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風とにわか雨と花 (徳間文庫)

感想・レビュー
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でんちゅー
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不思議と面白かった
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BamgB
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両親の離婚を期に、子供達も親も成長していく話。両親が離婚の理由をごまかさずに正直に子供達に伝え、子供達も人の話を聞いて考え、疑問を投げかけていく。感情だけに流されず賢い子達だ。バンドワゴンのような賑やかなテンポの良さとは違い、深いけれど穏やかな凪のような話だった。
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boichi40
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短い間の話だけど、いろんなことがギュッと詰まってる。ぜひ続編に期待したいです。
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あつひめ
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ひと夏の家族物語のような。今までお互いが心の中にしまい込んで曖昧にしていたことが初めて語り合われたような。あまりにも淡々とした進み方でなかなか誰にも感情を寄せることができなかった。子供たちも「こども大人」で物分かりが良すぎる。喜子さんの登場はこの物語の鍵のように思う。子供たちに無理やり理解させるのではなく、なぜ?と疑問を持たせ考えさせる。ここが小路さんの筆。成長のきっかけをくれる。恵里佳さんの気持ちもわかる。なんだかんだ言って振り回されてる。大人は人生の結果を求めやすいが、子供は過程を知りたいんだと思う。
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朔月
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この人は、すごく優しい物語を書く。 夏休みを海辺のお父さんの家で過ごす姉弟。2人とも優しい子で、感性が豊かで、まっすぐで、両親が素敵な人たちなんだなってわかる。
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Hanna
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事実と真実の違い。事実はただ起こったことだけ。真実は原因が人それぞれだったり。だから、事実と真実がまったく同じ場合もあれば、意味合いが違ってくる場合も。事実の向こうに真実。うーん、こんなに事実と真実の違いについて、考えたことなかったな。それともう一つ、大人になったら分かるといわれたこと、あるある、小学校の担任がよく言っていたけれど、内容はちっとも覚えていない。
0255文字
mint
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博明と恵里香は離婚した。12歳と9歳の子供風花と天水は夏休みに父の家で過ごす。離婚の理由や養育のこととか父が小説家になることなど大人が誠実に子供に話す。小路さんらしい内容だった。事実と真実とか複雑な感情とかいろいろ気づかせてくれる言葉があった。
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ととろママ
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ネタバレ作家になりたくて退職して離婚もする夫。 子供たちが夏休みにお父さんが暮らす土地を訪れるストーリー。物分かりが良すぎる子供たちと離婚する必要あった?と思うくらい分かり合ってる夫婦。 誰にも感情移入できずに読了。
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パシフィックリム
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いつもの小路さんらしいサクッと読みやすい話でした。博明の選択はやっぱり納得しにくいですが…天水が割り切っていて素直なところがよかった。子供2人がしっかりしてていい子すぎかも。海辺の街で出会った人たちがいい人ばかりでそれは2人にとってもよかったと感じました。
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たかまな
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ネタバレ両親が離婚した。「大人のわがまま」で。お母さんと暮らし始めた風花と天水の姉弟は夏休みの間お父さんの元へ。姉弟と父母の語りで話は進む。素直な心を披露してくれる子供たちとうだうだ言い訳ばかりの父母よ!そんな感想を持ってしまうのは私も大人になったからか。父のお友達(?)御年80歳の作家、喜子さんの話し手に合わせた会話、言葉の選び方はなかなかの読みごたえだった。ほんわかとしたテンポに騙されそうになるけどホントにいいの?
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eZ
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ネタバレ我儘を貫き通すってことは、その我儘の結果で起こったことに対して、何もかも自分で責任を取るってことなんだ。 この年になって自分がどういう人間なのかを改めて知るというのも、奇妙なもんだ。人生いつまでも学ぶことはたくさんある。 この先の人生で、自分で選ぶ瞬間はいくつもいくつも、たくさんやってくる。それは特別ことじゃない。選ぶことそのものが人生だと言い換えてもいい
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ミキミキ
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ネタバレ風花が12歳、天水(あまみ)が9歳のときに両親が離婚した。理由はお互いが嫌いになったわけではなく、父が小説家を目指すから。夏休みに父の住む海辺の町に行き、風花と天水はそこで様々なことを学んでいく。大分精神年齢高めの兄弟だから、こんなに自然に色んなことを受け入れられるんだろうな。でも子供に手がかからなくなってきたとはいえ、まだまだ一人親だと大変だと思う。説教臭くなくスッと頭に入ってくる内容だったし、悪い人ではないのはわかるけど父親のワガママ感は拭えない。
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宙太郎
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ネタバレ40歳で定職を捨て小説家になるべく離婚した父、離婚後に再開した建築家の仕事が楽しい母。二人の生き方を部分的にしか理解できないもどかしさを感じている2人の子どもたち。この2人の設定(姉・12歳、弟・9歳)の設定が絶妙。子供たちに語る両親の人生観は一見耳に心地よいが、絶対的真実じゃなくて”個人の信条”でしかない。そのため、下手に書くと建前重視の説教臭い小説になってしまう。家族の4人の中で語り手を次々に変えることで、その人生訓を読者に無理なく同意させてしまうあたりの作者の人物描写の妙が素晴らしかった。うまい!
0255文字
まっぴー
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ネタバレ子供たちは理解してくれたようですが、私は理解できなかった。子供にとったらほとんどが家庭で占められているのだからワガママにもほどがある。母も父にまだ未練のあるようなそぶりを見せながらどうして旧姓に戻したんだろう?子供にとっては家庭の変化は少ない方がいいのに。いっそ他に好きな人ができた、許せないことがあった、性格が合わないとかの方が納得できる。夢を追いかけても離婚しないままでいられる道はきっとあっただろうけどきっと父はダメだったのだろうとは思います。みんないい人だったけど勝手だと誰か怒らなかったんだろうか。
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はこぶね
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ネタバレ風花も天水も精神年齢が高いなあ。登場する人物も嫌な人は一人も出てこなくて人格者で、子どもたちに含蓄のある話をしている感じがすごく『妖怪アパートの幽雅な日常』的だった。なつかしい。子どもにカッコつけないと言いつつ両親の一日のスケジュールを自由研究にすると言い出した娘を父が慌てて止めにかかっていたのは笑った。
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ピース
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こういう理由ならば離婚じゃなくて単に別居でもいいような気もするが博明としては離婚でなければならなかったのか。分かるような気もするが分からないような気もする。ある意味、子供達の方が大人なような気がした。
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小春日和は秋
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子ども達は賢くて、大人はいい人しか出てこない。小路さんらしい本でした。
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goronehan
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離婚した親と二人の子供の話。登場人物それぞれの語り口で物語が進む。 親が子供に話していることもあり、内容があまりにもきれいすぎて自分には響かなかった。
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タルシル📖ヨムノスキー
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離婚といえば浮気とかDVとか性格や価値観の不一致(そもそも性格や価値観が一致することなんてあるのか)とか、とにかくドロドロした感情や出来事をまず想像してしまうけれど、この物語はいたって爽やか。いや爽やかという表現は正しくないかもしれないが、少なくともいわゆる「家族」というカタチを解消してしまったこの親子4人が、お互いのことをとても大切に思っていることは間違いない。とても短い物語だけれど、心にじんわり染みました。「心はね、楽しかったり嬉しかったりする時じゃなくて、寂しかったり辛かったりした時に成長するのよ」
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yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
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小学校6年生と3年生の姉弟が、小説家を目指すために会社を辞めて離婚して海辺の街で一人暮らす父親の元を訪れる夏休みの出来事を描く。子供の頃は両親と学校が生きている世界のほぼ全部だったはずで、親の影響力はとてつもなく大きかった記憶があるのですが、この物語に登場する両親は自分達の事を考えるだけでなく、子供たちの目線で子供の心の中を考えようとする様が、それが今時の親子関係なのかもしれませんが良く出来た人々と思えたのでした。良い人が多数登場する小路幸也さんの小説の本質かな。
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れんげ堂
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ネタバレ離婚して海の近くの家に住む父親の所で夏休みを過ごした姉と弟。 知らなかった父親の姿、父親の友達たちと関わることで、母親も成長していく。 普通の生活の中で描かれている心の動きが心地よかった。
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goodchoice
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離婚した夫婦、二人の子供のそれぞれの視点で心の動きを丁寧に書き分けている。小路さん、さすがです。
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としくん
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家族のかたちが描かれたいました。 風花ちゃんも天水くんも素敵な大人になりますね!
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ガーコ
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☆☆☆☆
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 のっち
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私には子供がいないのでよくわからない部分もありましたが、解説を読んで納得しました。親が子供にはわからないだろうと思う「大人の事情」、でもちゃんと話せばある程度は理解するということ、そのことで子供はとても成長し、子供の言い分を聞くことで親も成長すること。家族の話、良書です。
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chy
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割りと短めの作品。通勤時間でだいたい2日位で読めた。 子どもに対する大人の言い訳は、見抜かれているんだなぁ。自分が小学生だった頃は、こんなに大人の事を客観視できていたかな?と思った。 お父さんの周りの友達が素敵。風花と天水を一人の個人として相対し、話をしてくれる。そんな風に扱われていたら、しっかり育つんだろうと思う。
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陽ちゃん
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小説家として生きていくために離婚した博明と恵里佳ですが、嫌い合って離婚したのではなく二人の仲は良好なままですが、それでも子どもたちが考えることはあり…。風花も天水もしっかり周りを見て考えているなぁと感じました。
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ふくおか
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ネタバレ離婚/夏休み/海/夏の思い出 小説を書くという「我儘」のために退職、離婚した父親。離婚後仕事に復帰し、寂しさと充実感を感じる母親。大人びた思考と繊細な心をもつ小学6年生の姉。サーファー・中野さんの影響か、個人の選択をそのまま受け入れるあっけらかんとした強さや家族への信頼感のある小学4年の弟。離婚後の父親を訪ねて過ごす夏、ドロドロさがないさっぱりとした物語。
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たかね
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ネタバレ小説を書くために仕事を辞めて離婚をして家を出ていった父の元に夏休みの小学6年と4年の子どもたちが「様子を見に行く」物語。息子と娘と父と母の視点ミックス。父は「父」として書かれているが母は「母」よりも母だけではないひとりの大人の女性としての視点が多い。この差は出ていった人と残った人の差なのかしら。娘の方が大人びて自立心が強くしっかりしてるように見えて揺らいで不安定なのは娘の方だよな。息子の方がありのままを捉えて視野が広い。何も考えていないわけではないよね。4人の対比が面白かった。
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ぽろん
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何だかなあ。子供達に寂しい想いをさせているのは、事実な訳で、、。発展的離婚?!物わかりの良い子供達が健気。
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じい
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あまりエッジはきいてないけど、読んでいてイヤな気持ちにはならない作品でした。 もうちょい、何か起きてもよかったかなあ。
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サリー
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ゆっこ
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いい夏休み。 離婚… その後に、どの方向に 進むかはそれぞれ…… 小路さんのお話は やっぱり暖かいお話でした。
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鈴木正大
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小説家になりたい為会社を辞め離婚して海辺の町へ引っ越して行った夫。離婚後、建築設計の仕事に復帰した妻。そんな両親を小学6年生の姉、風花と4年生の弟、天水の眼を通して語られる。夏休みの1週間父の元で過ごし、子供達が成長して行く様子を描くハートウォーミングノベルだ。私も小学生の頃、夏休みに両国駅迄母に送ってもらい房総西線(現在の内房線)のSLに乗って2歳下の妹を連れて南房総市(当時は千葉県安房郡千倉町)の祖父母の元へ行った事を思い出す。
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fumin
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以前読んだ本、本棚整理のため
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夜
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子供たちのわからないに 親だけではなく親の友達も みんながきちんと答えてくれる。 これは素晴らしいことだなと 感じました。 人間ってどれだけ相手に 真摯に向き合えるのかな? そんな風に人と話せたら いいのになと思いました
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なんてひだ
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いやぁどきっとした。2週間のチチとの生活を終えて電車に乗って帰るって、このあとに2人が復縁させる良いアイデアが出てくるのかとてっきり思ったし、風花が高校をお父さんの住む海の見える蒲原さんに会える街に住もうかなって語る話でエンドロール。もうあれっ終わりなのって驚きしかない。お父さんの生き様も子供が必要ならなんだってやる駆けつける、生まれた時から子供がいる生活を自分は喜べる人だと有言実行。お母さんの気持ちも出てて、子供に助けてと言えずカッコつけてたのを子供に告白するとか、離婚に関係なく家族の歯車が噛み合って
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