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かぼちゃを塩で煮る (幻冬舎文庫)

感想・レビュー
38

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Humbaba
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食事は楽しみであり、そのための準備もまた楽しむことができる。こうしなければいけないというルールを厳格に守ろうとすると大変なことも多いし、途端につまらなく感じてしまう。だからこそ、ある程度の範囲で緩くやりたいことをやっていく。これとこれを組み合わせたらどうなるだろう、と考えて試してみることは新しい発見にもつながるし、そうして楽しめば何を食べてもおいしく感じる。
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she
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さっそくかぼちゃを塩で煮てみた。塩加減を失敗して塩辛くなった。でも、私も砂糖醤油で煮るよりはるかに塩で煮るほうが好みだった。次はもう少し塩を減らしてみよう。塩辛くなったかぼちゃはこうやって食べてみよう。牧野さんもこうやって日々工夫と調整をしながらおいしい生活をしているのだろうな。そのレシピが読むだけでわかってしまうなんて、ありがたいことです。そばつゆも作り置きしたい。
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Hiroyuki  Tsukiyama
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酒飲みには共感できることが多すぎる。カレーライスが夕食で出た時、酒を飲むかご飯を食べるか。この答えの出ない問に答えをもらえた気がする。最高に楽しい読書でした。
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ホークス
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元本は2016年刊。画家である著者が日々の食事について綴るエッセイ。あれこれと考えて料理する様子、外出先で出会った味などが、飾り気のない言葉で穏やかに語られる。読んでいてゆったりした気分になった。作るのは素朴な簡単なものが多く、どれも美味しそう。各話は短い。表題作も2ページで、かぼちゃの煮物が嫌いな著者が、八百屋のおばさんから「塩で煮てごらん」と勧められる話。かぼちゃを煮る描写に、何か大切な事を体得していく清澄さを感じた。断食体験ではアルコール抜きの夜に怯え、自分の浅ましさを思い知る。味わい深い一冊。
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ひるお
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シンプルな材料、いつもの調味料、そして七輪。素直に素朴に作られ食卓を彩る、画家の食べ物エッセイ集。だしや鍋物など、池波正太郎を思わせるひなびた(しかし贅沢な)品々もあれば、アクールーニ、セビーチェ、ハギス風など、世界各国の料理も登場する楽しさ。掲載されている写真がまたいい。食べる、味わう、ということを愉しんでいる風情が香ってくる。個人的には、タイトルにもなっている塩で煮るかぼちゃと、ポークソテーの焼きりんご添え、バナナフランベを作ってみたい。
ひるお

登場する断食の施設、伊藤まさこが行っていたところと同じなんじゃないだろうか。

04/02 20:47
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三月★うさぎ
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何故か無印良品で売っていた本。昭和の食随筆だと思って読んでいたら、パクチーやナンプラーが出てきて、なんと現代の本なのであった。作者だって、10歳くらいしか違わない。それにしては、文章に漂う昭和感はなんなんだ(とて良い)最近の本ということは、作中のレシピも今どきの味で、材料も手に入れやすいということだ。カボチャはぜひ試してみようと思う。
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はこ
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文庫本の表紙はこんな感じなのですね。単行本は美味しそうなかぼちゃのイラスト。美味探求といっても、鍋やおでん、牛丼、海外で出会ったその土地の味、それを自宅の台所で再現してみたり、とにかく牧野さんが美味しいものを食べたいなという気持ちがあふれでている本でした。アサリの砂抜きのところは笑えたし、旅先のホテルで自炊に挑戦した話や、断食の話もとにかく面白かったです。日々のごはんがいとおしくなりました。
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みーてぃあ
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私も甘いかぼちゃ煮が苦手なんですが、この本のように塩で煮てみたら、安くて皮の色が悪いかぼちゃでも、美味しく煮れました。ゆっくり時間をかけて、丁寧に調理すると、あんなに切るのは固かったのに、こんなに柔らかくなるんだ。と食べるのもゆっくり丁寧に味わえて、いつも早食いで体にも悪い食べ方も、ゆっくり味わえました。
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ペコ
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文庫解説の「いーよなー、爺さんは気楽で!」に笑ってしまったが、私も牧野さんが思っていたより若い方で驚いた。料理の写真はどれも彩り豊かでおいしそう。バナナフランベ、食べてみたい!
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Eric
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3。
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うたたね
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筆者の食に対するこだわりが、読んでいて面白かった。昔好きで定期購読していたクウネルの中の方で画家さんでもある筆者、好きなものには徹底して向き合う方なのかもしれない。自分はなかなか日々そこまでこだわって料理出来ないのだが、自分の好みのものを好みの味に作って食べ飲む楽しみっていうのは分かる気がする。断食の話しも面白かった。
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おはぎとぼたもち
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“トントントンと包丁の音をたててパセリを刻むのは、料理開始の合図だ”なかなか乙ですなと言ってみたくなる味わい。時に巨匠に旅に大衆酒場になりきり、ちまちまと食材を世話焼く愉悦。酒呑みはせっかちだ、故に焦りや苛立ちの上手ないなし方も知っている。
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碧雲-  lukeminen
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牧野伊三夫さんの、美味いもの随想。 作家に食いしん坊が多いのは、活きる事への執着が強いからだと思う。 「これをあげたら、**を食べよう」と自分にご褒美を吊って、ペンを走らせるって、凄い。 この本は写真付き。随想にぽつぽつと著者のイラストが入っている。  戦後すぐの昭和って逞しい人が沢山いたんだな、と感じた本。 しまいっぱなしの猫足の火鉢を今年の冬は出して使おうと思った。
碧雲-  lukeminen

メモ:牧野 伊三夫(まきの いさお、1964年7月4日 - )は、画家。福岡県北九州市生まれ。多摩美術大学卒。 https://bijutsutecho.com/artists/1575

09/30 09:32
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高橋直也
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図書館の本。男の料理だなあと思って読んでいて、ホットサンドの出てくるバーの話で、あっ!っと思った。この店のことを書いた本を2ヶ月くらい前に読んだなって。さらに伊豆の断食道場の話。これも聞いた事がある。わくわくしながら楽しめた本です。
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山メ
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稲垣えみ子さんの文庫解説が「そうそう同感!」で、お宅で飲んだなんてうらやましいと、前に読んだ時も思ったのだ。その時は稲垣氏知らなかったのだが、先日、Eテレ『知恵泉』の「ひとりを愉しむ」鴨長明・兼好法師に出ていたアフロヘアの冷蔵庫無し生活の方か!!?妙に納得
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➖
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何度読んでも良い生活だなと思う。出汁と火と、お酒が恋しくなる本。
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平坂裕子
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風呂に入り、火鉢に炭をおこして何もかも忘れてのんびり食べる。 もしかしたら、最高の贅沢かもしれない。牧野さんの美味しいものを食べたいという気持ちと、食べ物に対してシンプルに素材の味を大事に味わっている姿が、読んでいて心地良かった。
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May
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料理エッセイ。レシピ集でもある。他の方も指摘されているが、私も年配の男性だろうと思っていた。うーん、どうすればこう育つのだろう(笑。壇流クッキングも面白かったのだけれど、こちらの方が一層身近。紹介されているレシピも作りやすいものばかりだし、塩辛かったら塩抜きせよ、薄めの味付けにして食べるときに調整せよ、なんて、結構独特ともいえるのでは。いずれにしても、見栄えも重視したものに比べれば地味としても、作ってみたいと思わせる料理の数々にうれしくなってしまう一冊。ただし、自由業だからという面もあるのは事実。
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ぴちゃん
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書店で目にして手に取りました。 考え方やセンスがとても素敵な一冊でした。 『生活』をとても大切にしている印象をうけました。 紹介されているレシピの簡単なものばかり。 ふだん食べないようなものも牧野さんのイラストと文章で生唾が湧いてきました。わたしは「ちゃつ」がお気に入りです! いつかはこんなシンプルな生活がしてみたいなとは思うけど、まだまだほしいものも沢山あるし程遠そうです。
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山メ
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初めて入った個性的な棚の書店、その「おすすめ」台に乗っていた一冊。買ってそのまま積んでいたけど、これは大當だ。これをオススメする書店なら、また訪れねばなるまい。『檀流クッキング』だ!いゃあ、さすが昔の方は上手いなぁ、と思ったが、平成31年4月10日文庫初版発行、2016年単行本刊行、著者は1964年北九州市生まれであった!!文庫解説の稲垣氏の驚きと同じである。パクチーが頻々と出てくるはずである。とりあえず南瓜を塩でうまく炊けた。次は「アメリカの弁当箱」で一杯やりたいものである。
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kuukazoo
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初めて知った方だが、良い本だった。あまりこねくり回さずシンプルに、普通に手に入る食材で日々のごはんと酒のつまみを作り食べる楽しみ。そしてここにも丸元淑生の名が(笑)。七輪を台所に導入したくなった
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penguin-blue
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グルメ本、ではなく日常に限りなく近いところで暮らしとしての「食」をどう愉しんで生きるか、という食の本。難しい材料や調理法ではないのに、食べた物の滋養が身体にしみわたり、美味しいお酒が飲める気がする。贅沢ではないけれど、豊かなのだ。特に鍋のレシピなど、気心が知れた人ばかりを読んで、裸電球の下、やや薄暗い明かりの下で土地のものを素朴に味付たものを肴に、うまい酒を飲みながらとりとめもない馬鹿話で延々と夜が更ける。食べたものや、飲んだものが血となり肉となり、後に懐かしく思い出す、そんな集まりをしたくなってくる。
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ろここ
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平松洋子さんの本に登場していたのがきっかけで手に取りました。かもめ食堂の表紙の絵を描かれた画家さんは、とっても食いしん坊でまめな人でした。簡単そうなお料理ですが、センスと手間と工夫がとっても素敵。古いラジカセで音楽を聞きながら、一昔前のようなまったりと流れる時間と素材の味を楽しむ姿がよかった。文章も絵も写真もどれもよい。美味しいお酒を呑むための簡単おつまみが特に洒落ててよかったなぁ。何度も読みたい本。
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肆ノ壱貳參
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再読。勉強不足な事に、著者を知ったのはこの作品がきっかけである。ううむ、無知とは恐ろしい。読む度にしみじみと良さを感じる。それは口に入れてぱっと花が咲くような良さではなく、冬の朝の味噌汁のように、咀嚼し飲み込んで腹の中に落ちていくまでに滑り落ちる熱さを味わうような趣がある。胃の腑にしっくりとくる豊かさは、著者の絵に通づる。
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こそあど
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食を愛する画家による小料理本。 どれもこれも美味しそう。あと1日1日を丁寧に生きている人なんだろうなぁと思う ★★★☆☆
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はち
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食いしん坊画家のお料理エッセイ。昔食べたもの、旅先で気に入ったものを自宅で再現したり、自分なりにアレンジしているうちに料理に目覚めたのかな?酒呑みの彼が作るものは実に美味しそう♡季節感もあり、素材を生かした料理は生唾もの(≧∀≦)夏も冬も夕食には七輪に炭をおこし、肉やとうもろこしを焼く。ビジネスホテルでは御当地の食材でプチ自炊。目から鱗の断食によるデトックス。写真も挿絵も実にイイ♫私も真似してみたい!と思う部分も沢山有り!...ただ、こんな旦那がいたら...面倒くさいなぁ〜😓とも思った(笑)
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もけうに
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タイトルに惹かれてなんとなく手に取った本だが、凄く良かった。文章は読み易く、絵も可愛らしい。読んでいて癒される。物凄い凝った料理レシピ・食材や、肩肘張った名店紹介では無く、日常に根差した何気ない食エッセイ。だからこそどれも凄く美味しそう!簡単に真似できそうなものばかりだが、この「ほんの少し手を掛ける」ところに魅力を感じる。料理といえないような気軽な内容であるところが、日常的で暖かで美味しそう。
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ぺんぐぃん
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お酒好きで食いしん坊の著者の食べ物エッセイ。本当においしいものが好きなんだなぁ、と微笑ましい。男性にしてはまめまめしいから、高齢の仙人のような人なんだろうなぁと勝手にイメージしたら、私より年下でビックリ。「ビジネスホテルでの調理研究」とか、すごく興味がわきました。インスタントの飲み物は持参したりはするけれど、ここまでいろいろチャレンジするとは天晴。実験のために延泊していたなんて、何しに行ってるの(笑)でも面白がりながら食を極めようとするあくなき好奇心には脱帽です。
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ゆかっぴ
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タイトルに惹かれて購入。料理が苦手な私でも作ってみようかと思うものがたくさん。早速いくつか試してみました。おいしくできるとやっぱり嬉しいですね。ずっと手元に置いておきます。
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ゆきを
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文字で食べ物を書き 美味そうだと思わせる人の文章が好きで やっとかぼちゃ食べられるようになってきたから塩で煮てみるわ 分量を書かずに 材料調味料のみ書く シンプル そして、絶対美味い
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ともち
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タイトル通り、かぼちゃを塩で煮ると美味しいんです。そのままでもいいけど、煮た後の用途も広がるし。食べる事だけでなく、料理が心底好きなのですね。ご自分で作ったものが一番美味しいとわかってらっしゃる。だからビジネスホテルでいかに自炊するか、に知恵を絞る。食べる事大好きだし料理も嫌いではないけど、旅先では全ての家事から解放されたい私には到底無理・・・脱帽です。
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アルニカ
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身近な材料でその時冷蔵庫にあるもので美味しいものを作ることは 簡単そうでなかなかできない。もちろんその人のセンスもあるだろうけど、やっぱり長年積み重ねてきた経験があってのこと。そしてなにより料理をすることが楽しくてたまらない気持ちがこの本には溢れている。すぐにでも作れそうなものが多いので、三分おつまみから挑戦してみたい。
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Fumiko Takahashi
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牧野伊三夫さんは、今はなき前のku:nelで、記事を読んでファンでした。美味しそうな酒のつまみばっかりです。
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ぶるこ
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読んでいてお腹が空く本。牧野さんという方は料理にものすごい情熱を持っている。情熱というか執念に近い何か…、食いしん坊であることがもう十二分に伝わってくる。レシピもそんな豪華なものでなくって、日常で作れるものばかり。私もいくつか作ってみようと思った。
0255文字
カクテキ
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実に楽しそうである。おいしく食べたいというのは大切な心向きであるなあ。
0255文字
dokusyozuki
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画家の牧野さんがものされた、おいしいもののエッセイ。料理の写真、味わいのある挿絵が何とも言えずよいのです。お酒に合うものや毎日のおかず、友人を招いた時の料理などなど。手の込んだものからさっと準備できるものまで幅広く紹介されており、楽しく読みました。まずは題名にある、塩で煮るかぼちゃから作ることにしましょう。
dokusyozuki

かぼちゃを塩ではなく塩麹を使って、圧力鍋でささっと煮てみましたが、とてもおいしかったです。

05/13 21:47
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Hajime Matsuoka
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すぐ実践できる料理がたくさんあった。
0255文字
niz001
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親本が妙に心に残ってたタイトル。素っ気ない文章でおまけに文字も少ない、作り方も結構雑なのに美味そうだ。
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かぼちゃを塩で煮る (幻冬舎文庫)評価84感想・レビュー38