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つくし
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この小説は多くの人に読んでほしい。オーディションの結果目前にあった「ハリー・ポッター」役を得られなかった少年の話。ハリー・ポッターに関わる出版や映画のバックグラウンドも実名で描かれていてドキュメンタリー的にも読み応えがあるのだけれど、それと対比するように描かれる主人公の少年がいかに活路を見出すのか、まさに日進月歩のリアルさ、静かな痛みに惹きつけられながら一気読みしてしまいました。
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梨雲
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ネタバレ人生って視点は自分だけど、あらゆる人との関わりの中で紡がれるのだなと再認識。心はハリーポッターから遠ざかりたい筈なのに、義父や義兄弟から虐待を受けるとかマーティンの実生活がハリーに寄っていく中盤の展開がエグすぎて泣きそうでした。オーディションには「○○したら選ばれる」みたいな明確なルールはないし、落ちた時に気持ちの整理をつけるのは、スポーツで負けた時よりも大変そう。最後の対話や、ちょっと人生を交換する描写が素敵でこちらの心も癒されました。これからはマーティン自身の幸せな人生を作っていって欲しい。
0255文字
Pinkberry
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ネタバレハリポタファンだからという入りで読んでみたけど、そういうの抜きにして普通に面白い小説だった。 最後のバーでの話がなんだかとても好きだな。
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くらげ
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ネタバレ映画「ハリー・ポッター」のハリー役には実はもう1人候補がいた。これはそのもう1人、マーティンの物語。おもしろかった。公式が認定していなくてもこういうテーマの作品って出版できるのか。事実も混じっているからまるでドキュメントを見ているかのような気分にもなる。途中のステップファザーによるアルミホイルの仕打ちが酷かった。悪意があるのってやっぱり嫌だな。ポーランドのハリー・ポッター村でクイディッチをした時のあまりの現実感。ラストのダニエル・ラドクリフとの時間とてもよかった。2人のハリーに幸あれ。
0255文字
  ルピナスさん
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ハリーポッターについて、ハリー役にはもう1人の候補がいて、選ばれなかった事を原因とする苦難から逃れられず苦しみ続けていたとは考えた事もなかった。毎年のようにハリー、ハリー、ハリー。気持ちを切り替えられない。失敗はバネになるとか、引き摺りすぎだ前進しろとか、本人でなければ何とでも言える。最終候補者だったと打ち明け話のネタにできる位の人間ならここまで苦しまなかった。でも人間が抱く気持ちの深さは人それぞれ。これ以上先は読めないと一時期思ったが、希望が待っていた。まだ人生長い。彼にはこれからの人生楽しんで欲しい。
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桃蛙
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流行り物は苦手で・・・。それだけでテーマが息苦しい。万物が表裏一体であることをよく考える。この主人公の人生も。何が幸せなのかは自分で決めていいってこと。
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なつこうへい
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ハリーポッター役のオーディションで、最後まで争い、選ばれなかったマーティンの苦悩する物語。その長い年月、ルーブル美術館で職を得、カリムに出会い、ソフィーに出会い、最後にダニエルに会って、話して、再起する姿はほっとする。
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kotoriko
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ネタバレウェット過ぎない文章と重たい題材を扱っている割にはどこかカラリとした風通しのいい雰囲気が好みに合っていて読みやすく面白いお話だったけれど、同時に「楽しく読む」ことに罪悪感を感じずにもいられませんでした。冒頭に「某作家及び某映画会社の許可はとってない&この作品はフィクションです!」と念を入れた注釈があったけれど、でも、フィクションではない部分を(モデルとなった少年が実在するということ)割り切って考えるのは私にとってちょっと難しいところがありました。でもね。いいお話でした。ルーヴル美術館の上司の人が一番好き。
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madridkin
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ネタバレ■「自分自身の人生を生きる」というとてもシンプルだが、幸せに生きていくうえで重要な示唆を得ることができた ■「2位集団(かそれ以下?)」に属することの多い自分にとって学びがある一方、「1位」であり続ける人の苦悩を垣間見ることができた。つまるところ、どんな現状にあっても、その中で自分で幸せを見出していく強さが重要
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君の名はダニエル評価56感想・レビュー9