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こんぱるいろ、彼方

感想・レビュー
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あかり
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ネタバレベトナム戦争、難民、移民について学べ、考えるきっかけになる作品。章ごとに視点(主人公)が入れ替わり、それに伴って時代や場所、訴えたいテーマが変わり、作品の焦点がややぼやけたのが残念でした。奈月は真っ直ぐな気持ちよい人でした。
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うえたりんご
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ネタバレベトナム戦争後南北統一されてから北ベトナムに支配され自由がなくなり、ボートピープルとして日本に流れ着いたベトナム難民のお話。恥ずかしながら世界史が得意ではないため、ベトナム戦争の詳細もボートピープルという言葉も知らなかった。母真依子、娘奈月、祖母春恵が交互に主人公となり語っていく。真依子は奈月がベトナム旅行に行くというまで、自分が帰化した元ベトナム人だということを隠していたが打ち明けることに。最初は反発していた奈月も勤勉な性格のため、ベトナムを知り家族を知り成長して行く。こんぱるいろ私も好きな色です。
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おれんじぺこ♪(16年生)
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想像してた内容とは全く違ったけれど、読了後表紙とタイトルをみて色々納得。全く詳しく知らなかったベトナム戦争についても(ほんと歴史のさわりを知ったにすぎないだろうけれど)触れられてよかった。奈月の行動力がすごい。
おれんじぺこ♪(16年生)

1日が終わり、頭の中のカレンダーに、日ごと「済」をつける。そうやって生きていき、そしていつか死んでいくのだろう p124

01/16 09:55
おれんじぺこ♪(16年生)

些末なことだけど(本人にとっては重大だったりすることもあるけど)そういうことを1つ1つクリアして1日が終わる。何もしてないな、と思っても実は些末な(本人にとっては大切なこと)をちゃんと終わらせてたりするんだよね。「今日はパートいっておわったなー。疲れた」って思ってても(笑)

01/16 09:57
3件のコメントを全て見る
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Rosemary*
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素敵な表紙に手に取ったものだが、予想に反し深い内容でした。娘のベトナム旅行をきっかけに動き出す家族の形。それぞれの立場、個人で考え方、捉え方も様々です。何が正解かは誰にもわからない。戦時中の話も出てくるけれど、それでも良い方なんだと思う。書ききれない辛い日常だったはず。改めて読めて良かった作品。
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さなた
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奈月みたいに色んなことに深く興味が持てる人間になりたい
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fuku
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「みんなそれぞれの正義がある」「ただ順番に繰り返されてゆく日々の営みの美しさ」
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もり
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正義は、人それぞれ。歴史やルーツという事実は変わらないけれど、人が持つ器の大きさや形によって、その受け止め方、向き合い方は様々で、多様なんだなと思った。そんな意味で、この物語の住人は、私達の生きる社会そのもの。そしてどこかで全く関わったことのない人たちと実は繋がっているということも、私たちの世界そのもの。この本は確固たるひとつの価値観や軸の在り方を読者に明記しない。そのため、読後、どこかぼやけた印象や浮遊感を覚えるかもしれない。それでも私は、この本に触れられてよかったと思う。ありのままの世界を客観的→
もり

→に俯瞰することができたから。ほんの一部だとしてもベトナムの悲哀な過去を知ることができたから。ターコイズブルーに瞬くニャチャンの街が、海と空を掌握する朝日色や恋人たちの吐息色といった、色鮮やかな花々に彩られた夏のベトナムが、行ったこともないのにとても愛おしく思える。今このレビューを書いている電車で、乗降りする全ての人たちがみんなそれぞれの器をもって生活に溶け込んでいる。たったそれだけかもしれない事実と向き合えたことが、よかったと心から思う。

08/24 11:34
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たかもん
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母がベトナム人でボートピープルだったことを知った奈月の行動力がいい、その娘に感化されていく母自身も! ベトナム戦争とはこういうことだったのか。
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じ
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ネタバレベトナム戦争のお話も描かれている。
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cafe_love
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ベトナム戦争で起こったことなど、全く知らないけれど 戦争は、現在もこの世界何処かしらで行われているし許せない。「こんぱる」とはターコイズブルーの和名だそう。とてもいい読了感だった。
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まみこ
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とても良かった。本当に読んで良かったと思う反面、中途半端な終わり方に拍子抜けした。結末の書き方を少し変えるだけで更なる名作になり得たかも。煮え切らない点はいくつかあるのですが、、まず自分の出自に最後までイマイチ興味のない母を不自然に感じました。そしてママ友の下りは必要だったのか?彼氏の存在も必要だったのか?とても良い題材と内容なのに後半で収束しないまま終わった印象。不完全燃焼の思いを抱えたが「人は各々の正義に従い、人との関わりの中、各々の人生を生きている」が主題だったのか?と自分を納得させる。→続き
まみこ

①とはいえ、今まで自分の出自や周囲の面倒事から目を背けてきた母が、遂にそれらと向き合い、最後には苦労してきた両親に多大な感謝を感じるまでになったのは、良い変化だったと思う。しかしこれだけ家庭内にベトナム色が溢れていて、全く関心を抱かないのは不思議な感じを抱きました。 そしてこの小説の1番の見所は、ベトナム戦争に関連する内容だと思う。ベトナムが統一されたにも関わらず、祖国を捨てて逃亡しなければならなかった南部のボートピープル達の存在。同胞同士が傷つけ合った悲しい歴史。そして敵となった同胞に抱く感情など、、続

04/02 23:32
まみこ

②それらは教科書では知り得ない内容も多く、とても勉強になりました。(しかも文章が平易で、非常に分かりやすかったです)ベトナムや朝鮮半島について考える時に、いつも背筋が凍りつきそうになるのは、これは日本でも起こり得たということ。日本の戦後占領がもしも、ソ連とアメリカによって二分されていたら、日本でも同じ悲劇が起こっていたでしょう。それを思うと、殊更それらの国の歴史や現状に胸が痛むし、過去の日本統治にも関わる事なので複雑な思いが湧いてきます。

04/02 23:40
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かずみ
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どんな内容か知らずに読む。ベトナム戦争とボートピープルの過去を巡る話なのだけど、奈月の明るさゆえか爽やかで明るい未来が見える話だった。知らないことたくさんあるなぁ。
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そうたそ
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★★★☆☆ サラリーマンの夫と二人の子どもと暮らす主婦の真依子は、自らがかつて両親らと共にボートピープルとして日本に来たベトナム人であることを隠していた――。著者らしい温かな作風に、ベトナムの持つ歴史がしっかりと描かれたストーリー。家族の話の中に、自然とベトナムの歴史を織り込んだストーリーなのかと思いきや、中盤以降は急にベトナムの歴史を語るかのようなパートになったり、かと思えばまた家族の話に戻ったりと、ややまとまりに欠けていた。伝えたいことは分かるが、もう少しシンプルで良かったのではと思ってしまう。
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ami
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私が奈月の立場ならば短期間でこんなにスムーズに受け入れて、誇りに思うところまでいけるのだろうか。この年になるまで、子供達に隠しておくことが可能なのも、いまいち現実的でない。この現実を楽観的に優しい世界感で描くことがあえて狙いなのかもしれないと思う。事実、移民が当たり前の国では世代で育った国が違うのは当たり前の事で隠すこともない。なぜ日本だと隠しがちになるのかを考えると、日本という国の複雑さが見えてくる。もう20年以上も前になるが、クチトンネルに行った時に、楽しい観光気分だった自分が恥ずかしい。
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くにさん
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大事な話、よい物語なのだが、読むと少し鬱入る箇所も。読むのは注意が必要。戦争の歴史を知るのは大事で勉強になりました。 お金払って海外旅行で女子3人で戦争関連には行かないかなぁと思った。彼氏の存在も微妙。弟くんのお友達との仲はどうなったのか気になる。 いろいろな人のそれぞれの立場で正義や正解がある という考えは激しく同意。 いいこと書いてある本だが、気持ちが煮え切らない感じも残る。まあそれが言いたいのだと思うが。 作品の重さとして登場人物の名前が二転三転するのは意味があると思うが、やはり読みにくさは感じる。
山猫

私もあれこれ詰め込みすぎだと感じました。

10/18 17:00
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ゆうぴょん
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なんとなくいつもの椰月さんの作風かと思って手に取った。ベトナムからボートピープルとしてやってきた家族。なんとなく娘には言えずあまりベトナムの記憶もない母、教員を目指し正義感の塊のような娘、ベトナム時代を回顧する祖母。3人の視点で進む。娘のベトナム旅行をきっかけにベトナムで起こったこと、ベトナム戦争自体がまだ昭和50年代近くにくすぶっていたこと。正義感ってなんだろうと考える娘、菜月の気持ちも、日々が穏やかに流れていくことにほっとする母の気持ちもわかるそんな自分も年代になってきたなぁと思わせる本だった。
0255文字
はる
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意識が高く、自分の出自も臆することなく知りたいと行動を起こせる娘に対して、母親はちょっとボンヤリ。ベトナム人だけど言葉が話せない、記憶もないとなると育った国が故郷なんだ。 ベトナム戦争についてチョット理解ができた。話の主人公が変わっていくところで読みにくいのかな。
山猫

祖国、母国、故国、出身国、それぞれ微妙に違うし、受け止め方も違う。作者はそれが言いたかったのかなぁ?

10/18 17:02
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mido
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スーパーのお総菜売り場のパート主婦の半径5メートルの話だと思って読み進めたら、いや、それはそれで間違いではなかったのだけど、5メートル、人間の半径5メートルは果てしなく遠いことを思い知らされるお話でした。ああ、なんか遠くに行きたいなあ。こんぱるいろは海の色かあ。
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
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表紙の色合いの絵と、こんぱるいろというタイトルに惹かれて手に取った。ボートピープルとしてベトナムから日本にやってきた家族の話。同じ国で東西分かれて起こったベトナム戦争。上っ面だけしか知らなかったけれど、それぞれの視点で描かれるベトナム戦争の事が知る事が出来、貴重な読書であった。参考文献の多さのも著者の想いを感じた。
とん

著者名、誤字でしたm(_ _)m

06/13 21:55
ベーグルグル (感想、本登録のみ)

とんちゃん、全然気が付かなかったよ~。大丈夫大丈夫(^^)v

06/13 22:02
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風船
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生きているんだなー。 ベトナムの南北戦争。聞いたことあっても、詳しくは知らない。沖縄の事も。まだ、学生の子ども。現世はウクライナで戦争。歴史、社会、年齢、性別、病気……色々な人がいて、同じ現在を、生きているという事が共通点。自分もその一員。客観的に見て、狭い人間関係の中で生きているという気付き。本当に、世界は広いな、と思う。その中で、私はどうしたいんだろう。どちらに進むのも自由。今このときも、色んな事がそれぞれに、おこっていることになんか圧倒される。
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ごろにゃん
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ベトナム統一後の1970年代末、ボートで祖国を逃れた祖母と、ベトナム人であることを娘に言えない母、夏休みの旅行でベトナムに行く娘、それぞれの視点で物語が進む。 最初の100頁は正直このまま読むか迷ったけど、段々と筆がのってきたのか熱意が伝わってくる文章に。個人的にベトナム戦争世代のベトナムの人々とも、ボートピープルとして日本に来た方とも親しくさせて貰ってきたけど敢えて当時のことを聞く事は躊躇いもあり出来なかったから、こうして小説を通じて得られるものは貴重だ。読んで良かった。
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aoringo
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ネタバレ自分はベトナム人である。父と母、兄姉もボートピープル。長い間子供たちに隠してきた秘密を二十歳を迎えた娘に告白する。暗い話になるのかと思ったけど、家族のルーツをたどることによって一族の絆を確かめあうことができてホッとした。家族を大切に思う気持ちに国は関係ないけれど、打ち明けることによって改めて家族仲が深まったようで本当に良かった。それにしても祖母のベトナムでの少女時代、幸せってこういうことをいうのかな。白い百合のようなアオザイ、笑顔、笑顔。どんな理由でも戦争をしていい理由なんてない、そう思いました。
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Nan
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ベトナム統一の後、祖国を逃れたボートピープルの家族。ベトナム人であることを娘に言えない真依子。娘、奈月が大学の友達とベトナムに行くことに。奈月がベトナム戦争のこと、ベトナムのことを調べ始める。ベトコンの意味を知りませんでした。奈月のみんなそれぞれの正義がある。たぶん全員が正解。当事者でない人はすぐに批判したがる。というセリフに心止めました。テトの花、ホアマイ。あとでチェックしよっと
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ひほ
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70年代末に来日したボートピープル一家のお話。移住してきた祖母、ベトナム人であることをひた隠しにしていた母、そして友人とベトナムへ旅行することになった娘。それぞれの視点でベトナム戦争に対する考えや思いが伝わってきて私も新たに知ることができてよかったです。こんぱるいろ 綺麗な色ですね。
ひほ

ミスサイゴンが気になる~(^O^)

02/10 11:26
山猫

ミス・サイゴンは現代版蝶々夫人にすぎないから、これとはほとんど関係ない。

10/18 17:04
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エリ
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☆☆
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なり
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ネタバレ凄く良かった。「みんなそれぞれの正義があり、みんな自分の正しさを信じて戦った。本当は誰がいいとか悪いとかってない。」これは進撃の巨人などでも深く考えさせられたテーマ。奈月の知識欲とぐんぐん吸収していく瑞々しさが気持ちいい。恋の行方も爽やかで可愛らしかった。マイたち一家や王さんの脱出時の話は涙。最後のタイトル回収が良かった。
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さわこ
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ボートピープルとして、ベトナムから日本に来た家族の話。これまでずっと日本人だと思っていた母が、ベトナム人だったと知った奈月は…。知ろうとしないとわからないことはたくさんあって、目をそらさずに戦争やボートピープルのことを調べる奈月はすごい。困惑する奈月に対して、自分は自分、ときっぱり言い切る美咲や御蔵くんが、いいなあと思った。★★★☆☆
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まこ
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☆☆☆ボートピープルとして日本にやってきた春恵(スアン)、ベトナム人である事を子どもに隠す娘の真依子(マイ)、二十歳になって急に知らされる正義感強めの孫の奈月。三世代の女性たち目線で物語は進む。表面上しか知らないベトナム戦争のことや、国民感情。独身時代仕事で生活していたベトナムの町でも、戦争の名残は至るところにあったのに、詳しく知ろうとしてなかった。母国とは?人種とは?
0255文字
藤枝梅安
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ネタバレ友人とベトナム旅行に行くことになった奈月、パスポート申請のための戸籍抄本を母親の真依子が取りに行く。真依子はベトナム生まれで、「ボートピープル」として日本にやって来たのだった。ベトナム戦争終結後、南ベトナムの役人だった、真依子の父・義雄は母・春恵や母の兄姉らとともにボートで沖に出、漁船の乗り換えてベトナムから出国したのだった。ベトナムの歴史を学び、奈月はベトナムが他国に翻弄された事実を知り、実際にベトナムを訪れ、親戚に迎えられ、自分の存在が、多くの命と繋がっていることを実感する。国とは、人種とは何なのか?
藤枝梅安

「インドシナ」と一括りにすることが妥当なのか、あの半島で生きる人々の辿ってきた歴史を考えさせられた。

10/09 05:23
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こなつ
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3
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わたえみ
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こんぱるいろ=金春色=ターコイズブルー いろいろな青。 この間、読んだ本にも載ってたな~。 浅葱色、群青色、千草色、瑠璃色、天色。想像してみる。
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四男の母
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第一章の話からは想像つかない方に展開していたけど、自分のルーツを探す旅、なかなかよかった。かつてのベトナムからの脱出の話を読んでると、現在のアフガニスタンのことを思った。
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うゑしま
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予想外のベトナム戦争話。家族や親戚仲がいいのはいいね。
0255文字
JUN
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ベトナムかぁ行ってみたい。
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dolce vita
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出生の秘密、というほどではないけれど隠された家族の秘密を明らかにされた時、自分はどうするのか。ルーツを辿るようにその土地を訪れた奈月。虐げられた人たちの歴史と争いの記録から何を感じらだろう。こんぱるいろを懐かしみ過ぎた日を思う。変わってしまった故郷と変わらない記憶。いろいろと考えさせられた一冊。
0255文字
美紀ちゃん
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一緒に暮らしていて毎日見ている母親が、日本人ではないと聞いたら、それは驚く。 ベトナム人の女性は、顔立ちが日本人に似ているので、確かに自分の母親がベトナム人だということを、気づかない場合もあるかもしれないと思った。 しかし。大学生になるまで知らなかった自分のアイデンティティ。 おばあちゃんから、ベトナム戦争の話や逃げてきた時の話を聞いて、 大変だった事を知る。 ベトナムに行って、自分の目で見て感じて、大学生の女の子の素直な気持ちや、世界が広がって行くようなワクワク感に共感した。
0255文字
きむこ
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ボートピープルとして日本に辿り着いた家族。母のスワン、娘の真依子、自分がベトナムの血を継いでいる事を全く知らずに育った孫の菜月。3世代の女性目線で過去と現在を行き来しながら進む物語。ベトナムの風景はとても綺麗で優しくて、戦争は理不尽で残酷で、南の人も北の人も庶民は誰も悪くない。菜月の探究心やまっすぐつき進むエネルギーが眩しいし、若さゆえの正義感さえも好ましい。この家族が無事日本で生活を築けた幸運に感謝する。こんぱる色の表紙がとても愛おしい。★4.5
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uniemo
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ネタバレ表紙が綺麗で借りた図書館本。とても読後が良かったです。ベトナム旅行を楽しみにしていた女子大生の奈月が、急に母がボートピープルで元々ベトナム人だったと聞かされて困惑しつつ受け入れ成長していく姿が自然でした。恋愛に慎重な奈月が彼のどのような部分も好ましく感じてついにっこりしてしまうところも、恋愛の始まりを感じさせて可愛らしかったです。ベトナム料理を食べたくなりました。
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shiroe_42
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知らなかった自分のルーツ、ベトナムを辿る旅と、そのルーツに関係する親族たち。複数視点で描かれているので、それぞれの視点について考えさせられる。
0255文字
くり
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とてもよくできた物語だと思う。現在と過去、日本とベトナムを舞台に飽きさせることもなく素晴らしいと思う。日常のありふれた家庭に、突如としてアイデンティティ問題。今時の男の子の賢人とはっきりとした性格の奈月姉弟が微笑ましい。戦争や難民は少しかじった程度の知識だったのでほぼ何も知らないに等しかったのだと痛感。目を背けたくなるような出来事があったと思うが背けてはいけない。そして歴史的に今も繰り返される戦争と難民はセットなんだろう。
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