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ダニッチの怪 1 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス)

感想・レビュー
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魅乃乎minoco19860125
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またラヴクラフトのよくわからないけど薄気味悪い不気味な世界を薄暗い暗澹たるタッチで迫る田辺剛先生の漫画を読んでます。相変わらず湿り気がある暗い1920年代、都市では目覚ましい経済発展を見せるアメリカのそれも片田舎のまだなんとなく中世ヨーロッパな世界観から抜け出せてないような、日本で言うところの横溝正史の金田一耕輔シリーズの田舎を題材にした物語のような、古い感覚やらしきたりを残したような、暗澹たる深淵に入ったような怖さは絶品。アメリカって、広いからね、都市部と田舎では当時、それくらいの差があったかもしれない
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ブレイブ星人
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これまでで一番好きな表紙かも。中核作品と言われるだけある、濃厚な要素の数々
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おかー
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ネタバレ描写の細やかさにページを捲る手がだんだんと遅くなってしまった。第一巻は全体的にプロローグといった感じ。じわじわとしさ気味悪さが物語を包んでいる。
0255文字
milia639
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怖い
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Psy2
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ネタバレ愉快な暗黒一家の、周囲とのギスギス具合や一枚岩じゃない加減をたっぷり……愉快ではないですが。全編にわたっての陰鬱さと緊張感、なんだかよくわからないけど厄介な感じが膨れ上がった所での、このウィルバーでこの巻が終わるのがたまらなくすてき。つづきも読みます。
0255文字
ぐうぐう
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セリフや擬音のない絵からは、当然なにも聞こえない。けれど、田辺剛が描く「ラヴクラフト傑作集」は違う。セリフも擬音もない場面は、一見静寂に満ちながら(その静寂さが極度の緊張を演出していながら)、遠くのほうで微かに地鳴りのような、あるいは何かの鳴き声のような、そんな音が(声が)聞こえてくるのだ。不穏を覚える読者の錯覚のようでいて、ラブクラフトの物語の呼び声のようでいて、そこには恐れしかない。田辺剛の画力だけが持つことを許された、それは力なのだろう。
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よしおか のぼる
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ネタバレ怪しいところしかないから困る。
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davi
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得体の知れない気味悪さが描写されていて、旧支配者がどのように描かれるのかが期待される。
0255文字
花乃雪音
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1913年マサチューセッツ州ダニッチでアルビノのラヴィニアは父親が不明の息子ウィルバーを生む。そして彼は異様な速度で成長を遂げる。田辺剛の描くウィルバーの顔は何とも言えない不気味さを漂わせている。本巻最後のページに登場するウィルバーの容姿はいい引きになっている。
花乃雪音

【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の三・和洋折衷〉(2023年)参加

08/31 22:45
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眠る山猫屋
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云わずと知れたラヴクラフト原作のコズミックホラーをラヴクラフティアン田辺剛が劇画化。まさに劇画だぁ。1913年冬のマサチューセッツ州から始まる凄惨な物語。ホウェイトリイ家に孫が産まれたという噂。近親婚が重なる辺鄙な土地、邪悪な魔法を使うというホウェイトリイ一家。まずホウェイトリイという表記が嬉しいね。まぁこの孫ウィルバーが生意気且つ不気味。ま、四歳で読み書き出来ちゃうくらいだから生意気は仕方ないか。それにしても、表紙のネタバレ感が半端ない(苦笑)。【日本の夏は、やっぱり怪談 其の三 和洋折衷】持ち寄り
兵士O

ラヴクラフトは……めちゃめちゃ怖いので、苦手です……。SAN値ですぐ発狂していまいます……。それを漫画化するなんて……うわあ……(*ノωノ)

08/11 19:42
眠る山猫屋

そうなんですよ、SAN値上がっちゃった勢いで、次、ニャル子さん行きます!!

08/11 22:06
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じゅう
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ネタバレ1巻目ではまだ黒魔術・悪魔崇拝といった雰囲気を匂わせる展開。「クトゥルフの呼び声」に近いか。クトゥルフ系の予備知識なしではどう感じるものか知りたい。ウィルバーはグロテスクな容姿で実は理性ある存在かもという可能性を残している。
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青葉麒麟
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ネタバレあのラヴクラフトに手をつける前に、コミカライズで肩慣らし。充分に怖かった、てか気持ち悪かった。この漫画家さんの不気味なタッチとの相乗効果が半端ない。後、嫌な臭いも漂って来そう。見開きページの夜鷹の弩アップと最後のウィルバーが恐ろしい。
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餅屋
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「信じる者は巣食われる」ラヴクラフト原作のコミカライズ▲マサチューセッツ州のうらぶれた町。この町の誰もがウィルバーの父親を知らぬと言う…▼表紙からして圧倒的な…。冒頭からアーミテイジ博士が登場!これは原作と違う展開⁉かと思いましたが、プロットをいじり年代順にしているだけで改変しているわけではないのですね。圧倒的な画力で描かれるニューイングランド、その片田舎で起こる出来事、原作の濃密過ぎる文章を丁寧に描写することで宇宙的恐怖が迫ってきます。「キョキョ」と鳴くホウィップァーウィルズが恐怖を呼ぶ…(2023年)
0255文字
コリエル
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ネオノミコンを読む前にこちらを読めていれば、どういうエピソードだったのかわかったなあ。ウィルバーは何を呼ぼうとしているのか。
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あんコ
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ネタバレ★★★☆☆表紙が私好みの不気味さで表紙買い(笑)①②巻続けて読んだので詳しい感想は②巻目で。マサチューセッツ州・ダニッチ村。そこは辺鄙な場所で衰退の一途を辿っている、村人たちは近親婚を繰り返し閉鎖的。そんな村で1913年2月、老ホウェイトリイの一人娘・ラヴィニアが父親の分からぬ男の子を産んだ。原作未読なのでなんの知識もなく読んだのだけれども…きっと絵柄と内容が合っているんだろうね。不気味さ100%何かが起こる…起きている
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aoumi
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原作は未読で読了。うーん。田辺さんのラヴクラフト作品のコミカライズはずっと追いかけているけれど、絵の描写が自分には合わなくなってきたかも。まず、表紙が昔(『魔犬』『闇に這うもの』とか)みたいに白黒描写の方が私は好き。また、各人物部分の描写(特に顔)が以前より省略されたので、背景や他の鳥・動物等の描写が凄い分それと比べて平板になってしまった印象。何か、人体の柔らかさ・弾力等の質感も前より生硬でぎこちない感じもして、画面全体として見ていてあまり”良い”とは思えないかも。ラヴィニアの髪の描写は流石だけど。
aoumi

ラヴィニアの顔(肌)は若いから、線の描きこみが少ないのは分かる。老ホウェイトリイ(長髪・老人なので皺が多い)の描きこみは結構されている。でも、同じ老人である筈のアーミテージ氏や他の村人たち(年配者)の髪・顔の線が省略されているので、以前の田辺さんの作を見ている者としては物足りないです…繰り返すけど、背景等人物以外の描写が凄いから、バランスが取れていない感じ。

04/09 11:57
0255文字
夢魔満 那子
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読了。 個人的にラヴクラフト御大の書いた作品で一番好きな「ダニッチの怪」の世界観を緻密かつ強烈な画で再現しきった名作です。
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ソノダケン
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ラヴクラフトの博識で執拗で冒涜的なイマジネーションを忠実に再現してくれてありがたいが、これまで我慢してきた原作小説のだらだらくどくどした描写が耐えられなくなり、読む気が失せてしまうのが困り物。
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隆二
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原作を読めなかったシリーズの一つ。非常にありがたい。
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スタックス
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カエル「ゲゲゲ」 キセル乗車とはいえ先んじてコミカライズした水木しげるに対するリスペクトだと推測。
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emopit
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心をざわつかせる。 深層心理を。
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Smith, Ordinary. Person.
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 田辺剛によるラヴクラフト作品の漫画化シリーズ。最新作の題材は、代表作にしてクトゥルフ神話への入門作の一つと評価される『ダニッチの怪』! 原作を忠実に再現するだけでなく、軽く流された部分を大胆にアレンジし、より詳しく描写することでエピソードの一つとして完成させ、漫画としての本作の完成度を高めている。1巻は忌まわしき子ウィルバーの誕生から彼が14歳になり、祖父と母を喪うまでの、序章にあたるエピソードを収録。表紙カバーのイラストが、原作既読の人はニヤリとするような"謎掛け"の図になっているのはご愛嬌か。
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sin
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ページを繰っていく目前に展開される描写はもう映像の一場面だ!嘗て手塚治虫が映画にインスパイアされてそのコマ割りに表現として採り入れたより自然にラヴクラフトの創造した小説世界が映像と化して現れるようだ。ダニッチ郡区の描写の存在感しかり、ホウェトリイ家の住まいの空間描写、絶妙なバランスで描かれる謎の少年の人間離れした造形まで、本作は田辺の描くラヴクラフト作品の中でも最高傑作だと感じた。
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ルシュエス
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表紙のラヴィニアが手を置いているもう一人の子が象徴的。 呪われゆっくり死へと向かう村・ダニッチ。妖術師の末裔の家でアルピノの娘・ラヴィニアが父親不明の子を産む…。 「ダニッチの怪」はパペットアニメのDVDも持ってますが、田辺さんのものは一層雰囲気ありますね
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くろねこ文学
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(; ゚ ロ゚)ぶ、不気味だ…。本能に訴える恐怖!! 何かえたいの知れないモノの存在がほのめかされる怖さ。ウィルバー君はヤバイ!顔がヤバイ…。一見可愛いんだけど、時々死ぬほど怖い…!! 最後ヒッて声でた…。 1巻は特に何かが起きるって訳じゃないんだが、じわじわ恐怖が染み込んでくる感じが超ヤバイ…。臭いとか、よくわからない存在とか、そういう怖さってホント精神に来る恐怖。そして、細密な画がいい感じに恐怖を醸し出してて、またすごく怖い😰 ラヴクラフト好きもそうでない人もぜひこの不気味さを味わってください。
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ダニッチの怪 1 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス)評価68感想・レビュー25