読書メーター KADOKAWA Group

感想・レビュー
7

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
かっこちゃん
新着
ネタバレ7人の作家による設楽原、所謂、長篠の戦。武田軍対織田、徳川軍との闘いを題材の中心に置いた作品集。好みは色々あろうけど私は、砂原氏の酒井忠次の奇襲を書いた「けもの道」。赤神氏の真田5兄弟、信綱、昌輝、昌幸、信尹、高勝を描いた「表裏比興の者たち」。宮本氏の徳川信康を描いた「麒麟児殺し」がよかった。♥本当は、もっと長いバージョンでじっくり読みたかったものもある。けれどもその時代その時を多角的、俯瞰的にも楽しめるのは面白い試みだとも思う。後世であれこれ言うのは簡単だけど、渦中、生身の人間が生きていたんだものなあ。
0255文字
あい
新着
ネタバレ勝頼様の話が、前に読んだ川中島の勘助の話とリンクしている、と驚いたけど同じ作者さんだったのね。川中島先に読んでおいて良かった。しかしどの人物の話も手に汗握る展開で、あの設楽原の緊迫感が伝わってくるようだった。 真田贔屓の私は、昌輝の話が載ってるのが驚きで嬉しくて堪らなかった。 武田側の話を読むのはなんとも辛かったな……
0255文字
よみ
新着
ネタバレ私は無学につき、設楽原と聞いてもすぐには長篠の戦いと結びつきませんでした(笑) 信長様ご本人はあまり出てきません 艶っぽさに「おっ…」となったのは「けもの道」…せがわまさきさんの絵でイメージされました。 その他の作品も全体的にレベルが高く、楽しめました。 「淵瀬は廻る」と「表裏比翼の者たち」の後半二作には泣かされました。
0255文字
たっくん
新着
ネタバレ三河国設楽原。織田・徳川連合軍と武田軍の長篠の合戦。名将たちの心の想い・・徳川信康:参陣させてもらうだけで仕合せ・・二人の麒麟児の死。武田勝頼:敵が呼んでいる、狙いは弾正忠の首・・罠へ向かう。酒井忠次:山越えの奇策、やはり無謀か・・道案内みろくへの想い。山県昌景;敗るるの覚悟でよろしいな、四郎様・・信玄との密約。佐々成政:御屋形様は、此度戦を変えるのだ・・鉄砲三弾撃ち。朝比奈泰勝:己が証明する、氏真のため命をかける者がいることを・・今川家再興。真田昌輝:負け戦を利用して武田の病巣を取除く・・首のすげ替え。
0255文字
ソババッケ
新着
ネタバレ徳川信康を宮本昌孝が、武田勝頼を佐藤巖太郎が、酒井忠次を砂原浩太朗が、山県昌景を武川佑が、佐々成政を山口昌志が、朝比奈泰勝を箕輪諒が、真田昌輝を赤神諒が描く。なぜ柵を築き待ち構える織田・徳川連合軍に武田軍は突入したのか。梅雨時になぜ雨の日を待たなかったのか。勝頼がそれまで勝ち過ぎたおごりなのか。従わない老親どもを葬るためとするうがった説もあるが。織田・徳川連合軍の兵数を過少評価したとする説が多いが、武田や真田の細作どもは何をしていたのか。納得するような話はなくちょっと残念だが、真田昌輝の話だけは面白い。
0255文字
バンスライク
新着
ネタバレ☆☆☆☆ 設楽原(長篠)の戦いを7人の作家によって描く。ベテランの宮本昌孝以外は最近デビューした新進気鋭の作家ばかり。期待の新鋭もまだ読んだことない人も敵味方に別れた武将たちを描く熱い意欲作、力作ばかりで読み応えがあり、今後の作品に期待が持てる作家が揃ったことは予想外の収穫だった。それに対して宮本昌孝の作品は設楽原の戦いにふれるのは一部で大半は戦とは関連の薄い別の話であり、その出来は別としてこの本に入れる意味があまり無いような感じも。
0255文字
Stephan170825
新着
ネタバレ戦国の趨勢を決めた武田と織田徳川の合戦が信長を除く面々の視点で描かれています。印象に残ったのが山県昌景の戦い。臨場感が溢れるシーンになり相手陣地を激しく攻める山県勢の様子が映画プライベートライアンの冒頭のように弾丸が空気を切っていく音まで聞こえるようでした。もう一つ心に残ったのが今川氏真の話。この人を入れてくるかーとびっくりでした。
0255文字
全7件中 1-7 件を表示

この本を登録した読書家

決戦!設楽原 武田軍vs.織田・徳川軍評価100感想・レビュー7