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山崎雅弘
沈黙の子どもたち──軍はなぜ市民を大量殺害したか
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【本のプレゼント】注目ミステリ作家、楠谷佑。伝説のデビュー作の復活版を20名様に
沈黙の子どもたち──軍はなぜ市民を大量殺害したか
山崎雅弘
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形式:単行本
出版社:晶文社
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本の詳細
登録数
105
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ページ数
296
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里井
巻末にあるとおり戦争の加害について向き合う施設や歴史を学ぶ場所が日本には無い。(ドイツにはあるのに。確かにドイツはヒトラーに全部おっ被せられるけど日本の戦争責任の所在は複雑だから というのはわかるけど)自分は日本の加害について知りたくて本を探して読んでいるので本書は勉強になった。
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2024/06/28
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hakofugu
図★★★☆☆ 3.0
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どら猫さとっち
ゲルニカ、アウシュヴィッツ、南京、沖縄、広島・長崎…。第二次世界大戦の最中起きた市民の大量殺害。残虐な歴史の悲劇から、私たちは何を考え学んでいくか。人間の尊厳を問う一冊。主に日本とドイツが関わった殺戮であるが、この悲劇に目を背けることができるだろうか。タイトルにある子どもたちは、何の言葉も発せられないまま、犠牲になった者たちの象徴である。この悲劇を繰り返してはならないことを願う。
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2024/02/07
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ちっち
胸が痛む史実
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2022/12/24
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吉田よしこ
★★★★☆
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tu
25 焼夷弾とは爆発による破壊力よりも落下した場所に火をつけて燃焼させることに主眼を置いた爆弾で、着火した際に激しい炎症反応を引き起こすアルミニウム粉と酸化鉄が細長い容器の封入。着地の衝撃で点火されると2000度や3000度の火災が発生し、酸素がなくても燃え続け、水や砂をかけても消せない。10分ほどの激しい炎上で周囲にある可燃物は灰になり、そばにいる人間や動物も高熱で焼き死ぬ。 243 先に放棄された「シンマン=やせ男」はローズベルト大統領を示す「ファットマン=太った男」も英国のチャーチル首相を表す隠語
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Tani
20世紀は戦争の世紀であった。21世紀は、平和な世紀にしなければならない。スペイン、南京、アウシュビッツなど7つの場所での大量殺戮が語られる。表紙の写真は、チェコのリディツェにある「戦争で犠牲となった子供の記念碑」である。身長も年齢も異なる子供たちの像だが、一人一人の生々しい表情からは、不安や恐怖、悲しみ、絶望、怒り、そして感情の麻痺が読み取れる。悲哀に満ちた像は、大人に対して、なぜ自分はこんな目に合わないといけないの。いつになったら平和な世界が来るのと問いかけている。平和な世界の創出は大人の責務である。
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2021/05/24
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SAHARA
主体がない(主体が上司の思考と同化している)人にはならないようにしないといけない。
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2021/05/17
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くみん
終戦の日に。私達日本人は被害者としての戦争しか知らない、加害者としての日本について教育を受けてこなかったと愕然とする。ヒトラーの病的な反ユダヤ思想、ドイツ軍によるリディツェ村の殲滅、ゲルニカ、アウシュビッツと同列に日本軍による上海、南京、シンガポール、マニラでの市民殺害が記されていることに大きな意味を感じた。そしてその延長線上にある日本軍人による沖縄市民の殺害について。なぜ日本軍が戦争中に市民殺害などの非人道的行為無を繰り返したのか、なぜその後検証&反省できないのか。コロナ禍、またその政治を繰り返す。
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2020/08/15
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
20世紀は戦争の時代。全世界で2億人が犠牲になった。でも死者の内訳は兵士30%前後、残る70%は一般市民だった。軍による市民の大量殺害はなぜ起きたのか。市民の犠牲者をなくすことはできるのか。未来を、今を戦争に奪われる子どもたちを生み出さないために、できることはなんだろう?
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2020/03/23
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Shinji0001
ピカソのエピソードでゲルニカ空爆は知っていたけど、リディツェの大量殺害は知らなかった。 南京での虐殺は、30万などの数字は定かではないとして、確かに日本軍人による殺戮はあったのだろう。 だからこそ、現行の自衛隊法は引っかかる。筆者が言うように、ドイツ連邦軍の命令に従わない権利「抗命権」に学ぶものがあるのではないだろうか?これは先に読んだ『ホモ・デウス』にあった、人間のアップデートであり、この世界に意味を与えている虚構を読み解くことに繋がるのではないだろうか。そうでないと、日本の未来は危ういと感じた。
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Machiko Takagi
想像力があるゆえの人間の、想像力のなさからくる惨劇。 ただただ、二度と起こらないことを願うばかり。 ドイツと日本の比較にハッとさせられた。 今の日本ではトップによってどうにでもなってしまう怖さがあると痛感。変えていかねば。
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2020/01/25
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キャモメ
無辜の市民たちの虐殺に至るまでの経緯やメカニズムを知る。また、虐殺を実行した兵士が主張する「指揮命令システムへの責任転嫁」の話は、戦争のみならず、現代においても様々な局面で起こっている事象であると考える。世界は無抵抗の人々を殺害した後に、何を学んだのか。目を背けてはいけない歴史を垣間見る。
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2019/10/27
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たまきら
第二次世界大戦における市民の虐殺に焦点を当てた本です。「なぜ」への答えよりも、ではこの命の浪費をいかに記憶にとどめ、二度と起こさないようにするために人間は何をすべきなのか、という部分へ思いが行きました。軍人が命令を拒否することができる、というドイツの軍人法「抗命権」が紹介されていて、興味深かった。けれど読み終わって市民の権利がいとも簡単に自分たちが選んだはずの権力者によって奪われることに気づき…思わず無力感を覚えました。迷子になった気持ちです。
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2019/10/25
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ころりん
ゲルニカ、南京、アウシュビッツ、広島・長崎、沖縄、リディツェ、シンガポール。(読んだのは前半3つ) 軍はなぜ市民を大量殺害したか、の歴史検証。 そして、戦後ドイツの抗命権と、日本の自衛隊の命令系統との違いの終章。 人の命、敵であれ、貧民・他国民であれ、どんな人の命にも尊厳を持てるか。 ハーグ条約なんて戦争と矛盾してる、無理な決まり事だとも思う。 それ以上に、戦争に反対するだけなら、『1984年』と同じ。 戦争よりも、全体主義が怖い。 それに非暴力で抵抗したい。 そのための、人間性の徹底的回復をしたいんだ。
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2019/10/03
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おかむら
戦争中に軍隊が一般市民(敵国の市民だけでなく自国の市民までも)を殺害したケースを検証。ドイツ軍のゲルニカ、アウシュビッツ、リディツェ、日本軍の南京、シンガポール、沖縄、アメリカ軍の広島長崎。作戦遂行のためには一般人の犠牲もやむなしという軍の論理や合理性、命令には絶対服従という個人の良心を思考放棄させる仕組み等、戦争という非日常時の恐ろしさに慄く。そして戦後の日本とドイツの反省の仕方の差! ナチスは酷いのは世界のみんなが知ってるけど日本軍も酷いよってのを日本人が一番知らなかったりするのはかなりマズイ。
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2019/09/12
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Hiroki Nishizumi
戦争について、軍隊について深く考えさせられる一冊。あまりよく分かっていなかったゲルニカの経緯。便衣隊への恐怖が生んだ南京虐殺。そしてそれが兵站線軽視に結びついたことは因果法則を彷彿させる。国を守る軍隊の言う国は、国民ではなく支配者であった沖縄の悲劇。忘れてはいけないし、支配者に盲従してはいけない。
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2019/08/06
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オールド・ボリシェビク
この戦史家の書くものは信頼できる。一般市民を守るのではなく、殺す軍という組織の内在的論理をえぐっている。南京、沖縄、広島、長崎、アウシュビッツ。愚行は延々と現代まで続いている。
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2019/08/04
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