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クラウゼヴィッツ: 『戦争論』の思想

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どうしてクラウゼヴィッツがこの本を書いたか経緯がよく読み取れ、再度読みたくなる本だった
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539z
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メモ.ナポレオンの猛威とジャスポ―銃の時代の人で意外に古い。当時のドイツの貴族のパトロンの話等も出て来て社会構造も知る事が出来るので興味深い。
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mitu
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 2021/7/20第1刷発行。19世紀・ナポレオン時代のプロイセンの陸軍軍人(軍事学者、陸軍大学学長。最終階級は陸軍少将)カール・ゴットリープ・フォン・クラウゼヴィッツ(1780年7/11 - 1831年11/6独: 51歳没)が生涯をかけて著した一冊の本『戦争論』は、なぜ今も世界中で読まれる名著となり得たのか?原本はオックスフォード大学出版のVery Short Introductionシリーズの1冊で、定評があるコンパクトな解説です。イギリスの歴史家で戦略研究家の著者マイケル・ハワード⇒
mitu

⑪その心理が、時代背景や物理的な制約によって構成されて成り立っているという視点だ。【★その後、時代は移り、通用しないことが多いです。】ハワードはクラウゼヴィッツの議論の普遍的な質を自覚しつつも、本業の歴史家として、それが生まれたローカルな文脈を分析の中心に据えるのだ。他の著書でも、ハワードは「歴史の教訓」というものが生まれることに懐疑的な態度を隠さないが、これは彼の歴史家としての矜持なのかもしれない。あくまでも、あの時代のプロイセンの産物であることを忘れるな、ということだ。⇒

09/02 18:47
mitu

⑫★最終章後半の核抑止に関する議論、また現代のあらゆる国際紛争においても、「領土の支配」という目的はクラウゼヴィッツの時代だけに限定されない普遍的な現象であるとして、政治目的としてほぼ確実に選ばれるものと強調している。 ★歴史物語的部分が多いので、もっと上手な纏め方があると思うのですが、削除するのも難しいので、そのままにしておきます。

09/02 18:48
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六点
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英国の軍事史学者、マイケル・ハワードによる解説本。クラウゼヴィッツの生涯から始まり新冷戦期にどのように受容されていたかを問いた「クラウゼヴィッツの遺産」に至るまで、簡潔すぎて呆気にとられるくらいの分かりやすさである。クラウゼヴィッツのライバルであったジョミニの『戦略理論』は積んであるので、そちらも近いうちに片付けないと。
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ジャン
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戦争の帰趨は国の軍事費や科学技術力を見れば大体分かると言いたくなるが、クラウゼヴィッツは一筋縄では行かない戦場のリアルに基づく冷徹な分析を展開する。実際の戦争は、兵士の士気などの「精神力」に左右されるし、戦闘は地形や気象といった「摩擦」や相手の出方を受けた「相互作用」にも影響を受ける。現代の戦争を考えるには、経済的要素や情報戦・認知戦など不足があるのは当然だが、兵士の士気や防御優勢の視点など、例えばロシア・ウクライナ戦争を考える上での有用性があるのはよく分かった。
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( ^ω^)おーっ!
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カール・フォン・クラウゼヴィッツが著した『戦争論』入門書。戦略研究家が軍事理論の古典を解説している。クラウゼヴィッツの経歴や執筆の背景(第1章)、戦争における理論と実践の分別や役割(第2章)、戦争遂行にあたり目的と手段の峻別(第3章)等といった内容。
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パット長月
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浩瀚にして難解で鳴る名著の、高名なる碩学による解説本。とはいえ、薄い本で、かつ翻訳も良く、極めて密度の濃い圧縮された内容ながら、ストレスなく、ウクライナ情勢やら、わが国の防衛論議やら、時局についていろいろと考えながら読むことができた。
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Studies
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まずまずよい
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八八
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本著は各分野の入門書として名高いオックスフォードベリショートイントロダクションの"クラウゼヴィッツ"について扱った刊の邦訳である。著者は軍事史の大家であるマイケルハワードによるもので、読み応えも入門としても充分な内容である。クラウゼヴィッツの半生をおさえつつ時代背景を論に落とし込んでいることが特徴である。このことは、著者が歴史家の視点から解説を試みている証であろう。
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戴史乍書(読書記)
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図書館にて。
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Shin
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「戦争をどう戦うか」ではなく「戦争とは何であるか」の本質を捉えた名著である『戦争論』。本書はオックスフォード大学出版による「超短入門シリーズ」の邦訳なのだけど、難解な原著の要点を簡潔に整理しているだけでなく、書かれた時代的背景なども歴史家の観点で鋭く分析されており、一粒で何度も美味しい的な良書。「本質を取り出す」という知的営為のお手本のようでもあり、表面的な理屈に流されがちな日々の戒めのためにも、いつも見えるところに置いておこう。
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てっき
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書店でタイトル買いした本。中身は70年代の欧米圏(の軍人界隈)でのクラウゼヴィッツ・ルネサンスの火付け役となったマイケル・ハワードの論説の邦訳。クラウゼヴィッツの戦争論の原著を読んでいなくてもその考えの要約を知ることのできる入門書としては適。しかしながら、一読した身としてはこれだけで説明するのには片手落ちが生じているようにも見えるとともに、邦訳において戦争論以外の引用が引用元未記載で引用されている点や、巻末の参考資料で毒にも薬にもならない(または毒になる)書籍が紹介されている点には不満が残った。
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jntdsn13
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Oxfordの有名なa very short introductionシリーズの邦訳。クラウゼヴィッツのエッセンスが詰まっている……と言いたいが、紙幅が切り詰められているせいか筆者の考える『戦争論』の核心を端的に説明しており、同書を予めあらかた把握していなければ、本書を理解するのは難しいのではないか。そういう意味で"introduce"はタイトル詐欺に私には思える。監訳者の奥山解説はさらに本書の時代的位置づけなどを簡潔に示しているのでこちらもgood。
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Go Extreme
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クラウゼヴィッツの生涯 戦争における理論と実践 戦争における目的と手段 制限戦争と絶対戦争 クラウゼヴィッツの遺産
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