のこと、故郷のことに目を背けないという決意を感じさせるようなところがあったかな。書き下ろしの「もう一つの風」もよかった。
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ジローラモ
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もっと有名になって良いと思う。儚げな恋と主人公の無力感が良かった。
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さゆき
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仕事の関係で知った本で、興味を持ち、読みました。あさのあつこさん初読みです。詩情豊かな風景の中で描かれる高校3年生ゆえの3人の心の葛藤。うまく言葉に出来ない気持ち、溢れ出てしまう感情、地元への思い、ほのかな憧れ…。大人への岐路、自分はこんな頃何を考えて生きていたのだろう、こんなに人の気持ちを考えたり、未来をちゃんと考えていただろうかと懐かしく思いを巡らせながら読みました。美作は以前訪れたことがありますが、あまり覚えていないので、いつかまた行けたらと思います。桜の季節に。
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マンゴー
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高校時代を一つのことに真っ直ぐ捧げ努力してきた渓哉の部活終了後の話。爽やかな真っ当な人しか出てこない正しい小説。正しい周りの人の価値観をグイグイ吸収して悩みながらも真っ当に進んでいくだろうな。渓哉の環境は。日向でまっすぐ突き進んできた彼が引き寄せた自発的なものだ。日の当たる道の真ん中を歩くべく進む青春話は心が浄化されます。
0255文字
YH
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思春期特有のモヤモヤ、鬱屈。まさに自分探し中という感じ。あさのさんの男の子は皆んな結構、屈折している気がする。大らかそうなのに、良く見てる実紀の方が好きだな。
0255文字
ともも
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娘から借りた本。 あさのあつこさんは初読み。 中高生が読みやすい青春爽やか小説。この頃、そういえばこんなようなこと考えてたかもーと、少し懐かしかったり。我が娘は、あまり感情移入出来なかったみたい。
0255文字
佐倉唯月
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型にはめられない関係、というのがぴったり。なんでもかんでも名前をつけられるわけじゃない。それが良いとまた思わせられた。あさのさんの言葉の選び方が好き。
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とと
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年々寂しさを増してゆく田舎町、岡山県美作市湯郷を舞台に、地元への愛着と、都会への憧れに揺れ、ゆく道を決めかねる中、受験の時はやってくるのです。時は否応にも流れ、人は選択を迫られる。何が正しいのか、何を取るべきなのか、何が自分を幸せにするのか、何が人々を幸せにするのか。悩んでやなんで、何に悩んでいるのかも分からなくなる。未来への選択肢は開かれているようにも見える現代社会に、選択肢は果たして本当にあったのだろうか。何を選んでも後悔はする。それでも進まなければならい。ありふれた受験生たちの葛藤と恋とを描いた青春
とと

いまの自分にも重なるようで、他人事とも思えず。ずっと、未来を考えることが誠実な生き方だと思っていました。しかし人は現在にしか生きられず、いまを享受できないものに未来を描くことはできず。生きていれば、やがて未来はいやでも来る。どうにでもやりようはあるし、どうにもならないこともある。だからこそ、いまに目を向けることこそが真摯であるということなのだと。自分を生かすには、それしかないのだと。思い至りました。

10/26 16:34
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taca
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文章が丁寧綺麗で読みやすく、物語にすっと入れる。物語の世界はとても澄んでいて、読後スッキリ、晴れやかな気持ちになれた。子育て中の息抜きにピッタリでした♥
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Hideo  Itoh
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高校3年生。部活を引退し、この先、進む道を見いだせずにいる主人公。果たして、じぶんは何がしたいのか、何になりたいのか、明快な答えが出せずにいる。過疎化が進む山あいの町、何代も続く家業の継承などの問題も絡めつつ、物語は進行していく。悩む主人公より、そのまわりの人たちのキャラクターや背景のほうが鮮やかな感じだな。全般に、期待が大きすぎたのか、ちょっと物足りないな。
0255文字
mariko
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部活引退後、受験勉強に切り替えなければならない高校3年の夏を描いた作品。自分に自信が持てない男子の葛藤が良く描かれていると思うが、あまり印象に残らない。
0255文字
harumi
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部活を卒業して受験までの不安定な期間の高校生を描いた作品。田舎特有の受験や家業の事情など、穏やかな空気感。
0255文字
Y
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