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新装版 役人道入門――組織人のためのメソッド (中公新書ラクレ)

感想・レビュー
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とみやん📖
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著者の久保田勇夫(くぼたいさお)さんは、元大蔵省のキャリア官僚で2000年に国交省の事務次官で退官された方。国家の礎を担う官僚の役割は極めて重要でありながら軽んじられていることを心配されて書かれた本。残念ながらその傾向は20年が経過し益々強まっていると思う。しかもそれは世界的な傾向のようだ。 文章、交渉、組織、人事、健康(+世界の公務員比較)について丁寧に後進へ助言するように知見を披瀝されている。恐らくこの方は文章の技術や国際交渉は達人なのだろうと思った。とても常人が真似できるレベルではない。
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わたぽの
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文章の書き方、交渉の仕方、組織の作り方、部下の育て方、人事の考え方など学びが多かった。民間企業でも課長職前後くらいの方には参考になることも多いと感じた。具体的なテクニックというよりも、著者の経験を紹介、そこから学ぶスタイル。表面的で綺麗にまとまったノウハウを並べられるよりも納得度は高い。
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おなす
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へー、と思うところから、公務員特有の自己弁護ではないか?と思うところもあった。英国の「何十万という公務員がいれば、失敗も不祥事もある。それを大臣が守り、後顧の憂いがなくなる。」という趣旨はどう考えてもおかしい。公務員は奉仕者というそもそもが抜けているのではないか、という印象を受けた。
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脳疣沼
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官僚バッシングのせいで余計に官僚が劣化してしまったという哀しい現実。日本てこの種のことが多いよね。 役人に限らず、組織の中で働く人にとっては、とても有益な本だと思う。
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アヒル
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★★ サブタイトルからは万人向けと見えるがそうでもない。一般論として読めるところもあるが、特にこの本でなくてもよくある話でるように感じた。あえて書かなかったという、政治家や民間、マスコミとの付き合い方を書いてくれればもっと興味深いのに。
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とある本棚
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国家公務員の教科書的位置付けの本と聞いて購入。内容は仕事に対する心構えやノウハウであり、公務員に限らず社会人経験の浅い方には参考になるものと思われる。個人的に興味を惹かれたのは、文書には「分析の文書」、「検討の文書」、「説得の文章」の3種類あるという指摘。仕事でなんのための資料なのか分からないものをよく見ることがあるが、作成者がこの3種類の区別がついていなかったり、混同していたりすることによるものだと腹落ちした。
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ししおどし
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2年ぶりに再読。役人は、法律、経済、土木などの専門知識だけでなく、正確な文章を書く技術、論理に裏打ちされたタフで自在な交渉術を身につける必要がある。役人たるもの、これらの技術の習得、研鑽に努め、国の世界の公益の実現を目指さなければならない。 公務員制度は歴史的にも唐以来の中国、ローマ帝国、セルジュークトルコ等の異民族を含んだ大国家の統治を支え、現代でも欧米や途上国の国益確保に貢献。ただし、日本に限らず世界各国で公務員バッシングが止まらず著者を含む同世代の公務員エリートの子息は皆公務員にならなかったという。
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みゃんぱ
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筆者が官僚として現役だった時代はかなり昔ながら、文章の書き方や交渉の仕方等、参考になる点多数。 健康に1章分割かれているのも印象的。健康の章で筆者が書いていることが、時を経て一層緊急性を帯びていることを残念に思う。 上司の章にある、「上司は仕事に本気」は、まさに自分の組織を見てもその通りだと思う。 各国の公務員制度についても興味深い。アメリカのpolitical appointee は憧れを持って語られることも多いが、難点も多いことが分かる。筆者は英国通であることからか、英の制度の記載が詳しい印象。
みゃんぱ

アマチュアではなく、プロの公務員としての矜持を持って業務に当たることの大切さ、そのためには、役人の命とも言える文章力・交渉力の鍛錬が必要という示唆は、散々現実を知った今でも、私にとって役人が興味深い仕事であり続ける所以だと思う。

01/25 06:20
みゃんぱ

上記のような点はありつつも、激務や激務により同僚が死亡したというエピソードもあり読後は暗い気持ちになった。筆者にとっては、自分が生き延び得た過去のことだろうが、若い公務員にとってはこれから生きなければならない未来であり現実である。

01/25 06:28
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高等遊眠
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★★★★4.5 「仕事上の知恵と技法が満載。官僚について知るための最良の書」という佐藤優の推薦に加え、「ビジネスパーソン、中央官庁職員らが絶賛」ということで購入。本書では、文書の書き方から難敵との交渉術、上司への仕え方や部下への接し方、人事の心得、心身の健康維持などが著者の経験をもとに述べられる。大蔵省のキャリア官僚として猛烈に働き、そして数々の成果を生んできた著者が語る仕事上でのノウハウは、役人のみならず、組織に身を置くあらゆる人にとって有益なものだと思う。
高等遊眠

その実施の濃淡が地域やその対象者によってバラつきがあったりすれば、それは国力を弱め、はなはだしい場合にはその国を滅亡させる。その時代の、その国のおかれている環境に最も適した官僚制度を持ち、それを的確に動かしうる役人を持つことは、国の存立にかかわることである。役人は、アマチュアであってはならない。彼らは、公務員であることにおいてプロフェッショナルでなければならない。そして、彼らをプロフェッショナルたらしめているのは役人としての技術である。そして、その技術たるや法律、土木、経済といったその専門分野についての

08/28 14:50
高等遊眠

技術に尽きるのではない。正確な文章を書くこと、論理に基づいてキチンとした交渉をすること、といったプロフェッショナルな役人として当然の技術を持っていなければならないのである。役人たる者、なかんずく役人のプロたらんとする者は、常にこの技術の修得、質の向上に努めなければならない。その道の蘊奥を究めるべく、日夜研鑽に励まなければならない。そして、果たして自分は己れの給与に見合うだけの技術を持っているだろうか、それに値する働きをしているだろうか、ということを、常に自らに問いかけなければならない。」(「あとがき」)

08/28 14:50
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ヨードー
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役人の仕事というものは一見つまらなさそうに見えても、実は大変意義があり、とても面白い。大切なのは、適切な政策をとるかどうかが広く国民の生活に影響を与える・・・その通り。お気に入りは、本人のいに沿わないポストに任命されても淡々と仕事をしようという心境を詠んだ一句。「風車 風が吹くまで 昼寝かな」
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あお
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仕事用読書。国家公務員に関することがほとんどで、地方公務員にはピンとこない部分が多い。仕事への向き合い方、求められる能力、仕事の方法など、何から何まで違うなぁと知ったことは収穫かも。交渉に関するところは少し参考になる。
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素敵帽子ちゃん。
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自分用モチベーションをあげるための一冊。
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aochama
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国家公務員を目指す方は必読です。公務員の矜持が伝わってきました。一昔前のキャリア公務員時代を振り返り、文章能力、調整能力を鍛えられたこと、組織対応で動くことを十分徹底されたことなどがエピソードを通してわかりました。また、組織で生きるヒントが、盛りだくさんでした。
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いけちゃん
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仕事をする上でのTipsはいくつか得られたように思えるが、総体としてmotivateされたかというと、なんだか微妙な感じもする。それはこの本が役人の楽しさを書いているのではなく、「役人道」を淡々と説いているからであろう。いずれにせよ、書いてあることを鵜呑みにせず、自分自身の特性と時代の変化に照らして相対化し、適応可能な状態で内面化することが肝要であるはずだ。そして、モチベーションを上げたくばこの本ではなくナルトやワンピースを読むべきだ。
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めぐりん
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役人に限らず、キャリアの早い段階で読んでおけば参考になる記述が多い。但し、文章作法(分析・検討・説得の3段階や交渉過程における主観の大切さ)や交渉術(先方の話を聞き、質問する)などは如何にも官僚組織ならではの内容。
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新空调硬座普快卧
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元大蔵官僚の著書。文中、激務のために上司や同期が何人も早死にする描写が壮絶。
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そうき
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理想がどうかはおいておいて、現状としてどのようなことが役人に求められているかを書き留めた本。 文章編・交渉編の内容はこの業界に身を置くのであれば意識しておきたいと感じた。 でも、後半戦まで含めたときに、これが極めるべき「役人道」だとするならば、自分がこれを専門性と胸を張って言えるかはわからない。 どこで折り合いをつけて生きるか(あるいは逃げるか)ということなのかもしれないし、技術系はもう少し別のところに軸足を置けるかもしれないので、そこはこれから考えつつ過ごしたい。
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もい
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ザ・役人的文章。本というより報告書だなあと思いながら、登場する事例を周囲の人間に当てはめてみたり。上若干読みきるのがつらいと思いながらも上司の勧めなので読み進めていくと、後半で”役人は自分自身の実力を過大評価しがちであり、「あの人は自分より少し出来が悪いなぁ」と思う場合には、先方とほぼ同程度の力があると考えるのが無難“という記述があり、「これはまさに自分である」と思わず手を止めてしまいました。謙虚に生きたい。
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十割そば
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目新しいことは書かれていないと思う。本書中で引用されている「組織の悪いところは、出来る人のところに難しい仕事が行くことである。…こうして彼は、自らの身体を、組織に捧げてしまったのである。」という言葉は真だなと思った。組織の病ならば、組織のマネジメントとして、これを防がないといけないが、マンパワー不足の中でどう処理できるかよくよく考えないといけない。
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さるお
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仕事の仕方、仕事への取り組みかた、などなど見直す機会を得られた。
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Ra
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凡そ霞ヶ関しか念頭に置いていない&国際経験に富んでいるという点で、他に類なき本。やはり健康面(上司や同僚が何歳で早逝したなど)については、いざ事実として読むと、うっ…と思うところ。
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だっしゅ
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ネタバレ通勤の時間で読もうとしたら時間がかかってしまった。。学園祭をやっていた時に感じていたことと照らして、我が意を得たりと思う記述が多く、もっとはやく読んでおきたかったと思いながら読んでいた。いろいろなことを経験する中で響くようになる記述も増えていくだろうし、今後何度も読み返していきたい。「健康編」にはショッキングな話がいくつかあって、これまで以上に心・体のケアをちゃんとしなくてはいけないなと思った。。
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葛
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2018年11月10日初版 2018年11月25日再版 著者:久保田勇夫 発行者:松田陽三 発行所:中央公論新社 本文印刷:三晃印刷 カバー印刷:大熊整美堂 製本:小泉製本 中公新書ラクレ637 本文DTP:今井明子 2002年3月「役人道入門ー理想の官僚を目指して」を加筆修正。
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ししおどし
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上司、部下、交渉相手等といかに接するか、相手に言いたいことを伝達するためにはいかに的確な文章を書くか、バリバリ働くためにはいかに健康維持に努めるか、社会人なら誰でも心当たりのある、当たり前のことが書いてあります。しかし、問題は各人が実際にどれだけ上手にできているかでしょう。各人の能力の発揮と意欲の持続と努力の蓄積。厳然とした仕事ができるできないの別れ道。
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てつのすけ
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世界の国々で、公務員が批判されている。その内容は、我が国におけるのと同様、待遇面においてなされているようである。個人的には、公務員や政治家は、一般人に比べて厚待遇でなければならないと考えている。なぜなら、より多くの優秀な人材を集め、国際関係においては、有利に交渉を進めなければならず、国内においては、多くの国民が納得する政策を立案しなければならないからである。昨今の公務員批判は、国力を削いでいく方向でなされているような気がするのは、私だけであろうか。
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Yosuke Hashimoto
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メゾッドはやり方とか方法って意味だろうけど、おおかたのサラリーマンにとっては当たり前のことの列挙。役人道で重要なことは文章力と交渉力、健康だとか。
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ww
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公務員には①文章力、②交渉力、③健康維持の3つが必要とする。文章は研究者のような「分析の文書」だけではなく、取るべき措置を網羅的に「検討」し、必要なものを「説得」する文書力が必要とする。交渉は、相手が論理に訴えるべき人か、「(別の案)では私の立場がないし、あなたは困らないはず」という情に訴えるべき人か相手を瀬踏みすべきとする。また決裁権者と実際の決定権者が違う場合があること、誰にでも同じ言葉を使う事が肝要とする。健康を害するのは睡眠不足と仕事が忙しい事が原因であり、効率的に仕事するための勉強すべきとする。
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Masashi Onishi
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読者は役人である。その視点において学ぶことは実はそうない。普段当たり前としてやっていることばかりだから。むしろ、役人という業界を知る欲求をもつ人々への職業紹介事業の一つであろうか。役人も色々で、押し付けられた施策に疑問を持ちながら、個としての市民、国民と相対する役人と、数字を読んで策を講じ施する役人では、自ずと本書への読み方は異なるのかもしれない。 いずれにしても、役人の心構えを俗的にわかりやすく紹介した著作ではあろう。
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ルミナス
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帯で佐藤優が推薦していたので購入。 役人でなくても、組織で成果を出す仕事には応用できる話ばかりであった。
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kawa
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著者は霞ヶ関の元キャリア官僚。佐藤優氏推薦というカバーにもつられて購入。文書や交渉術等、成る程と思う記述、民間人でも役立つ良書で、若いうちに巡り会いたかったと思わせる内容。役人の多くが、著者のようなスキルや志しを持って働いているわけではない。霞ヶ関方面等の一部の役人との但し書きが必要かも。よく批判される官の縦割りの弊害について、著者はそんなことは無いとしている。無いことを証明をすることの難しさを承知の上で言えば、個別の具体例を記述していただければ、より説得力が高まったように思う。
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あおみ
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著者の役人人生のエッセンスがまとめられた本である。 まだまだ社会人4年目で、実感を持って理解できた内容は 半分ほどあるかないかというところだが、 作文の重要性、そして人間関係の築き方に関しては 大いに納得させられたし、 今後折に触れて読み返したい一冊である。
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しゃちほこ
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新装版が出たので再読。「本来取り上げるべきであるがそうしなかった事項」とされている、政治家との付き合い方、民間との接触の仕方、ジャーナリズムへの対応の3つこそ勉強したいところ。
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hatayan
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旧大蔵省で税制改正の実務などに深く関わったキャリア官僚が仕事術を語る一冊。公務員はプロであり優れた判断をできるリーダーは経験と時間をかけないと育たない、という考え方を基本とします。 真の実力者が役職の上にある者とは必ずしも限らないこと、上司は部下に対して不満があっても背後の事情を慮ると100%は口に出しては言えないこと、自分の手に負えなくなったときに頼れるよう上司には適宜相談をしながら進めるべきだが頻度の兼ね合いが難しいこと。人間関係の機微に触れた「交渉編」と「組織編」の章が生々しく読み応えがありました。
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せいた
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私は役人では無いけれど興味深い内容だった。今から20年近い昔に書かれた本だけど、真理というか、今でも十分に納得のいくもの。普通の企業でも役に立つ。それにしても官僚と言うのは激務なんだなと改めて認識した。在職中に亡くなるケースがよくあるって。。。
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あすなろ
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僕がこの本で思ったのは2つ。1つは、まず役人道とあるが、何かそれ以外の職業と大差あるのか?あるとしたら次に挙げる点から端を発する点だけで、後は大差ないのではないか?そしてそのもう1つとは、それぞれのプロセスにおいて組織として事態を判断し、その決断に従って組織として行動していくことである、という点。ここに個々人の裁量、所謂スタンドプレー的なことは挟まれない。対行政交渉や協議等も多く、1つの勉強と興味として書店にて手にした本だが、この両点とも諸事知り得た復刊に納得出来た一冊であった。
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triple_port
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国を背負ってるという強い思いは凄い‼️
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SAKU
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ネタバレ 全体的に信用失墜している公務員に対して送られた1冊。役人として仕事する上で必要な文書力、交渉力のほか、組織の中での生き方、人事、健康管理など、内容は多岐に渡る。民間企業でも使えるメソッドもあると思うので、公務員に限らず読んでみてもいいのかもしれない。
0255文字
やま
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著者が自分の仕事に誇りを持っているのはよくわかった。同意しかねる部分もチラホラあるが、参考になる部分も多かった。
0255文字
WS
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旧版も一応買っておきたいと思うほど良い本だった。特に文章の事、交渉の事、上司部下の事、健康の事はこれから意識していきたい。
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