形式:コミック
出版社:芳文社
確かに,アニメの影響や流行にあわせたりとかもあって絵柄をすこし変えたのかなという印象はありましたね。『~college』からでも8年経ってますからねー。変化するには十分な時間かもしれません。
絵柄的に割と好みやったから,密かに期待しちゃってる作品でもあります(←)www
ペンタトニックってついこないだ、筒美京平の特番でみたなあ。「上を向いて歩こう(作曲・中村八大)」のリスペクトなのか「また逢う日まで(尾崎紀世彦)」で取り入れたって。
紫的には駄目な姉の面倒を見ている、という自覚もあり、前作比較だとここも見事にハズして来ている。別に関係性まで記号的に当てはめる必要は無いけれど、前作が偉大過ぎるので、変な見方をしてしまうんだよな。姉妹のやりとりでの「モールス信号」のくだりだけでも一気に差別化が出来ていると感心した。関係性を理解した後だと、姉に絡まれると死んだ目になる、という非常にロックな場面を口絵のカラーに描いている所もポイント。この姉が彼女たちを軽音部に接続させたわけでもあるので、何かあるんではないか。ボーカル無のまま来たのも良い感じ。
ボーカル担当を決めるのを忘れた、というネタらしい表現だけれども、バンドとしてしっかり音を合わせて練習して形にする、音楽をやる、という表現としてボーカル無しでもバンドはやれるって事を示唆して見せてくれるのがまた見事。ほめ過ぎか。でもこのままボーカル無しだったら本当にすごいって思えるんだけどな。ある種の対抗文化とも言える。
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