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プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン 実績・省察・評価・総括

感想・レビュー
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n雪
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庵野監督のイメージが変わる本。 見た目やエピソードから示される「繊細で偏屈な芸術家」とはまったく異なる能力、実務的な管理能力やマネジメント能力、そして経営者の素質とか周囲への気遣いが鼓舞がすごい人なんだな…というのがわかった。(役所用語でいうロジ、兵站ができるひとじゃないと人は仕切れないのんだ…) トップがすべての責任を負うというのは、周りの人が責任を負わないわけではなく、監督に責任を負わせてしまう。何かがあれば監督が傷つく→だから一人ひとりが頑張らないといけない…という重すぎる信頼関係に成立するのだな。
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オパビニア
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制作やプロモーションの仕事を垣間見ることができた。 携わる人がみんな庵野秀明のことを話しているのが印象的だった。
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やまねっと
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嗚呼終わってしまった。映画といい見事な総括である。 シンエヴァを見た時、とうとう終わってくれたという幸福感にも似た気持ちになったが、これを読んで完全に終わったと思った。 総括は大事だが、今後も何かしらのグッズ等展開してくるであろうエヴァはこれからも続くのだ。 関係者やそれに近しい人までエヴァを総括していて充実の内容になっている。個人的には轟木さんのインタビューが良かったのと、なぜかここにも川上量生が「笑」。 カラーも今後続いていくのに、社長のしばらくは何もしないというのはどうかと思ったが、今後も注目だ。
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のののか
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★★ つまらない。 そもそもシンがつまらなかった俺にとって、そのプロジェクト本が面白く感じられるわけがなかったのである。 所々読んで、中止。
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yn_rem
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読むのに結構気合が必要だったけど、興味深かった。 シンエヴァの制作過程を関係者が振り返ってるんだけど、関係者の庵野監督への思いとか、仕事をしていくうえでのスタンスとか、結構ぐっと来た。 あと、コロナ禍での公開日延期についても語られていて、そうだった、映画館そんな感じだったけど、裏側も大変だよな、そりゃそうだ。ってのを久しぶりに思い出したりした
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参謀
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制作進行の著者や他の管理者から見た「シン・エヴァ」が語られている。内容を深めるというより、ビジネスとしての「シン・エヴァ」読本。カラー(不動産投資もしているらしい)のみの出資、最初から興収100億を目標、東宝&東映の異例配給、「破」の公開時日本テレビはエヴァを知っている人ほぼなし、月曜公開のインパクト、鈴木敏夫に会社経営などの相談もしていたらしいとなかなか興味深い情報満載。庵野監督のインタビューは何か哲学的だった。それにしても「序」のチラシに「エヴァはくり返しの物語」の記載があったとは…
参謀

庵野秀明はまだまだ作品を作り続けてくれると思うが、いつか宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」のように自分が描きたいままの作品を制作してもらいたいと思う。(「シン・エヴァ」は自分のやりたいことよりスタッフ、観客をより意識して作った作品らしい)

11/11 08:02
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キュー
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一応ビジネス本という事になるのかな。予算をどこにどれだけかけたとか明かしてくれる本とかあまり無いよな〜と驚いた。不確実性のエピソードなんかはカラーだからそこ出来た話でそんな作り方はそうそう出来ないよなぁ。しかしここまで成功してしまったらもうエヴァ以外でオリジナル企画で成功なんて出来ないんじゃないかと思ってしまう。アニメにしろ実写にしろ何かのリメイクやらリブートでもまあ面白い物を作ってくれれば別にいいといえばいいんだけど。鈴木敏夫さんのナウシカの話で王蟲と巨神兵の戦いのエピソードを知れたのは良かった。
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yamayama
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プロマネ?んーードキュメンタリー本
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コウヘイ
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ネタバレ誰よりも熱く、誰よりも醒めている。 読み終わって庵野監督に対して感じたことだ。 この本はプロジェクトとしてのシン・エヴァを、具体的な制作フロー、制作におけるスタンス、そして実際に関わったメンバーの意見を交えて検討するものだ。 しかし、読み終わって印象に残ったのは、監督である庵野秀明のことだった。 そもそも自分はエヴァの大ファンでもないし、庵野監督はずっとエヴァばかり作ってるようなイメージを持っていた。 そんな自分だが、映像制作に関わる端くれとして、庵野監督のスタンスや言葉に強く惹かれてしまった。
コウヘイ

・「作品至上主義」。作品が良くなるなら自分のやりたいことは残らなくてもいいとまで考えているのはすごい。でも「やりたい」がなければ、そもそも作品は動き出さない。あくまでも起点は自分のクリエイティビティにありながら、作品の質が上がる(そして観てもらえる)なら、他者のクリエイティビティに委ねてもいい。強烈なこだわりを持ちながら、客観的でいられる庵野監督の凄みを感じた。

08/21 23:41
コウヘイ

⇨上記2つについては、庵野監督が元々自主制作出身であったことが影響している。  なんでもやらなければいけない、お客さんに観て面白がってもらわないと意味がない、  この感覚は大阪という「ウケてなんぼ」の世界で、制作からプロデュースまでやる  自主制作の世界にいたからこそ身についたのだろう。 なにかを作る、あるいは作りたい人間は、読むと発見があると思う。

08/21 23:41
3件のコメントを全て見る
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sr
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エヴァの新劇場版が好きで、カラーからの公式本を購入しました。経営からは遠い職についていますが、ヒットする作品とは、制作者の思いが一番大切だと勝手に思っていたのですが、経済効果を冷静に考えて世に出す仕組みを整えることでヒットさせるようにするという戦略も同じく大切なのだということを知りました。楽しいだけではなく、自分の楽しいものを人に楽しいと感じてもらうための準備、作戦。大切なことなのだと強く思わされた本でした。
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みやったー
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いやー面白かった。旧来のアニメ制作手法にとらわれず、プリヴィズ主体で多様な映像の可能性を探った新しい制作手法と、コロナ情勢に対応したデジタル化という二つの革新性。IT業界のプロダクトマネジメントにも通じる内容。
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keisuke
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面白かった。ビジネス書として売れてるというのは分からんが。庵野秀明は経営者に向いているというのはイメージとして意外。笑ったのは「宮さんはこの期に及んで人に褒められたい」という鈴木敏夫の言葉。
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yahiro
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「シン・エヴァンゲリオン」という映画をひとつのプロジェクトに見立て、体制や狙いなどを振り返りつつ、総括するという異例の本。絵コンテ集やアートワーク集などが多い中、いかに「商業プロジェクト」として本作が実施されたかが描かれており、こんなものは見たことがなかった。各関係者の総括も面白かったが、個人的には本プロジェクトの予算から、カラー社内での席割りや差し入れの内容などが明かされていたのが興味深かった。
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マト文庫
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映画シン・エヴァンゲリオン劇場版の制作から公開、興収100億円を達成するまでのマネージメントと、それへの関係者の想いをまとめた、ありそうでなかなかない総括本である。おおまかにこれまで見聞きしたことを掘り下げた一冊になっていて、想像していたより読みやすくわかりやすい構成になっている。エヴァンゲリオン新劇場版に関心があるなら誰でもそれなりに愉しめると思うのでおすすめです。
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あくぱ
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めっちゃ面白かった。大型プロジェクトに関するこういう本が他にも読みたい。
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由弥
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ロボットアニメ映画としては異例の102.8億円の興行収入を叩き出したシン・エヴァの前代未聞のプロジェクトマネジメントを解剖する本。新型コロナウイルスの影響も受けつつ完遂されたプロジェクトの結果が淡々と述べられている。映画に費やされる金額の実感は今まで不明瞭だったが、シン・エヴァは作品を世に出すために32.65億円掛かっていることを知り、たまげた。本書は図解や掲載資料の再掲が多く、視覚的にも楽しめる逸品。エヴァ好きは是非読んで欲しいし、プロマネを学ぶ人も本書に示されているアジャイル性を参考にしてほしい。
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ぐうぐう
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いわゆる『全記録全集』とは一線を画す内容が、本書の特徴と言える。つまり、技術的解説ではなく、プロジェクト遂行についての検分・検討を行うのだ。そのことで明らかにされるのは、株式会社カラーの組織の内実と、庵野秀明の思考並びに姿勢といったものだ。庵野がアニメから離れたのは、不確実性を求めていたからであり、実写でそれを体感した彼が、その方法論をアニメで実践したのが『シン・エヴァ』であった、ということ。ゆえに、庵野がしたいことを優先するのではなく、(つづく)
ぐうぐう

スタッフ自身に面白いものを考えさせることで不確実性が生まれる、という流れ。庵野曰く「面白いものというのは、自分の外側にこそ多くある」のだ。その庵野の意図を、カラーのスタッフ達は重々に承知している。前田真宏の言う「太らせてから削ぐ」という贅沢な制作手順だ。それができたのも、『シン・エヴァ』がカラー単独資本による制作だったからだ(本書がカラーにより発行されていることも重要)。が、何より、庵野の意図を正確に理解し、庵野の方向性を支持し、庵野が満足するものを作ろうとするスタッフの存在が一番大きいのかもしれない。

08/01 21:13
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Jey.P.
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映画『シン・エヴァンゲリオン』の制作過程のまとめや関係者インタビューなど。プロジェクトの内幕を詳しく解説するというより、文章の装飾やマインドセットの話が多く、情報量は少なめ。アニメのことは詳しくないがウォーターフォール的な制作工程をアジャイル的にしたかったのかなと思った。庵野さんの見解に反して、プリヴィズはゲームエンジンとAIの普及で広まっていく(広まるべき)気はする。
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うさぎや
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シンエヴァ制作の総括、あるいは裏側。なるほど!となる。
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