形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:光文社
形式:Kindle版
自分がスティーブ・ジョブズの口調や川端康成の文体に詳しいわけではないので、何を出されても「こういうものか」と思ってしまい感激するほどでもない。太宰治が多用されていたりして、ファンには楽しめるのかも。シェイクスピア風、枕草子風などは現代日本語になっているので、イマイチそれらしさに欠ける。AIとしてはネット上の情報を参照するしかないので、仕方ないのかも(あと小説はなぜか全てあらすじ風だ)。そしてなぜ生成された絵では皆カップ焼きそばを手で食べているのか。5年後同じ試みをしたら、また違う結果になるかも。
ある程度形式の定まったもの(論文、プレゼン、四字熟語、論語など)で表現する性能はかなり高そうだ。個別の作家風に生成させるには、もっとたくさんの前例を学習させないと、ということなのかもしれない。英語版で指示したら完璧なシェイクスピア風になったか? 息子によると、小説を書くようプログラムされたAIは、あらすじではなくちゃんと小説を書くという。本書は爆笑するというより、いろいろ考えてしまった。
HMaxさん、そうなのですね☆教えてくださりありがとうございます♪
ちょっと複雑なことを調べる時に、三つくらいのキーワードを入れてググって、出てきたサイトを幾つか見てましたが、chatGPT だと文章で調べられる上に答えも提案してくれるので楽ちんです。
面白そうですね!借りてみまーす。
ぱるむさん、新選組のライン会話とかもオススメです♪
「なぜそれがダメなのかをどう言い訳するか」自体を一つのトピックにしているのも分類王たる編者(?)の腕の見せ所。文章生成タスクはともかく、審美眼ゼロの自分にとって画像生成系能力は商業ベースで出されてもまあそんくらいかと納得してしまうほどすでに高度なことをしていて(「芥川龍之介の肖像を油彩画で印象派風・なるべく誇張気味に」とか)、そりゃ国内外のクリエイターや役者たちが騒めいているのも腑に落ちる。生前の斎藤緑雨とかに見せたらどう思うだろう。
余談にはなるが、この本のアイデアを生みだした際の編者の弁が哀しい……(ベースとなった前作『もし文豪たちが~』を担当したライターさんらが悪筆でタチも悪く、担当編集者の前で泣いて謝るくらいなら「もう人間なんていらん!」と固く決意したとか)。
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