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本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式 (文春e-book)(Kindle版)

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たいき
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貧困と低所得、相対的貧困と絶対的貧困、ストリートチルドレンと児童労働、などの違いや現状をわっかりやすく(17歳に向けての本なので言葉使いも優しく、慣れてない方でも読みやすいと思います。)説明してくれてます。日本の貧困と海外の貧困のあり方は全く違うから「日本の貧困なんて餓死しないだけ裕福なもんだね。」という意見は間違ってる!と断言しその理由も非常に納得でした。 日本などの相対的貧困国と、絶対的貧困国のあり方は全く違うものだけど、その問題は繋がっていてどちらかを見ずに片方だけ解決することはできない 文字数→
たいき

→片方だけを解決することはできない。貧困は連鎖して拡大し、格差は固定化する。という現状を知ることは自分自身の生活を見直す(倫理的消費)きっかけにもなります。

04/22 15:20
0255文字
くるぶしふくらはぎ
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今ある日本の貧困、格差も、世界規模で捉えることで、見えてくることもある。また、悲しい事件や、事件にならない身近な苦しみも、貧困が生まれるこの国のシステムに起因することも。大きなことは変えられなくても、自分の身近にあることで変えられたり、意識をもつことで変化することがあると信じたい。走り読みをしてしまったが、一つ一つの問題を掘り下げて考えろと宿題が出た気がする。
0255文字
ぽん
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日本の貧困から世界のストリートチルドレンまで、なぜその問題が起き、それが子供達にどのような影響を与えているのかを講義形式で書いている。 特に印象に残ったのは貧困は自己否定感をもたらす心の癌であるという点。自己否定により子供は無気力になり、何かに挑戦しようとしなくなる。子供の貧困問題は社会全体で取り組むべき喫緊の課題であると改めて思わされた。 学生の自分にお金の支援は難しいが、心の支援はできるはず。子供食堂でどんな関わりをしたらよいかこれから考えていきたいと思う。
0255文字
玉媛
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17歳の学生に向かって講義をする形なので多少上から目線な語り口は気になるけれど、おおむね読みやすくわかりやすい。ロナウドやレディ・ガガなど著名人のエピソードも出てきて飽きさせない。貧困の連鎖がうむもの、社会福祉の意義などについての入門書。ものすごい現場をたくさん取材している著者なので言葉に説得力があります。選挙権を得る18歳前後の若者にはぜひ読んでほしい1冊。
0255文字
きむロワイヤル
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未だ世界には貧困が存在し、それが犯罪の温床となっている。たとえ、犯罪に関わっていないとしても、貧困に対して無関心を決め込むなら、犯罪を容認し、荷担しているのと変わらないと著者は言う。日本は関係ないと言うかもしれないが、実は地続きだとこの本を読めばわかる。絶対的な貧困より、貧富の差が問題なのだ。自己責任論に逃げることなく、この問題に立ち向かわなければ!と思わせる。
0255文字
岩澤 亮一
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第5講かな?引きこもりのあたりのくだりに違和感があった。読んでて、『そうかあ?」って。元ひきこもり当事者として。読むの途中でやめようかと思ったけれど、一応最後まで読みました。断言される書き方だと、首を傾げてしまう。
0255文字
柊
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いま当たり前に過ごしている何もかもが、誰かにとってはまったくもって当たり前ではないということを考えなければいけない。それは国内目線でもそうだし、国外でもそう。それこそ国外と比較すれば、命の危険が無い日々を送れるというのはものすごく恵まれていること。下方比較をして安心するということではなく、劣悪な状況に置かれている人々もいるんだから、良い環境に矮小な気持ちで生きてちゃあどうしようもないという話。
0255文字
卓球療法士K
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「日本は、7人に1人が貧困!」まじっすか!?
0255文字
あくせるがつきー
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貧困は尊厳を傷つけ人を追い込み、蝕む。どのようにかというと自己否定と自己棄却にだ。そこでは関係も失われる。イコールではないが貧困は虐待と似ている。だから、貧困に抗うには自己肯定感を育てる必要があり、それを支えるのが互助のネットワークだ。現代的な提言であり、認識を新たにする。 だけど、悠長に聞こえるかもしれないが、無条件な自己肯定には危険が伴うことを忘れてはならないと思う。例えば短絡的な自己肯定は他者の否定や自己同一性の絶対視につながる危険を。私はそういう視点を手放せないし、真の豊かさはその先にある筈だ。
0255文字
nino3
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「17歳の君」に語りかけるという形をとって、貧困についての概要を多方面からの切り口でとてもわかりやすく述べている。最初の方で、日本では年間この額未満の生活費だと貧困層という定義にひっかかったが終章で低収入と貧困は異なるものだとあった。最初のあたりには貧しい出自の有名人の成功譚があり表層的なきれいごとを語っていくのかと思ったが、スラム街の話など著者が実際に見聞きしたことであり説得力があった。最後に貧困が生む自己否定感をなくす対策をとらなければと繰り返されている。
nino3

ただ日本の子供の自己肯定感の低さはダントツだ。これは貧困だけが原因ではないはずだ。社会のありようを根本から変えなくては、それは変わらないのではないか。自分が何より先にやるべきことは自分を肯定すること、自分が生きていてもいいものだと思えるようにすることではないか。それが周囲に広がっていけばいいのではないか。

07/23 13:36
0255文字
カイ
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図書館から借り。なぜこの本?世界の貧困の話から、世界を変えるには?の問いかけで終わる。
0255文字
子鹿
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国内、海外の貧困の構造が網羅されている、著者の貧困問題についての集大成的な本。 貧困は、本当に様々な問題に繋がっており、どうしたらよいのか考えさせられる。 貧困により人生から転落してしまった人、また裕福でも社会の闇の落とし穴に嵌ってしまった人、這い上がった人、助ける側に回った人…様々な人がいる。 辛辣な現実を語りながら著者のまなざしは温かく、希望を持ちたくなった。心の問題もあり、とにかく人は人に救われると思う。周りの人を気にかけ、声を掛けてあげられる隣人になりたいと強く思った。
0255文字
ニラ玉
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世界には7億人以上もの貧困者が1日200円強未満で暮らしている。 日本人の7人に1人が貧困にある。 ひとり親世帯では、2世帯に1世帯が貧困だ。 この格差社会を解消しなければ、結局は貧困ではない人にも、犯罪や税金などで跳ね返ってくる。貧困から抜け出すのは難しいが、それを支えて自己肯定感を与えてくれる大人がいれば、抜け出しやすい。また、貧困家庭の親や子どもを支える支援団体でも良い。知的障害などの問題もあり、社会制度を活用できない人たちもいる。 どうにかならないもんかなあと思う。
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Kei Takamichi
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ネタバレ貧困は負の連鎖で拡大もするし、正の連鎖で無くすことも可能。正の連鎖には社会に関心を持つことが必要で、それは友達をサポートすることでもよい(地域支援)。 私は周りに影響を与えることを怖がっていたところがある。これは誰かをサポートするときに、その人をコントロールしてしまい、その結果友人関係がギクシャクすることが多いからだ。この本を読み、その生き方を見直すきっかけになった。まだ答えは出ていないが、愛情を与えることで心のレベルアップを図るというのがキーワードになると思う。正しさだけでは、人の感情は動かないので。
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キムチ
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標題が語り掛けるように、10代への「福祉入門編」といったテイスト。だが50台に入っても、70台でも「偏見の目をもって」こういった問題へ毒を吐く人がいることは事実・・イヤ傍観者といった人らも多数というのが社会。時を同じくして「境界知能」の番組を見て、宮口先生の語りを聞いて 無知は罪とまで感じる。先日読んだ筆者の作品が投げているメッセージはこの本の流れだ。自己肯定感の重大な意味と共に万人の福利を願う事が繋がる自らの幸せ。ともすれば己とその属する小宇宙のみの幸福を願う利己感がみられることの不幸を思う
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本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式 (文春e-book)評価73感想・レビュー15