形式:単行本
出版社:講談社
形式:Kindle版
原初の贈与(神への生贄・祭り)にも、論じたバタイユとともに触れている。その行為は贈与や交換でなく服従させ事物化させた有用な自然(作物、家畜)をあえて破壊することで、それらの精霊的な世界を甦らせる目的である。結果、贈物をうけた神から豊穣等の恩寵を授かるがこれは結果論でありそもそもの目的ではない。(とはいえ生贄→豊穣のサイクルにより生贄の返礼を求めるエコノミー的要素が生まれる)この論は興味深かった。古代人も自然を作り替えるある種の疚しさが現代のようにあったのだろうかと想像してしまう。
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