読書メーター KADOKAWA Group

霞が関のリアル

感想・レビュー
61

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
つかず8
新着
今月読んだ、故森永氏の著書を読んで、官僚に興味を持ったため読了。官僚は国家公務員ゆえに民間企業でいう36協定の適応がなく、ほぼほぼ無制限に働けてしまう。また、国会対応等の特殊な要因で、ほぼ連日深夜、朝方まで残業して次の日は9時から出勤がデフォである。これまでは、官僚主体の政治や国を動かすといったやりがいから頑張れていたが、それらのやりがいも政治主導となった昨今では少しずつ薄らいでいる。大きな流れで公務員の枠が減らされ、人員補充もできないので、妊婦や避妊治療等の病院に行くことも村社会の掟的に長時間労働から
つかず8

政治家と官僚は持ちつ持たれつの関係であり、政治家から子供の夏休みの宿題を手伝ってという要望があっても簡単には断れない。また、政治家の秘書と官僚の仕事も区別が難しく、通常秘書がやるような仕事についても官僚が代替わりしていることもある。私の友人も何人か霞が関で働いたことがあるが、ぶっちぎりで国会答弁が大変といっていた。本書では、若手殺し的な文脈で質問主意書が紹介されている。

03/10 14:43
つかず8

こんなに忙しい官僚でも働かないおじさんは一定数いるらしく、なぜそのような人がいるのかについては、天下りが空気的に厳しくなったからというのは少し面白かった。

03/10 15:36
3件のコメントを全て見る
0255文字
虎ボルタ
新着
なかなかの闇深さに閉口しました。ここに書かれていることが全てとは想いませんが、情報源であるNHKが適当な取材をするとも考えにくいので、一定の信憑性はあるんでしょう。官のキツいところは、「選択と集中」というある種の割切りが難しいところなのかな?とは言え、人口も減ってきて社会的課題も複雑化する中、国民は公的サービスの質について考える分岐点にいるのは間違いない。それと、東大生の進路として官僚が選ばれなくなってきていることは聞くけど、これもある種の情報ピラミッドの結果なのかな。
0255文字
華 花美
新着
つまり、ろくに仕事もしない管理職が諸悪の根源なのねと思った。近頃は官僚の本性がかなり知られるようになってきたけど、若手は頑張ってくれてるんだと思う。問題なのは、官僚に自分がやるべき仕事を丸投げの政治家や保身しか考えていない名ばかり管理職。思い切った改革をし、良い方向に変えていけるといいなと思う。
0255文字
Tatsuhiko Teramatsu
新着
★★★★☆
0255文字
Ujiro21
新着
通勤用に。官僚不祥事から端を発したNHK取材録。国会対応中は睡眠時間2-3時間で過労死ラインを超えている声が取り上げられている。労働規制は人事院による為、一般企業とは異なる。そりゃメンタルも体調無理よなと思いつつ、国会閉会中はの実情は語られず。何も仕事をしない謎の役職おじさんが多いと声があり、人事院の把握している残業720時間超は7%と言う。サービス残業多くデータに上がるものは実態の1/3程度とか。コロナ禍も混在し、取材偏りはありそう。最高学府から30代600万台の給与。紙文化とか許容してたらしゃあないか
0255文字
yi
新着
霞ヶ関官僚の大変な状況がよくわかる一冊。
0255文字
たこ焼き
新着
日本の政治は議員と役所が持ちつ持たれつの文化がある。昭和は官僚が政治家の意見を取り入れながら主体的に政策を作る形式だったが、現在は政治家の意見の意向が正義でそれを形にするような形式になっているので官僚側は面白くない。大臣の1日の日程がわからない政務が明確でない問題がある。
0255文字
中将(予備役)
新着
霞が関官僚の過酷な労働環境を取材したウェブ記事の書籍化。学術的な内容ではないが、軽めの読み物として実情と、おかしいと思いながらやめられない雰囲気が窺える。質問主意書の項は、質疑との違いが踏み込み不足だが、答弁書の作成過程の図は興味深い。
0255文字
sweetyou339933
新着
働き方があまりにも異常でびっくりした。国を動かす人たち自身がこれでは国民の生活がよくなるわけないよという感じ。
0255文字
awe
新着
官僚たちの生の声を紹介しながら霞が関の病巣に切り込んでいくNHK NEWS WEBの記事を書籍化したもの。ネット記事の時代からよく読んでいた。面白いのは質問主意書についての記事。主意書は、腰が重い政府を動かし得るという点では有用だが、しょうもない質問が混在すること、回答するまでのプロセスの多さ(まさに繁文縟礼の典型だと思った)により、官僚たちにとっては長時間労働と悩みの種になっているらしい。大体5年前の取材記事なので、現在はどうなっているのか気になるところ。
0255文字
Olly
新着
「霞が関はブラック」という話はよく聞くが、この本は(元)官僚の具体的なコメントを集め説得力が強い。極端な長時間労働原因は、ペーパーレスが進まない、書類体裁が厳格、時間制限の強い事務処理、無能な中年職員の業務干渉等多岐にわたり、解決の目途が立っていない。また、雑務的な対応に追われ、政策検討が議論に時間を割けない。採用試験の倍率低下、退職率の増加に歯止めが効かない。労働基準法の対象外で責任ある仕事である以上、妥協は難しいと思うが、常人が勤務を続けられる程度に改善しなければ、国が良くなっていかない。
0255文字
たかひー
新着
★★★ テレビを見ているように読めた。たしかに霞が関は追い込まれていて崩壊直前に感じる。政治家も便利な自分の手足としか考えていないよう。その辺の政治家よりよっぽど優秀だろうに。
0255文字
浅野月
新着
霞が関と比べたら、だいぶ人間らしい生活を送っている。
0255文字
Masa
新着
内容の重複は端々あるが、NHKのドキュメンタリーを観ているような読み易さイメージし易さと、多くの関係者専門家へアクセスして情報収集する取材力は流石NHK記者の方々が書いてるだけあると感じた。 質問趣意書など、官僚の長時間労働を語る上でキーとなる内容について改めて深く知ることも出来て良い本だった。
Masa

全体通して、一部の官僚が動くだけでは構造的要因があるとは感じたが、それを改善出来る立場の役職の高い立場の官僚や国会議員などの改善に向けた動きが必要に感じた。 取材後、強烈な外圧のコロナを経てどれだけ改善したか(それでさえ改善しなければ絶望的?)は試金石になっていそうと感じる。

09/02 07:27
0255文字
お抹茶
新着
誰もがおかしいと思っているが変われない霞が関。現役官僚へのインタビューが豊富で,青息吐息が伝わってくる。タイトル通りのリアルな内容。たとえ妊娠していたり不妊治療に通っていたとしても,周囲も残業120時間以上で自分だけ帰れないという気持ちになる。人事院も動こうとしているが,労基法の対象外でもあって,この過酷な労働環境は変わりそうにない。むしろ,退職する気のない人はなぜなのかその本音も知りたい。メディアでは若手の離職がクローズアップされるが,後輩や部下がいなくなる中堅官僚の苦悩も深いはず。令和での昭和職場だ。
0255文字
ぐり
新着
ひとつひとつのエピソードは興味深いが、なぜか心に残らない。国家公務員が労基法の対象外だというのは驚いた。
0255文字
peridot060708
新着
あまりに過酷な勤務実態に、言葉もない。私たちの生活がこのような犠牲の上に成り立っているのかと思うと、本当にいたたまれなくなる。財源に限りがあるのは承知の上で、やはり税金はこのようなところに投じて人材の充実に使ってほしいと思う。優秀な人材の官僚離れは憂慮すべきだし、そもそも、寝不足でフラフラの状態ではいい仕事なんてできないはず。子育てしながら働く一人の30代女性として、この本に登場する同世代の官僚の方々に深くお礼を申し上げたい。私もささやかながら頑張って納税します。
0255文字
ノンケ女医長
新着
これからの日本を支える、若い社会人が忌避する働き方が集約されている。たくさんの問題点が霞が関で起きていることは周知の事実で、長い暗黒歴史がある。記述が表層的だなと感じる部分もあったが、拾いにくい当事者の声を多く集めるのには、たくさんの辛苦があったかもしれない。本音の程度も、作品として発表する以上、中央省庁に忖度しないといけないので、全てを表現したくでもできない複雑な事情があるんだなという気持ち。霞が関を去った人が、どこに就職し、どう輝き直しているのかも、詳らかにするわけにもいかないのだろうね。
0255文字
ガイちゃん
新着
なんとなく霞が関ってこういう問題があるよねってのは聞いてきたけど、本著を読んで改めて実像が鮮やかになってきたという感覚。最近読んでいる本で何度も出てきている官邸主導がここでも登場。第二次安倍政権時代の2014年に設置された内閣人事局。それ以外にも、年功序列、激務薄給、国会対応、紙媒体、調整業務など、いつまでも変わらない課題に辟易する。大丈夫か、この国と思ってしまう。
0255文字
ランラララン
新着
「保育所落ちた日本死ね」の時、友人が厚生労働省に出向していた 子ども子育て支援新制度に関わった彼の「夜中3時に仕事中」はいつもの事 出向仲間が病んで出向元に帰って行くと「補充要員が来るまで地獄」と嘆いていた 何とか生還した彼は「霞が関は2年で限界」と言っていました
0255文字
ch1h0
新着
長時間労働で雑務が多く、疲弊して碌に政策も考えられない悲惨な状況、またそれが変えられない苦しさが記されている。優秀で実行力のある人が入ってくるからこそ、何でもやり切ろうとしてしまうからいつまでも無駄なことが減らないのだろうか。既述の点は民間の大企業にも繋がるところもある。良い方向に変化していってほしいと納税者としては思います。
0255文字
肉尊
新着
国家公務員は労働基準法の適用外で、月100時間以上の時間外労働を行う官僚が4割!国会議員の質問主意書は夜23時を超えて提出されることもあり、厚労省では妊婦が深夜3時まで残業したという超ブラックぶりが暴露された。質問主意書の答弁書も書式が決まっており、文書枠から5ミリ以内に文字を揃え、ホッチキスの向きが異なれば却下など、徹底した文書主義にデジタル化は急務だという。この主意書、特定の議員が乱発して提出しており、やみくもに官僚の負担を増やしている。本人に悪意が見られないのが厄介だ。本書の感想は以下に記載。
肉尊

この番組は現職、元職などから反響が相次いだようだ。官僚の置かれている過酷な労働実態をよくぞ昔日の元に晒け出してくれた、ありがとうNHK!という官僚たちの心の声が聞こえる。果たしてこれは霞ヶ関のリアルなのか?「若手官僚ドキュメンタリー72時間」とでも言うべきか。天下のNHKのコネクションを用いれば、事務次官級のキャリア組、天下りの現状など、もっと多角的に取材できた気がする。要は、コロナ化、逼迫しているのは医療現場だけじゃないよ!誰かが倒れたらもうおしまいの「コロナと闘う官僚たち」を台本とした番組。

01/11 13:54
0255文字
ごへいもち
新着
何かがおかしい。解決策もわからないけれど。こんなふうに官僚が疲弊して政策を考える余裕が無くなってしまえば目先の金儲けだけの私企業の意思通りになってしまうのでは?
0255文字
キク
新着
僕が自転車で25時に霞が関を通ると、半分以上の照明が灯っている。本書で若手官僚の妻のLINEが紹介されている。4:47妻「遠慮せずに帰っておくれ。寿命が縮む」少子化を所轄する厚労省では、妊娠中の職員が27時まで働いていた。その女性職員は「妊娠中なので勤務を配慮してほしい」と訴えていたけど、「増員はできない」とのことだった。壮絶だ。でも官僚は労働基準法の対象外なので、自ら問題化するのは難しい。この本で対策は語られない。それでもいい。「ここに問題がある」と誰かが言わないと、その問題は世界に存在できないんだから
canacona

キクさんも、何故に25時にそんな場所を通りがかるんですか〜😅

11/18 00:20
キク

自転車だとなんと!終電がリミットでなくなります。なので、「今日は業務がヤバそう」という日は自転車が便利ですよ。、、、知りたくもない豆知識ですね。ただ4月から本社勤めとなって、僕の業務はだいぶ人間らしくなりました。

11/18 05:02
0255文字
座敷童
新着
働き方改革が叫ばれて久しいが、一番遅れていて問題意識が低いのが役所なんだろうな、と改めて痛感。 一生懸命に働く人が報われる社会であってほしい。 まぁ、役所は無理なんだろうな。なにせ、公僕という位置づけだからなぁ…。
0255文字
はなちゃん
新着
優秀な国家公務員の人たちが心を病んで休んだり、退職したり…。本当もったいない。議員はどうして自分で答弁できないんだろう?若い世代の官僚や議員が、古い体質に打ち勝って働きやすく改善できればいいと思う。
0255文字
Chisaka
新着
いやぁ、霞が関ってやっぱり大変だよね。実際働いている人から話を聞いたことも数回あるけど、心身ともに図太く行ける人出ないと持たないのでは。というか、人を増やしたほうが良いと思うし、その前にBPR等を真面目にやってほしい。デジ庁とかそれやるはずだったのに何してるんだろうか。まじで。
0255文字
kozawa
新着
決してこれで霞ヶ関の全貌がわかったりはしないが、霞ヶ関の労働の実態についてのリアルを知りたければこれは一つのとっかかりとしては必読か。
0255文字
JILLmama
新着
官僚が世の中で1番ブラック企業じゃん。 朝5時に帰る、少し仮眠して出社。これじゃあ身も心も滅びちゃう。日本を支えてくれる人たちなんだから、どうにかしてほしい。どんどんなり手が減っているみたい。
0255文字
Bevel
新着
テレビ出演の原稿や新規ビジネスのアドバイスを政治家から頼まれてNOと言えないことが一番怖かった。官僚主導が終わって10年は立つけど、それでも「持ちつ持たれつ」なんて言うのは悲しいなあと。あとは厚労省の事務次官が長時間労働に関して聞かれて妙に他人事なこととか、働き方のデータがうまく取れていないのでは?と人事院に聞いたら「2019年4月から人事院規則ができあがり…」と答えてしまうところとか。モチベーションの低下みたいな言葉で隠されてるけど、そもそも何するのかというところが壊れてるんだろうなと。
Bevel

まあでも、行政はメディアに対して信頼感ほとんどゼロだろうから、単純にインタビュアーとして適切じゃなかったのかもしれない。

06/30 15:34
0255文字
おいしゃん
新着
中央官庁の過酷さは知っていたが、改めて民間より余程ブラックだなと実感。労働基準法の範囲外といっても、妊婦が深夜3時まで働くなど、どこの世界でも許されることではない。
0255文字
kzm
新着
命を削って働かざるを得ない国家公務員の状況を描く。
0255文字
templecity
新着
タイトルから官僚の勤務実態かと思ったが想定通りだった。長時間労働で賃金は高くない。昔ほど評価されていない。官僚の夏という本があったが、あの頃の志がいまの官僚にはない。日本の将来が心配になる。鳩山政権で事務次官会議が廃止され、安倍政権で官僚人事は政治に握られた。志をもって入省した優秀な官僚が辞めていくのが実態なのだろう。長時間労働の規制も民間企業向けの規制だというから悲しい。くだらない質問をする野党やペーパーレスが進まない実態も何とかしなければならない。
0255文字
とある本棚
新着
官僚のリアルが伝わる本。官僚の実態に興味のある人にとっては入門としてお勧めできる本。ただ、少しでもこの界隈をしっている人にとっては既知のことが多いかも。もう少し背景の制度論にも踏み込んで欲しいところ。官僚の労働環境を整備することが、ひいては日本の国力に向上に繋がる。まずは実態を知ることから始めなければならない。
0255文字
テンちゃん
新着
ネタバレ読んでいて苦しい。長時間労働は当たり前で、残業代はろくにつかず、国会議員にいいように使われて、国民からは厳しい目で見られて…。「労多くして報われず」だ。途中で出てきた、暇なポストの人の存在にネガティブ感情を持ってしまったたけれど、こういう存在はどうにかならないものなのかな。とにかく、職員が安全・健康に働ける環境になってほしいと思った。
0255文字
うらん
新着
こんな職場で働きたくない…東大出て、頭のいい人たちが転職したり、心が病んだりするのは勿体ないというか、国にとっていいことではない。政治家は支援者だけを見るだけでなく、官僚にも心を配って欲しい。コロナでの一斉休校にしろ、色んな政策の裏で、官僚が昼夜関係なく頑張っているのを考えると頭が上がらない。残業なく、健康的な生活を送れるくらいで、国のため、国民のために頑張ってほしい。
0255文字
まゆまゆ
新着
高い志を持って国家公務員になったはずも、国会対応などによる長時間労働によって身も心もボロボロになっている若手官僚たちの実態を紹介していくルポ。一部の職員に負担がかかる、というレベルではなく、その部署にいる人みんな同じような働き方をしているのかが気になった。残業代払わなくても罰則ないなんて……
0255文字
けんじー
新着
最高に頭のいい人がたくさんいて、なんで職場を変えられないんだ。。。思想や文化はなかからは変えられないのか。変わることをよしとしない社会では、難しそうだな。変われる思想や文化が、最も大切なことかもね。変われるから最適化できる。
0255文字
kaki
新着
3.0
0255文字
全61件中 1-40 件を表示
霞が関のリアル評価92感想・レビュー61