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最後のひと (単行本)

感想・レビュー
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てつふふ
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高齢者が当事者である恋愛小説。"疼くひと"の続編。普通にときめく恋愛ストーリーで面白い。歳とったって性欲は普通にありますよね。高低はありますけど。解説のあさくらかすみさんのお母様の言でも"ふつーふつー"、"ふつーのことサア"ですから。 松井久子さんご自身が76歳のときに86歳の現在のご主人と再婚されているそうでほぼ実話なのかもです。
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おーね
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自分自身がどんどん年をとっていくと、全然大人じゃないことにびっくりします。若くてもそれなりの年齢でも相性が良い人を得ることは至難の業なのかも。
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ねね
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前作も面白かったけど、今作もよかった。 私はまだ唐沢耀子のトシにはなっていないけど、こんなものかもしれないと思いながら読み進めた。 ある程度自己が確立された者同士、どうやって寄り添う気持ちを具現化させていくのか...この先どうなったかも読んでみたい。
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gtn
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学を究めると、かえって幸福への執着から乖離することがある。そんな男性でも、他者の新鮮な価値観に触れると、例え高齢であっても、生き方の方向転換が可能となる。ましてや、ベースに恋愛があれば、話が早い。年齢に関係なく、パートナーとの性愛行為が人生に潤いを与えることは確か。
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すうさん
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「疼く人」に続き主人公は唐沢燿子で沢渡蓮の死後の恋愛小説。前作は15歳下で今回は10歳年上の男性。設定だけだと「よくもまあ、懲りずに」となるのだが、松井久子の文章表現や心理描写に軽薄な印象は吹き飛び、高齢の人生の深みを味わうことになる。やはり今回も恋をするのは「信頼と安堵」だという。精神と肉体の均整の取れた男女の関係だと語る。そいう言意味では不気味に感じる人もいるかもしれないが老齢な男女のセクシャルな描写も秀逸に思う。本巻では最後はハッピーエンドになっているが、その後のことも読みたくなる。
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あつひめ
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なぜ図書館に予約したかも忘れるくらい長く待ったので、きっと様々な感想を持ちながらゆっくり読まれた人たちが多かったことでしょう。人生最後の相手と思える人、はて?出会うことができるだろうかと自分の身に置き換えて考えた。人を愛するときめきはアイドルにドキドキするようにあってもいいと思う。まあ、体のつながりは正直ご自由にどうぞという感じで、小説なんだから本気にしなくてもいいんだけど、どうも違和感を感じてしまって。心の繋がりだけのかわいいおじいちゃんおばあちゃんになりたいな。ちょっと感想に迷う本に出会ってしまった。
あるぱか

図書館で予約すると忘れた頃にやってくること多いですよね(^^;

10/24 15:39
あつひめ

ごきげんようです。そうなんですよね。なぜ借りようと思ったのかも思い出せないくらい待ってしまいました(笑)

10/24 16:45
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さくら咲く
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初読み作家さん。実体験に基づく70代と80代の事実婚の話。センセーショナルだけれど事実なのだから。でも何だか可愛らしく正直さが爽やかな読後感をもたらしてくれました。自分の生活を反省…。でも難しい…。
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まりかず
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入り込めないのは私がダメなんだか?30年も不倫して奥様が知らぬわけありませんよね?家族を傷つけたとか全く思ってないですよね?そこまで相性のいい人に出会えば誰でもこうなるの? 父が同じ年なので頭に浮かんでしょうがなかった。
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夢子
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最後のひと、そんな恋をしてみたい
ポロン

ご遠慮申し上げます(笑)

07/07 22:02
ミカママ

最期の看取りは❌

07/08 07:16
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uwanosora
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七十五歳の女性と八十六歳の男性の恋 年齢に合った落ち着いた文章で恋の始まりは幾つになっても素敵だと思えた一方 やはり身体の交わりには(う〜ん…したいのか?)懐疑的な感じがしたし 恋のすれ違いも若い頃なら情熱を持って向き合えるが その年にまでなって面倒臭ぇと思うか英気となるかは今は分からない 86 生きていられるか?恋しているか?
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kikupika
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疼くひとの続編ということで読みましたが、さらに5つ歳をとった燿子さんは相変わらず自信満々、自己満足気味。恋愛ってのは誰にとっても幸せなことなので、老境に入ってようが周りに迷惑かけない限り大賛成。新たなおじいさま先生との恋愛はちょこちょこ問題も出るけど、概ねスイスイと進む。相手が87歳ってのはいささか現実感のない状況だけどまあいいんじゃないかな。ただ、私は耀子さんのパーソナリティが好きになれないなー。
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はくもくれん
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ネタバレ「人は、歳をとっても幸福になる権利がある」七十五歳になって、八十六歳のひとを好きになって、何が悪いの?脚本家と哲学者、出会ってすぐに恋に落ち、交わすメールはさすがに知的レベルが高く、読ませます、最初のうちは。いい歳をして‥‥自分でも思うし、他人にも言われるけれど、最後のパートナーと思い定め、亡妻の思い出、まさかの不倫相手の存在、年相応の心身の不調はあれど、双方の家族の理解も得て、あれ、ハッピーエンド?「あと最低十年元気でいてね」とても真似できませんがいつまでも恋ができる元気があるって羨ましい、かな?
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やも
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75歳脚本家女性と86歳元大学教授男性の恋愛。元気なお2人‼️一気読み‼️なんだけど、なーんか白けた🫢運命の人とか一目惚れとか、どうとでも書けるもんね。信用ならん。愛だとか運命だとか、言えばいいってもんじゃねーから🤥ポッと出の75歳女性が、長年連れ添った妻やお付き合いしてた不倫相手、研究してきた研究グッズを秤にかけて重くなるとは思えないんよね。家族も手放しで応援するとは思えん。もっと長い時間をかけて愛を育んだのが感じられたらなー🤔以上、一目惚れをしたこともされたこともない人間のレビューでした。
ミカママ

そうそう、ラストは・・・ね(笑)

01/28 21:39
やすだえつこ

作者の義理の娘がX(Twitter)に連載している #失われた家 にこのカップルの別の側面が描かれています。#失われた家によれば、やもさんの見立ては、ほぼ正しいと言えます。https://twitter.com/foomy

07/23 18:01
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し~ちゃん
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疼く人を読んだので、あまり期待はしていなかったけど、やっぱり私にはだめだった‥ 主人公がどうしても自己中な感じで、共感できる部分がこちらの作品でもひとつもなかった。 なぜ、本屋で平置きされてたのかな?売れたの?
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くれよん
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「疼くひと」の続編。75歳になった燿子と86歳の理一郎との恋。恋愛に貪欲な女性だと思うが、年齢に関係なく、それに応えてくれる相手がいれば幸せな事である。世間の下世話な色眼鏡もふたりの蜜月には想像も及ばないはず。高齢者の恋愛は単なる茶のみ友達と思ってしまう。一緒に居て他愛ない話に笑いあえる仲でいいのだが。
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ようこ
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高齢者の恋愛、再婚は家族を巻き込むゴタゴタという認識だったが、自由に恋をする燿子と理一郎。健康、仕事、友達など失うものが増えていく中でそのパワーがわいてくるのはすごい。パワーがあるから恋愛するのか恋愛するからパワーが出るのか。
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万葉語り
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疼くひとの続編。75歳と86歳。人はどこまでも欲望に逆らえない生き物なのだと思う。前作よりもあからさまな場面は少なく、家族の祝福と同意も得ているのに、どうしてこんなに悲しくなるのだろうと思い、目の前に死を見つめざるを得ない関係だからだと納得した。2023-160
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じょじょ
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ネタバレ前回よりも良かった。男女間でまっさらな状態で出会いたいなら幼い時しかないけれど それだと感情のコントロールが上手く行かないだろうし ある程度経験値があるから許容出来たり 理解しようと思えるのだろうな。なかなか難しいお年頃なのに上手く行っているのは 本当に最後のひとと出逢えたからなのかも。
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猫
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こんな現役感のある、80台後半の男性と70代女性の恋愛ある?!と思いながら、人生100年時代なんで、こういう事もあるんかなあと思いました。最後ハッピーエンドでよかった!
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赤トンボ
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軽いかな?と読み始めたが、作者の描く老人の心境がかなり納得できたが、学者の生活をしてきた87歳が片道2時間の往復に?家族が簡単に納得?など疑問符は多かったがこんな事起こるのかも?自立した老カップルの素敵な巡り合い小説と思えた。
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うーたんパパ
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★★☆
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としき
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「疼くひと」の続編!前作は性描写がタイトル通りだったが、今回は更に高齢化してプラトニックな老いらくの恋!最後の最後まで予想外の展開。いくら独身同士でも、二人がこの年齢なら在りえないだろうと思うのが、それが作者の言う一般社会の既成概念であり、無意味な倫理観。我々は知らず知らずのうちに、この檻の中に自分を閉じ込めて老いていく自分を慰めている。半生以上生きてくると生活パターンも変えられないし、環境の変化も受け止められない。最後のひとを見つけるには、生活環境だけでなく常識も倫理観も全て捨てられてこそあたわるもの。
ミカママ

はじめまして。こちらの共読レビューよりお邪魔しました。これからレビュー参考にさせてください。

11/10 22:40
としき

ミカママさん!ありがとうございます。私こそミカママのレビュー参考にさせて頂きます。よろしくお願いいたします。

11/15 07:50
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りょう
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75歳になって後期高齢者になり仕事も減ってきた女性が市民講座で86歳の哲学者と出会い、2人は恋におちます。それまでの婚姻関係や、恋愛、家族、いろんな歴史を背負った2人の最後の恋。うーむ、あたしはまだわからないことがいろいろ。こんな気持ちになれるものだろうか。
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らびぞう
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70歳で15歳歳下の沢渡蓮との恋は、突然で劇的な形で終止符が打たれる。深い喪失感に苦しんだ唐沢燿子だったが、今では淡い思い出となっている。そうして、燿子は、75歳の後期高齢者となった。そんなある日、大学時代の友人の死を知る。それが縁で、哲学者の仙崎理一郎と知り合う。お互い惹かれ合う二人。しかし、仙崎は86歳。大学時代の級友の柴本のお節介の押し売りには、「こんな正論をかざす人いるいる!」と思った。「もう歳だから」と言う言葉は口にしないと誓ってると言う燿子。私も、それを座右の銘にしたい。だけど、年上の彼は。。
のん

らばそう☜すみません。 眼精疲労&老顔で見えてませんでした💦

10/29 23:43
らびぞう

いますかねぇ🙄首都圏と地方は違う気がする。同じ感性より違う考えを持ってる人の方が、楽しそうって思うけど。。。😚

10/30 01:12
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かたぴぃ
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『理一郎との出会いには、以前経験したどの恋にもなかったものがある。それは、かけ値なしの「信頼」と「安堵」だ。どちらかが心変わりをしないと思える、精神と肉体のどちらかが先でもない、均衡のとれた男女の関係。』86歳で家事を全くいとわない4年前に妻を亡くした理一郎と売れっ子脚本家バツイチ75歳の煬子との恋愛。穏やかな中にときめきやドキドキもあり、子や孫の理解も得られ、そんな老後もありか、という感じ。もう少し心に響くかと思いきや、そうでもなかったな。もう少し年をとったら感想も変わるのかも。
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カリン
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ネタバレ前作の「疼く人」には共感できなかったが、今回の87歳の男性との恋の方があり得る。性描写も「さもありなん」とい感じで、むしろ高齢者の恋愛ってこうなんだ?と妙に納得できた。前半の恋の始まりの方はあっさりしていたが、後半は老人の性が生々しかった。
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ミカママ
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前作、15歳年下の彼へ惹かれる心情がイマイチ、と書いたわたしのレビューを汲んでくれたか(そんなわけはない)、今回は一回り年上の彼との出逢いと馴れ初めの心情描写が丁寧に描かれていた。超高齢化社会の今日、この作品が描かれた意味は大きかろう。彼氏が87歳ってどうなの?だったが、東大出で教養あり、ジムで身体も鍛えており、女性に尽くすことを厭わないフェミニスト(とわたしは読んだ)だからこその実現だろう。時間のないふたりの恋愛に乾杯、でもわたしは年下の男性の「最後のひと」になりたい(笑)
はくもくれん

図書館の人気本でやっと読めました。皆興味津々なんだ😆86歳でもこの彼ならばこそ、だと私も思います。精神的に柔軟さ、なるほどです。

02/14 12:38
ミカママ

はくもくれんちゃん、あんまり絵柄を想像したくないですけど(笑)まぁお互い独身同士、恋する気持ちは大事ですよね。

02/14 22:22
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manami
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前作の「疼くひと」の性的な描写には、ちょっとひくものがあったけれど、著者の実際の出会いを描いたストーリーといわれるこの作品の中で、75歳と86歳のふたりの人生の最終ステージでのお互いの心のありようが丁寧に描かれているところには引き込まれました。人生っていろいろだけれど、たとえ何歳になっても誰かを心からいとしく想えることは、とても幸せなこと。そして恋愛に限らずこれから年を重ねていくいろいろな場面でも「もう年だから」という言葉を言い訳にするのはやめようと思えたことが、この作品を読んだ収穫だったかな。
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クリママ
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「疼くひと」の5年後。前作にはへきへきしたが、こちらは心情が主でほっとした。主人公は75歳になり、恋する人は妻を亡くして2年の86歳。同年代の元気な男性は数人しか知らないが、家事全般何でもできた義父は義母に先立たれて1年もしないうちに逝き、男の人は皆そうなのだろうと思っていたので意外だったが、小説の彼には30年続く不倫の相手がいて、そういう人だったのかと合点した。最後の人に巡り合えることは幸せなこと。外野がうるさくないのがよかった。が、若者でもあるまし、行為までが早すぎないか。いや、先がないから焦るのか。
kata

焦るの意味は「色々」ありますね

10/08 20:57
クリママ

kataさん、コメント、ありがとうございます。「色々」というのは、なかなか意味深長ですね。

10/08 21:52
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山内正
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妻を語る顔は心許ない顔を 二人の話は尽きない 部屋を見るかと 幸せ?そんな事考えた事が無かった また貴女と話がしたいと別れた あの人が戸惑いなく次から次に聞くのが 不思議でならなかった 研究者で教授で哲学者で人に劣ることのない人間とおもつきたが果たして? 駅から近づく姿眺めながら やっとやっと私にぴったりな人に会えた気がすると 海を見ません?と二人腕を組み元旦の海へ 貴女に読んで貰いたい本と中国の陶細工を 静かな感覚が漂う
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山内正
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バスタブに浸かり友達の夫の豹変を思う セックスは皆無に 友達のラインで直哉が死んだと それと仙崎先生の講義勧められ 銀髪で二時間立ったままで 決まった時間に起き魔と開け食事する パソコン入力したのをUSBに保存し本を読む 燿子はお会いしたいとメールし 駅から五分と知らされ出迎えてくれた ワイン飲んで話し合う キャッチボール出来る不思議な人だと 日々の暮らしの中で老いを感じる時は? 意欲無くす時で仕事は別です 貴女と話しして夫婦って何なのかと考え 初めての事ですと正直に話し出す
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ネギっ子gen
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【あの頃やり残した宿題を】小説家デビュー後の2作目。初小説『疼くひと』も読みたいが、まずはこの本から――。墨絵装画も含め、絶品! もう刺さる刺さる……。感慨深く読む。<「もう歳だから」という言葉は絶対に口にしないと心に誓っている。しかしそれは、「いつまでも若くありたい」ということでは、断じてない。もちろん、「この歳なのに、私、すごいでしょ?」と自慢したいわけでもない。生きているなら、世の中の変化に柔軟に対応できる人間でいたほうが、便利なことが多いからだ>と。実生活での子安宣邦先生とのことを想いながら……⇒
ネギっ子gen

【学び直すこと】“最後のひと” である、老教授は語る。「卒業から数年を経て、自分には哲学を学び直すことが必要だと考え、哲学科に再入学したのです。ところが、そこでわかったのは“哲学する”ということは、大学の哲学科では学べないということでした。哲学科で学ぶのは、哲学的に考えるための方法であり、知識であり、何より哲学的テクストの読み方でしかありません。習得したものを練り直しながら、哲学的に思考するかしないかは、真に“己れの問題”であると、私は哲学的に入って改めて自覚した」と。分かるな。わたしは宗教学でしたが……

10/01 10:55
ネギっ子gen

【試すように「だって私は、私のために生きているんだもの」】と、燿子はあえてそんな言葉をと投げてみたりする。<これまで男性に向かって、そんな言葉を口にしたことがなかったし、「当然の言い分」と受け止めてくれる男もいなかった。ところが理一郎は、そんな不遜で傲慢な彼女を、認め、愛しいと思ってくれている。彼は唐沢燿子という女の「自由で、のびのびとした個性」が好きで、彼女は仙崎理一郎という男の「聡明さと、相手のあるがままを受け入れる寛容さ」が好きだった>。ありのままでいさせてくれるのが、楽で、有り難くて仕方ない、と。

10/01 10:56
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saku
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【疼くひと】の続編。75歳と87歳の老いらくの恋。人生の終盤に差し掛かって、大切に想える人と出会えるなんて素敵なこと。ここまで年齢や人生経験を重ねると、こんなに穏やかながらも積極的になれるのかぁ。唐沢ヨウコ、恋多き人生。パワーあるなぁとは思う(;^ω^) 老年期は健康など様々な不安がある中で、大切な人がいれば、それが生きがいになり、余生の見え方も変わってくるだろう。先生が押され気味で、それでいいのかと思う部分はあったけど笑。出会いがあれば別れもある。それを知った上での最後の恋。人生に悔いがないように。
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のん
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ネタバレ五十代で会いたかったと溢す燿子に、「この歳になって会ったからいいんだよ」と語る仙崎の聡明さとあるがままを受け入れる寛容さが好きらしい。ふたりは後期高齢者ですが、物語では老いたからこそのおもしろさ、自由さがありました。知的で創造的なふたりらしい恋愛を愉しみます。ひとり寝の「孤独」を受け入れるより、好きな誰かとの「安堵感」の方がずっと好いと思っている。「男女の愛」というものを知ってしまったらどうしようもなくて、人生の最終ステージを迎え、仙崎に出会えたこと、燿子は奇跡のように感じている。90歳だもん、(省略)。
のん

燿子といえば、七十歳の時、15歳年下の沢渡蓮とゆきずりのような恋に落ちたという「疼く人」でした。 SNSで、燿子にだけ特別感満載でアプローチして来る男と、この出会いを逃したら二度と女として生きるチャンスがなくなってしまう、って。わずか一年足らずの恋愛に溺れた。沢渡の不慮の事故で恋の幕は閉じられ、時間薬のおかげで淡い想い出、どころか、顔さえも思い出せなくなったとか高齢者の恋って、儚いというか、そんなもんかと若干拍子抜け。でも、いくつになっても恋愛しちゃうんでしょ、ってひとに言われちゃう燿子さん、健在でした。

09/18 09:35
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くみこ
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75歳の女性と86歳の男性。高齢者同士の恋愛の哀愁や、年齢がもたらす数々の問題点が読めるかと思ったら、少し違ってました。人生を重ねてこそ惹かれる相手というのは理解出来るし、最晩年になって、互いを敬い労り合える人と出会った奇跡や喜びも分かります。でも、お互いの子供が両手を挙げて交際に賛成だったり、女性は15年、男性は30年間、家庭ある人と関係を続けた過去などが、現実離れした二人に思えてしまいました。ひたすら前向きな、老人の恋愛(性愛?)讃歌でした。
0255文字
Miho  Sato
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75歳の女と86歳の男の恋愛。考えは人それぞれだけれど、高齢でも恋愛はできるんだなぁと感心した。
0255文字
くろにゃんこ
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前作『疼くひと』から5年が経ち75歳の燿子。最後のひとは87歳でした。あっという間に恋愛感情が芽生える二人。う~ん…。でもまぁ、二人が幸せで他の親族も大歓迎の祝福なのでハッピーエンドですね。
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KEI
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前作「疼く人」から5年。燿子は75歳となり時折、老い感じながらも独りで自立した暮らしをしていた。友人から紹介された市民講座で講師である86歳理一郎と出会い恋愛関係に陥る。読み始めて高齢者の恋愛小説か…と思っていたが、本作は実際に「疼く人」の発刊から半年後に著者が出会った方と再婚したエピソードにも繋がっているのだろう。恋愛に限らず、心輝かせて今を生きることの大切さや社会通念にとらわれず、より深く人生を楽しまなくてはもったいない。主人公も著者も人生最晩年に「最後のひと」に出会たのは幸せだろうと思った。
ミカママ

実生活で「再婚」なさってるんですか。なるほど🧐

10/22 20:59
KEI

ミカママ 全く実生活にそっくりです❤️

10/22 23:27
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mayu
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ネタバレまさかの続編!燿子は75歳になっていた。『人は、歳をとっても幸福になる権利がある。』前作よりも読みやすい。残された時間ひとりで孤独で生きていくより、最後のひとだと思える人に出会えたのであれば共に生きていくのは素敵なことだと思う。歳を重ねたからこその愛しさや関係があるようだ。まぁこのふたりはそれぞれの世界の一線で働いてきただけあって、毎週逗子、等々力間を通え、子どもたちが再婚に大賛成だとか羨ましい展開ではある。86歳でジムに行ってるとかね。そりゃあ触れてみたいと思うかもね。健康とお金は幾つになっても大事。
0255文字
ゆかり
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前作『疼く人』の続編。75歳女性と87歳男性の恋愛。ふたりがすごく想い合ってて幸せな話なんだけど、読んでて悲しくなってくるという不思議な気持ちになる話だった。
0255文字
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