形式:ライトノベル
出版社:KADOKAWA
前巻あの最後の浜面は重症で予断を許さない状況なのね。けどそれで死ぬようなことあれば学園都市とイギリスで戦争になるとか最大主教職権乱用だと思うの!そして一方通行も判決出た辺り動けるの上条さんだけだから上条さん一本で話進める感じかな?しかし企業のR&Cがここで壊滅は早すぎる。それを持って企業や金持ちを管理させる世論作らせる辺り結局相手の掌の上だし!新自由主義やロビー活動と現実でも一部のために多数から富を奪うような政策誘導とか問題ではあるけれど。
あとがきで言ってたけどステイルはルーン魔術が便利過ぎて出しにくい言われてるのは笑う。いたら色々解決出来そうだから仕方ないけど。アレイスターも遂に動き出したけど、当のアンナは自分を出来る存在探ししてるようだけど。しかし何かアンナ含めて創作や伝聞として伝えられる魔術師達が今後の敵になるんだろうか?
スタートラインは似ていますが、西尾維新の伝説シリーズは悪意も正義も復活もなく、ひたすら偶発的な死を積み上げ続けたサバイバルゲームでしたから、説教臭さが売りのこの作品とはだいぶ毛色が違いますね。
そして、アンナの言う通り、今回のR&COの惨状により「成功者を潰せ」あるいは「世界は『平等』であるべきだ」と考えるだろう。それはどうあっても「悪平等」でしかなく、交通事故が起きるから全世界から車をなくそうというような誰も得をしない平等を世界が望む可能性がある……能力自体に善悪は存在しないのではあるが、能力自体への危機感を募らせることは大いに理解できる。むろん、それも今回誕生されたものへの祝福、あるいは自由の賛歌により肯定はされる。されるが、それはアンナへの反対意見から発されているように見えなくもない。
だから、必要なのは自由であって、それこそ、「アンナの存在すら肯定する世界」であるはずだが、だからこそあいつの迷惑さをどうにかしないといけないのではある……このバランスの難しさは、だから、すべての人間が「倫理観を持つ」という前提から外れる「子供のように衝動で破壊するやつ」をどうするのか? という話になると思っている。『呪術廻戦』はそれでも真人をぶん殴り、「ヒロアカ」はそれでも救いに行きたいと願うわけで、「とある」シリーズは後者を既にオティヌスでやっているから上条さんが前者を選択するのだろうか?
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