形式:文庫
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
私の実家は今はもう誰も住んでいないんですが、そこに亡くなった私の父が立っているのを甥っ子が見たそうで、まあ諸々の事情で早く死んだ父も、未練もあるわな…好きだけ残像がいてもいいですよ、誰もいないけどね 本体は成仏したと信じています そんなねちっこい人ではないもの、あれは思いの切れっ端なんだと思います
四谷怪談異考……神社参りを怠った劇団に起きた死と祟り。こちらでも過去と現在更に複数人にまたがった怪事件を中編の尺で解き明かす玄人はだしのオカ研。栗本薫先生の「魔界水滸伝」阿部先生ばりの饒舌で、南北オリジナルの四谷怪談をふまえた講釈を披露する黒沼部長。ひゅーどろどろ。
306p「あなたも、昔の箱守さんと同じだ、“攻撃者との同一化”ーー。自分がかつて乗りこえたことを、克服できない、うまくうやり過ごせない、耐えてはいけない者を無能と感じる。自業自得だと感じてしまう。彼らに寄り添うのではなく加害者側にまわることで、いまある自分を誇り、自尊心を取りもどそうとする」「生き残りたかったら、もっとうまく立ちまわればいいのよ。わたしはそうしてきた。這いつくばってでも生きのびてきた。弱いのが悪いのよ。弱ければ死ぬ。それだけのことじゃない」ーー三話とも社会の闇で心が複雑骨折しそうです。
もはやホラーそっちのけで、外堀埋められる様子にニマニマしちゃいますね☺️はよ婿養子に行っちゃえ、世界と灘家と町内の平和のために😁
付き合ってないだけで、結婚してないだけで、概念的には既に婿です。永遠にネクタイ選んでるといいですよね(笑)
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