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われ清盛にあらず

感想・レビュー
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とろやん
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若木先生の少女小説を昔読んでいたのでワクワクしながら開いたものの、うーん?という感想になってしまった。全体的に「結局この作品で一番描きたかったこと、場面、テーマはなんだったんだろう?」という疑問符を浮かべながら読み進めるハメになった。祇王の舞の場面はすごく良かったのに、祇王の喋り方がなんだが俗っぽすぎて好みじゃなかった。 特定の時代の歴史小説あるあるで「◯盛」がたくさん出てきて混乱するのも仕方ないことかな。 歴史ものを普段読まない人が最初に読む作品としてはおすすめできると思います。
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グランくん
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清盛の弟で、父忠盛の正妻宗子(後の池禅尼)の息子である頼盛を描いた物。 宗子は、実子の家盛に跡継ぎになってもらいたいと思っていたがあ、家盛が二十歳過ぎに早世したため、賴盛にと考える。しかし、賴盛は全てをめんどうと思い、兄清盛を太陽として自分は昼間の月でいたいとして生きた姿を描きます。
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moo
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初読みの作家さんです。平清盛の異母弟の平頼盛。母からは亡くなった兄の代わりに清盛を押し退けて平家の棟梁になることを望まれているけれど、本人には全くその気はなし。ここで描かれる清盛はそんなにあくの強い人ではなく、自分は父の息子だと周囲にも認めさせたくて懸命に平家を大きくしていった人に思えた。確かに父の息子と認められている頼盛に時折見せる嫉妬も可哀想に見えてしまう。頼盛りには生きていて欲しかったのかなあ。清盛という太陽を見守る真昼の月でありたいと願った頼盛、息苦しかったろうなあ。
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蒼生
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ネタバレ不思議な存在はいたけど、予想外にまっとうな歴史小説だった。アニメの平家物語を思い返してたけど、似た名前が多すぎて浮かんだ顔が間違ってて逆に混乱した。かなり人は死んでるけど、不思議と静かな印象の小説。
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りあ
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印象的なのは 後白河天皇の初登場シーン。 ゆれる篝火の焔に照らされた美男子よ。 絶対に見惚れちゃうわ。 平頼盛、そして清盛の 保元・平治の乱を通した話。 羽生さんの本で読んだ二人とは また違った関係性を味わえたわ。
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nori
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似た名前が多くて、関係を調べながら読む。ザックリとしか分かっていない源平合戦や朝廷の人間関係が、ここ数ヶ月で平家関連の小説を読んだことで、若干分かってきておもしろくなってきた。作家によっての解釈の違いはあるけれど、平家という組織体制は一枚岩とは言わないまでもしっかりしていたんだな、と感じる。役割を分かっていたんだろうな。これを機にもう少し関係する小説を読んで、いつかは平家物語に挑戦したい。
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UK_3
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俄然、平頼盛について知りたくなってしまう!
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ハル
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序盤の序盤で挫折中の平家物語。いつか読破したいが未だ果たせず。背表紙に清盛の名を見つけ、ここを起点に彼の時代に近付こうと試みる。頼盛から見た兄、清盛と家盛の人物像。朝廷の複雑過ぎる血縁や権力が絡む抗争。その最前線に押し出される武士という生業。戦国とは違う時代の空気と、いつの時代も尽きぬ人間の欲望を感じた。頼盛の「めんどうくさい」は結構気に入り。当事者のくせに一歩引いた視線が、ひとつではない事実に気付かせてくれる。平家を見れば自ずと源氏へ。頼盛を匿った頼朝の生涯も気になる。やはり平家物語は再挑戦したい。
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金谷
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ネタバレ☆☆☆ 平家の盛衰記を清盛の義弟頼盛の目線から描いた話。大河ドラマと映画「犬王」で得た知識で付いていく。あまりフィーチャーされなかった頼盛の視点は目新しいかもだが、白拍子の絡みが中途半端だったな。若木さんの歴史小説ということで期待したけど、若木さんらしさは抑えられてしまってた。小烏丸と抜丸が不意に出てきて、某刀のゲームやってるのでおお、となった(笑)
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りー
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んーーー。さっぱりしすぎていて、拍子抜けした、というのが正直なところ。頼盛の立場から見た平氏を書くなら、家盛亡き後の池禅尼と清盛の隠れた確執や清盛の鬱屈、芸能と後白河院の関わりは、もっとドロドロ煮詰まったものになったのではなかろうか。表面だけ撫でて終わった感じがして。勿体ないなぁ。
六花

あーそうそう、さっぱりって感じですね(^^; 若木さんだと「戦をせんとや生まれけむ」もありますが、感想書きにくくて読了にしてなかったのを思い出しました。

01/20 17:58
りー

六花さん、美味しい時代だけに、ちょっと欲張って入れすぎちゃった感じがしますよね。

01/20 20:41
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KT1123
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平清盛の異母弟平頼盛の目で追った平家の盛衰記。主に平治の乱と保元の乱。何事も「めんどうくさい」と思い、口にしながらも、武士ゆえに武芸を磨くという性格設定。あまり目立つご仁ではなく、源平合戦には参加しない。知らないことの多い時代だったので、少々話を追うのが大変。電子書籍ではチマチマ読み返すのが紙の本より大変(めんどう)で、ちょっと話に入りそこねたかもしれない。
りー

この作家さんの平家!読んでみたいです。

11/15 20:48
KT1123

お名前は知っていたんですけど、初読みでした😃もう1冊あります😆

11/15 20:56
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みどり
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平家の無常と幽玄、武士でありながら、ひとを殺さなかったことに安心する頼盛。戦いの世で清廉な頼盛をよりどころとする清盛。清盛と頼盛の関係性が、悲しく、美しかった。清盛の祇王への寵愛も、また無常で、白拍子の歌がすべてをあらわす。
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cinnamon
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白河院の子とも噂される非凡な清盛、非業な運命をたどる崇徳上皇、怪物のような後白河法皇、そして西行と、濃すぎる人物たちが生きた凄い時代を、源平合戦の後も生き延びた平頼盛の視点で語る。歴史の要所を切り取って平家の興亡を見せることで、諸行無常を感じさせる。
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豆電球
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「戦をせんとや生まれけむ」が期待外れだっただけに、こちらも軽く読む程度…と思っていたら、思いの外面白かったです。祇王やあきつが上手く絡んでストーリーに深みを持たせ、著者らしさがしっかり作品に表れているなと思いました。真昼の月という感覚にラノベっぽさが残っている気はしましたが、オーラバなど若い頃お世話になったからこそ気になっただけかも。全然覚えてないんだけども。清盛と頼盛の新解釈、良かったです。こういう「平家物語エピソード0」も良いものですね。
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英
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☆☆☆☆
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しばわんこ
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平清盛の異母弟の平頼盛の物語。 平頼盛は平家の棟梁の平清盛を影で支える存在。争いは好まず、壇ノ浦の戦い以降も生き延びる。 弟からの視点で描かれているのが興味深かかった。 読みやすく、一気に読めた。歴史の流れもわかりやすく書かれている。
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ぽぽ
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ネタバレ作者さん買い。タイトルから挑戦的に自己を確立していく主人公をイメージしてしまったが、彼は最後まで寄り添う月でした。淡々と文章を追っていく体験に終始してしまい、あまり感情は動かなかった。歴史小説かと思いきやファンタジーも微妙に含んでる。作者さんにどうしても体熱やきらびやかさを感じる文章や組み立てを望んでしまう自分の見込み違いなので、あまり正当に評価できてないかも。平頼盛という人物に興味は湧きました。
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静
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★★★。
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多津子
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平清盛の弟、頼盛が主人公。清盛を見上げ付き従っていた弟は、清盛亡き後は源氏に身を寄せる。淡々としたキャラクターが良かった。この時代はあまり詳しくないので知識に邪魔されることなく物語を楽しめた。
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ちよざと
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ネタバレ平頼盛、あまり表舞台に立つことのない清盛の異父弟。後継である彼の願いは、ただ清盛という太陽を見守る真昼の月であることだった、という願いがどこか切ない。 平清盛は大河ドラマで先日全部見た所なので、清盛の側にいた頼盛の解釈は映像で見ていたが、この解釈はまた興味深かった。諸々の出来事を「面倒だ」と感じつつ、俗世の人のどろどろとした感情が行き交う様子を汚れていると感じている彼は、やはりどこか浮世離れしている。
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鐵太郎
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平頼盛(1133-1186 清盛の異母弟)という、歴史の中でちょっと目だたない人物を主人公に立てて平家の時代を新しい角度から見た歴史小説。常に一歩下がって思慮深く行動することで世に軽んじられたとされる人物を、淡々と描いています。彼の名が大きく扱われないのは、なんと言っても清盛の死後、都を追われて西下する平家主力に同行せず、自分の一族だけで源頼朝に帰順したからなのですが、その経緯、思いについての解釈が斬新かな。平家物語の冒頭に出てきた白拍子、祇王の描写がちょっと素敵。この作家の本、探してみようか。
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狛
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年表と系図をもって読み始める。もっとがっつりどろどろした何かを期待してしまっていたのだろう、不完全燃焼。
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sattin
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清盛を横で見ている視点が面白いかも。武士らしくない冷静な感じは好みだった。どっちかというと源氏が荒ぶるイメージで、よい意味で裏切られた。ライトノベルのイメージまるでない仕上がりでよかったです。清冽な文章も好きです。読みやすかった
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めぐみこ
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一般的には清盛と不仲だったといわれる、異母弟・頼盛。けれどこの話では、自分を月に見立て、清盛を太陽と仰ぐ。恬淡として不器用で、あの時代の武士らしくないけれど戦はきちんとこなす…不思議な人だった。祇王の舞の描写が美しく、映像で見たいような、でも文章だからこそ、この幽玄さに浸っていられる気もする。清盛の死から鎌倉に亡命するまでの心境も読んでみたかったな。めんどうくさがり頼盛にめんどうくさい男と評される頼朝も気になるけど、そっちは『ゆめのつるぎ』読んだら判るのだろうか。
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aki
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ネタバレちょっと不完全燃焼ぎみ。本当はもっと長編だったのか?と思うくらい描写があっさりしていて、どこに思い入れを持って読めばいいか分からない。清盛は魅力的に書かれていたので、頼盛がその死に殉じずに清盛一党に背を向けたくだりの葛藤や兄の残党への罪悪感なのか虚無感なのかがあまりにも説明不足でラストが残念だった。
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KIM D Y
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ときは泡沫にして珠玉のごとし 主人公は清盛ではなく、その弟頼盛。そこが面白い。
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ayako
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久々の若木未生。ライトな時代小説。歴史小説初心者には読みやすいかも。ただ、時代的な問題で、みんな名前が似ているので、せめて家系図とかあるともっと読みやすかったかもしれない。 『ゆめのつるぎ』をリアルタイムで読んでいたので、なんだか懐かしかった。読み返したいな。
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ソババッケ
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ネタバレ平頼盛の若かりし頃を描く。忠盛の正妻・宗子(池禅尼)の子として平家の棟梁となる可能性のあった頼盛は、母の思いとは別に一門として清盛を立てる。だが、平家の都落ちには同行せず、頼朝との交誼を結ぶ。池禅尼が己の助命に尽力してくれたと信ずる頼朝は頼盛を鎌倉に迎えたが・。帝や院を巡る権力闘争の中であるからこそ、その存在価値を認められたのか。西行を密使として登場させたり、白拍子の祇王を世に出したりと面白い着想もあるが、分かりにくい頼盛という人物像を解き明かす物語としてはどうか。新しい分野に取り組む作者に期待。★3.3
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まーたろ
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ネタバレ何十年ぶりかの若木未生。作家の文体はそうそう変わるもんじゃないのだと実感。何に対しても誰に対してもフラットな頼盛というキャラに好感を持つかどうかで最後まで読み通せるか分かれそう。私はこの時代が好きだし、頼盛も好感持てたから読んだけど、再読はしないと思う。
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左丘明
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主人公は平清盛の弟・平頼盛。政権の中心にいながら都落ちに加わらず京都に残留。壇ノ浦後も平家で唯一生き延びた人物。母は源頼朝の助命を願ったという池禅尼。母が正妻であったことから、一時は清盛に代わる統領とも期待されていた。その男がなぜ一門に背を向けたのか。実に魅力的な題材だが、頼盛をメインにした小説は稀少。本作では頼盛を野心家ではなく、兄・清盛を支え続ける影ある男として描く。青年期から保元・平治の乱時代の描写が中心となっていて、平家滅亡に至る時期の頼盛の行動の謎について、十分に語られてはいない点に不満が残る。
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雪野
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ネタバレ初読作家 清盛の弟(池殿)視線で、保元平治の乱を描く。作者のラノベファンを歴史小説へ誘うのには、無難なできになろう。だが、歴史小説好きにはものたりない、題名に見あう「それなりのストリー展開」がほしい、帯の煽りもちょっと違うよね
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ice
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ネタバレ若木先生の歴史物!「ゆめのつるぎ」の世界観と言う事だけど、主人公が生意気で可愛らしかった少年頼朝ではなく、おとなの平頼盛。始まりから時系列を遡っていくのは戸惑い、頼盛のキャラも掴みにくく感じた。練り上げられた文章、会話は無駄が無くすっきりしている。が、正直な所、歴史の教科書の説明文のようで物語は淡々としていた。でも平家内での微妙な立場、重盛への気遣い、清盛への憧憬、めんどうくさがりと真面目の二面性、人間くさい葛藤がよく描かれていたなと思った。今まで知らなかった平頼盛という人物に興味を持った。
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高原 灰
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読み始めればするすると読めた。表紙かっこいい。ひさしぶりにハードカバーの本を読んだ。
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kanano
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★★
kanano

読んでいて大河でやっていた清盛がだぶったかな。うーん、感想が難しいのですが、最初の方は時系列すら一定ではなくて非常に読みづらかったです。頼盛が主人公というには清盛が出すぎだと思うし、そんなに清盛に従った人生を頼盛が送っていたとは思わないので、そういう違和感を感じながら何を書きたいのかなぁとさぐりながら読んでいる感じです。タイトルが印象的なので、そういうシーンを期待してしまったこともある。時系列の流れから家盛と清盛のエピソードも期待してしまったし、期待とは違ったというのが一番の感想かも

12/13 10:56
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*+:。.もも.。:+*
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「ゆめのつるぎ」という著書の仕切りなおしのような作品らしい。オーラバシリーズで見せるような文章表現がこの時代のものにマッチしている。人物の相関図をつけてくれたらもう少し分かりやすかったかなと思う。
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妖湖
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図書館で借りた本。平家の話で平頼盛メインは珍しいので読んでみた。結構時間軸としては飛び飛びなので、この辺の歴史の流れが頭に入っていないと人間関係が分からなくなるかも。清盛の良き弟でいたいと思いながら、一門で微妙な立ち位置がなかなかそうさせてくれない。最後あきつに「日輪の輝く空へ」と言った望みが叶うといいなと思った。人物描写は誰もさらっとした感じ。
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涼
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電子書籍。平清盛の弟、頼盛がメインの物語。平家というと、奢れるものは久しからず、とか、神器を抱いて入水したり、ドラマチックで、派手で華やかで鼻持ちならないやつ、みたいな漠然とした見方をしてしまっていたけれど、印象ががらりと変わった。 清盛、家盛、頼盛の兄弟の在り方、白拍子の歌と舞の描かれ方が興味深かった。時子や八条院ももっと読んでみたかったなぁ。頼盛の目から見た姿だからよかったのかも。朝廷側が誰が誰やら覚えられないままだった。ややこしい時代…。 真昼の月になりたい、という頼盛の言葉がひっそりと残る。
涼

平家はあかるい、と書いたのは太宰治だったかな。平家物語をちゃんと読みたくなりました。まぁたぶん挫折するんだけど…。

11/20 23:24
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桐ヶ谷忍
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平清盛の弟頼盛を語り手に、平家物語を描いた作品。頼盛は清盛を太陽として尊敬し憧れ愛するが、肝心の清盛が魅力的に描かれていない。頼盛の心情も細やかには描かれていないので(めんどうくさがり、としか…)思いを寄せることも共感することもできない。しかし文章の美しさは絶品。
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漢方売り
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平家はあまり興味がないせいか、人物把握が難しかったです。祇王から始まり、祇王で終わる物語。頼盛との話は史実とは異なるが、清盛との対比、太陽と月を現すためのものなのか。祇王寺の虹の窓は実は月を見るためのものなのか?と妄想してしまいます。しかし、冒頭とラストだけではなく、平治の乱な結末もラスト手前から冒頭に繋がるので、読了後、序章に戻ってしまいました。最初に読んだ時より、祇王の舞が印象的になりました。
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六花
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ネタバレ源平が争う時代を、平清盛の異母弟、頼盛を主人公にして描いたもの。序章では平治の乱の後、源頼朝を生かすことにしたいきさつを。章の一では清盛と正妻の子である家盛・頼盛をメインにし、二は保元の乱、三は平治の乱、終章では平家の滅亡と、西国に同道せず生き延びた頼盛のその後を。後白河はやはり妖怪じみた技を持ち、白拍子はうたい、清盛の知己として西行も登場。仮面の童子”あきつ”の動き方がちょっと雑だなあと思い、全体に散漫な感じが…。でもこの辺りは似たような名前の人も多く、私がついて行けてないだけかもしれませんが(^-^;
りー

ですよね。お名前がもりもり・ひらひら。集中的にこの時代を読んでいる時ですら「あなたナニひらでしたっけ」状態でしたもの(^^;。

10/18 22:57
六花

りーさん。そうなんですよ。もう覚えられませーんって辛かったです(笑)

10/18 23:49
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