読書メーター KADOKAWA Group

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サラダボウル
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このお二人で面白くないはずない。日本人の「型」の意識による両面性。脳が大きくなって(それは偶然からだろうと)、ムダ、たとえばプラトニックラブとか、人間らしさ。毛づくろいできないけど、触れる、つながりたい、は根源的な感覚。親子で手をつなぐ。今は脳でつながる時代、だからこどもはスマホを手放せないのかな、とか。五感をこども時代に開放してやるべきなんだろうな、と。AIは常識を破らない。交通をドローンにしていく。「人間の女性より、ゴリラのオスの気持ちの方がわかる」今の学びは生物としての人間を無視している。面白い。
サラダボウル

AIやデザイナーベイビーの話が、むむむ、だった。AIは、ビッグデータから予測をする。企業が採用である二人のデータを見る。そりゃあ、期待値こちらだよね、となる。格差は広がる一方だと。

10/26 11:19
サラダボウル

ベトナム戦争の敗因は、恐怖や悲しみを感じる兵士を改造できなかったからだと。つまり、戦争をやめるのではなく、戦争に強い人間をつくればいい。どういう思考なんだ、、、。つながりたい、は一方で相手を支配したいになる。

10/26 11:20
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Tani
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養老さんは解剖学者であり、虫の世界観を持っている方。山崎さんは、ゴリラや猿の生態に詳しい方。そのお二人の対談集である。なかなか面白い。大変印象に残ったのは、教示行動である。動物が子供に教育をするのである。例えばライオンは自分がとらえた獲物を生かしておいて、ちょっと傷つけて弱らせておいて、自分の子供たちに捕まえさせようとする。ミサゴは、いったん捕まえた魚を空中まで咥えてきて、それをわざと落とす。子供達に仮の練習をさせる。面白いのは、この教示行動は、親子感しか行わないことだ。よその子供には行わないのだ。不思議
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●●
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ネタバレ2020年の本。
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快傑ソロ
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自然を研究フィールドとする二人が、自然と人間、日本人について、議論する。山登りしてると、二人に共感する内容が多い。 「動物と人間との違いは、分類できる、言葉によって、過去の記憶を蓄積できること。だからと言って、植物や虫の名前を図鑑で調べて、わかった気になってはだめだ。自然は、情報化できない。景色がいい場所が、なんで気持ちいいのかなんて、言葉にできない。」 これはとてもよくわかる。言葉では、伝わらないから、写真や映像で、自分の体験を呼び起こして感動している。
0255文字
本文かな
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游明朝体
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あつお
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抽象化の弊害。 人類は言葉を発明し、抽象化し進化してきた。その裏で削ぎ落とされた情報も数多く存在する。そんな本書の主な内容は、①言葉、②森、③統計。①人間の脳は、狩猟採集時代よりも小さくなっている。言語により抽象化能力を身に着け、余計な情報を覚える必要が無くなったからだ。②また一方で、森林で生の生物と触れる機会も現象した。標本化、図鑑化された生物としか触れ合わない。得られる情報は少ない。③西洋学的な学問では、個々の事象を考慮するよりも、多数を統計的に処理する。現代人は物事を簡略化し過ぎていないか。
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難波猛
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#読書 ◆動物と昆虫から考える人生観や日本人観 ◆ネコを飼うゴリラがいる ◆地域と交尾器の分化が種を分化した ◆ジャポニズムは主体と客体の融合、自然と渾然 ◆言葉と思考で未来に絶望して自殺するのは人間だけ ◆言葉は物事を分別する、言葉で感覚が制限される ◆AIは行き方は示すが行き先が分からない ◆宗教は行き先は分かるが行き方が分からない ◆子供の頃から動物や昆虫と接しない現在、気持ち悪さや予測不可能さは必要 ◆自然の情報化は危険(言葉にならない物が色々こぼれる) ◆理性とデータ至上主義は社会を破壊する
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モンジャ
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オーディオブック。聞き流してたらいつの間にか終わってしまった印象で、ほーと思いながら聞いてはいたのですがちょっと何にほーっと思ったのか思い出せないのです。日本は思っているより自然が豊かと言うか、思っているより外国の自然がそこまで豊かではないと言うのが面白かったという感想。虫や動物の話が思想の話になったり、ITCの話になったり、内容はとても面白いです。
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ひろき@巨人の肩
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解剖学で昆虫好きの養老孟司先生と霊長類学者の山極寿一先生の対談。話題が転々としてお二人の思考を正確に把握できなかったが、示唆に富む内容で一読の価値あり。自分なりの解釈は以下の通り。言語による「つながり」を強みとする人間。特に西欧キリスト教的思想は、自然も情報化することで制御できると信じて、科学技術に未来を賭ける。一方で情報化の弱点は、複雑な世界を均質的に捉えることで、人間社会や自然における個体の存在がノイズとなること。
ひろき@巨人の肩

また、虫やゴリラを例に生物の環世界は、研ぎ澄まされた五感から形成され、他の生物個体とのつながりが生まれ、結果的に生態系が形成される。俯瞰的、論理的に物事を捉えるだけでは、自然を理解することは不可能であり、差し迫る大絶滅時代を前に異なるアプローチを取る必要がある。それは、五感を研ぎ澄まして自然に触れること。人間においては唯一、日本人が自然との調和した高度文明を築き上げた実績がある。その強みは、世論による緩やかな監視がうむ倫理観と型を極める職人気質。

09/14 07:21
ひろき@巨人の肩

本書では、その強みの前者を「魂」、後者を「才」として、定義して、江戸時代を和魂和才、明治維新を和魂洋才、戦後は無魂洋才となった。お二人から若者たちへのメッセージは、現代の科学技術を前提に、再度、自然と調和した日本型社会のロールモデルを築いていこう。そのためには、積極的に自然を訪れ、五感で自然を感じてみよう、ということだと受け取った。

09/14 07:27
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のらきち
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audiobook。社会学・人類学からはもっとも遠い立場の二人が、ピントのずれまくった視点で好き放題に繰り広げる妄想が実に愉快であり、またごく稀に「確かに!」と膝を打つ。普通に生きてるとこういう好き勝手な妄想をぶつけ合う機会は実に少ない。二人が羨ましい。
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かなかな
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2023年9月3日(日)audiobook 『虫とゴリラ』 対談形式。文明は進化しても、戻る部分があるかも。例えば建築。コンクリートより木造の方が丈夫で修繕もきく寺等。道路を作ることで壊すものは多い。 違いには理由がある。
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山のジョニー
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ネタバレ虫の研究者とゴリラの研究者の対談。現代人は自然と隔離されつつあり、感性が失われてるというのはそうだと思う。情報化、AIといろいろな話題が出てきて面白かった。現代社会への警告というか、そういう内容だと思って身構えていたけど、わりと明るい未来も示唆されていたと思う。私はIT系の研究開発職につく予定だが、情報化する上で、こぼれ落ちてるものがたくさんあるということを忘れないようにしたいと思った。
山のジョニー

数年前はよく登山をしていて、北アルプスの稜線にたったとき確かに五感が開放されるような、身体全体で自然を食らったような、強烈な生を感じた。山登りを続けてる間はその感覚が確かに私の中にあったのに、山から遠く離れて過ごしていくうちにあの感覚は思い出せなくなった。もう一度呼び起こすためにまた登山を初めてみようかしら。

06/17 12:34
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rakuda
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養老孟司≒山極寿一。
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S
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ネタバレ図書館本。返却期限がきてしまったので途中まで。あまり入り込めなかった。
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じろう
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安倍政権以来社会やマーケットに貢献しない学問研究は肩身が狭いなか虫屋の養老先生とゴリラのお友達山極先生との対談。山極先生なんかゴリ専なのに京大学長もやったことがあって、当時は吉田寮廃止(まだあるんだっけ。)立て看廃止(まだあるんだっけ?)と研究費問題ちらつかせながら文部官僚に強要されてた。官僚や現政権、新自由主義的起業家などダーウィン亜流の社会進化学信者には京大伝統の今西進化学で対抗してほしい。
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いさきち
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「身体性の喪失」への危機感。データは山のように集めた、細かく分析もした。でも、最終的に決めるときに大事なのは、気配の匂いに気づけるかどうか。
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maron
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自然を無視して人間は生きられないということが書かれていたと思う。 なんでもかんでも情報化してそれだけを見てわかった気になっている人は多い。データではわからない生の感覚で初めて気づくこともあるのではないか。もう一度読んで理解を深めたい。
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おちょま
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概ね面白かった
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静かな生活
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🦍
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だいなそー
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"同じでないもの"を"同じ"とするのが言語の始まり。そこから効率化や均質化が生まれる。その効率、均質の網目からこぼれてしまったものの中にもっとよく目を凝らして我々も生きていかなければいけないと思った。
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カタクチイワシ
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ネタバレ虫のプロ養老孟司とゴリラのプロ山極寿一による対談。興味深い対話の連続であるが、特に印象的なのは、自然という「情報化できないもの」を「情報化して、我々が共有できると考えってしまった」という指摘。「自然を、あるメカニズムに則った、安定的に情報として分析できるようなものとして捉えるのが、カルテであり、システムです。自然はそんなものではないわけです。」と山極教授は語る。対談は2018-19年に行われたそうだが、コロナ禍における世の中の動きに対しても芯を突いているように思う。
カタクチイワシ

そしてそれは当然人間を含む。人と人との関係や人の成長も「何が起こるかわからない」。また、人間が「意味」や「(目に見える)成果」を求め過ぎるという問題点。養老先生曰く「意味のないものが世界に存在してるっていうことが、今、もう、わからなくなっちゃっている。」だからこそ、自然に触れ、人間以外のルール、人間以外の世界の存在を感じ知ることが重要。情報として理解するのではなく。

11/26 20:51
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noko
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解剖学者で虫好きの養老先生と、霊長類学者の山極先生の対談本。二人が話し出すと、猿や解剖、虫の話だけじゃなく、ありとあらゆる話に膨らんでいる。トガリネズミは体重が2gでとても小さいが、1日に体重の半分位食べる。もし一晩食べないだけで、肝臓の自家消化が始まり脂肪肝になる。動物園のサル山はコンクリート製が多いが、初めはロンドン動物園。ヨーロッパに猿がいないからコンクリートで作ってしまい、他も真似したが、猿にとっては良くないつくり。満員電車に子連れ問題、日本は不寛容な感覚が広がっている。和魂?!が染み付いている。
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はな
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自然感を忘れてきてる人類に対して、雑談形式の警告本。生まれは1世紀も変わらないのに、人の価値観はすごく変化する。忘れられている、というような言葉が多々出てくるが、私は気づきもしていなかったことのようで、新鮮なことが多い。だけど、生物として元来私にも備わっている感覚について述べていることが多いのかなぁと思った。頭でっかちにならず、思考や五感を通して自分も周囲の環境もなんというか、観察したいというか、境界や間を緩めていった先に何か見えるものあるのかな?野蛮な異端者にならない程度になにができる?
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shoyo
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土の中とか体の中とか植物のこと、虫のこと、微生物のことを知っていくと、ヒトは自然の一部であること、そして出くわすことや生きることにいちいち意味は持たないのだなと思っていた。養老先生が、人間の脳が大きくなったのは偶然である、とか、ゾウムシの雄雌で意味のない変化をしていることに触れており、やっぱり、と納得。 ものを分類し名前をつけることは、情報処理に対して脳のエネルギー節約になるけど、個々の情報をとりこぼすことがある。動物はそのようなグループ分けはしない。
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Mマジパン
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養老先生最近の対談本。相手が京大霊長類研究の泰斗山極先生なので面白くないわけがない。しかし昆虫標本の手入れをしながら、とか、ジャングルに入ってゴリラを観察している間とか、ゾーンに入った時に面白い考えや疑問に対する答えが浮かぶようである。内容は多岐にわたり、心にうつりゆくよしなしごと…もかなり入っている…徒然草の趣がある。あやしうこそものぐるほしけれ。
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tono
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養老孟司と山極寿一。「自然」という情報化不能な存在を身を持って感じてきた知の巨人が、今失われつつあるなにものかを紐解きながら、日本ならではの未来を描き、語り重ねる。 知識やノウハウを伝えるような書籍とは一線を画す「人間」に焦点を当てた価値ある対話。 「自分でコントロールできるものばかりとつき合ってると、『共鳴』が生まれない」 「分析や言葉によってこぼれ落ちてしまうものに気がつくことは重要ですね。『意識化されないもの』が、非常に重要」
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ま
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いろいろなことを語ってる対談だけど、科学の網から漏れたものを軽視するなということかな。特に触覚。人類への進化過程で脳の肥大化→同時に(同じ外胚葉から生じるはずの)毛が短くなる→毛繕いをしなくなる→触覚中心の直接的コミュニケーションの後退、のくだりはなるほどそうかもしれん。関係ないけどお二人の名前を見てたら寿司行きたくなった。
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けんとまん1007
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敬愛するお二人の対談。タイトルから想像したとおり、知的刺激に溢れている。その根幹にあるのが、危機感。生き物としての人間の在り様が、既に、壊れてしまっていること。それを、どう立て直すのかの視点。すべてを情報化し、ますます、身体性からかけ離れていく風潮。人間は、五感を使って物事やその背景を感じ、考え、行動するものだと思うが、どうなのだろう。身体性に根差すしかないと考えているし、そうでないと、ほんの僅かな変化・違いにも耐えられなくなる(もう、そうなっている人たちが多いとも思う)。
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Yuri
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借本。面白かった。対談なので(当然だけど)話し言葉で書かれていて読みやすい。あっという間に読了。『虫屋』と『サル屋』が様々な切り口で世間を、世界を語ってくれた。この対談は2018~2019年との事。コロナ禍を踏まえて、今ならどんな風に話されるのか気になります。
0255文字
林芳
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知のプロでさえ、というか、知のプロだからこそ、自然との共鳴が、これからの時代には必要になるとのこと。確かに、自然の中で、(ケータイは見ず)頭の中の思考と、五感に触れてくるものだけに集中している時間などあるだろうかと思うと、もうこれは、意識的に仕向けないことには出来ないことになっているように思われる。
0255文字
どん
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虫屋とサル屋の二人の先生の対談。自然とのかかわり、生き物、情報化など多岐な分野にわたるが、教育の重要性、危機感が根底にある。難しい話もあるが二人の知見は深く、地のキャッボールがすごい。情報化時代、人間には人間以外の動物の世界観を身に着けることも必要。
0255文字
キラキラ星の欠片
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二人の生物界の学者が虫とゴリラの生態に関連付けて人間社会について対談されるものと読んでみた。 私の乏しい知識と年齢の違いもあり、偏っているようにしか思えないお二人の考え方には違和感を覚えた。 近代化された社会に警鐘を鳴らして下さっているのだが、なぜかピンとこない。 しかし自分とは違った見方を知るという事は大事なことなんだと思う。
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takao
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ふむ
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白蝶(shirocho)
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面白かったです。自然に関わっている2人の対談で、やはり自然と関わる体の感覚を大事にしなければならない、都会は変だというのは共通の感覚なのですね。私は養老さんの興味から入りましたが山極さんの方にも興味がわきました。
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マメラッティ
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ちょっと極端かなって思う部分もあるが、現在日本の社会構造に疑問を持つことにする。旅館とかで大きめの虫が出たらうへって思うが、いま少し我慢すること。両先生とも、本当はお互いにどんな印象を持っているかのかな。聞いてみたい。
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バムケロ
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多くの人が、自分とは異なる視点を持って物事を考えていく社会がくればいいと思った。
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uusak
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かつてあった自然で、失なわれてしまったものは多いと感じます。将来のため何をすべきかを考えたいと思いました。
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こほ
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虫大好きな解剖学者と京大総長のゴリラ研究者による対談。養老孟司の対談本は昔から手に取りがちだけど今回のは相手もとても面白かった。情報社会の始まりはヒトが他人のエサを信用して食べたこと、言葉がなければ自然界ではそもそも全てが違うもの、人間の身体の信頼性は触覚→味覚→嗅覚→聴覚→視覚の順で薄れていく、聴覚の一次中枢の神経細胞を並べたらまんまピアノ、微気象、システム先行社会では本人自身がノイズ、など。最後は案外前向き。BIの時代来る?楽しみにしてた建築の話はいまいち。コミュニケーションのスタートは信頼なのか。
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KOPE
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生物学に興味を持ち始めて有名な養老孟司とこのインパクトあるタイトルに惹かれて。本書は生物学の知識としてもなるほどな、と面白いところ盛りだくさんだが、人間の在り方や学習とは…まで人間としての生き方まで網羅している。2人は人間を外から見る視点を持っている、とあとがきで語るがそれが大変勉強になり私の生き方にも影響しそう。対談という形だから読みやすいしぜひおすすめしたい本。
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しげみつ
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虫の養老孟司とゴリラの山極寿一の対談
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