形式:文庫
出版社:早川書房
すごい、ついに読了ですね。長旅お疲れ様でした。冊数的にはそうでもないのに、情報が多くて読了までやけに時間のかかるシリーズですよね。私はまだまだ道半ば。楽しんで読んでいきます♬
時間的空間的移動が大きかったのでよけい長旅感が強かったです。自分は4分割してある程度まとめて読む形になりましたが、大河小説なので時間をかけて付き合っていくのも地に足がついていて良いと思います。じっくり旅を楽しんでいってください。
こんなにすったもんだしたけど、後年、他の地点から見たらよくある新星爆発としか観測できない、というのも良かったです。脈々と続いていく歴史の1ページでしかない。でも、それが尊いです。
タイムリーなのでかんむり座の新星爆発が見たい!9月も終わりそうなんですがいつ爆発するのでしょう?「爆発したよ!」と光でお知らせされてから何日間か見られるらしいけど、夏の星座だから時期逃すと💦ベテルギウスは超新星爆発みたいだからそちらもいいけども…
結論として、本作はおすすめ出来ない。よっぽど暇で暇でどうしようもないならいいかもしれないが。本作を手に取るくらいなら、似たようなテーマを扱いつつより完成度も高く短く纏まっている『三体』の方が遥かに良い。そちらを読んでみて面白いと感じたならもしかしたら本作も気に入るかもしれない。
他にも新型コロナを予見したかのような冥王斑のリアリティ、際限のないスケールとイマジネーションの拡がり、時系列を入れ替えることによって生まれる謎と大河小説的な味わいと、長丁場を苦と思わせない筆力・構成力は見事の一言。 終盤の大風呂敷の畳み方がやや性急だったり、いくらでも掘り下げられそうなキャラクターがあっさり流されたりといくばくかの不満はあるが、それらを差し引いてもSF史上に残る傑作という評価は揺らがない。
「ここは実務家たちの集まりだ。大学の講義室ではない。自分のように、学問としての歴史を――今あるものはすべて過去に由来をもって成立しており、過去起きたことはすべて未来にその影を投げかけずにはいられないという考え方を――学んでいない者のほうが多い。 幸い、わからないものをわからないなりに取り扱うことにかけては、優れた資質を持つ人々が揃っていた。」案外、この一文に本シリーズのコンセプトが詰まってるようにも思える。歴史と、その中にいる実務家と(´・ω・`)
まだ積んだままなので、これからソレが読めると思うとわくわくしますね。シリーズまるごと積んであるとどのシリーズから手を付けるか迷います。 とりあえずは借りてきた小松左京全集の三冊だなあ。(二冊は再読だけど、果しなき流れの果にをスルーできるかが課題)
気長に読んだ方がいいです。あんまり長いのでいっぺんに読もうとすると飽きますから。小松左京かぁ。まだ全部読んでませんがチャレンジするのはまだ先になりそうです。
物語は最後ちらっと2019年2月に戻ってある場面が描かれる。この物語世界の年表によると2015年に冥王斑パンデミックが発生し、2020年以降これまで描かれてきた多くのゴタゴタが巻き起こっていく。そこから人類は絶滅寸前のところまで追い込まれながら1000年後にはなんとか持ち直すわけだ。さてさて我々の世界では2019年2月にこの本が出版され、これから1000年どう歩んでいくのかね。色々思いを馳せちゃうなあ。
私は物語のスケールにテーマを見失っていました。あかつやさんの感想に目からうろこが落ちました。
「星が燃えても我らあり!」、「提督、宇宙は頼んますよ!」 「地上は任せといてください!」他の方も書いてますが、アリクラのこの言葉は熱いです(最初、どういう意味か? と問い合わせが殺到したというのはアレだったけど)「壁を作るんじゃなくて、乗り越える人が。これも人間の本当だから、消えないよ」 壮大な物語の最後に書かれたのは、2019年の東京で、ジーンとしました。この作品世界を十二分に味わえたとは言えませんでしたが その大きな物語に圧倒されました。
おはようございます♪ついに読み終わったんですね。お疲れ様でした。内容はわからなかったけど、800年後までの宇宙の話だったんだ。著者さん想像力がすごいですね。どんな世界でしたか? エッセイ楽しみにしてました。巨大唐揚げも写真で見せて欲しかったです。もう私ぐらいの歳になると、見ただけで食べられません。食べられるって素敵な事です、たくさん食べてくださいね。🎉👏
ひろさんありがとう。あり得ない未来予想図が描かれてました。多分、ひろさんが今まで読んだ事のないような内容が書かれてます。これと同じ様な本はないと思う。仮にあったとしても密度というか濃度が桁違いに違うはず。読書にマンネリを感じるようになって強めの刺激が欲しくなった人にイチ押しの本です。からあげはちょっとデカ過ぎました。笑
【続き】全10巻、17冊の長大な物語をついに読み終わってしまった(チョットサビシイ)。各巻ごとにバラエティに富んだ内容で(とは言え、終盤は収束する方向に向かっていたけど)とても楽しめた。最終的には危機は回避され、多様性を重視するといういまどきの(?)大団円って感じになった。キャラクターの中ではカルミアンたちがなかなかいい仕事をしていてワタシ的にはツボだった。続編やスピンオフを待望するけど、その動きはなさげ(>_<)
あとがきでエロについて言及されていたのには笑った。やけにバリエーションが多いとは思ってたけど全方位狙いでしたか。でもアレとかはダメな人は全く受け付けないだろうなあ。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます